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熊本日日新聞に掲載されました!
1月24日(日)の 熊本日日新聞朝刊16面 に「地域守れ 高校生ら奮闘」というタイトルで、泉分校の記事が掲載されています。
10月19日に実施した罠設置講習の時のことが記事として掲載されています。
カラーの写真や、生徒のインタビューもあります。ぜひご一読ください。
あっ シカだ シカでした
先日、泉分校からの帰り道、シカに遭遇しました
シカに遭遇することそのものは、珍しくありません。遭遇しても、多くの場合は自動車が近付くと、シカが逃げていきます
しかし、この日は全く逃げる気配もなく、むしろ道の真ん中にいて退いてくれませんでした。
カバンからカメラを取り出し、起動して撮影までしましたが、その場でウロウロして逃げません・・・。
この後、もう少し道を譲ってくれたので、シカと別れました
こんな民家のすぐ近くにシカがいます。今朝の熊本日日新聞朝刊に掲載されていましたが、泉にも多くのシカがいて、問題になっています。地域のとても大きな課題です。
泉分校でもシカをはじめとする鳥獣害対策に、これからも取り組んでいきたいと思います
狩猟と保護
鳥獣被害研修を行いました。今回の研修も沢山の講師の方が来てくださりました(熊本県自然保護課職員、県南広域本部林務課職員、くまもと☆農家ハンター稲葉様)。
泉分校ではこれまで、狩猟方法について学習を進めてきました(罠の実践、ICT・IoT機器の利用)。
今回は、これまでとちょっと異なる視点から鳥獣保護と狩猟の関係について学習を行いました
動植物の数が均衡に保たれることで自然環境が維持されることを学習しました。現在熊本の自然環境においてはシカやイノシシの数が増えすぎ、希少な動植物の減少するなど生態系への問題が発生しています。
自然環境を守るためにも、狩猟と保護をバランス良く実施していくことが大切であることを改めて学びました。
そして、今回は保護の観点から、減少しているキジの放鳥行いました!!
初めて触るキジに生徒達も最初は緊張していましたそれでも、講師の方の指示に従いキジを捕まえなんとか放鳥することができました!!
貴重な経験ができた研修だったと思います!!今回の研修を準備していただいた皆様には大変感謝しております。ありがとうございました。
狩猟報告
泉分校では鳥獣害対策活動として狩猟についての勉強もしています。これまで、野生鳥獣の画像や罠の設置など様々な活動を報告してきました。
今回は設置していた罠にイノシシが掛かりましたので報告します。
くくり罠に体長50センチの子供のイノシシが掛かっていました。イノシシも罠から逃げるために、辺りの土を掘り返し、暴れ回っていました。小さなイノシシでしたが、勢いよく暴れ、近づくことがなかなかできませんでした
林務課の鳥居氏に指導していただき、電気止めさし器を使い、止めさしを行いました(狩猟免許を持っている職員が実施しました)。
農林業へ被害をもたらす害獣と言われるイノシシですが、命をいただくとなると、やはり躊躇する部分もありました。しかし、この作業を通らずに鳥獣被害対策についての学習を行うことはできないと思っています。
これまで、鳥獣の捕獲方法と同時に、鳥獣の活用についても泉分校では学習を行ってきました。活用をしっかり行うことで、捕獲した鳥獣の命を無駄にしないことに繋がると思っています。今後も、命をいただくことは何か日々、考え活動を行っていきます。
*生徒達も止めさしの様子を見ていました。目をそらすことなく、最後まで命に向き合っていました。
はっきり見えました!!!
12月1日(月)八代森林組合で行われた鳥獣害対策研修会に参加してきましたのでお知らせします(職員のみ参加)。
今回の研修は八代地域で鳥獣害対策に取り組んでいる林業従事者同士の交流や情報交換を目的に行われました。始めに、五家荘で長年、猟をされている寺川氏にシカの捕獲方法について講話と実技指導をしていただきました!!自家製罠の制作方法や餌の作り方など、教本には載っていない、ベテラン猟師の技術を知ることができました
その後、交流を図りながら日が落ちるの待ちました
暗くなってできることはなにか???
それは空からシカを観察するためです!!!
ドローンを使っての観察です!!!
参加された方々もドローンの赤外線カメラでシカを観察できることは知っていましたが、実際に見たことある人はいませんでしたので、とても興味津々でした
早速ドローンから送られてきた映像を確認すると、夜とは思えない映像で、木々もはっきり見えました
シカを探すこと5分、伐木された山に黒い物体があります!!!
シカです!!!綺麗にシカのシルエットで黒く形取ってます!!参加された方々もシカを確認できた時は驚き?感動?に近い声を上げていました!!
その後、辺りを10分くらい観察し、6~7頭のシカの存在を確認することができました。姿を確認できたことは良かったですが、本来ならば防獣ネットで進入できないはずの所にシカがいること!!これは喜んではいられない事実だったと思います
今回の研修では「長い時間をかけて積み重ねてきた経験と技術」と「最新鋭のICTやIoT技術」両方の重要さを知ることができた研修だっと思います!!
*大きな黒い塊はシカです。ちなみに今回使用したドローンは大きなミニバンが購入できるほどの価格だそうです操縦する際も、2人がかりで操縦していました(プロの操縦士)!!
ある日の夜
最近、夜9時を過ぎるとシカやイノシシが出没することが多くなります。
この日も、泉分校から1kmほど下ったところで1頭のシカを目撃しました!!車を察知するとソソクサと山へ戻っていきました
そして10kmくらい下ったところで再び目撃!!今度は3頭現れました。ちょっと車と併走してまた山へ戻っていきました1~2頭見かけることはよくありますが、4頭見かけることは珍しかったです
もうこの日は何も出ないだろうと思っていたら、道の真ん中に何かがいる。。。
近寄ってみると、なんだこの塊は???
イノシシの親子ではありませんか!!!ゆっくり車で近づくと、逃げないもっと近づくと逃げ出す
こちらに突っ込んでくるか心配しましたが、イノシシ親子も山へ帰って行きました
今年は例年になく、獣をよく見かけるような気がします。山のドングリなどの木の実も少ないようで、もしかしたら、人里へ餌を探しに来ているのかもしれませんねみなさんも注意してみてください!!
罠設置講習会
講師にくまもと☆農家ハンターの稲葉様を招き、箱罠の設置講習会を行いました!!
はじめに、ICTやIoT機器(カメラ)を使った狩猟方法について講義をしていただきましたICTやIoT機器を使うことで、見回り時間の削減、獣の動きを観察し、効果的な防除に繋がることを教えていただきました
その後、箱罠の設置を行いました前回、設置場所を決めていたので、スムーズに行うことができました
設置後に、カメラを設置して今回の講習会は終了しました!!これまでも、カメラでシカやイノシシの観察は行ってきました。そのデータを使って出没頻度の多い場所に設置したので、捕獲できると思います!!!
*今回は森の中で授業をしました泉分校ならではの授業だったと思います!!!
罠設置に向けて
10月19日に行う罠設置講習会に向けて事前調査を行いました。
どこに罠を仕掛けると捕獲することができるのか??設置する罠の向きは大丈夫か??捕獲できても搬出はできるのか??など考えることが山ほどあります。
そこで、急遽、くまもと☆農家ハンターの稲葉様が来てくださり、指導をしてくださることになりました私たちでは気づかない細かな部分を指導してくださり、なんとか設置場所を決めることができました!!!お忙しい中指導してくださり、本当にありがとうございました
月曜日はスムーズに罠を設置できるように頑張りたいと思います!!!
カメラのチェック
久しぶりに定点カメラの報告をします!!8月下旬から観察ができていませんでした
バッテリーが切れて画像が残っていないかも・・・と思い確認しました
幸運にも10月までばっちり撮影できていました!!!
早速確認すると、3~7月よりもあきらかに撮影されるシカの頭数が増えています!!発情や出産、餌など関係しているのかもしれませんね。
画像、周囲の環境も含めて考察し、原因を突き止めていきたいと思います!!!
夏休みの王様
少し前のことですが、放課後の泉分校にお客様がいらっしゃいました。
夏休みの王様(?)のカブトムシです。
立派なツノがかっこいいですね。
職員の指をがっしり掴んでいて、なかなか放しませんでした
お客様の訪問によって、職員室には「昔を思い出した子供たち」の明るい声に包まれました(・ω<)
ヒナ誕生
続報を紹介していませんでしたが、キセキレイの情報です
7月末に、室内からこっそりキセキレイを待っていると、颯爽と親鳥がやってきました。
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親鳥がやってくると、巣の中から、ヒナらしきものがスッと顔を上げました。
卵から孵化していたようです
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そして・・・・、
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捕まえてきた虫などの餌を与えているようです
すりガラス越しではありますが、親鳥のヒナへの愛情を感じました。
しかし、ヒナは1羽しかいない様子でした。
もっと、ヒナでワイワイした巣を想像していましたが、何らかのトラブルがキセキレイ一家を襲ったのかもしれません
小さい体で精一杯口を開けて餌をもらっていたヒナ、餌を運ぶ親鳥・・・・、泉の大自然の中で、力強く生きていってほしいです
釣り実習
竹の活用と河川の生物調査を行なうために、学校の裏の川で釣り実習を行ないました
お手製の竹竿にミミズとブドウムシを使い、ヤマメを狙っていざ実践!!!
よさげなポイントを見つけて、キャスティング 川の流れが速いようで、餌がすぐに流され、投入の繰り返しで苦戦が続いていたようです
釣り上げるのは難しいかなと思いましたが、流れに合わせ、上手にに魚を釣り上げていました
生徒達からは「竹竿でも魚が釣れるんだ」「初めて使ったけど良かった」「もっと短くすれば良かった」などの言葉を聞くことができました。竹の活用の観点からは今回の実習で学びを深めることができたようです。
次回は、釣り上げた魚の内臓を調べ、どんな物を食べているか!!どんな消化器官をしているのか!!を
観察したいと思います!!!
生まれた! のかな?
先日、キセキレイが産卵をしているかもしれない、とご紹介しました。「2020.7.10 キセキレイ抱卵」あれから2週間ぐらい経ち、そろそろ孵化してもよい頃なので、こっそり見に行きました |
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巣にいました! 抱卵しているのでしょうか。たまに周囲の様子をキョロキョロと確認しているようでした。屋外から確認するとびっくりさせてしまうので、室内からすりガラス越しにしばらく見守っていましたすると・・・・・、 |
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何か急に慌ただしくなり、いったん巣の外に出ていきましたそして再び戻ってきたら・・・・、 |
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明らかに、巣の中の一箇所に注意が向けられ、首を突っ込んでいました。もしかすると、そこに孵化したばかりのヒナがいるのでしょうかキセキレイは1回で数個の卵を産むらしいので、連休中には、生まれたばかりのヒナでにぎやかな巣になっているかもしれませんね元気にすくすく育ってください |
昼間のシカ!!
久しぶりのシカを載せたいと思います!!いつもは夜のシカですが今回は昼間のシカです!!
昼の13時に撮影されました。いつも夜、もしくは朝方にしか写っていないシカがなぜか昼間に
なぜこの時間に写ったのだろうか??皆さんも考えてみてください。
休校中に こんにちは。
今日は早朝から強い雨が降り、休校になりました
そんな静かな泉分校にお客様がやってきました。
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いつも泉分校の校庭にいる「オニヤンマ」だと思われます
職員室内に迷い込んできましたが、体長が10cm以上はあって、やはり大きかったです。
日本最大のトンボというのもうなずけますね
今日は生徒がいなくて寂しくなったのかな? それとも、一足早い体験入学かな?
抱卵キセキレイ
先日ご紹介したキセキレイですが、抱卵している様子を室内から撮影しました。
キセキレイを怖がらせないように、こっそり・静かに・慎重に・・・・。
すると、一見すると分かりにくいですが、巣でしっかり卵を温めていました(1・2枚目)
尻尾をフリフリしながら、抱卵しているようでした
・・・・その後、室内でうっかり音を立ててしまい、キセキレイに気付かれました(3枚目)
またも「卵を狙っている曲者じゃー」という感じで、外から室内をしっかり監視されました(4・5枚目)
怖がらせてしまってごめんなさい
この後、物陰に隠れて息を潜めていると、再び巣に戻っていきました
元気なヒナが孵化する日が楽しみですね
再びキセキレイ産卵
キセキレイが、再び産卵をしました。
前回の巣をそのまま利用して産卵しています。
巣の卵を撮影しに行きましたが・・・・、今回は狭くてピントが合わずに、全く撮影できませんでした
代わりに、近くにキセキレイがいたので撮影しました。
「卵を狙っている曲者じゃ!」とでも思っているのか、ずっと見張っていました
これはなんだ!?
定点カメラの確認をすると大きく掘り返された穴が!!!これはいったい何なんだ??
辺りには掘り返された土が散らばっており、隣の通路を見るともう一つ穴が!!
こちらの穴は植えられた茶が完全に掘り返されていました穴をよく見ると荒々しく掘り返されており、近くには獣の足跡がありました
これはやはり、イノシシの仕業でしょう写真には写っておりませんが、近くにミミズなどの小動物がいたので、それを食べにきたと思われます。これまでも、イノシシの姿を目にすることはありましたが、これほどの穴が掘られたことはありませんでした何か理由があるのでしょうか??
これからイノシシの生態について調べてみたいと思います。