校長ブログ

2020年11月の記事一覧

新たな取組の週がスタートしました!

先日来、このブログで触れている生徒指導に対する新たな取組を今日からスタートしました。8時30分には教室に入り席に着き、朝の10分間の読書から1日を始めることを徹底しようというのもその1つです。残念ながら日課的にはこれまでもそのようになっていたのですが、きちんと実施できていなかったことを反省しての取組です。

朝から読書し、心落ち着けて1日をスタートするということはとても大切なことだと思います。私は十数年前までは読書はほとんどやっていませんでしたが、担任をやったクラスで生徒たちとこの朝読書をするようになって読書の楽しさを知り、本を読むようになりました。これによって自分自身の生活が豊かになったと感じています。これをきっかけに1人でも多くの生徒が本に親しみ、学校図書室を利用するようになればと思っています。

また、今日は8時25分過ぎから生徒たちが校門から走り出す姿も見られ、遅刻に対する意識もだいぶ変わったのかなと感じました。これまでもそうですが、生徒たちは正しいことを正しく指導すれば、必ずしっかりと受け止めてくれると思います。先生方の本気度を試しているところもあるのではないでしょうか。

当たり前のことが当たり前として定着するよう全職員一丸となって指導に当たって行きますが、あまり悲壮感は持たずに生徒たちの成長を楽しみながら指導できればと思っています!

生徒指導のための全校集会をしました!

2学期の期末考査最終日、生徒たちも考査が終わりほっと一息というところですが、終了後、生徒指導のための全校集会をしました。その中で生徒のみんなに話をした内容の概略を紹介します。

『4月の校長就任以来、菊池高校をこんな学校にしたいと思いいろいろなことを考えてきた。そこで、初めに取り組んだことが、7月からの「明るく元気に大きな声であいさつ」と「校門一礼」です。生徒会のみんなや先生方の協力でだいぶ良くなって来ていると思う。毎朝、校門に立ってくれる生徒もおり、大変うれしく思っている。一方で4月から段階的指導という取り組みを始め、効果を期待した生徒もいたと思うが、効果が感じられない。それは何故か?先生方がしっかり指導をしないから。君たちがが決まりを守らないことを悪いと思っていないから。どうせ、先生は注意さっさんもんと思っているからだと思う。そこで、今日を境にやると決めた指導は全職員で徹底してやる。生徒は先生の指導に素直に従う。先生の指導を素直に聞けない生徒には厳しく対応する。当たり前のことを当たり前にできる学校にしたい。このことについては校長として覚悟を決めて取り組む。』というようなことを話しました。

生徒たちも真剣に聞いてくれていたように思います。本校は育友会(保護者)の皆さん、地域の方々が非常に協力的に支えていただいています。その期待に応え、全ての生徒が菊池高校生であることに誇りを持てるような学校にしたいと思っています。

誇れる校訓「汗と夢」!

校長会から新任校長に対する会誌への寄稿依頼がありました。そこで、本校の校訓について触れることにしました。本校の校訓は「汗と夢」簡単明解で素晴らしい響きの言葉だと思いませんか。校門に入ってすぐの大木「チャンチンモドキ」の元の石碑に文字が刻まれています。菊池高校生にとっては常に心に留めている言葉ではないでしょうか。

菊池高校百年史によると、この校訓は本校27代校長であった高木忠博先生が作られたものです。先生は菊池高校が新制高校としてスタートした第1回卒業生であり、本校に対する愛着はひとしおの心を持たれた先生で、昭和62年に校長として着任されました。先生は時代や社会の変化に対応した新しい菊池高校づくりに着手する中で、本校教育の目指すことをわかりやすく表す言葉として校訓「汗と夢」を定められました。

この校訓は人生の入口に立つ高校生に大きな希望を持つこと、それに向かって努力することの美しさと大切さをわかりやすく表現したものであり、本校の様々な教育活動の場や卒業生や教職員OBの中で受継がれています。

在校生にも、何事においてもひた向きに汗をかき取り組み、夢、希望に向かって前進することの大切さ、この校訓に秘めた先人たちの思いを伝えて行かなければと思っています!

2回目の学校運営協議会を開催しました!

本日、第2回目の学校運営協議会を開催しました。学校運営協議会とは行政や地域住民・団体、小中学校、保護者、同窓会などの代表からなる組織で、菊池高校が「地域とともにある学校」として、地域と目標やビジョを共有し生徒を育むためのものです。この学校運営協議会を設置した学校をコミュニティ・スクールと言います。

この協議会では菊池高校で「どのような生徒を育てるのか、何を実現していくのか」ということを議論するために、3つの専門委員会を設置しました。1つ目が「学科魅力化専門委員会」、次に「部活動地域拠点化専門委員会」、3つ目が「地域資源活用専門委員会」です。併せて、校内でもこの3つの校内委員会に全職員が分かれ協議を行いました。

本日は、これまでの議論の内容を報告し、それを受けて委員の皆様方から様々なご意見をいただきましたが、その中で、今の菊池高校生が「自分たちの学校をどのような学校にしたいのか、何のために菊池高校に進学したのか」というような生徒の生の声を参考にすべきではないかという声をいただきました。

ご意見のとおり学校の主役は生徒たちです。主役である在校生の声も十分に取り入れながら議論を深めていく必要があると感じています。菊池高校が地域から信頼される魅力ある学校となり、生徒たちの誇れる母校とするために、今後も取組を前進させていきたいと思っています。このブログを読んでいただいている皆さんも遠慮なくご意見をよろしくお願いします!

職員間でも熱心に議論されました!

昨今、このブログの話題としている生徒指導の在り方について、本日、職員研修で議論しました。育友会(保護者)、生徒会、教職員、3者が連携して動き出したことはお伝えしましたが、何と言っても、我々教職員が心を1つにして主体的にことに当たらなければなりません。

本年度から生徒指導の手法として「段階的指導」を行っています。これは生徒と教職員のコミュニケーションをしっかり図りながら生徒指導を行っていくことを目的としたものですが、残念ながら現時点では効果がよく出ているとは言えません。それにはいろんな要因があると考えられますが、まずは教職員の共通理解、共通認識のもとに情熱を持って当たることが大切だと思います。

育友会からの協力の呼びかけや生徒有志からの申し出などみんなで学校を良くして行こうという機運が盛り上がっているように感じています。この機会を逃さず全職員で一致団結して課題に立ち向かって行きたいと考えています。本日の研修においても熱心な議論が交わされました。

今回の仕切り直しでは我々教職員もしっかりとした覚悟を持って取組たいと思っています!