建設工学科のトピック

建設工学科ブログ

令和4年度課題研究発表会

令和5年1月17日(火)建設工学科3年生による課題研究発表会を実施しました。

発表テーマ及びその内容は次の通りです。

1班 「コンテナマルシェ」お客様用おみやげ製作

 →復興商店街に訪れた方に「鍋敷き」や「スマホスタンド」をおみやげを贈呈

2班 保育園児への建設業PR活動

 →こばと保育園の園児を対象に建設のお仕事を紙芝居やゲームで紹介

3班 ドローンのオルソ画像処理

 →ドローンの操作と画像処理をマスター

4班 防災に関する取り組みEpisodo1「防災教室と実験装置改良」

 →人吉西小学校の5年生を対象に「防災教室」を実施

   防災に関する取り組みEpisode 2「雨水調査とハザードマップ」

 →オリジナルハザードマップの作成と熊本大学とのコラボによる「雨水調査」

5班 学習教材動画作成

 →建設工学科の実習に係る教材作成

6班 測量de校章プロジェクト

 →本校60周年記念行事グラウンドに50mの校章を描く

建設工学科2年生にむけて,3年生が先輩として堂々とした態度で発表してくれました。

見学した2年生の感想では「防災教室をやってみたい」,「ドローンに取り組みたい」など積極的な意見が見られ,来年度に向けて気合い十分のようです。

建設工学科3年生諸君!発表は立派でしたよ!

お疲れ様でした。

国土交通省による出前講座

令和4年12月14日(水)

国土交通省 九州地方整備局 川辺川ダム砂防事務所に御協力頂いて

建設工学科の2年生を対象に出前講座を実施しました。

国土交通省によるご挨拶に続き,国土交通省の仕事内容や役割について学びました。

事後アンケートでは,半分の生徒が「国土交通省の仕事や役割を知らなかった」と回答しています。「少し知っていた」という生徒を加えると9割の生徒が国土交通省や公務員についてあまり知らなかったようです。

今年3月に工業高校を卒業し,4月から技官として勤務する年齢の近い先輩から,自身の仕事内容や余暇の過ごし方について教えていただきました。

次に,建設業協会を代表し,味岡建設の丸尾さんから建設業の役割についてお話しがあり,本校卒業生のインタビュー動画を見ました。先輩の活躍に約9割の生徒が「興味を持った」と回答しています。

教室での講義が終わり,五木村の砂防堰堤(砂防ダム)工事現場に移動しました。

工事現場では,その規模に圧倒され,砂防ダムの役割や工法について説明がありましたが,生徒全員が理解できたと回答しています。

場所を移し,体験学習の始まりです。令和2年7月豪雨を受けて,五木村には流水型ダム建設が計画されていますが,ダムがあるのとないとではどのような違いがあるのか実験で教えていただきました。

次に最先端測量技術や重機乗車の体験を行いました。建設業のお仕事は昔と違ってそのほとんどを機械が行うため,現場の皆さんはすごく楽になったと言われます。味岡建設の丸尾さんが講義で「外での仕事だから暑い寒いはあるが,なくてはならない職業だ」とおっしゃっていた言葉が身にしみました。

体験で人気があったのはドローン(VR)と重機乗車でした。

さて,出前講座前と後では,将来「建設業に就きたい」という生徒数に変化はありませんでしたが,「なりたくない」と思っていた人が「悩んでいる」に変わった生徒が数名見られました。

建設業は私たちの生活を支える大切な職業です。しっかり悩んで,「私が地域を支えている」と誇りをもった技術者になって欲しいと思います。

国土交通省の皆様,味岡建設の丸尾さん,本当にありがとうございました。

 

防災教室-その後2-

先日の人吉西小学校を対象とした「防災教室」ですが

反省すべきことがたくさん見つかって

そのひとつずつを改善していくことにしました。

その第1弾として「川の実験」の改良!

小学生の皆さんには好評でしたが

目で見てその違いがわかりづらい内容でした。

そこでもっとわかりやすいものをつくればいいのでは?

手探り状態ではありますがやってみました!

角材を切断し組み合わせてビスで固定して

それを開水路実験装置に設置して・・・

この装置はかなり古いものですが今購入すれば3000万円くらいします。

実際に水を流して流れ具合を見て・・・ん~微妙???

いや見た目は断然わかりやすい!

今後データをとってみてさらに改良を加えて・・・

そう

ものづくりとは試行錯誤すればするほど良いものができるんです!

私たちの反省は今後も続く・・・

令和4年度高校生向け「建設業ナイストライ」(舗装実習)

令和4年11月4日(金)

熊本県建設技術センターで開催された「建設業ナイストライ」に

建設工学科1年生が参加しました。

舗装実習や3次元測量,安全VR現場体験といった体験型の研修会で

建設業のお仕事や最先端技術を体験できる

またとないチャンスです!

これは舗装実習でのローラーによる締固めを行っている様子ですが

建設工学科の女子生徒がすごく興味をもって体験に取り組んでいました。

これはアスファルトフィニッシャーでアスファルト混合物を敷ならして

細かい補正をしている様子です。ここでも女子生徒が大活躍!!

 

1年生にとっては,初めての現場体験学習でしたが

ほとんどの生徒が建設業に興味を持てたという感想を持ったようです。

私たちの生活に欠かせない道路。

建設工学科では

道路やインフラ整備を通して人吉球磨地域の発展に貢献してくれる建設技術者を

一人でも多く輩出していきたいと考えています。

防災教室-その後

10月20日の「防災教室」について

人吉西小学校の児童及び建設工学科3年生にアンケートを実施したところ次のようになりました。一部ですが紹介します。

    人吉西小の児童           建設工学科3年生

小学生諸君は「川の模型実験」が一番人気だったようです。また,「防災教室」を通してほとんどの小学生が危険予知の大切さが理解できたと回答しています。今回の目的を達成できたようです。

なお,川の実験を撮り損ねていましたが,なんと!本校職員が撮影していただいてました。感謝です!

また,建設工学科3年生は「内容はうまく伝えられた」が「小学生の反応」は25%の人が手応えを感じなかったようです。それは小学生が悪いという意味ではなく「小学生にどう接したら良かったのか?」と反省しきりでした。悩んでこそ成長があります。良い経験になったのではないでしょうか。

防災教室については,今後継続していきます!

若い力で人吉球磨の安全安心を築き上げて行けたらと考えています。