寄宿舎の様子

寄宿舎の様子

後期現場実習を振り返って

 3年生の後期現場実習が終わりました。自宅から出勤した生徒、寄宿舎から出勤した生徒、グループホームから出勤した生徒・・・。それぞれが卒業後の『働きながら生活する姿』をイメージして実習に臨めたようです。

 グループホームで生活しながら実習に行っていた生徒は、「洗濯など身の回りのことや、お風呂やトイレの掃除など、寄宿舎でしていたので困らずに生活できた。」「寄宿舎の生活リズムを崩さず出勤できたのでキツくなかった。」「寄宿舎でみんなで過ごすルールに慣れていたから、グループホームのルールに早く馴染めた。」と寄宿舎での経験が役立ったことを話してくれました。

 寄宿舎では、基本的生活習慣の確立、社会的生活習慣の向上、自立心・協調性の育成を目標としています。今後も卒業後の生活を見据え、指導・支援をしていきます。

お月見をしました

 9月17日(火)は十五夜でした。天候に恵まれ、寄宿舎からも体育館の上に昇った大きな月を見ることができました。

 女子棟の生徒たちは、職員が持ち寄った浴衣を着てお月見を楽しみました。自分の着付けの番になると、「どれを着ようかな。」とワクワクした様子でした。短い時間ではありましたが、「きれい。」「影がウサギの形をしてる!」と、十五夜の月の美しさを感じることができたようです。

寄宿舎防災防犯訓練

 本校では、安全安心な寄宿舎生活の実現のため、年間3回の防災防犯訓練を計画しています。今年度は、年度初めのオリエンテーションで部屋の名称や非常口等を確認し、5月に地震避難訓練、6月に不審者対応訓練、9月に火災避難訓練を実施しました。生徒たちは事前指導で避難時の注意事項や、日頃から気を付けることを学び、訓練に臨みました。

 地震避難訓練では、地震発生の放送を聞き自ら机の下に潜ったり、お互いに様子を確認し合ったりする姿が見られました。不審者対応訓練では、協力し合ってバリケードを作り、静かに待機することができました。火災避難訓練では、ハンカチで口元を覆い、指示された集合場所に落ち着いて避難することができました。

 1年生は、初めて経験する寄宿舎での訓練に緊張する様子もありましたが、2・3年生は落ち着いて放送や指示を聞くことができており、これまでの訓練の積み重ねを感じました。今後もスムーズな避難行動ができるよう、生徒と一緒に防災防犯への意識を高めていきます。

 

2学期が始まりました

 8月25日は、今学期最初の帰舎日でした。始業式が待ち遠しかった生徒も、もう少し夏休みを満喫したかった生徒も、みんな元気に帰舎することができ、嬉しくい思いました。

 26日の下校後には、2学期の行事や、みんなで決めた目標を確認しました。火災避難訓練の実施日を確認したあと、避難時に気を付ける『お・は・し・も・ち』について質問すると、多くの生徒が「押さない・走らない・しゃべらない・戻らない・近づかない」とスムーズに答えることができました。また、寄宿舎の日課やルール、みんなで決めた目標を守ることは、集団生活を共にする仲間への思いやりや、将来働くための土台作りであるという話には、しっかりと気持ちの良い返事を返してくれました。

 その後、レクリエーションとして映写会を行いました。自分が選んだおやつを手に、大ヒット映画の視聴を楽しみました。笑いのシーンでは爆笑が生まれたり、涙を誘う感動的なシーンでは神妙な空気になったりと、集中して見入っていました。休憩時間には感想を語り合う姿も見られ、充実した余暇時間になったようです。

 

令和6年(2024年)4月9日「入舎式・歓迎会」

 4月9日の下校後に、入舎式を行いました。入学式を終え、まだ緊張の残る表情で参加した1年生でしたが、「これから一緒に、楽しい寄宿舎生活を過ごしていきましょう。」という3年生からの歓迎の言葉を聞き、ホッとしたようでした。

 入舎式後には歓迎会を開き、『新入舎生自己紹介』と『新入舎生からの質問コーナー』を行いました。寄宿舎行事や近隣のお店、自由時間の過ごし方など、新入舎生からの質問に、在舎生が精一杯答えてくれました。