校長ブログ

2023年9月の記事一覧

23/09/28(26)人吉・球磨の歴史と自然を楽しむ④

 9月24日(日)に山江村の「やまえくり祭り スイーツフェスタ」に行ってきました。山田小学校に車を停めて、シャトルバスで会場の山江村役場へ。駐車場係の方や、シャトルバスの係の方がとても親切で、迷うことなく会場に到着しました。くりのつかみ取りやイガグリ投げなどいろいろな催し物が企画してあり、人吉・球磨内外から16店舗のお菓子屋さんが集まって、やまえ栗を使ったスイーツを販売していました。残念ながら、会場に着いたのが14:30だったので、ほとんどの物品が売れ切れていました。それでもおいしいスイーツが買えて満足でした。
 そして一番のお目当ては、レトロなボンネットバス、マロン号です。8月に山江村を訪れた時は車庫の中に入っていてので窓越しにしか見ることができませんでしたが、やっと会うことができました。感激です。地域の方々のおもてなしに感謝しながら、そのあと、相良村川辺川の清流へ。歩いて橋を渡り右岸に向かうと、緑色の稲穂と彼岸花の何と美しいことか。川辺川で鮎釣りをしている人を見かけました。夜は青井阿蘇神社、ライトアップされてさらに神々しさを増していました。おくんち祭ももうすぐですね。

    

23/09/22(25)正門の風景

 朝晩はひんやりしてきましたが、日中はまだまだ暑いですね。ツクツクボウシの声はまだ聞こえています(9月22日時点)。
 9月20日(水)、生徒が球磨中央百貨店ののぼりを、正門~国道にかけてのガードレールに掲げました。いよいよ開催まで1か月。店長・課長会議が毎週開かれ、翌日にはクラス全員に対してその報告が行われます。本日22日は、生徒が事業所等にポスター掲示の依頼に行くときの礼儀や、お願いをするときの言葉遣いなどについての説明会があります。生徒が考えたチラシの発表会もあります。百貨店への取組が加速してきました。

 学校の見回りの時、ちょっと正門を出てみました。球磨中央百貨店ののぼりが見事に並んでいました。目の前には、稲が刈り取られたあとの田んぼとまだ稲穂が残っている田んぼが広がっています。遠くに見える美しい山々、白い雲と青い空、鮮やかな赤の彼岸花が自然のハーモニーをつくり上げています。国道は多くの自動車が走っていますが、学校の周辺は大変静かです。7年前に正門に取り付けられた「熊本県立球磨中央高等学校」のプレートがきらりと輝いています。以前は正門前と道路との間に段差がありましたが、現在はきれいに整備され、スムースに校門を出入りすることができます。正門から校内に入ると、校内のさ緑が来校された方々を迎えます。暑い中、学校技師の方が整備されていました。10月21日・22日、多くの方にこの正門をくぐってほしいものです。

   

23/09/19(24)秋の予感

 今年初めてツクツクボウシの声を聞いたのは8月20日、今も鳴いてはいますが(9月19日時点)、心なしか夏に別れを告げているような気がして、何となく寂しい気持ちになります。

 ある休日、午前5時30分、散歩に出かけました。玄関を出て空を見上げると明けの明星が。この時間、昨年まで住んでいた天草市であればまだまだ暗いはずですが、ここでは薄明り、山々に薄っすらと霧がかかり、幻想的な雰囲気を醸し出します。ずいぶんひんやりとしてきました。稲は黄金色となりこうべを垂れ、緑の草には朝露、黄色やオレンジのコスモスが美しく咲いています。彼岸花もそろそろ盛りでしょうか。虫の声が心地よく響き、用水路を流れる水の音は清々しい。(用水路の水が美しいことにも感動します!)。自然の中を歩いていると、その色や音や形やにおいや感触が、悩みや不安をかき消してくれるようです。人吉・球磨の地で迎える初めての秋。熊本の春と秋は短いといい
ますが、ここはどうでしょうか。秋の到来を感じた休みの朝でした。

 … それから5時間後、同じ道を歩いた私は汗まみれで家にたどり着きました。皆さん、日中はまだ暑い日々が続きます。寒暖差にご注意を。

9月の早朝 朝露 コスモス 朝顔とルコウソウ

23/09/11(23)球磨中央百貨店のポスターがやってきました

 先週の金曜日、10月21日・22日に開催する球磨中央百貨店のポスターを、3年生が校長室に持ってきました。課題研究という授業の中で、「百貨店班」の生徒が7班に分かれて、各班のポスター案を作成、その中から選ばれたものです。6月23日にその発表会がありましたが、どの案も素晴らしいものでした。

 今年のポスターは、緑色を基調とし、「球磨中央百貨店」の文字が浮かび上がってくるようにデザインされています。今回の百貨店のコンセプトは「夢中!熱中!球磨中央〜感謝の心を皆様へ〜」。9月に入り、店長・課長会議とその報告会が毎週行われています。生徒の活動もいよいよ本格化してきました。「地域に届ける笑顔と心」のキャッチフレーズのもと、お客様の笑顔であふれる百貨店を目指します。ポスターを見かけられましたら、ちょっと立ちどまっていただき、生徒の思いを感じていただければ幸いです。

23/09/01(22)2学期始業式でお話ししたこと ~2学期の学校の目標「明るく、楽しい2学期」~

 本当に暑い夏休みでした。大きな事故もなく、2学期始業式で、皆さんにこうしてお話ができることをうれしく思います。

 さて、2学期の学校の目標を“明るく、楽しい2学期”としました。この目標には、皆さんと先生方が力を合わせて充実した学校生活をつくりあげてほしい、そして、何よりも皆さんがずっと健康であり続けてほしい、ずっと笑顔でいて欲しいという思いを込めました。
 ぜひ、一緒に“明るく、楽しい2学期”にしていきましょう。

 7月、ある新聞記事が目にとまりました。それは「7月27日、世界的な気象機関が『今月の気温が、月平均で最も暑かった2019年7月の16.33度を上回る見込み』だと発表、それを受けて、国連のグテレス事務総長は『地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した』と警告した。」という内容でした。世界各地で40℃を超え、アメリカでは48.3℃を記録した地域もありました。日本も例外ではありません。屋外に出ると鋭い日光が肌を突き刺します。電気代の上昇でエアコンを付けず熱中症になられた方もいます。まさに私たちは「沸騰」した地球に住んでいます。気候変動は、世界全体の問題なのに、各国は自分たちの権利を主張しあいます。グテレス総長は「人類の責任」を強調しながらも「まだ最悪の事態は防げる」と発言しました。
 私たちは授業などでSDGsについて学んでいます。皆さんは、そこで学んだことを毎日の生活の中で生かしていますか? 節電や節水、ごみの分別、食べ残しをしないなど、当たり前の行動ができていますか? 2学期には球磨中央百貨店が開催されます。百貨店では環境への配慮についても取組みます。ぜひ環境問題を自分の事として考え、問題解決のための目標を設定し、行動してほしいと強く願います。環境学者ヨハン・ロックストロームは「地球システムは本来のレジリエンス(回復する力)が備わっているが、一定の負荷がかかると臨界点を超える。」と言っています。地球に住む一人一人が、すべての人の幸せのために行動し、それを広めていけば世界は変わります。地球、世界、日本の課題について考えるとき、まず、毎日の生活の中で、自分ができること、しなければならないことを一人一人が続けていくことが大切になってきます。2学期は、大きな課題と自分の毎日の生活をつなげ、行動し、各方面に広げていく学期にしてほしいと思います。一滴の水が集まって球磨川の清流となるように、皆さんの毎日の積み重ねが課題解決につながります。広い視野を持って、毎日の生活を大切にする。素晴らしい人間性をもつ球磨中央生がさらに飛躍することを期待して始業式のお話とします。

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