2025年11月の記事一覧
【マリン校舎】(航海コース)熊本丸4次航海日誌 No.5
11月17日(月)~19日(水)
17日(月)
⾧崎県⾧崎港内に錨泊。船⾧や一等航海士に教わりながら訓練記録簿を記入しました。訓練記録簿は海技士の資格習得の際に提出する重要な書類となります。
18日(火)
⾧崎県⾧崎港内に錨泊。航海もまもなく終了となるため、船体の掃除を行いました。魚のウロコなどが残らないようにすみずみまで磨き綺麗になりました。
19日(水)
午前9時、⾧崎県⾧崎港柳埠頭に入港。4次航海で学習した内容のテストに向けて、空き時間は自主学習に取り組みました。20日(木)午前10時に出港し、午後2時 富岡港に入港予定です。
4次航海日誌【2年 海洋科学科 海洋航海コース】は、終了となります。次は、11月28日から5次航海【3年 海洋科学科 海洋航海コース(後期乗船)】を予定しています。
| 〇17日(月)の様子 | |
| 〇18日(火)の様子 | |
| 〇19日(水)の様子 | |
【マリン校舎】(食品系)同窓会より激励金をいただきました!
11月18日(火)
10月31日、大分県立海洋科学高等学校で開催された「第42回九州地区水産・海洋高等学校生徒研究発表大会」において、マリン校舎食品系の生徒3名が出場し、「地域連携による水産版フェアトレードへの挑戦〜持続可能な水産物の利用を目指して〜」をテーマにスライド発表を行いました。その結果、最優秀賞という大変栄誉ある賞を受賞しました。
また、12月12日に愛媛県で開催される全国大会への出場にあたり、同窓会長様より激励金を賜りました。温かいご支援に心より御礼申し上げます。
激励会では、中尾同窓会長より「優勝を期待しているが、緊張せずに自分たちの発表をしてきてください」と励ましのお言葉をいただきました。
これに対し、生徒代表は「2年間取り組んできた研究に自信があります。全国大会ではこの内容をしっかり届けたいです」と力強く決意を述べていました。
全国の舞台でも堂々と、自分たちの学びと成果を発信できるよう、引き続き頑張ります。
【マリン校舎】(航海コース)熊本丸4次航海日誌 No.4
11月15日(土)~17日(月)
熊本丸は、長崎県五島列島・有川湾および長崎港周辺にて、航海実習および漁業実習を行いました。
五島列島有川湾には午後1時に錨泊し、航行中には生徒が操舵訓練に取り組みました。まだ慣れない操作に苦戦しながらも、慎重に操船し、安定した航行を行うことができました。錨泊後は直ちに漁業実習を実施し、アオハタやカンパチの釣獲に成功しました。
また、方位や海図を用いた位置測定の訓練も行い、航海計器が使用できない状況を想定した基礎的な技術の習得を図りました。
その後、熊本丸は長崎港内へ移動し、航行中には釣獲実習を実施しました。餌釣り、サビキ、ジグなど複数の方法を試しましたが、潮止まりの時間と重なったこともあり、今回は思うような釣果には恵まれませんでした。それでも、生徒たちは実習を通して状況判断、漁法の選択、船上での役割分担など多くの学びを得ることができました。
今後も実践的な学びを通して、海洋の専門技術と経験を積み重ねていきます。
| 〇15日(土)の様子 | |
| 〇16日(日)の様子 | |
| 〇17日(月)の様子 | |
【マリン校舎】(航海コース)熊本丸4次航海日誌 No.3
11月12日(水)~14日(金)
熊本丸は第4次航海の途中、富岡港と長崎港柳埠頭に寄港し、各地で充実した実習と学習を行いました。富岡港停泊中は、調理員の方々が手間暇をかけて用意する“ホテル並み”の食事が提供され、生徒たちはその美味しさに驚き、ほぼ全員が完食するほど好評でした。
その後、熊本丸は午前10時に富岡港を出港し、午後2時に長崎港柳埠頭へ入港しました。入港後は海上衝突予防法の口述試験が予定されており、生徒たちは空いた時間を使って熱心に学習に取り組みました。覚えては挑戦を繰り返し、最終的には全員が無事に合格することができました。
長崎での寄港地活動では、造船所をはじめとした港湾施設を見学しました。周辺には多くの船舶関連企業が立ち並び、歴史ある町並みと相まって非常に壮観で、生徒たちは海事産業の規模の大きさや歴史を肌で感じる貴重な機会となりました。
| 〇12日(水)の様子 | |
| 〇13日(木)の様子 | |
| 〇14日(金)の様子 | |
【マリン校舎】(食品系)地域ブランドの現場から学ぶ!特産品開発・商標活用見学会
11月12日(水)
食品系では、「地域ブランドの現場から学ぶ!特産品開発・商標活用見学会」と銘打ち、長崎県で視察を行いました。
はじめに、株式会社SeaGraph 代表取締役 瓜生信汰朗様より、長崎県内および全国各地の製品事例をもとに、ブランディングによる商品価値向上の重要性についてご講話をいただきました。
生徒たちは、地域資源をいかに魅力的に発信し、付加価値を高めていくかについて、多くの学びを得ることができました。
その後、**長崎駅構内「かもめ市場」**にて製品調査を実施し、地域ブランド商品の展示方法や販売戦略について実際に学びました。
また、長崎市水産センターでは、水産ブランド魚「ゆうこうシマアジ」「ゆうこう真鯛」について学習しました。これらは、長崎市の伝統柑橘「ゆうこう」を混ぜた餌で育てた長崎市初のフルーツ魚です。
特に、シマアジがブランド化されることで年間約4,500万円の付加価値を生み出しているという説明に、生徒たちは大変驚き、ブランディングの力の大きさを実感していました。
今回の見学を通して、生徒たちは地域ブランドの構築や特産品開発の現場で求められる発想力と実践力について理解を深めることができました。