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2024年4月の記事一覧

【ASⅠ】天草学連続講義③・④(九州大学理学部付属天草臨海実験所・昭和建設工業)

本日は天草学連続講義の2回目が実施されました。

6限目は九州大学理学部付属天草臨海実験所の新垣誠司准教授より天草の海についての現状及び課題についてご説明を頂きました。

研究結果を基に、天草の海の環境の変化や多様な生態系などについて実際のデータや画像資料などを示して頂きました。生徒も天草の豊かな海洋環境や資源についての理解を深めるとともに、この豊かな海を守り活用していくための方法を探究していくためのきっかけとなったのではないかと感じました。

7限目は昭和建設工業代表取締役佐々木淳一様より天草についての現状や課題について天草で活動されている企業の立場からご説明を頂きました。

天草が地域として持続していくために人口減少という大きな課題を様々な視点から分析し、それぞれの視点からの解決法を実践に移していくことの重要性を説いていただきました。また、天草で活動されている企業の立場から企業としてできることを考え、地域と連携しながらその解決に取り組んでいきたいという希望を語っていただきました。高校生としてのの視点や考えを活かして実際に地域や企業などと連携して探究活動に取り組む生徒が多く出てくれることを期待したいと思います。

天草市の現状や課題を踏まえた上で天草市の課題解決に向けた糸口を掴むきっかけにしていってもらえたらと思います。

【ATⅡ】ようこそ、後輩! / Welcoming 2nd Graders

 本日のATⅡでは、2年生の後輩たちが3年生の研究について質問に訪れる「質問タイム」が設定され、3年生の教室がいつも以上ににぎわっていました。2年生は、昨年度末に作成されたポスターを見て、研究内容に関する不明点や継続研究を見据えての質問を準備してきたようです。3年生は班員と協力しながら、1つ1つの質問に丁寧に答えています。中には、21人もの後輩たちが質問に訪れた班も! 緊張した面持ちで、最初はなかなか質問できなかった2年生でしたが、3年生が逆に2年生の去年の研究について尋ねたり、研究に関する意見を求めたりすることで場の雰囲気が和んでいきました。  

 

 

 写真に写っているATⅡ4班(研究テーマ「バスの利用状況を調べて活性化に貢献しよう!」)には8名の後輩が訪れ、研究をするにあたっての課題点や、現在行われているバスの利用促進の取り組みなど、積極的に質問をしていました。

 2年生にとって今日の活動が貴重な時間であることはもちろん、3年生にとっても、他者とのディスカッションを通して自分達の研究に足りないものや、今後の研究の方向性が見えてくることでしょう。今日の30分ほどの「質問タイム」を経て、実際に様々な気づきを得た班も多くあったようです。週に1時間しかない探究活動だからこそ、1時間1時間の活動を充実させていくことが、きっと研究の深化につながるはずです。先輩、がんばって!

   

  In today's ATII, our classrooms were more crowded than usual because of “Question Time,'' during which 2nd graders came to ask questions about 3rd graders’ research. They prepared questions beforehand by looking at their research posters. There even was a group which had as many as 21 visitors! The 2nd graders looked a little nervous at first and could not really ask questions, but the seniors gave them a warm welcome and talked to them with smiles, which gradually made the younger students feel more relaxed. 

    Group 4, shown in the photo (research theme: “Let's investigate bus usage and contribute to revitalization!), had eight visitors, who actively asked questions about the issues involved in conducting the study and the current efforts being made to promote the use of buses.

     Not only is this “Question Time” activity very meaningful for the 2nd graders, but it also helps the 3rd graders realize what they are missing in their research. Today, some of the groups found some research clues by talking with younger students. With this limited research time, making the most of each hour of activity means a lot. Keep up the good work, everyone!

【ASⅠ】天草学連続講義①・②(天草市役所政策企画課・農業振興課・水産振興課)

本日より天草学連続講義が始まりました。

1限目は天草市役所政策企画課より天草市全体の現状及び課題についてご説明を頂きました。

天草市の現状や課題を数値やデータを基に示して頂き、人口減少や少子高齢化など天草市が抱えるをより実感をもって捉えていたようでした。

2限目は農業振興課及び水産振興課より農業や水産業についての現状や課題についてご説明を頂きました。

豊かな資源に恵まれている天草市において農業や水産業は基幹産業である一方その担い手やどのように価値を生み出していくか増やしていくかということなどに関しては多くの課題もある現状について示して頂きました。

天草市の現状や課題を踏まえた上で天草市の課題解決に向けた糸口を掴むきっかけにしていってもらえたらと思います。

【ATⅡ】より良い研究を目指して / Aiming for Better Research

 本日のATⅡは、まず、昨年度の自分達のポスターを見ながら、改善が必要な点を洗い出すところから始まりました。多くの班が抱える課題としては、実験やアンケートから得られたデータ数が不十分なことや、結果と考察の記述がきちんと区別されていないこと、そもそも検証が難しい仮説になっていることなどがあります。7月の発表までに、これらの課題を1つずつ解決していかなければなりません。各班の班長を中心に、課題の洗い出しをしながら今後の具体的な研究計画を立てていました。

 1階の教室をのぞいてみると、天草の新たな特産品、その名も「でっぷるパイ」作りを研究している班が活動していました(ちなみに、「でっぷる」は「でこぽん」+「アップル」に由来するそうです)。今日は、昨年度の試作品制作をもとに、でこぽん以外の柑橘系の果物の利用や、製品化したの原価の計算を行っていました。

 また、別の教室では民話の研究をしている班が活動していました。尋ねてみると、最近、天草の民話との比較対象として内陸部の民話を調べることにしたようです。今のところ、ターゲットは岐阜県の民話とのこと。天草とは気候も風土も大きく異なる地域の民話にはどんな特徴があるのでしょうか。結果が楽しみですね。

 このようにATⅡでは、化学や生物、物理などの自然科学系の研究だけではなく、社会科学や人文科学系の研究を行っている班も多くあります。班のメンバーで協働し、他の班とも交流をしながら、それぞれの興味がある分野で地域社会に貢献できる研究活動が進めていけるといいですね。

     Students started today’s AT II with checking their research posters so that they could identify areas in need of improvement in their research. Many groups have been struggling with having enough data as well as discussing results clearly. Some groups may even need to check if their hypothesis could be verified within the limited time left. Students are having discussions to make their last year in high school fulfilling.

 A group trying to make a specialty of their town was reviewing the prototype product they made last year. They have been trying to make some orange pies using local oranges called “Dekopon.”  Today they were calculating costs of their future products and discussing whether they should also try other citrus fruits. (Sounds delicious!)

 Another group studying local folktales seemed to have decided to look into folk tales from inland areas as a comparison target. At the moment, the stories from Gifu Prefecture are in their mind. What are the characteristics of folktales from regions with different climates and culture from Amakusa? We cannot wait for the results!

 In ATII, there are many groups conducting research not only in the natural sciences such as chemistry, biology, and physics, but also in the social sciences and humanities. We hope that the members of the groups can collaborate and interact with other groups to promote research activities that can contribute to the local community in their respective fields of interest.

【科学部】女子部員、奮闘中です

1年生女子部員8名が、研究テーマの設定に向けて文献等の調査をしていました。

それぞれ中学校は違うのですが、和気あいあいと話し合いをしていました。

話し合いに参加すると、「ドローンの農業活用」や「プラスチックのケミカルリサイクル」などに興味を持っているようでした。

次は興味をどのように研究へと進化させるかが重要です。

先輩の教えを受けながら、頑張ってほしいと思います。

【ASⅢ】研究が進んでいます! / Research in Progress

 2回目のASⅢとなった今日の授業では、まずSSH主任の宮﨑先生から1年間の研究の流れや発表会などの説明があり、その後、早速生徒たちは各班での研究活動に入りました。今年度から研究ベースを3階の物理室に移し、気持ちも新たに探究に勤しむ34名の若き研究者たちです!

     今日の1時間、各班では春休みまでの研究の進捗状況の共有や実験の準備、これからに向けてのディスカッションやデータの分析など、それぞれ有意義に時間を活用していました。下の2枚の写真は物理室で手作りししおどしを使って研究を進める「電磁誘導」班と、地学室でこれまた手作り防音室作りに励む「音」班です。ちなみに、音班の防音壁は熱したカッターを使って様々な形に加工しているとのこと(初めて知りました)。頭をひねり、手を動かして、各班、懸命に研究活動を進めています!

 昨年度のASⅡとの一番の違いは、研究時間が2時間から1時間になったこと。昨年度以上に効率よく研究を進めていかなければなりません。まずは、7月18日(予定)のARP探究成果発表会が今年度最初の舞台です。早くも論文を作成し始めた班もあります。この1年がみんなにとって実りある研究の年になりますように!

     In today's second AS III, the head of SSH Department,  Mr. Miyazaki first explained the research schedule and presentations for the year.  Then the students immediately began their research activities in their groups. This year ASⅢ students moved to the Physics Room on the 3rd floor, and our 34 brilliant young researchers are now working on their research with enthusiasm!

     For an hour today, each group made use of their time by sharing the progress of their research, preparing for experiments, and discussing and analyzing data. The photo below shows the "Electromagnetic Induction" group working on their research using a handmade shishio-doshi (a traditional Japanese water-filled device used to scare birds in the garden), and group "Soundproof" is working hard to build a soundproof room. Surprisingly, they have been using a heated cutter to make walls in various shapes - they are such great craftworkers!  Anyway, each group is doing what they should be doing, not wasting a single second! 

 The biggest difference from last year is that their class period has been reduced to only 1 hour a week as opposed to 2, which means they must conduct their research even more efficiently than last year. First of all, the ARP Presentation in July will be the first presentation outside school this year for them. We hear that some of the groups have already started writing research papers! We hope that this year will be a fruitful one for all of you!

 

 

【ASⅡ】先行研究...からの情報交換会! / Sharing Information in Groups

 今日のASⅡでは、冒頭に授業担当者の一人である井上先生と田上先生からお話をいただきました。井上先生には、大学で学んだ「非ユークリッド幾何学」についてや、数学の授業で扱う統計学をはじめとした知識がどう研究結果の立証に活かせるかについて、数学科の立場からお話しいただきました。物理の田上先生からは、井上先生の非ユークリッド幾何学に対抗して(?)「ニュートン力学」についての話や、歴代の先輩方がこれまで試行錯誤してきた「データを取る」際の技術面でのお話をしていただきました。どちらの先生も地球儀や測定器具などの実物を用いたりしながら、生徒の興味・関心に沿った様々なお話をしてくださいました。

 その後、生徒たちは先行研究の調べ方を学びました。昨年度のASⅠでも先行研究を経験してはいますが、信頼できる論文や研究をこれまで以上にしっかり調べることが、今後の研究テーマや仮説の設定、研究計画の立案などに必ず生きてくるはずです。今日の授業では論文検索サイトの「J Stage」を活用して、自分が興味のある分野の論文や、今後の研究の参考になりそうな論文を探す時間を取りました。ここで得た情報を自分の言葉でプリントにまとめ、7限目には6班に分かれての「情報交換会」を行いました。

 研究テーマの設定には、本やインターネットを活用しての情報収集が欠かせませんが、単に情報を得る(インプット)だけではなく、仲間との情報共有(インプット+アウトプット)を経ることで、情報を自分の知識として活用でき、研究につながるヒントを発見できるはずです。今日のASⅡも、貴重な学びの機会となりそうですね!

Today in the ASⅡ, we had a talk from Mr. Inoue and Mr. Tanoue at the beginning of the class. First, Mr. Inoue, a math teacher, talked about "non-Euclidean geometry," which he learned in college, and how mathematical knowledge such as statistics can be used to substantiate research results. Then Mr. Tanoue, a physics teacher, talked about "Newtonian mechanics." He also talked about the "data acquisition," which many senior students have been struggling with. 

The students then learned how to research previous studies. Although they did some previous research in the AS I last year, researching reliable articles and studies more thoroughly will help them formulate research themes, hypotheses, and research plans in the future. Today, they spent some time using a website called "J-Stage" to find interesting articles. 

In the 7th period, the students exchanged the information they got in smaller groups.  Today’s classes would surely be another valuable learning opportunity! 

【科学部】上級生からの研究手法レクチャー

昨日、入部した1年生に対して、3年生が文献調査の方法と意義をレクチャーしていました。

1年生は研究テーマの設定に生かしてほしいと思います。

3年生は自身が1年生だった時に先輩に教えてもらったことを思い出し、自分の研究経験も交えながら、レクチャーしていました。

【科学部】部結成が行われました

本日、部結成が行われました。

科学部には男子1名、女子9名の10名の1年生が入部しました。

部結成では自己紹介と研究分野の紹介が全員から行われました。

その後、それぞれの活動となり、1年生は上級生から研究テーマの設定に関するレクチャーを受けていました。

さて、1年生はどんな研究を行うのでしょうか?

今年も活発な科学部となりそうです!

【ASⅠ】天草高校生としての探究活動がスタートしました!

本日より、1年生の天草サイエンスⅠ(ASⅠ)の授業がスタートを切りました。

6限目はSSH研究主任より探究活動の概要等についてのオリエンテーションが行われました。これから始まる天草高校生としての探究活動に向けての心構えについて学びました。

7限目は、学年のSSH担当より、次週より実施される天草学連続講義について実施の目的や意義、実施される内容やスケジュールの確認及び6月に実施される熊本大学研修について実施の目的や意義の説明と研修希望先の調査を行いました。

探究活動での学びを通して生徒一人一人がどのように成長していってくれるか楽しみです!

【ATⅠ】ついにスタートです!

 ついに今年度のATⅠの授業がスタートしました!

 はじめにSSH研究主任の宮﨑先生から活動内容や今後のスケジュールについて説明がありました。その後、SDGsについての動画を視聴し、自分の関心のあるゴールやターゲットについて天草市がどのような取組をおこなっているのかワークシートにまとめました。

 1学期は「テーマを見つける学期」です。来週以降、ATⅡの先輩方の話を聞く機会や、講師をお招きしての講義・講演会も予定されています。様々な視点から天草の現状や課題を知ることで、自分たちの身近なものとして課題を捉え、その解決のために取り組んでほしいと思います。

 

【ATⅡ】探究の総まとめ ~ATⅡ、スタート! / ATⅡ: To Conclude our Research

 無事3年生に進級した文系・理系の4クラスの生徒たち。毎度おなじみ、火曜の7時間目の探究活動もATⅠ(天草探究Ⅰ)からATⅡにバージョンアップしました。1年生から継続してきた探究活動も、気づけばまとめの時期となりました。昨年度から継続している研究が順調に進んでいる班も、なかなか結果が出ず苦しんでいる班も、7月の成果発表会では成果を発表できるようにしっかりと準備を進めていかなければなりません。

 久しぶりのATとなった今日の授業では、まず、ATⅡ担当の中村先生より1年間のスケジュールや活動内容について説明がありました。その後、生徒たちは各研究班に分かれ、春休みの活動の振り返りや現時点での課題の洗い出し、今後の具体的な計画の立案を行いました。

 2週間後には、ATⅠ選択者である2年生が先輩の研究について聞きにくる「質問タイム」が設定されています。研究をしっかり進めるためにも、そして後輩たちに自分たちが行ってきた研究の魅力を伝えるためにも、各班でのディスカッションをしっかりと進めていってください!

   The 3rd graders continued their inquiry activities from AT I (Amakusa Inquiry I) into AT II. This is the last year for them to finish up their research. Whilst some groups are making good progress in their research, some other groups are struggling to make results. In any case, their first goal this year is the ARP presentations in July.

 In today's class, Mr. Nakamura explained the schedule and activities for the year. After that, students gathered in groups and discussed their spring break activities, the problems they have at the moment, and their research plans this year.

 In two weeks, the 2nd graders, who are taking AT I classes, will come and ask about their seniors' research. This is not only a good learning opportunity for the 2nd graders but also a great opportunity for 3rd graders to look back on what they have done so far. Maybe they can even find someone to take over their research in progress after their graduation! Anyway, in order to make good progress in their research and to effectively communicate what they have done to the younger students, they need to make sure to have a good discussion in groups for now. Let’s have fun researching, everyone!

【SSH】「世界津波の日」第2回ミーティング!!

 今日の体育大会決団式の後、「世界津波の日 2024年高校生サミットin熊本」に向けた2回目のミーティングを行いました。本校では、事前に希望を募った2年生13人が3チームに分かれて研究を行い、10月に行われるサミットで研究成果を発表します。

 このサミットは、世界約50か国の高校生が参加し、津波などの自然災害の脅威と対策を学ぶ場として、2016年から開催されているものです。(実は、2018年の和歌山での開催時に天高の先輩方が県代表として参加したこともあります!)第6回目となる今回は、総会や分科会に加え、レセプションやスタディーツアー、記念植樹などが熊本市または熊本県の各地で行われる予定です。世界約 50 か国からの参加者が予定されており、国内・県内の高校生 約 500 人 が参加する大規模なサミットです。

 今日のミーティングでは、3チームのメンバー決定と研究内容についてのざっくりとした話し合いがありました。メンバーは文系と理系が半々くらい、弓道部、バドミントン部、ソフト部、科学部などなど、所属部活も様々なメンバー(女子多め)が集結し、面白い研究が生まれそうです! これから、グーグルクラスルームで連絡を取りつつ、10月に向けてそれぞれのチームで研究を進めていくことになります。それぞれの研究の様子はまた追ってお知らせしますので、どうぞお楽しみに!

【ASⅡ・Ⅲ】AS対面式 / Welcoming new students!

 今日の7時間目は、ASⅢの3年生がASⅡの23名に対して、自分たちの研究についてポスター発表及びスライド発表を行いました。12の研究班が3教室に分かれ、これまでの研究の成果や研究の面白さについて熱く語りました。

 研究の中には、結果が出るまでに多くの時間を要するものも多くあれば、動植物を対象とした研究など、特定の季節にしか実験に必要なものが入手できない研究もあります。さらに、仮説の検証を確かなものにするためにはどの分野においても実験を重ねたり被験者数を増やしたりして信頼できるデータを集めることが不可欠で、それにはやはり、どうしても時間がかかってしまいます。そのような点を考えると、自分たちの研究結果をもとにした継続研究が生まれることで、卒業するまでの限られた期間では難しかったことが可能になるという側面もあります。各班、10分の発表で研究の魅力を伝えようと工夫を凝らしていました。

 2年生にとっては、少人数のアットホームな雰囲気の中で、様々な分野の研究内容をじっくり聞くことができる、またとない機会です。それぞれの班の先輩に温かく迎えられ、やや緊張しつつも、積極的に質問もしている姿が見られました。

 今年度のASⅡ、ASⅢでは、2年生と3年生が同じ教室で研究を進める場面もこれまで以上に増やしていきます。同じ部屋で研究の手法や器具の使い方を先輩に気軽に質問したり、また、3年生にとっても、下級生に教えたり説明したりすることにより、新たなアイデアが生まれたり、アウトプットの工夫に磨きがかかっていくことでしょう。

 進化し続けるASⅡ・ASⅢ、これからの活動をどうかお楽しみに!

     In the 7th period today, 3rd year students in ASⅢ gave poster / slide presentations on their research to the new AS II students. 12 research groups, divided into 3 classrooms, spoke passionately about their research and the excitement of inquiry study.

    Conducting research usually requires a lot of time before results are obtained, moreover, some research can only be conducted (such as one's involving certain plants and animals),  in certain seasons.  Furthermore, in all fields, it is essential to collect reliable data through repeated experiments and increasing the number of subjects in order to verify hypotheses, which, again, inevitably takes time. From this perspective, having someone to take over their research makes many things possible that would have been difficult to do in the limited time before graduation. Each group tried their best to attract successors-to-be in a 10-minute presentation.

   For the new ASⅡ students, this is of course a great opportunity to listen to the details of research in various fields in a small-group. They were warmly welcomed by the seniors in their respective groups, and–while somewhat nervous–they were also actively asking questions.

    In this year's AS II and AS III, second-year and third-year students will have more opportunities than ever to conduct their research in the same classroom. Being close to each other, students will be able to easily ask their seniors questions about research techniques and how to use equipment. This is also a good opportunity for the third-year students: by teaching and explaining to their junior classmates, they would have more chances to have new ideas and refine their output devices.

AS II and AS III will continue to evolve - please stay with us and look forward to our future activities!

【ASⅡ】今年度のASⅡ、始動します!/ The Very Beginning of ASⅡ!

 今日は、今年度のASⅡの記念すべき第1時間目の授業がありました。23名の精鋭たちで構成された2年ASクラス(男子多め)、まだ新年度が始まって間もないこともあり、まだまだ初々しい感じです! 

 担任&SSH研究部の松原先生より、授業に必要なものや1年の流れ、研究テーマの設定についてなどのオリエンテーションがありました。1番はじめの大事な予定として、7月のARP発表会にみんなでマーカーで印をつけました。さて、3ヶ月後にはそれぞれどんな研究を進めているのでしょうか。

 授業では、まず、生徒たちは「聞いたらわくわくするワード」と「社会が抱える問題」をワークシートに書き出しました。生徒たちはそれぞれ、「インターネット」や「音響」など色々な「わくわくする」言葉を書いています。また、社会問題としては「高齢化」や「外来種」など様々なキーワードが書かれているようです。今日の6,7時間目で先生方の話を聞いたり、ASⅢの先輩たちの研究発表を聞くことで、みんなのイメージはどんどん膨らんでいくことと思います。これからの探究活動が楽しみですね!

 昨年度のASⅠでは、観光や行政に関わる研究を行ってきた生徒もいますが、ASⅡでは生物や物理など、科学分野の研究を突き詰めていくことになります。これまでの学びを活かして、それぞれの班で独自性のある研究を進めていってください。

  Today we had the very first ASⅡ with our 23 brilliant students. Since it is still early in the new school year, they are still very much in their infancy!

  First of all, Mr. Matsubara, the homeroom teacher as well as an SSH department member, had a talk about matters such as what to bring to the classes and the schedule of the year. With markers, the students took note of their very first important event of the year - the ARP presentation in July. There are about 3 months to go before their first presentation, which means they need to choose the research theme and make plans by that time. Well, can you imagine what you will be doing in ASⅡ in three months?

  In the class, students first wrote down "exciting words to you" and "social problems you can think of" on their worksheet. Each student wrote various "exciting" words such as "Internet" or "sound.” They also wrote various keywords for social problems, such as "aging population” or “invasive alien species” etc. Listening to the teachers and senior students today will surely help students  expand their imagination. We’re looking forward to their future exploration activities!

       In AS I last year, some students have conducted non-scientific research such as ones related to tourism and local government, but in AS II, they will be pursuing research in scientific fields such as biology or physics. 

To the Students: Please make use of what you have learned so far and proceed with your own unique research in your respective groups!