野球部は夏の大会に向け、日々の練習や練習試合に取り組んでいます。5月25日の出水商業との練習試合では1年生もデビューし、高校野球の厳しさ、楽しさを経験しています。
今年もGW宮崎遠征を行いました。2日間で4試合。宮崎、鹿児島の強豪校を相手に2勝1敗1引き分け。多くの成果と課題を得た遠征でした。
城南大会1回戦は川上球場で行われ、南稜高校は11-1(6回コールド)で芦北高校を下し、2回戦に進出しました。立ち上がりのピンチを何とか1点で凌ぐと、打線が爆発し、次々と点を重ねることができました。次は12日に八代県営球場で八代高校と対戦します。
野球春の大会は2回戦が行われ、南稜高校は14-7(8回コールド)で人吉高校を下し、ベスト16に進出しました。試合は相手エラーもあり、3回までに7点を取って楽勝ムード。ところが4回と5回に今度はこちらにエラーが続出して追いつかれてしまいます。すると6回から打線に火がつき、また7点を取って突き放すことができました。壮絶な試合内容ですが、とにかくベスト16に進出し、シード校熊本工業への挑戦権を得ることができました。次はミスのない試合を期待します。
1月4日、今年の初練習を行いました。白髪神社まで往復約6kmをランニング。白神神社では「安全祈願」を行いました。「必勝祈願」は夏の大会前前に行います。それまではとにかくケガがありませんように。そのあとは軽くキャッチボール、ノックで練習終了。野球部ではほとんどの生徒が冬休みアルバイトを頑張りました。普段の練習以上に精神的に成長できたはずです。今年の活躍に大いに期待します。
熊本4大学野球連盟の秋のリーグ戦が行われ、本校出身で崇城大学1年の中村伊風稀君がベストナインに選ばれました。中村君は1年生ながら外野のレギュラーとして活躍し、打率4割を記録することができました。もう少しで首位打者も狙えたそうで、今後の活躍に大いに期待できます。
南稜高校野球部は、リブワーク藤崎台球場で行われた秋の大会2回戦に臨みました。対戦校は甲子園出場経験もある必由館高校。かなりの強敵です。2L岩元-1F米本のバッテリーで試合開始。心配された立ち上がりを無難に切り抜け5回まで1点に押さえます。6回には1L蟻田の3塁打や1L溝口のタイムリーヒットなどで2点を取って逆転。いい流れです。しかしその裏、エラーが絡んで2点を奪われ、再び逆転されてしまいます。なおも、1死1・3塁のピンチでしたが、そこはダブルプレーで切り抜けることができました。その後両チームとも得点できず試合終了。善戦しましたがあと1点が遠い結果となってしまいました。しかし、6回のピンチや終盤にこれまではズルズルと失点を重ねていたのが、最後まで粘り強く戦えたのは大きな収穫です。次の大会ではしっかりと勝ちきれるように期待します。
昨年南稜高校を卒業した古堀絆大君が、社会人野球日本選手権大会出場の快挙を達成しました。古堀君が所属するJR九州は九州大会を勝ち進み、昨年全国準優勝のホンダ熊本を8-5で破って九州第一代表の座を掴み取りました。高卒で社会人野球に進むのは、プロに入るのと変わらないくらいの難関です。その上全国大会に出場するとは本当に大したものです。今後の活躍に大いに期待します。
背番号28が古堀君です。
台風10号は南稜高校野球部に大きな爪あとを残して去って行きました。ブルペンの屋根を吹き飛ばし、壊滅的な打撃を与えました。
しかし、保護者の皆様の迅速な動きで撤去作業が進められ、半日で完全に撤去することができました。クレーン車の導入やチェーンソーによる解体など、総力を挙げての作業が進められました。その結果、いつ使えるかわからない状態だったブルペンが全く問題なく使えるようになりました。
高校野球は保護者の支えがなければ成り立ちません。これも高校野球の大きな一部分です。ありがとうございました。