4日(金)南稜祭でのステージ発表本番に臨みました。前日も休日返上で練習や準備に大忙しのなか、今日の出番を控えた書道部は幕の閉じられたステージ内で出番直前まで準備に余念がなく、緊張の色を隠せませんでした。
そして幕が開いたステージでスポットライトと観客の視線がステージ上に注がれ緊張も最高潮に達したなかで、曲が流されると書道部員も代わるがわる曲に合わせてボードに貼り付けられたカラフルな用紙に揮毫していきました。部員自らが今年度南稜祭のテーマである「カラフル ~1人1人の個性輝け~」から考え出した思いを文章にしたものを揮毫していき、一心不乱に筆を動かして作品を完成させていました。
さらに今年度は、文章の中にある「化学反応」を実際の作品の中に取り入れるべく、冒頭に大きく書いた「壁」の文字で使ったペイントの墨の中に、「重曹」と「クエン酸」を入れてその文字を消せるようにしました。1人1人の個性を尊重するため、「壁」を作ることなく受け入れるという意図から「壁」を打ち消すパフォーマンスをこの中に取り入れた発表に臨みました。
そして、消した文字の上から「共創」の2文字を書き上げました。南稜高校の全生徒が主人公として輝ける学校を「共に創りあげる」という想いをこの文字に託しました。最後に部長の谷口さんより、今回の作品に対する思いを発表し、無事に練習どおりのパフォーマンスをごらんに入れることができました。
無事に発表が終了し、発表が成功するのか不安でしたが発表終了直後の一同ホッとした様子が何とも印象的でした。今日の本番を迎えるにあたっては、書道部員以外から1年生2名を「助っ人」として参加してもらいました。書道部員と一緒に練習を重ねながら精一杯取り組んだ成果を十分に発揮してくれました。終了後は卒業を迎える3年生の先輩方と一緒に作品をバックに卒業アルバム用の写真を撮影しました。
今日の発表が大成功に終わり、書道部の大きな活動がまた一つ終了しました。来週からはまた高書展に向けての作品制作に頑張っていきます。まだまだこれからも活動内容が盛りだくさんです。このような南稜高校書道部ですが、現在も部員を大募集していますので是非見学など含めて興味のある皆さんは書道教室にまで足を運んでみてください。
これからも書道部への応援をよろしくお願いします。