園芸技術科

園芸技術科通信

馬見塚農場より春の兆し!?

馬見農場を散策すると・・・大きなメタセコイアの横に・・・

かわいい可憐な花が咲き始めていました。

梅の花です!!

青空とのコントラストが綺麗です。今年は、梅の豊作の予感!!

これから、梅の花、桃の花、桜の順で咲き誇りますが、昨年より、遅いようです。

農場の奥でパチン、パチンと音が・・・

次年度に向けてナシの剪定の真っ最中でした。これから春に向けての準備が忙しくなるようです。

次年度へ向けて、スイカ苗準備開始!!

次年度の春作へ向けて大玉スイカのつぎ木苗が470本届きました。(春作のメロンや秋作のスイカでは、種まきから収穫まで実践しています。)

72穴のセル苗を3号ポットへ移植します。移植方法をしっかりと確認しました。この小さな苗から10kgを超える大玉スイカが収穫できる予定です。

植える穴をていねいにあけ、セルトレイから苗を優しく抜き、傷めないように移植しました。

折れないようにゆっくり、ゆっくり。

慣れてくると次から次に移植することができました。

つぎ木してあるので、持つ場所や子葉の向きなどを意識しながらスムーズにできました。

あっという間に移植終了!まだまだ、寒さが厳しいですので、温度管理に気をつけながら、苗を仕立てていきたいと思います。

整然と移植された苗・・・美味しいスイカに育ちますように!!予定している5月の連休明けには収穫できるように栽培管理を頑張ってほしいと思います。

 

3年生最後の実習!!(野菜専攻)

 野菜専攻生の最後の実習は、次年度の土作り(堆肥散布)個人圃場の野菜の収穫でした。

一輪車に堆肥を積み込み運搬し、硬質フィルムハウスに散布しました。 

 美味しいメロンスイカを育てるためには、土作りが大切です。来年度の栽培や後輩のために黙々と頑張っています。

 3年生になると道具の使い方など手慣れたものです。寒さに負けずにガンガン運んでいました。

 あっという間に散布完了!あとは、レーキで慣らすだけです。

 そして、最後は自分たちで土作りから、マルチ作付け計画播種した野菜の収穫です。

 ダイコンやハクサイを収穫し、綺麗に後片付け!

 土の中にあるジャガイモを掘り当て、嬉しそうでした。計画(植え付け)が少し遅かったのか、ジャガイモが小さかったです。

 最高のダイコンが収穫できて、満面の笑みが見られました。

最後の実習で名残惜しそうにしていましたが、次のステージでも頑張ってほしいと思います。

3年園芸技術科 課題研究発表会!!

 3年園芸技術科「課題研究発表会」を1月30日(木)学年末考査の最終日に行いました。この発表会は、「草花」「野菜」「果樹」のそれぞれの学習の中で、自分でテーマを決め、調査研究してきたものを一人一人発表しました。 

 学科主任より、「思い残すことなく、精一杯発表してください。」と激励していただき、発表会がスタート!

 発表が終わるごとに、生徒や先生から次から次に質問が・・・自分が取り組んできたことなので、自信を持って答えていました。想定外の質問のときは、緊張して慌てながらもなんとか答えていました。(準備は大切ですね。)

 ギリギリまで発表練習をしたり、スライドを改善したりした成果がきちんと出ていました。

 スライドが表示されないハプニングがありましたが、順番を後にして、まとめ上げた内容を最後まで発表することができました。

 スライドを上手に活用し、写真やグラフで分かりやすく説明しました。

~今年の研究テーマ~

・熊本の野草について知ろう
・ピオーネへのアブシジン酸による着色と品質について
・スイートコーン栽培における温室と露地の違いによる生育収量比較調査
・本校におけるシクラメンの適正品種について
・馬見塚農場における果樹類のドライフルーツについて
・肥後グリーンとアールスメロンの立体栽培における生育比較収量調査
・シクラメンの用土の違いによる生育調査について
・シャインマスカットの適正着果数について
・スイカ栽培におけるわき芽の有無の違いによる品質比較調査
・野草のキキョウに関する研究について
・品種「秋麗」の無袋栽培と品質について

 1・2年生は、3年生の姿を見て感心していました。3年生になったら、「〇〇の栽培研究がしたい」「〇〇はおもしろそう」など興味が持て、実り多い発表会でした。発表会後は、「ぜんざい会」を実施し、進路報告などで盛り上がりました。

 3年園芸技術科のみなさんお疲れ様でした。

 

3年生最後の実習(果樹専攻)!

最後の実習で、「ナシ」の剪定を行いました。

質問すると照れ笑いしながら、実習の目的や内容を答えてくれました。

次年度の枝の生長を自分で考えながら、1枝1枝剪定し、「イボ結び」で仕上げていくことができました。

難しい部分は、担当の先生に確認し自ら判断することができました。

「イボ結び」もバッチリでした。

どこを切るか、あーでもない、こーでもないと話し合いながら考えていました。

考えがまとまり、芽の向きや数を確認して思い切ってカット!

捻枝(ねんし・・・ねじって倒すこと)をかけてきっちりと誘引しました。

今まで、経験した剪定の技術を活かし最後までやり遂げることができました。

その時の表情は、自信に満ち溢れていました。次年度の「ナシ」の生長が楽しみですね。