建設工学科のトピック

建設工学科ブログ

【建設工学科】3年生「実習」

建設工学科3年生「実習」の様子をお伝えします。

前回の実習で、コンクリートを練り、型枠に詰めました。




その後、約4週間の養生期間を経て、コンクリートが硬化しました。

完成したコンクリートの供試体(きょうしたい:テストピース)を用いて、強度試験を行います。

「圧縮強度試験」・・・テストピースに圧縮力をかけ、破壊までに記録された最大の力を求めます。

専用の機械を用いて、テストピースに圧縮力をかけていきます。
目盛りを読みながら、値を測定します。

「引張強度試験」・・・引張強度は、ひび割れの予測などに用いられます。



なぜ、テストピースを横向きにおいて力をかけると、引張強度が求められるかわかりますか?

「曲げ強度試験」・・・曲げ強度は舗装コンクリートの基準強度などに用いられます。

「圧縮強度試験」「引張強度試験」とは異なる形状のテストピースを使用します。


破壊後の様子です。


各試験の結果をまとめます。
「圧縮強度」・・・約35トン
「引張強度」・・・約 4トン
「曲げ強度」・・・約10トン  という結果になりました。

直径12.5㎝、高さ25センチの円柱テストピースでも、約35トンの重さに耐えられるという結果になりました。
それほどコンクリートの「圧縮強度」は高いのです。

しかし、コンクリートは、「圧縮強度」に比べ「引張強度」や「曲げ強度」は劣ります。
特に、「引張強度」は低く、通常、「圧縮強度」の1/13~1/10程度を示すと言われています。

そこで、コンクリートは「引張強度の高い材料」と組み合わせて用いられることがほとんどです。

「引張強度の高い材料」ってなんだかわかりますか~?

答えは・・・、「鉄筋」です!

【建設工学科】3年生「製図」

建設工学科3年生「製図」の様子をお伝えします。



「製図」の授業は、1~3年生で実施されています。

1年生では、「線の練習」や「文字の練習」に始まり、
「投影図」や「透視図」等の課題に取り組み、基礎を身に付けます。

2~3年生は、実際の構造物の図面を描きます。

今回のお題は、「RC単純床版橋全体一般図」です。









製図を描くためには、手先の器用さはもちろん、作業の丁寧さ、寸法を正しく読み取る力、
見えない部分を考えることができる想像力も必要です。

【建設工学科】3年生実習

建設工学科3年生の実習の様子をお伝えします。

前回の実習で行った路線測量(曲線設置)の成果表を、CADを用いて作成しました。

CAD(キャド:computer-aided desigh)とは、コンピュータを用いて設計をすることや、
コンピュータによる設計支援ツールのことです。








建設工学科では、コンピュータを使った実習も多く行っています。

【建設工学科】ものづくりコンテスト測量部門

6月18日(日)に、玉名工業高校にて第14回熊本県高校生ものづくりコンテストが行われました。

建設工学科からは、測量サークルに所属している星子武信くん(錦中出身)・村口翔哉くん(人吉二中出身)、
永田龍大くん(人吉二中出身)の3名(ともに3年生)が測量部門に出場しました。

結果は、惜しくも銀賞でした。
応援してくださったみなさん、ありがとうございました!



 

【建設工学科】ものづくりコンテストに向けて

6月18日(日)に玉名工業高校で行われる熊本県高校生ものづくりコンテスト測量部門に
建設工学科の代表生徒3名が出場します。

本日は、デモンストレーションを行いました。

多くの生徒の注目が集まる中で、緊張感を持って作業に取り組むことができました。









今年こそは優勝を狙います!応援よろしくお願いします!

【建設工学科】1年生工業基礎

建設工学科1年生の工業基礎の授業風景をお届けします。

①木材加工

このパートでは、木材加工を通してものづくりの楽しさや完成した時の達成感、
安全に作業することの大切さを学びます。

今回の授業では、板材をカンナにかけて製材をしました。


今後は、製材した材料を使って棚を製作していく予定です。

ケガをしないように注意して、また気持ちを込めて作業に取り組みましょう!

②測量

今回の測量実習では、「距離測量」を行いました。

距離を測るための器具は様々ですが、今回は「巻尺(まきじゃく)」を使用しました。

もっとも基本的な測量器具と言えます。

グラウンドに設置した測点から測点までの距離を測ります。

正確に測れましたか?


 

 

 

【建設工学科】3年生実習

建設工学科3年生の実習の様子をお伝えします。

①コンクリート実習

構造物などに幅広く使われているコンクリートを製作します。

コンクリートの材料は、「セメント」「水」「粗骨材(砂利)」「細骨材(砂)」です。
前回の実習で、「配合設計」と呼ばれる各材料をどれくらいの割合で混ぜ合わせるかの計算を行っており、
今回はそのデータをもとに作業を行いました。



練り混ぜたコンクリートを型枠に流し込み、「テストピース」をつくります。
このあと、4~5週の養生期間を経て、固まったコンクリートのテストピースを使って
「圧縮強度試験」、「曲げ強度試験」を行います。




②路線測量実習

「路線測量」とは、道路・鉄道・運河などの通路や、
用水路・排水路などの水路のような細い構造物をつくるために行う測量のことです。

今回の実習では、グラウンドを道路建設予定地と見立てて、曲線(カーブ)の設置を行いました。

前回までの実習で行った計算結果をもとに、測量器械を使いながら
道路の中心杭(ちゅうしんぐい)を測設していきます。



きれいな曲線(カーブ)を設置することができました。


 

【建設工学科】朝課外(測量士補)

現在、建設工学科では、測量士補試験受験希望者(2・3年生)を対象に
朝課外を実施しています。


測量士補とは、測量業者に従事して測量を行うために必要となる国家資格で、
測量法に基づき、国土交通省国土地理院が所管しているものです。


取得するのは非常に難しい資格ですが、1月から毎朝の学習に取り組んできました。

試験は、5月21日(日)に実施されます。

合格目指して頑張っていきましょう!

桜のトンネル

桜も散り始めた4月9日(日)、

今年の桜も見納めだろうと思い、下原田町の龍生園を訪れました。

到着し、桜を眺めていると、カンカンカンと踏切が鳴り始めました。

姿を現したのは・・・、

3月4日にデビューしたJR九州「特急 やませみ かわせみ」でした!

桜のトンネルを駆け抜ける姿に感動するとともに、

鉄道業は大きな魅力をもった仕事だとあらためて感じました。



建設工学科では、鉄道会社様からの内定を毎年いただいています。

※以下、過去5年の実績(丸囲みの数字は人数)

九州機械保線(株)③

九州旅客鉄道(株)(JR九州)③

京王電鉄(株)①

西武鉄道(株)①

東海旅客鉄道(株)(JR東海)②

東京急行電鉄(株)(東急電鉄)①

東京地下鉄(株)(東京メトロ)③
東京モノレール(株)①
東鉄工業(株)②          (五十音順)

花手箱教室【建設工学科】

花手箱教室
日時:平成29年1月19日(木)
場所:建設工学科3年教室

 宮原工芸様にご指導いただき、花手箱制作を行いました。4月に社会人、学生として人吉球磨を巣立つ生徒たちにとって、地元の素晴らしい技術に触れる素晴らしい機会でした。地元の素晴らしさを忘れず、卒業しても頑張ってほしいと思います。ご指導いただいた宮原工芸様、大変ありがとうございました。