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2024年7月の記事一覧

【土木科】土木科2年前期課題研究発表会

土木科2年前期課題研究発表会

 

 期 日:令和6年7月16日(火)

 場 所:熊本工業高校工業技術実習室

 生 徒:土木科2年生40名

 講 師:(一社)熊本県測量設計コンサルタンツ協会 

     (株)新興測量設計

 

今年度土木科2年課題研究では「維持管理」をテーマに現場見学や講話を4ヶ月取り組んできました。取り組んできたテーマに沿って10班に分かれ、プレゼン資料を作り発表会を行いました。10班の発表は下記の通りです。

 

1.道路(舗装・土工・付属構造物)の建設と維持管理(1班)

 私たちは今回、道路及び道路付属構造物について、現状と維持管理について調べました。また現状の課題について技術者や財政の問題を含めて具体的に調べた結果を発表します。                                                                

2.トンネルの構造・建設方法について(2班)

 トンネルは危険な山越え、道が悪い・見通しにくい場所などの理由として建設されています。その他にも水害を抑制する排水用トンネルなどもあり、減災の機能も担っています。そんなトンネルの構造や建設方法について学び、発表します。

3.土木構造物の維持管理の最先端技術の活用(3班)

 これからの土木業界は人手不足が深刻化しています。業務負担により休暇が取れず長時間労働が問題視しています。そのため、若い労働者不足が問題となっています。そんな中、現状課題を改善・解決すべく、近年、土木業界にはDXといった情報通信機器を駆使した先端技術が導入されてきました。そのDXについて調べ、発表致します。

4.トンネルの検査方法・維持管理(4班)

 トンネルに関する維持管理について調査、研究した。笹子トンネル事故やアメリカでの事故で死傷者が出て、日本でもそれをきっかけに定期点検の法制化が進んだ。今回、定期点検の効果や重要性が分かったことと、予防保全型と事後補修型を比較し、それぞれの違いについて先端技術の導入の必要性を含めて発表する。

5.コンクリート構造物や鋼構造物の老朽化の原因とその対策について(5班)

 私たちは今回、講義や見学会を通して、いろいろなことを学びましたが、特にコンクリート構造物と鋼構造物に関して老朽化の原因やその具体的な対策について調べた内容について発表します。                                       
                                                                              6.三角に施行の歴史や現在の港湾施設との違いについて(6班)

  5月に三角西港を実際に見学したことで、三角西港の長い歴史や建設された理由等と現代の港の違いについて探求したことを発表する。

7.土木構造物の維持管理、行政の役割(7班)

 我が国は、高度経済成長期から成熟期に入り、土木構造物の新設よりも、既設構造物の維持管理が重要と叫ばれて久しい。高度成長期に建設された構造物の寿命を、維持管理により少しでも長く延ばすことは極めて重要なことである。維持管理は、市区町村・都道府県・省庁各所が行うが、それぞれの対象とするものが異なる。今回は各署の役割を具体的に示し、それらの違いや抱える課題について説明する。 

8.河川構造物の構造や種類と点検・維持管理について(8班)

 豪雨が多い日本では河川構造物の崩落がニュース等で報道されることも多い。国土交通省の出前講座や三角大矢野トンネル現場見学を通して河川構造物の維持管理について学んだので、構造物ごとの違いを調査し発表する。                                        

9.トンネルの維持管理について(9班)

 トンネルについての維持管理の必要性について研究した。高度成長期の建設された構造物がコンクリートの老朽化、鋼材の腐食などで危機的状況になっている。笹子トンネル事故をきっかけに定期点検の制度が設けられたが、費用や安全性を考え、予防保全型と事後補修型を比較し、今後の維持管理ついての提言を行う。                                                                              

10.橋梁の維持管理ついて(10班)

 橋梁の維持管理について研究した。橋梁を維持管理するための、点検方法や保全方法を調べ、海外で起きている橋の崩落を防ぐ方法を知る。また、現場見学会で見た天城橋と天門橋について維持管理の面から調べてそれらを発表する。                                    

各班ともよく調べ、発表してくれました。

最後に(株)新興測量設計の坂本様に講評いただきました。

 

お忙しい中、ありがとうございました。