2017年5月の記事一覧
第7回の天草学連続講義がありました。
5月30日(火)6・7限目に第7回の天草学連続講義がありました。
熊本大学先端科学研究部地球環境科学分野専攻の松田博貴教授をお招きし「天草と災害」というテーマで御講義いただきました。
どの地域でも起こり得る災害の種類と特性を学び、天草大水害等の過去に起きた災害を教えていただきました。
また、天草高校も周りを川に囲まれ、裏山が土砂災害危険区域に指定されている中に立地していることを知り、一気に防災に対する意識が高まりました。
そして、高齢化が進む天草で大きな災害が起きた際に、私たち高校生の果たすべき役割は大きいことや、事前に自分の住んでいる地域の形状や特徴をまとめることの大切さを学ぶことができました。
最後に「自然災害とどう向き合うのか」「私たちはどうすべきだろうか」といったことを投げかけられ、普段から防災に対する意識を持つことが大事であることを学びました。
天草学連続講義もあと1回を残すのみになります。テーマ設定までもうすぐです。
今までの天草学連続講義のまとめを行いました。
5月23日(火)のASⅠで、今までの天草学連続講義のまとめを行いました。
今回は第1回から第5回までの講義内容をまとめ直し各クラスごとにグループ学習形式で、研究テーマ設定を練習することが目標です。
各クラスのBest of themeはこちら!
1組:淡水でも海水でも育つシュードコリシスチスの研究
2組:天草を発展させるためのイベントや製品作り
3組:藻の密集度を高めたものを開発し、それを使って味の更に良い魚を生み出す!~新しい天草ブランド魚の開発~
4組:藻オイルを利用することで天草エアラインの低コスト化を達成し、天草の抱える流通問題を解消する方法の研究
5組:天草の特産品で藻に代わる新オイルの開発
6組:まだあった!次世代エネルギーはこんなとこに!!~雑節から藻まで!可能性を信じて~
海に関するものが多いようです。
6月13日に第2回目の講義のまとめを実施します。その際にはもっと良いThemeが出てくることでしょう。
7月が研究テーマの最終決定の時期です。現在のテーマを更に発展させて実際の研究に移ります。
育友会総会でSSH説明を行いました
育友会の場で、SSH研究主任の井上から、保護者に対して説明を行ないました。
第6回の天草学連続講義がありました。
5月16日(火)に「沿岸生態系の生物多様性」というテーマで、九州大学の新垣先生にご講演いただきました。
実際に大学の授業などで使用される英語のスライドを用いて潮間帯の話から始まりました。
天草の沿岸が特殊な地形であり生態系の分布も多種多様であることや、天草の海とインドネシアの海を実際に映した動画を見ながら温帯と熱帯の特徴について教えていただきました。
研究仮説を裏付けるためには、豊富なデータを用いなければならないことも生徒たちにとっては刺激的であったようです。
最後の質疑応答の時間には「スキューバダイビングで調べる時間はどれくらいか」「大学では英語の講義ばかりなのか」などの質問が出ました。
一年生にとっては始めて大学の先生の講義を受ける機会となり、難しいなかにも新たな発見の多い充実した時間となりました。
※関連記事が、朝日新聞2017年6月3日(土)28面に掲載されました。
(撮影:藤岡、村田)
実際に大学の授業などで使用される英語のスライドを用いて潮間帯の話から始まりました。
天草の沿岸が特殊な地形であり生態系の分布も多種多様であることや、天草の海とインドネシアの海を実際に映した動画を見ながら温帯と熱帯の特徴について教えていただきました。
研究仮説を裏付けるためには、豊富なデータを用いなければならないことも生徒たちにとっては刺激的であったようです。
最後の質疑応答の時間には「スキューバダイビングで調べる時間はどれくらいか」「大学では英語の講義ばかりなのか」などの質問が出ました。
一年生にとっては始めて大学の先生の講義を受ける機会となり、難しいなかにも新たな発見の多い充実した時間となりました。
※関連記事が、朝日新聞2017年6月3日(土)28面に掲載されました。
(撮影:藤岡、村田)
JSHより、学校訪問がありました
5月12日(金)に科学技術振興機構(JST)のSSH新規校訪問が行われました。鈴木主任調査員と芥田事務参事にお越しいただき、全職員向けにSSHの目的や留意点についてご講話いただきました。
現在は第四次産業革命の移行期であり、シンギュラリティやグロービッシュといった今後目指すべき教育改革についても教えていただきました。
シンギュラリティは先日行われた天草学連続講義(アマビズセンター長内山様)の講話の中にも出てきた言葉です。
また、グロービッシュは中学3年程度の文法と1500語の英単語で会話するといった考え方で、世界の4人に1人(天高全校生徒のうち173人に相当する)の方が英語を日常生活で扱っていますがその方々と会話できるそうです。
今後に対する的確な助言をいただく機会となりました。
現在は第四次産業革命の移行期であり、シンギュラリティやグロービッシュといった今後目指すべき教育改革についても教えていただきました。
シンギュラリティは先日行われた天草学連続講義(アマビズセンター長内山様)の講話の中にも出てきた言葉です。
また、グロービッシュは中学3年程度の文法と1500語の英単語で会話するといった考え方で、世界の4人に1人(天高全校生徒のうち173人に相当する)の方が英語を日常生活で扱っていますがその方々と会話できるそうです。
今後に対する的確な助言をいただく機会となりました。
第4回・第5回の天草学連続講義がありました。
5月9日(火)に天草学連続講義がありました。
まず、第4回目として6限目に株式会社デンソー新開発事業部の小林様に天草の自然活用についてお話いただきました。
デンソーは、旧五和西中学校跡地にできた天草営業所で、シュードコリシスチスといった種類の藻からバイオ燃料を抽出する研究をされています。藻からバイオ燃料だけでなく、化粧品や飼料など様々な展開をされているそうです。そのような藻の研究をするうえで、天草の自然や水などは最適な環境であることも教えていただきました。現在進行形の研究に触れる貴重な機会となりました。
引き続き、第5回目として7限目にAmaーbizセンター長の内山様から起業についてお話いただきました。内山様の起業に対する考え方を教えていただき、若い力で何度も挑戦する大切さを学びました。天草創生には地産地消のサイクル確立や、貿易黒字を意識することなどが必要であることも話してくださいました。
これで天草学連続講義も半ばを過ぎました。一年生の研究テーマ設定まであと少しです。
※関連記事が、2017年5月10日(水)読売新聞27面に掲載されました。
※講義の様子が、2017年5月10日(水)天草ケーブルテレビ・ニュース(全6回)で放映されました。
(撮影:宮崎)
まず、第4回目として6限目に株式会社デンソー新開発事業部の小林様に天草の自然活用についてお話いただきました。
デンソーは、旧五和西中学校跡地にできた天草営業所で、シュードコリシスチスといった種類の藻からバイオ燃料を抽出する研究をされています。藻からバイオ燃料だけでなく、化粧品や飼料など様々な展開をされているそうです。そのような藻の研究をするうえで、天草の自然や水などは最適な環境であることも教えていただきました。現在進行形の研究に触れる貴重な機会となりました。
引き続き、第5回目として7限目にAmaーbizセンター長の内山様から起業についてお話いただきました。内山様の起業に対する考え方を教えていただき、若い力で何度も挑戦する大切さを学びました。天草創生には地産地消のサイクル確立や、貿易黒字を意識することなどが必要であることも話してくださいました。
これで天草学連続講義も半ばを過ぎました。一年生の研究テーマ設定まであと少しです。
※関連記事が、2017年5月10日(水)読売新聞27面に掲載されました。
※講義の様子が、2017年5月10日(水)天草ケーブルテレビ・ニュース(全6回)で放映されました。
(撮影:宮崎)
第2回・第3回天草学連続講義がありました。
5月2日(火)に天草学連続講義がありました。
第2回は、天草市役所水産振興課の深川様に天草市の水産業の現状と課題を講義いただきました。
天草市は多魚種、多漁法といった特徴があることや、イカの産卵場所が少なくなっているため藻場の再生を行っておられることなどを教えていただきました。
第3回は、天草市役所農業振興課の山﨑様に農業の現状と課題を講義していただきました。
米を中心とした兼業農家が多いことや、畜産農家は少ないが収益が多いこと。また、オランダが農作物の貿易黒字世界一であり、科学的な農法を取り入れられていることも講義してくださいました。
現在、第六次産業が注目を集め始めていますが、その発端となる第一次産業を深く考える一日となりました。
※関連記事が、2017年5月12日(金)熊本日々新聞15面に掲載されました。
(撮影:藤岡、村田)
第2回は、天草市役所水産振興課の深川様に天草市の水産業の現状と課題を講義いただきました。
天草市は多魚種、多漁法といった特徴があることや、イカの産卵場所が少なくなっているため藻場の再生を行っておられることなどを教えていただきました。
第3回は、天草市役所農業振興課の山﨑様に農業の現状と課題を講義していただきました。
米を中心とした兼業農家が多いことや、畜産農家は少ないが収益が多いこと。また、オランダが農作物の貿易黒字世界一であり、科学的な農法を取り入れられていることも講義してくださいました。
現在、第六次産業が注目を集め始めていますが、その発端となる第一次産業を深く考える一日となりました。
※関連記事が、2017年5月12日(金)熊本日々新聞15面に掲載されました。
(撮影:藤岡、村田)