SSHブログ

SSHの授業

第Ⅰ期・第4回SSH運営指導委員会を開催しました。

令和5年2月14日(火)に第Ⅰ期・第4回SSH運営指導委員会を開催しました。今年度の取組の総括と、中間評価に向けて委員の皆様から御意見をいただきました。

生徒研究発表

  

意見交換・質疑応答

  

課題も成果もあった2年目でした。来年度に向けてさらに改善していきます。

 

新しい「物差し」を学びました

探究活動の評価について、株式会社リバネス教育開発事業部教育総合研究センター長の前田様をお招きし、管理職とSSH担当職員に講座を開いていただきました。生徒のワクワクをどのように可視化していけばよいかなど多くのことを学ばせていただきました。来年度のSSH中間評価に向けて、取組を更に活性化していきたいと思います。

東京大学先端科学技術研究センター・日本科学未来館訪問(2日目)

1月6日、2年生2名が、東京大学先端科学技術研究センターを訪問しました。

まず、本校SSH運営指導委員の神崎亮平教授の研究室を見学。同研究室では、昆虫の機能を利用したロボットの研究をされています。研究者、大学院生の方々に、研究内容を説明して頂きました。

カイコガがフェロモンに反応する様子、カイコガの触覚を利用したドローンを見学。5月の神崎教授のSSH講演会の内容を、より深く理解することができました。

「なぜカイコガを使うのですか?」など、素朴な疑問に丁寧に答えて下さいました。

 

次に「共創まちづくり分野」の研究室に伺いました。

研究分野の説明を受けた後、自分たちの課題研究内容についての助言をたくさん頂きました。

全く新しい視点からの助言を頂き、課題研究の悩みが解決。今後の展望が見えてきました。

 

最後に、神崎教授から1号館を案内して頂きました。

1号館には、先端研の起源である「東大航空研究所」に関わる「風洞施設」があります。

長距離飛行世界記録を作った飛行機や国産旅客機YS-11等の設計に関わった、日本の航空史を語る上で極めて重要な施設です。歴史を感じる木製の設備でした。これを作るには日本の木製桶を作る技術が必要とのこと。現在も、スキージャンプの飛行検証などに使われているそうです。

 

最後に、シンボリックな13号館の前で記念撮影。

当日は、2名の東大大学院生の学生アフィリエイトの方が同行して下さいました。(写真両端)

今回お世話になった東大先端研、先端教育アウトリーチラボの皆様、本当にありがとうございました。

 

東京大学先端科学技術研究センター・日本科学未来館訪問(1日目)

1月5日~6日、2年生代表者2名が、1泊2日で、日本科学未来館と東京大学先端科学技術研究センターを訪問・見学しました。

1日目は日本科学未来館を見学しました。

未来館は、展示を見て「未来への自分なりの答えを探す」ことが目的の一つです。

まず、未来館のワークシートに書かれたお題から興味のあるものを選び、選んだ理由などを記入して自分を分析します。

そして、お題に関連する展示を見学し、気づいたことや新たな発見をまとめ、考え方の変化などを分析。

見学だけでなく、ワークシートを通してより広く・深く考えるための「考え方を深める練習」も行うことができました。

その他にも、最新の科学技術に関連する展示、体験型の展示を見学。

3時間近くの滞在でしたが、あっという間に時間が過ぎました。

2日目は、東京大学先端科学技術研究センター訪問です。

 

世界に羽ばたく高校生の成果発表会

12月18日(日)in九州大学伊都キャンパス

「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」にて、本校2年生2名が本年度取り組んだ課題研究の発表を行いました。

「日本の幼稚園、保育園におけるお遊戯会の変遷と今後」(口頭発表)

「植物の生長と音楽の関係」(3分プレゼンテーション・オンライン発表)

 

2人にとっては初めての成果発表でしたが、質疑応答まで含め、一生懸命発表していました。

今後も国内外問わず、多分野において活躍できる生徒が増えることを期待しています!!

2年はこれから、3月の成果発表会に向けて更に研究を続けていきます。

【科学部】山鹿小学校での科学実験教室

12月6日の期末考査最終日、2年生科学部員と教師を目指す生徒の3名が山鹿小学校の科学クラブにお邪魔して、科学実験教室を行いました。

小学生には、4つの実験を、班に分かれて見学してもらいました。

まずは、自己紹介。そして、小学校の先生から、高校生の話をしっかり聞くよう注意がありました。

 

ルミノール反応の実験。高校生が、犯罪捜査にも使われる理由をわかりやすく説明しました。ルミノールの青い幻想的な光に、歓声があがりました。

 

マグネシウムリボンの燃焼実験と「筒のヒモの謎」。筒から出ているヒモを引っ張って、筒の中の仕組みを考えました。不思議な動きをするヒモに、「どうなってるの?」「なんで?」という疑問の声が上がります。

水の表面張力の実験。実際にやってみました。みんな成功しました!

 

液体窒素で、風船や花を凍らせる実験。液体窒素に数秒つけると、見た目は普通ですが、触ってみるとカチカチで握ると砕けてしまいます。液体窒素を床にこぼすと、不思議な現象が見られました。

 

最後に、小学6年生のクラブ長さんがお礼の言葉を述べてくれました。

高校生からも、小学生に「実際に体験して、疑問を持つことを大切にして欲しい」とメッセージを送りました。

高校生にとっても、とても貴重な経験でした。山鹿小学校科学クラブのみなさん、ありがとうございました。

 

科学の原理・原則を学ぶハンズオン講座(1年生)

12月7日(水)、令和4年度SSH事業「科学の原理・原則を学ぶハンズオン講座」を行いました。

講師:
 熊本大学大学院教育学研究科教授
 令和4年度鹿本高校SSH運営指導員 田口 浩継 様

講義内容:
 micro:bitを活用した、プログラム作成と機器の関係について学ぶ。また、それらを活用することで、一人ひとりの日常にある課題の解決について考察する。

受講者:1年生185人、教職員

 これからのグローバル社会を生き抜くために求められる一般的な能力、プログラミングで育成する資質・能力についてお話をいただきました。

 micro:bitを使った様々な作品例をご紹介いただき、生徒たちは「micro:bitを使って課題を解決するための製品を開発しよう」という題材に取り組み、それぞれのアイデアを出し合いました。

令和4年度熊本スーパーハイスクール生徒研究発表会

12月3日に崇城大学にて開催され、本校からも化学分野・生物分野の2つが参加しました。

化学分野からは2年生の松原君・安部君、豊後さんが「バイオプラスチックの合成」で発表をしました。スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会での経験を活かし、質疑応答までしっかりとできていました。

 

生物分野からは2年生の廣﨑さんが「桑葉で血糖値は下がるのか」というテーマで発表しました。外部で発表するのは初めてになりますが、発表を重ねる毎に発表の仕方も上達し、一人ではありましたが、1時間以上絶えず発表し続けていました。

 

発表を終えての感想

「たくさんの人が質問やアドバイスをしてくれるので今後の研究のヒントがたくさん見つかった。」

「知らない人に発表することで話す力が身についた。」

「他校生の発表を聞くことができ、いい刺激になった。」

期末考査期間での参加になりましたが、準備から当日までがんばりました。

当日参観してくださった皆様、ありがとうございました。

3年生 探究型クロスカリキュラム「生物×地学」

3年生 理系選択生物の授業を用いて、探究型クロス授業を行いました。

生命誕生から生命の進化について、地学的視点に立ち、生物とは違った切り口で内容を深めました。

本日のテーマ

 

27億年前に、酸素はどのようにして生成されたか?酸素があった証拠は?などの疑問について、あらかじめ動画を見た後に、調べたり話し合ったりしながらまとめていきました。難所では先生の解説も入りました。

「地学は証拠が大切」という先生の言葉を受けて、様々な現象の理由を考え、地球上に残された証拠を調べました。

最後に、生物の先生から「生物は、生き物がどう変わっていったかに着目するけれど、どうしてそう変わったのか、その理由は生物だけではわからない。なぜそう変化したのか、理由を考えるには地学の知識が必要」と、今回の授業の意義についてのお話がありました。

 

2年生理系生物 探究型クロスカリキュラム 生物×英語(環境問題インタビュー)

 2年生理系、選択生物の環境問題について考える授業の中で、トリニダード・トバゴから来日しているALTのヤシャ先生に対して、英語でインタビューを行いました。各班、それぞれ調べている環境問題に関連する質問をヤシャ先生にインタビュー形式で行いました。

 インタビューのやり取りは、全て録画し、後で内容を確認し、プレゼンに起こす作業を行っていきます。インタビューの中では、写真を見せながら説明したりとしっかり伝えようとする姿が見られました。

質問の例:生物 質問.pdf