2015年11月の記事一覧
食育講演会がありました
11月27日(金)、あばぁこんね会長・もじょか堂代表の澤井健太郎氏を講師にお招きし、「食と命~水俣から安全でおいしい食材をみなさんへ」という演題で、食育講演会を開催しました。
講演の要旨はつぎのとおりです。
学生時代から海外へ渡航し、さらに水俣で農業を学んだことをきっかけとして、JICAの青年海外協力隊として海外で働くことを目標とした20代。しかし、JICAの二次試験の健康診断で心臓に異常が見つかり、夢を断念せざるを得なくなった。失意の中でのふるさとでの療養中、農業だったら地元でもできるのではないかと水俣で農業をする決意をした。
初めに養鶏を手がけた。4羽の鶏を手に入れ、自然の中で大切に家族のように育てた鶏が10か月後に産んだ1個の卵。そのまま育てれば羽化して鶏になる卵。食べるために育てたものなのに、どうしても食べ物に見えなかった。悩みぬいた末に食べた卵は弾力があってとてもおいしいものだった。「命をいただく」ことに真剣に向き合った瞬間だった。この感動をみんなに伝えたい、おいしい卵をみんなに食べてもらいたいと思い、もじょか堂を創設した。途中、鳥インフルエンザの流行があり養鶏を断念。もじょか堂では、生産者が愛情込めて育てた安心で安全な食材を吟味のうえ取扱い、消費者に販売した。しかし、愛情こめて作物を育て、おいしいものを提供するという生産者の夢も捨てきれず、今はアボカドの生産にも取り組んでいる。
現在、世界に1億人以上飢餓の状態の子どもがいる一方で、たくさん採れた野菜や作物が市場に出ることなく、育てた農家さんが自らトラクターで踏みつぶすような光景が日本にはある。物質の豊かさや利便性を追求しすぎた結果、現代の日本人は、大切なことを忘れているような気がする。
「ミナマタ」は、日本で初めて食による公害が起きた土地である。長い間差別や風評被害にさらされ、食べ物に水俣産と言えない時代が続いた。今では、環境モデル都市として国の認証も受け、人々の意識も変わりつつある。水俣病患者で語り部だった故杉本栄子さんの言葉「食で病になったとだけん、食で治すとたい」。過去の過ちを教訓とし、二度と繰り返さないために、水俣の生産者たちはできるだけ農薬や化学肥料に頼らない農業を目指している。
ヒトは、命をいただくことでしか自らの命をつなぐことができない。もっと食べ物や生産者に関心を持ってほしい。つくる人と食べる人の関係性を大切につくっていくことが水俣の未来をつくることであり、自分の役割であると考えている。 |
今日の給食は東京と福井の郷土料理
献立は、柳川風丼、こっぱなます、すまし汁です。
「こっぱなます」が福井県の郷土料理だろうなとさっしはついたけれど、「柳川風丼」…
どうしても柳川というと福岡県を思い出してしまうが・・・
そこで、給食の先生に聞きました。
柳川風って? 福岡県じゃないの?
柳川というのは、江戸(東京)発祥の料理、どじょう鍋
給食にどじょうというわけにはいかないよね。実際、どじょうに抵抗がある人も…。
それで、どじょうに変えて肉を使ったものを柳川風っていうのよ。
特徴は、肉に笹がきごぼうを加えて甘辛く煮て、卵でとじたもの。ごぼうをたくさん食べられて栄養たっぷりよ。
卵がふわふわで、とってもおいしかったです。
こっぱなますは福井県の郷土料理ですか。
そうよ。だいこん・ニンジン・ネギ・油揚げ・白ごまなどを、辛子酢味噌であえてあります。
あまり食べない味ですが、辛みがきいてとてもおいしかったです。
毎月、いろんな献立の工夫があって、給食は楽しいです。
これも給食の先生方のチャレンジのおかげです。
今日もおいしい給食、ありがとうございました。
選挙管理委員会 出前講座がありました
選挙を考えよう!というテーマで、熊本県選挙管理委員会の方にお話しをいただきました。
最近の選挙における課題、選挙はなぜ大切なのか、公職選挙法の改正に伴う選挙権年齢を「満20歳以上」から「満18歳以上」に引き下げられたこと、投票の方法など、映像や資料を用いて丁寧に説明して頂きました。
定時制の生徒には、18歳以上の生徒も多くいるため、関心も高く、Q&Aにも積極的に参加している様子が見られました。
トライアングル編集作業が行われました!
11月19日(木)にトライアングル№67作成のための、編集作業を行いました。今回は、県定通文化大会&湧定祭特集号です。
事前に各方面からいただいた原稿を、パソコンに入力したり、写真を配置したりで振興会役員方が力を注いで作成しました。
文化大会での本校生の活躍や、湧定祭での活躍などを和気あいあいと話しながら進めました。
12月17日発行予定です。保護者の皆様にはご覧いただき、感想をお寄せいただければ次号に生かしていきたいと思います。
映画鑑賞に行きました
11月18日(水)午後6時30分から映画「図書館戦争」をシネプレックス熊本で鑑賞しました。
生徒から「とてもよかった」・「主演の岡田准一さんのアクションがかっこよかった」・「ハラハラ、ドキドキであっという間に終わりました」・「最後のシーンではとても感動しました」・「続編を見たい」などの感想がありました。
フードデザインの授業で桂むきに挑戦
フードデザインは家庭科の選抜科目です。「家庭総合」を学習した後の選択で、内容も専門的になります。和、洋、中華料理の実習や「食」についても詳しく学んでいます。
今日は、桂むきにチャレンジしています。実った渋柿を干し柿にし、それを使って柿なますを作りました。
太鼓部 大活躍の1週間
※11月6日(金)
11月6日(金)の湧定祭での演奏を皮きりに、1週間の間にいろんな場所で演奏してきました。湧定祭では、「鼓響」を演奏し、開会に弾みをつけました。
※11月7日(土)
「熊本県公立高等学校PTA連合会中央地区指導者研究大会」がグランメッセ熊本で開催され、そのオープニングで演奏しました。
今まで、地域の方々の前で演奏してきましたが、今回は他の高校の先生・保護者の方々の前で、「若武者」「鼓響」「舞湧伝」の3曲を披露することができました。緊張しましたが、何とか無事演奏することができました。ありがとうございました。
※11月8日(日)
水まち水前寺「にぎわい祭り」(水前寺戸井の外公園)では、「鼓響」と「舞湧伝」の2曲を披露。
前日は雨70%の予報で心配しましたが、日焼けするほどにいい天気で、思いっきり演奏することができました。地域の祭りに声をかけていただけることに感謝しながら、来年はもっと素晴らしいステージができるよう練習に励み、力量をつけていきたいと思います。
※11月14日(土)
熊本支援学校の「第3回ゆうし祭」で初めて演奏しました。ホームページの太鼓部の活躍をご覧になり声をかけていただきました。あいにくの小雨でしたが、支援学校の体育館で「鼓響」と「舞湧伝」の2曲を演奏しました。部員の一人は足首を痛め、もう一人は曲の準備の間に滑って腰を打撲しましたが、最後まで精いっぱいの演奏で、盛大な拍手をいただきました。
熊本支援学校のみなさん、ありがとうございました。
今年度のステージは、あと次の3ステージです。応援よろしくお願いします!
① 12月5日(土)竹の下公園
「レイクサイド繁栄会 謝恩祭 ふれあいもちつき大会」
② H28年1月31日(日)嘉島町民会館
「鼓心祭」
③ H28年3月26日(土) 水前寺成趣園
「水前寺まつり2016」
熊本県「がんばる高校生表彰式!」
11月16日(月)熊本テルサで、熊本県がんばる高校生の表彰式が行われました。教育長あいさつの後、表彰状授与が行われた。本校定時制からは、4年次生のTさんが太鼓部と生徒会活動を入学当時よりがんばり、学校の活性化に寄与した、また学業と仕事の両立がよくできたと高く評価され、表彰されました。
授賞式は、緊張感が漂うなかで、蒲島県知事より直接表彰状をいただき、その後、蒲島知事の講話があり、全員で記念撮影をして閉式となりました。
くまもと教育の日 地域の方々との合同調理
11月12日(木)に地域の方々との合同調理を実施しました。地域の方々の生活の知恵を学び、経験されてきた多くのことを学ぶ事ができ、充実した時間を過ごすことができました。
調理メニューは恒例の「太巻き、いなり寿司、さつまいものレモン煮、吸い物」でした。調理中は、いろんな会話が飛び交い、ニコニコと手を動かしてとても微笑ましい姿が見られました。試食した職員からは「美味しい!!」と感嘆の声があがりした。
この生き生きとした生徒達の笑顔は、地域の方々のご協力がなければ生まれなかったものです。ご多用のなか、参加して頂きました地域の方々へ感謝申し上げます。
<生徒の感想>
・初めて巻き寿司を作りましたが、自分の思っていたよりもコツが必要で、教わらなかったら、うまくできなかったかなと思いました。みんなで作ることで楽しさもあり、よりおいしく食べることができた!
・サツマイモのレモン煮がとても美味しかった。
・楽しく一緒に作ることができた。
・教えてもらいながらきちんと作ることが出来たと思う。
・巻き寿司は日頃あまり作る機会が無いので、とても自分のためになる体験でした。地域の方と交流しながら、楽しく進める事もでき、充実した時間を過ごせました。次回は一人でもチャレンジしたいと思います。
<地域の方々の感想>
・今日は孫より若い子どもたちと楽しく調理出来てとても楽しかったです。
・班のメンバーにおいては、皆素直な感じがあり、ワキアイアイで進行できたと思います。良く話もでき、食においては色んな話もできたと思います。
・生徒さんとの調理実習とても楽しかった、ありがとうございました。
・生徒さんも年々真面目に取り組まれていて、お手伝いがいらないのではないかと思う程です。顔を覚えてくれる人もいて、うれしく思います。“また来年会いましょうね”と約束しました。
全定合同でチューリップを定植
11月11日(水)の夕方に本校の全日制の保健委員生徒(20名)と定時制の生徒会役員生徒(6名)が合同で赤、白、黄、紫の色とりどりのチューリップの球根を合計200個植え込みました。
同じ校舎を使っているとはいえ、日頃なかなか関わる機会のない異なる課程の生徒たちが共に作業をしている光景はとても新鮮なものでした。
自分たちが何色の球根を植えているか分からなくなり、咲くまで色がわからないというハプニングも起きましたが、春を彩るチューリップたちが咲くのがとても楽しみですね。