地学部

部活動紹介

【地学部】第71回熊本県高等学校生徒理科研究発表会

 10月24日(土)に第71回熊本県高等学校生徒理科研究発表会が開催されました。今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、リモートで開催されました。各校の研究発表はあらかじめ自校で動画撮影してYouTubeにアップロードし、発表会当日に参加各校は自校でYouTubeにUPされた各校のプレゼンテーションを視聴します。質疑応答は審査会場の審査員から、各校で待機する参加者にZoomを使って行われ、審査となりました。地学部門では7校から11件の発表があり、コロナ渦でも県内地学関係の部活動では活発に研究が行われています。

 本校地学部は2年生と1年生が共同で、2件の研究発表を行いました。このうち「火星極冠の消長3~ダストストームは大気を温めるのか~」が最優秀賞1位となり、来年和歌山県で開催される全国高等学校総合文化祭自然科学部門、及び長崎県で論文審査となる九州高等学校生徒理科研究発表大会地学部門、熊本県高等学校総合文化祭展示部門の参加が決まりました。そして、もう1件の「地球観測衛星データを用いた土砂崩壊箇所の抽出2~豪雨災害~」が優秀賞となりました。

【地学部】一高祭文化部門展示発表

一高祭文化部門展示発表で地学部は、熊本県博物館ネットワークセンターの学校移動展示用パッケージの「化石からわかること」や「マグマと火山」、「鉱物を化学的に見てみよう」の展示を行っています。

【地学部】一高祭文化部門ステージ発表

 一高祭文化部門で地学部は、熊本市民会館ステージ上の大スクリーンにプラネタリウム(Mitaka)を投影しました。Mitakaは国立天文台が開発した、天文学の様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェアです。地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、宇宙の様々な構造や天体の位置を見ることができます。

 例年は地学室のドームスクリーンに地上から見える星々を投影してプラネタリウムを行っていますが、今年は平面のスクリーンを使うことになり、趣向を変えて地上を離れ、太陽系から銀河系、宇宙の大規模構造と、宇宙を旅する番組を作成しました。地上から見られる星座の星々から太陽系の火星や木星、土星、太陽系の外縁部にあるオールトの雲、銀河系の渦巻き構造、銀河系の中心にあるブラックホール、銀河系の伴銀河である大マゼラン雲などを経て、地球から138億光年離れた、現在観測できる宇宙の大深部に至る宇宙の大規模構造を、スクリーン一杯にパノラマCGとして投影し、地学部部長の井上君による流れるような解説と共に、しばし時間を忘れるひとときでした。ご静観いただいた皆様、ありがとうございました。

【地学部】熊本博物館プラネタリウム実習

9月15日(火)一高祭文化部門ステージの部で地学部は、熊本市民会館大ホールの舞台スクリーンにプラネタリウム(Mitaka) を投影します。プログラム作成や解説の参考にするため、熊本博物館のプラネタリウムで「HORIZON 宇宙の果てにあるもの」を見学しました。投影の後は、熊本博物館を見学しました。現在、熊本博物館は新型コロナウィルス感染拡大防止の対策を講じた上、プラネタリウムは観覧定員を約半分に限定して公開されています。

【地学部】部分日食の観察

夏至の6月21日16:00~18:12、部分日食が雲の切れ間から観察できました。地学部でも屋上で日食グラスや望遠鏡を使って観察と撮影を行いました。熊本で観察できる次の日食は2030年6月1日で、部分日食となります。