日誌

高等部便り 5月21日号

 今日は、「手の指の運動」について実際に手を動かしながら学びましょう!
 手の指は、体の中でとても細かな運動を担っているところで、手の指を動かすと脳に刺激を与えることができます。そんな「手の指」ですが、みなさんは自由に動かすことができますか?
 「もちろん」と思ったあなた!!一緒に指を動かしてみましょう。
①右手と左手の指先を合わせる
②中指だけを折り曲げ、第二関節と第二関節を合わせる
③このままの状態で、親指をくっつけたり離したり。小指をくっつけたり離したり。人差し指をくっつけたり離したり。最後は薬指をくっつけたり離したり…できましたか?
 「あれ?薬指が動かせない!」
 そうなんです。この状態だと薬指を自由に動かすことができません。なぜなら、薬指を単独で伸ばすために必要な筋肉がないからです。いつも自由に動かしているような手の指ですが、単独で伸ばせる指と、そうでない指があります。薬指は特に小指と協力して動くことが多いのです。
 このように、私たちの体の中でも、様々なところで「助け合い」が行われています。体の中だけではなく、人と人の「助け合い」も、自然に行えるととても素敵ですね。
                 高等部 田畑