高等部より
理療科対面式!!
6月8日(月)、理療科対面式を行いました。
例年4月の入学当初に行っていますが、今年は臨時休校の影響でおよそ2か月遅れの実施となりました。
在校生代表からは、「なんでも聞いてください、一緒に頑張りましょう。」という温かいメッセージが伝えられました。
3年後の国家試験(※)合格を目指して、そして卒業後、信頼される医療従事者となれるよう、大変な道のりのスタートです。
「みんな、がんばれ~!」
※あん摩マッサージ指圧師、鍼師、きゅう師はそれぞれ厚生労働大臣名で与えられる医療系の国家資格です。
学校再開!! 普通科集会
学校生活、スタート!!
6月1日(月)、本年度の教育活動が本格的に始動し、久しぶりに校舎には笑顔と賑やかな声が戻ってきました。これから、新しい生活様式を踏まえた学校生活のスタートです。
高等部普通科では3時間目に普通科集会を行いました。今年度の高等部普通科には、1年生5人、2年生1人、3年生1人の計7人が在籍しています。入学式では関係者だけの参加だったため、普通科の生徒と教師が一堂に会するのは今日が初めてでした。どの生徒もやや緊張した面持ちで、3密にならないように気をつけながら体育館に集合しました。
まず、生徒一人一人の自己紹介がありました。名前と学年を言った後、出身中学校の紹介や今回の休日中の過ごし方、好きな音楽などを楽しく紹介しました。続いて教師も担当教科や趣味等を紹介し合い、和やかな雰囲気の中、徐々にみんなの緊張もほぐれていきました。
また、高等部主事からは、「思いもかけない長い休みになってしまいましたが、感染予防に心がけて、今までの分を取り返すような思いで学習やいろいろな活動に取り組み、これからの学校生活を楽しんでください。」との話がありました。
次に、教務部から、今後の学習についての話があり、本日から当面の間45分の7時間授業が開始されることが伝えられました。
さらに生徒指導部からは、「生徒心得」についての説明や携帯電話の許可書についての話、また、委員会活動についての話などがありました。和やかな雰囲気の中にも真剣な表情で聞く生徒たちが印象的でした。
今年は、まだ先が読めない日が続きますが、高等部7人で協力しながら元気に進んで行くことを確認し合いました。
高等部便り 5月21日号
今日は、「手の指の運動」について実際に手を動かしながら学びましょう!
手の指は、体の中でとても細かな運動を担っているところで、手の指を動かすと脳に刺激を与えることができます。そんな「手の指」ですが、みなさんは自由に動かすことができますか?
「もちろん」と思ったあなた!!一緒に指を動かしてみましょう。
①右手と左手の指先を合わせる
②中指だけを折り曲げ、第二関節と第二関節を合わせる
③このままの状態で、親指をくっつけたり離したり。小指をくっつけたり離したり。人差し指をくっつけたり離したり。最後は薬指をくっつけたり離したり…できましたか?
「あれ?薬指が動かせない!」
そうなんです。この状態だと薬指を自由に動かすことができません。なぜなら、薬指を単独で伸ばすために必要な筋肉がないからです。いつも自由に動かしているような手の指ですが、単独で伸ばせる指と、そうでない指があります。薬指は特に小指と協力して動くことが多いのです。
このように、私たちの体の中でも、様々なところで「助け合い」が行われています。体の中だけではなく、人と人の「助け合い」も、自然に行えるととても素敵ですね。
高等部 田畑
笑いの力 高等部だより 5月19日
毎日の自粛生活お疲れ様です。突然ですが、みなさん、最近笑っていますか?
今日は、笑うことで体に起こるプラスの効果についてお話しします。
今、世界中で新型コロナウイルスが流行しています。罹らないためには、私達1人1人が免疫力を高めておくことが大切です。そうです。笑うことで、免疫力が上がるんです!
免疫に関係する細胞に、NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)というものがあります。このNK細胞は、私たちの体の中で、ウイルスに感染するなどして異常を起こした細胞を見つけて取り除いてくれます。例えるなら、体の中を巡回する警備員です。そして、笑うことで、このNK細胞が活性化されるんです。特に、リラックスして大笑いすると、より効果があります。お笑いを見る前と見た後では、見た後の方がNK細胞の働きが上がっていたという研究結果もあったりします。
さらに、NK細胞には、がん細胞を取り除く働きもあります。免疫力を高めてがん予防と、まさに一石二鳥ですね!ちなみに私は、ドリフの動画を見たりして笑っています(笑)
さあ、こんな時だからこそ、リラックスと笑いで免疫力アップです!
「軽く口笛を吹き 思いっきりアハハと笑ってみようよ(^^♪」
そして、Social distance(人との距離を2m以上離れて)・手洗い・うがい・消毒も忘れずに!
ゴシゴシガラガラシュッシュッペでしっかり予防!!
みんなで力を合わせて乗り切りましょう(^O^)
高等部理療科 稲葉史朗
無理してませんか? 高等部だより 5月18日
今日は「見えにくさ」を補っていくにあたって私が大切にしていることをお話ししたいと思います。
結論から言うと、「見ることに関しては決して無理をしない」ということです。視覚的な情報については、それぞれの見え方に応じて、視覚補助具やパソコンの拡大機能などをしっかり使い分けて、目に負担をかけない事が大切です。
見えにくさを補うものには、眼鏡、ルーペ、単眼鏡、拡大教科書器、遮光眼鏡などの視覚補助具がありますね。それぞれ、遠くを見たり、手元を見たり、余計な光を遮ったりするときに使います。また、パソコンやタブレット、スマートフォンの画面拡大機能や音声読み上げ機能、便利アプリなども強い味方ですね。
さまざまなものや機能を知り、使い分けることで、読み書きやパソコン作業を楽にすることができ、効率もあがります。
見ることは決して無理をせず、視覚補助具やIT技術、ときに人にも上手に頼りながら、勉強を頑張っていきたいですね。
雨が続いて蒸し暑さが増してきました。
気候の変化で体調を壊さないように気をつけていきましょう。 高等部 上原
ミルクフ ~見る工夫を見つける身につける~の紹介 高等部だより 5月15日
近年、「見えない人、見えにくい人」に便利な用具やサービスが充実しつつあります。こうした状況は私たちにとって大変有用ですが、その一方で、「必要な情報をどこで得たらよいのかわからない」という声を多く聴取するようになりました。 「必要な時に必要な情報を得る」ためには、盲学校や熊本県点字図書館などにご相談いただくことが最良の方法ですが、当事者や保護者の皆さんが、普段からいろいろな情報に目を向けることも重要な視点です。そこで今日は、ホームページを1件、ご紹介したいと思います。 ミルクフ ~見る工夫を見つける身につける~:https://mirukufu.com/ ミルクフとは視覚障害者の「見る工夫」を集めたwebメディアです。便利グッズ、便利なサービス、生活上の工夫など、視覚障碍者の助けとなるような情報を集約・公開しておられます。さまざまな手段を活用して生き生きと生活を楽しんでおられる当事者ならではの体験談などは、児童生徒の将来のビジョンを描くためにも役立つのではないかと考えています。是非いちど、ご覧いただければ幸いです。 高等部 藤川
高等部だより 5月14日
「私のリラックス法」 それは、「ゆっくり呼吸をする」です。疲れた時、緊張している時、不安だなあと思う時にゆっくりと呼吸を行うと気持ちがリラックスします。 その際のポイントが2つあります。
①息を吸うときより、はくときに時間をかける。
②息を吸うときに腹をふくらませ、はくときに腹をへこませる。
ゆっくり息を吸い込み、その後、さらにゆっくりと息をはき出します。呼吸をする時に腹に手をあて腹のふくらみを感じながら行ってください。5分ほどゆっくり呼吸をするとゆったりとした気分になります。
「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。これは東洋医学でよく使われる言葉で、心と体は一体であるという意味です。不安だなあ、緊張するなあといった感情は体に影響して筋肉が緊張していきます。その逆にゆったりした気持ちになると体の緊張も取れていきます。
普段、なにげなく行っている呼吸ですが意識を向けてゆっくり行うと心身ともにリラックスします。ぜひ学習の前後に行ってみてください。 高等部 平井
高等部だより 5月13日
「こんな話だったの!」
有名な話だけれどちゃんと読んだことが無い、というものが私にはいくつかありました。その中の一つが宮沢賢治の「注文の多い料理店」でした。読んでみると、実におもしろく、そして怖く、意外な展開にハラハラ。みなさんもいろんな本を読んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、「注文の多い料理店」については、Youtubeでも、いろんな俳優さんたちが朗読してくれています。朗読のお手本にもなると思いますので、ぜひ聞いてみてください。
高等部 橘
高等部だより 5月12日号
目が全く見えない私は、コンビニやスーパーなどでは店員さんにお願いして手引きをしていただきながら買い物をします。
人との接触を極力避けないといけない状況の中、店員さんたちは嫌がるそぶりを見せずに対応してくださいます。
みなさん いつもありがとうございます。
高等部 松枝
高等部だより 5月11日号
「氣」のパワー
「氣」は「気」の旧字。1940年代まで、「氣」が使われていました。
東洋医学では「氣」はエネルギーを意味し、人の身体の中を流れています。
身体の中の「氣」が充足していれば病氣にならないと考えられています。
「氣」と「気」の違いは、米と〆。
「米」は末広がりで八方に広がることを意味し、「〆」は押さえ込むという意味になります。
また、「米」は、私たちにとってエネルギーの源です。
しっかりとお米を食べることによりエネルギーが作られ、八方にエネルギーが放出されることで元氣な身体を維持することができます。
お米を食べて休校期間を乗り切りましょう!!
高等部理療科 山岡正人
高等部だより 5月1日号
今回は、本の紹介をします。
「猫には嫌なところがまったくない(山田 かおり 著)」
大好きな猫との生活、そして別れを綴った本。
猫好きならもちろん、そうでない方にもおすすめです。
家にいる時間が長い時、動物を通しての優しさ、命の大切さを、この本を通して考えてみるのもいいかもしれません。
高等部 小川
高等部だより 4月30日号
高等部の生徒の皆さん、元気に過ごしていますか?
体調がわるいとかありませんか?
休校がさらに延長されることになりましたが、学習面に不安を感じている人も多いかと思います。
私たち教師にとっても、初めての経験であり、とまどいも感じています。
今は、それぞれが、それぞれでできることを精一杯がんばっていきましょう!
学校からの課題にしっかり取り組んでください!
1日のスケジュール、時間割を自分なりにつくってみるとよいかと思います。
また、1週間ごとの目標を立てるのもよいでしょう。
学習のことや体調のことなど、相談したいことがあったら学校に電話をください。
担任の先生がおられない場合は、高等部の先生と尋ねてもらえばいいです。
運動不足になりがちです。体を動かすことも忘れずに!
高等部主事 天川
高校総文祭
高校総合文化祭
5月31日(金)、熊本県立劇場で熊本県高等学校総合文化祭が始まりました。
当日は展示部門の開会式が演劇ホールのホワイエで行われ、アンサンブル部の生徒たち7名が参加しました。
本校の展示コーナーには、学習の中で製作した作品や点字紙を使ってのペーパークラフト作品に併せて、実際に触っていただける点字で書いた高等部の紹介文を展示しました。そして、たくさんの見学者の方が、一生懸命点字と墨字(一般の文字表記)を見比べながら興味深そうに読んでくださる光景がありました。
午後のステージ部門では、昨年度の選考会で出場校に選ばれた本校アンサンブル部がコンサートホールで演奏を披露しました。
これまで第二高校の文化祭や県大会等で何度か県立劇場の舞台に立った経験を持つ生徒たちは、落ち着いて準備やリハーサルを行い、本番では「マイン・イエス」と「Volcano Mirror(ボルケーノ ミラー)」の二曲を、堂々とした立派な演奏をすることができました。
全国大会金賞受賞の名に恥じない素晴らしい演奏だったと、他校の先生方や多くの来場者から声をかけていただき、演奏後の部長インタビューを受けた生徒も、明るくはきはきとした声でアンサンブル部を紹介していました。また、1日目最後の出し物、牛深高校の「ハイヤ踊り」では、アンサンブル部生徒全員に加え応援に来ていた生徒もステージに上がり、他校の高校生と一緒にハイヤ踊りを楽しみました。
6月1日(土)、演劇ホールにて弁論の発表に3年男子が出場しました。これは、昨年選考会を兼ねて行われた熊本県高等学校弁論大会で入賞した生徒が出場できるもので、本校と八代農業高校の2校が参加しました。
発表演題は「呼吸(ブレス)を感じて」で、本生徒が一昨年、打楽器の演奏経験もないところからアンサンブル部に入部し、いろいろな経験を経て九州大会、全国大会へ進む過程の中で、友達との関わりや曲を仕上げるまでの様子や思いなどを感情豊かに表現しました。そして、来場者の方々からは「豊かな表現力でひきつけられた」等たくさんの感想をいただくことができました。
高校総体開会式
高校総体開会式
5月31日(金)、熊本県民総合運動公園陸上競技場(えがお健康スタジアム)で第47回熊本県高等学校総合体育大会総合開会式がありました。熊本県の高等学校79校が入場行進に参加する中、本校は12番目に行進をしました。雨が降り少し肌寒い中、学校の代表として高等部普通科3年生の男子が旗手を務め、堂々と行進する姿がありました。また、行進の様子はテレビ中継され、フロアバレーやSTTのことなどアナウンスがあり、本校の運動部活動などの取組についてアピールすることができました。
第1回 高等部生徒総会
新体制でスタート
5月24日(金)、令和元年最初の高等部普通科の生徒総会が行われました。
今年度会長を務める3年女子からは、「少ない人数ではありますが、みんなで力を合わせて明るい高等部にしていきましょう」との挨拶がありました。
次に、高等部主事からの話があり、「自分が高校生だった頃と比べて在籍人数はとても少なくなっているが、みんなの頑張りや活躍は素晴らしい。今後も是非、がんばってほしい」との言葉や、「ありがとう、ごめんなさいが言える人に」との話もありました。
その後、各委員会の新委員長からそれぞれの委員会の年間計画の発表がありました。また、生徒指導部長より「生徒心得」の一部変更についての説明が行われた後、今年度の総合体育大会、総合文化祭について日程や出場者の紹介や諸注意等も行われ、和やかな雰囲気の中にも真剣な表情で聞く生徒達が印象的でした。
そして、今年もたくさんの行事や活動が予定されている一年ですが、高等部普通科8人は協力し合いながら進んでいくことを確認し合いました。
<高等部主事の話を聞く生徒たちの様子>
平成30年度高等部生徒会役員選挙
平成30年度高等部生徒会役員選挙
12月17日(月)、今年度2月から次年度の1月までの期間、盲学校を牽引してくれる、高等部普通科生徒会の会長・副会長を決める選挙が行われました。
今年は立候補者が、会長候補1人、副会長候補1人だったため、それぞれの信任投票となりました。
当日の立会演説では、それぞれの候補者の立候補理由や今後、どんなことをしたいか(公約)が語られました。
法律の改正により18歳選挙権が導入され、来年度はこの中の何人かの生徒たちにも選挙権が与えられます。それらを見越して、会場もなるべく本物に近いように設定し、厳粛な雰囲気の中、生徒たちは投票を行いました。
開票の結果、二人の候補者は信任されました。今後の活躍が楽しみです。
熊本県高等学校弁論大会に参加して
~堂々の優秀賞に入賞~
10月19日(金)、「平成30年度熊本県高等学校弁論大会」が熊本県立鹿本商工高等
学校にて開催されました。この大会は、「第2回 九州高等学校総合文化祭鹿児島大会弁論部門、第68回九州高等学校弁論大会」の県予選会も兼ねており、本校からは高等部2年生徒が参加しました。
今年は県下の高等学校13校から18人の生徒たちが出場し、本大会の目的である「弁論を通して、知識・思想・人格を錬磨し、知性の向上と豊かな教養の育成を図る」にふさわしい弁論が繰り広げられました。
本校生徒の演題は『アンサンブル部に出会えて』で、昨年、打楽器の演奏経験もないところから入部し、いろいろな経験を経て、今、思うことなど、自分の体験と思いを感情豊かに表現しました。そして、厳正なる審査の結果、堂々の優秀賞(第3位)に入賞しました。この結果、今後、12月8日(土)に鹿児島で行われる九州高等学校弁論大会への出場に加え、来年度の熊本県総文祭での発表、また、7月に予定されている全国総文祭(佐賀県で開催)への切符も手にしました。是非、堂々と発表し、熊本県立盲学校の名を全国に轟かせてほしいと思います。
<弁論をしている様子> <優秀賞の賞状を胸に記念撮影>
がんばる高校生
がんばる高校生表彰式
10月18日(木)、熊本テルサにて、平成30年度熊本県がんばる高校生表彰式が行われ、本校からは高等部2年生徒が出席しました。県内の高等学校・特別支援学校から推薦された生徒100人が、それぞれの功績が紹介される中、蒲島県知事から一人一人表彰されました。
蒲島知事の講演では、「夢はあきらめなければ必ず実現できる」という、勇気づけられるメッセージがありました。これまでの頑張りを自信に変えて、今後も将来の目標に向かって挑戦してほしいと願っています。
<蒲島知事から表彰を受ける様子>
2学期がスタート
2学期学部集会
2学期がスタートした9月3日、高等部普通科の学部集会を行いました。
学部長挨拶の後、一人一人が夏休みの思い出を一言ずつ発表しました。大学や就労施設等へのオープンスクールや体験活動参加の様子、合唱コンクールへの参加や家族旅行の話など、どの生徒からも充実した夏休みの様子が紹介され、和やかで楽しい時間になりました。
その後、2学期の行事予定の発表や今年度の体育祭関連の話があると、みんな真剣な顔に変わり、2学期に向けての意欲や決意等が感じられました。
九州地区盲学校弁論大会を終えて
6月8日(金)、九州地区盲学校弁論大会が鹿児島盲学校で行われ、本校からは中学部と高等部普通科の代表が2人出場しました。
前日に行われた発表順を決めるくじ引きで、高等部の生徒は8人中7番目に決まりました。自分の出番が遅いことに緊張した様子でしたが、本番では練習以上の出来栄えで、堂々とした弁論を披露することができました。
どの学校の発表も、練り上げられた内容で素晴らしい弁論ばかりでしたが、その中で、本校生徒は見事に優良賞(第3位)を受賞しました。気持ちを込めた発表ができ、さらに良い結果をいただいたことは、今後の更なる自信につながることでしょう。
また、大会後、鹿児島盲学校の給食をいただき、その後に全校児童生徒のみなさんと参加者全員で交流会が開かれました。鹿児島弁クイズで盛り上がったり、児童生徒のみなさんからの合唱や、手作りプレゼントなどをいただいたりと、心温まるおもてなしを通して、九州内の各盲学校とのつながりを深める、とても充実した会となりました。
鹿児島盲学校の皆様、大変ありがとうございました。
第30回 熊本県高等学校総合文化祭
6月1日(金)、熊本県立劇場において、「総文祭」が始まりました。当日は、展示部門の開会式が演劇ホール前のホワイエで行われ、普通科2年の生徒が司会を務めました。本校の展示コーナーには、学習の中で製作した美術作品や書道作品、点字紙を使ってのペーパークラフトの作品に併せて、実際に触って体験していただける点字印刷されたものや、黒で書いた部分が盛り上がる立体コピーの作品などを展示しました。
また、午後からはコンサートホールでステージ発表が行われ、ピアノ演奏や歌、ダンスや筝曲の演奏などの発表がありました。本校からはアンサンブル部が出場し、堂々とした演奏に会場からは大きな拍手をいただきました。
第46回県高等学校総合体育大会
6月1日(金)、熊本県民総合運動公園陸上競技場(えがお健康スタジアム)において第46回熊本県高等学校総合体育大会開会式がありました。熊本県の高等学校80校が入場行進に参加する中、本校は12番目に行進をしました。学校の代表として、普通科2年生男子が旗手を務め、参加者1名ながらも堂々とした行進でした。行進の様子はテレビ中継があり、フロアバレーやSTT(サウンドテーブルテニス)のことなどアナウンスされ、本校の運動部活動などの取組についてアピールができました。
授業の風景
授業の風景
<日本史>
普通科2年では、クラスを2つの学習グループに分けて、電子黒板やタブレット等のICTを活用したり、手作りの古墳模型を使って、実際に触って形を確認したりしながら学習が進められています。五感にうったえることで、学習の楽しさが増し、生徒たちの学習意欲も増しています。
<生活単元学習>
普通科重複学級では「学校内外の様子を知ろう」の単元で、各教室の配置や距離を確認していきました。校舎模型の組み立てや、日頃授業で使う特別教室までの距離等をメジャーや歩行用距離測定器を使って測定し、1日に歩く距離を計算していきました。また、自分の歩幅の計測も行い、およそ何歩で目的地に到着できるか等を予測することができました。
<家庭科>
「防災について考えよう」の単元では、安全に住むための学習や、災害に備えての対処方法等を学習しています。その中で、「非常持ち出しチェック」を行った後、防災頭巾の作成を行いました。
頭巾の中にはTシャツや下着、軍手やちり袋、小銭や保険証のコピー等の他に、家族写真等も入れ、家族が離れ離れになっても、探しやすいように工夫しています。
弁論大会
生徒たちは、これまでの生活や体験を通して考えたことや感じたこと、自分の思い等を文章にまとめ、発表していきました。
今回の弁論大会は、6月8日に開催される九州地区盲学校弁論大会の代表選考会も兼ねており、「論旨」「話術」「声量」「聴衆の感銘度」の項目に沿って審査が行われました。
講評では、どの生徒も日頃の自分を見つめ、分かりやすく伝える工夫をしたり、声量や表情、身振り等にも気を配ったりしながら発表していたことが高く評価されました。
お互いに発表を聞きあうことで、様々なものの見方や考え方があることを知り、有意義な時間となりました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 仲山 加津恵
運用担当者
情報部