SGH日記

SGH日記

サクラサイエンス事業(フィリピン大学留学生との交流)

 熊本大学薬学部が主催する「サクラサイエンス事業」において、フィリピン大学からの留学生との英語による交流を通して、芦北水俣に住む若者(=高校生)が、どのような課題意識を持って水俣を見ているか、水俣を多角的に分析し、発信・伝達する能力を養うとともに、英語で交流することで、英語をツールとしたコミュニケーション能力を向上させる目的として実施しました。

 はじめに、本校生徒による学校の環境問題への取組について発表し、それに続いて留学生より水・土・大気の環境問題およびそれに対する取組についてそれぞれ発表を行いました。その後、3グループに分かれて、(1)高校・大学の環境への取組、(2)地方自治体・過程の環境への取組、(3)地域の水産・魚介類および生態系維持のための取組、をテーマとしてそれぞれの班で協議し、1枚の紙にまとめプレゼンテーションを行いました。

  
  

水俣市児童会・生徒会合同リーダー研修会

8月23日(火)13:10~

水俣市児童会・生徒会合同リーダー研修会における水俣高校生による研修

 水俣市の児童会・生徒会活動を基盤とした小中学校の連携事業に、本校生徒が関わることで、地元の小学生、中学生、高校生の強い絆を作り上げ、また、高校生のみならず、義務教育段階からグローバルな人材の育成を図るとともに、義務教育から高等教育への継続した学習の機会とすることを目的として実施しました。

 研修では、参加する小中学生を13班に分け、各班に本校生徒が1名ずつつき、班別協議の進行役となり、全体進行および班のとりまとめを行いました。班別協議では「理想の学校を作ろう」をテーマとして、自分たちの学校を魅力的な学校とするための施策・目標およびその目標達成のための具体的な方策を考え、それを1枚の紙にまとめプレゼンテーションを行いました。



水俣高校生による大学生および留学生への水俣市ガイド②

前日のアイスブレークおよび講演を踏まえ、4日(木)は生徒・学生を3グループに分け、「持続可能な開発目標(SDGs)」に関連する場所を本校生徒が英語で案内しました。

A班は袋地区で、午前中はおれんじ館において合併処理浄化槽について、午後は水俣浮浪雲工房において実地研修を行いました。

B班は久木野地区で、午前中は簡易水道について、午後は久木野の里において直農連携介護予防事業について学びました。

C班は午前中はJNCにおいてハウストマトの栽培について見学し、また水俣環境アカデミアにおいてゴミの分別収集についてディスカッションを行いました。午後は湯出地区において棚田について学びました。

今回の水俣市ガイドは、5月から実施している遠隔講義からの継続事業で、生徒・学生がそれぞれ学んできた「持続可能な開発目標(SDGs)」の知識と現実をリンクさせる試みで実施しました。学びが実生活と結びつくことに加え、大学生・留学生と考えや体験を共有することで持続可能な社会への意識を高めることができました。


水俣高校生による大学生および留学生への水俣市ガイド①

SGH事業の一環である「水俣actⅡ」における慶應義塾大学との連携事業において、当大学へASEANから留学している学生および慶應義塾大学学生による水俣市内フィールドワークの中で、4日(木)に本校生徒が国連開発計画(UNDP)より出されている「持続可能な開発目標(SDGs)」と関連する場所を英語で案内しました。

 前日の3日(水)は、前半にアイスブレークとして、小学生約20名を6グループに分け、それぞれのグループに参加生徒・学生がつく形態の宿題補助を通して、相互にコミュニケーションを図りました。後半では蟹江憲史氏(慶應義塾大学環境情報学部 政策・メディア研究科 教授)を講師に迎え、「持続可能な開発目標(SDGs)」についての講演を聴講しました。