建設工学科ブログ

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Google SketchUp(3次元CAD)

 建設工学科1年のK・Y君の作品です。夏休みにもかかわらず、職員室に顔を出してくれたので、Google SketchUp(3次元CAD)の操作を教えたところ、あっという間にこのような作品を作ることができるようになりました。ちなみに、Google SketchUpは初体験だということです。
 今後、建設工学科の授業にGoogle SketchUpを取り入れ、様々な土木構造物のパース製作に挑戦させたいと思います。

SketchUp1

SketchUp2

SketchUp3

SketchUp4

SketchUp5

特別教育 小型車両系建設機械

 平成23年8月22日(月)、23日(火)に小型車両系建設機械(パワーショベル)の特別教育を実施しました。
 建設工学科の2年生20人、3年生24人の合計44人が受講しました。本来ならば、土を掘り起こしたり埋め戻したりといった練習もするのですが、当日はあいにくの雨模様で(時折、豪雨も…)、重機の基本操作の練習のみとなりました。ほとんどの生徒諸君が8月初旬に実施したフォークリフトの特別教育を受講していたため、前回よりも余裕を持って臨んでいたようでした。
 こうして得た資格は、将来きっと役に立つでしょう。建設工学科では、実社会で役立つ建設機械(溶接も含む)の資格だけでも4つも取得できるようなプログラムを組んでいます。

パワーショベル1

パワーショベル2

特別教育 小型フォークリフト

 平成23年8月4日(木)、5日(金)の2日間、小型フォークリフトの特別教育を実施しました。受講したのは、建設工学科3年生24名、2年生18名の合計42名です。初日は、学科講習で、フォークリフトの構造や取り扱う際の安全教育について学びました。2日目は、実技講習で、小型フォークリフトの基本操作(運転)から学び、スラローム走行を経て、実際に貨物を運ぶ訓練を行いました。途中、コースに設置されたコーンをペシャンコにしてしまった生徒、パニックを起こし、その場をグルグル回り続けた生徒もいました。慣れない運転操作に苦戦しながらも、講習終了間際には皆かなりの上達ぶりを見せてくれました。なお、22日(月)、23日(火)にはパワーショベルの特別教育を実施します。

小型フォークリフト1

小型フォークリフト2

小型フォークリフト3

小型フォークリフト4

第8回熊本県高校生ものづくりコンテスト

 建設系測量部門には、3年生の溝辺君(二中出身)、村田さん(一中出身)、2年生の白石君(二中出身)が3人一組で出場しました。練習では、時間内に作業を終えることができない、時間を気にしすぎると精度を出せないといった状況でしたが、本番に強い溝辺君が本領を発揮。精度では玉名工業高校と同じ0.001mだったため、作業時間の勝負となりました。惜しくも時間差で破れはしたものの、建設工学科の3人は堂々の銀賞を獲得しました。

 測量部門大会結果 金賞 玉名工業高校  銀賞 球磨工業高校

ものづくりコンテスト1 ものづくりコンテスト

ものづくりコンテスト3 ものづくりコンテスト4

第8回ひとよし春風マラソン

 平成23年2月20日(金)、第8回ひとよし春風マラソンが開催されました。出場者は約4000人。北は北海道、南は沖縄からランナーが駆けつけ、回を重ねるごとに全国的な規模になってきました。さて、前回、建設工学科で製作したフラワースタンドの寄贈式について報告しましたが、今回は、大会当日にフラワースタンドがどのように使用されたかを報告します。建設工学科が製作したフラワースタンドには、菜の花やパンジーが植えられたプランターが置かれ、ゴールゲートならびに表彰式会場に選手を取り囲むように展示されていました。昨年の30台に加えて今年の30台、あわせて60台となり、まさに大会に花を添えることができたのではないでしょうか。私たち建設工学科は、これからも微力ながら地域の発展に貢献していきたいと思います。

マラソン1 マラソン2

マラソン3 マラソン4

マラソン5 マラソン6

マラソン7 マラソン8

マラソン9 マラソン10

マラソン11 マラソン12

マラソン13 マラソン14

マラソン15

フラワースタンド製作、寄贈

 「第8回ひとよし春風マラソン」の実行委員会が2月9日(水)に商工会議所で開催されました。会に先立ち、建設工学科で製作した「フラワースタンド」の贈呈式が行われました。「フラワースタンド」は、3年生が課題研究の授業で製作したもので、縦40cm、横60cm、高さ80cm、プランターを置いたり植木鉢をかけたりすることができる構造になっています。昨年も30台を贈呈し、ゴールゲートに展示していただきました。今年度も新たに30台を製作、ゴールゲートや表彰台の周辺に展示していただくことになっています。今年の「ひとよし春風マラソン」は2月20日(日)に開催されます。フラワースタンドをゴールゲートや表彰台で見かけたら、建設工学科の3年生が製作に取り組んでいる姿を想像していただけたら幸いです。

フラワースタンド1 フラワースタンド2

フラワースタンド3 フラワースタンド4

グラウンド階段整備

 野球部の保護者は、グラウンドに降りるため法面を階段状に削ったところを階段として使っていました。ところが「危険であり、雨の日は使えない。何とかならないものか」という声が上がり、建設工学科3年生が課題研究で階段整備に挑戦しました。
 ところで、階段を全て鉄筋コンクリートで製作するには手間と費用がかかりすぎます。そこで、階段の両端部20cmは鉄筋コンクリートで、その間に既製のコンクリートブロックを挟むことで手間とコストを抑えることにしました。コンクリートパネルで型枠を製作し、両端にあたる部分に鉄筋、型枠を組みます。ここにコンクリートを打ち込みます。型枠を取り外し、この両端の段差に合わせて土を成型します。この上にコンクリートブロック並べ、階段表面と目地をモルタルで仕上げます。これによって高さ2.2m、幅1.6mの階段の完成です。
 野球部の保護者には、大いに活用していただきたいと思います。

グラウンド階段1 グラウンド階段2

グラウンド階段3 グラウンド階段4

グラウンド階段5 グラウンド階段6

グラウンド階段7 グラウンド階段8

グラウンド階段9 グラウンド階段10

グラウンド階段11 グラウンド階段12

 
グラウンド階段13 グラウンド階段14

グラウンド階段15 グラウンド階段16

グラウンド階段17

球磨工フェスタ

 10月30日(日)、本校では球磨工フェスタ(文化祭)が開催されました。建設工学科の1年生は舞台発表と花台制作・販売、2年生はパットパットゴルフ、3年生はペンスタンド販売とご当地カップラーメン販売を行いました。1年生の花台、3年生のペンスタンド、カップ麺は好評につき2時間もかからぬうちに完売することができました。また、2年生のパットパットゴルフも、本校を訪れた小学生やその保護者、本校生にも大好評で、行列ができるほどでした。
 ゴルフ場は、3時間かけて小石取りをした後、地面を締め固めました。カップには、コーヒーやミルクの空き缶を利用し、以前駐車場を整備したときの木ぐいを再利用して害鳥防止ネットで区切り9コースを作りました。各ホールPAR3として、スコアを競いましたが、建設工学科の3年生と職員がベストスコアの24を記録し、会場を盛り上げてくれました。
 午前中はぐずついた天気でしたが、一般開放前までには雨も上がり、絶好のフェスタ日和となりました。

フェスタ1 フェスタ2

フェスタ3 フェスタ4

フェスタ5 フェスタ6

フェスタ7 フェスタ8

野球部バス駐車場工事2

 前回、9月17日までに舗装予定の半分について、掘削作業およびクラッシャラン(砕石)の敷均しおよび転圧を終えたところまでをお伝えしました。
 9月21日より本校体育大会の練習が始まりましたが、体育大会当日までに舗装を終えてほしいとの校長先生の要望により、何らかの理由で練習に加われない生徒および手の空いた職員総出で、9月22日、コンクリートの打設を行いました。使用したコンクリートは1.75m3でした。
 体育大会練習中の9月24日、生徒諸君と手の空いた職員が残り半分の掘削作業にあたりました。ツルハシやスコップによる掘削作業のため、舗装面を18cmの深さに掘るのに3時間ほどかかりました。大変な作業であったため、写真を撮るのも忘れて作業に取り組みました。体育大会の練習が本格的に始まったため、これ以上の工事は無理と判断し、体育大会後に舗装工事をすることにしました。
 体育大会も終えた10月5日、実習の時間を利用して掘削面にクラッシャラン(砕石、10cm厚)を敷均し、転圧しました。そこに、鉄網を設置し、コンクリートを打設しました。使用したコンクリートは1.5m3 (厚さ8cm)でした。
 また、駐車場の横には、以前、グラウンド改修工事をした際の残土が無造作に積んであったため、コンクリート実習(コンクリート曲げ強度試験)で使用したコンクリート片を利用して整備しました。これで野球部バス駐車場は完成です。
 コンクリートを打設すると、すべてが見えなくなります。しかし、工事に携わった生徒諸君、本校職員は達成感に満ちあふれていました。これは、工事に携わった人間にしかわからないものです。自分が作ったものが長い年月利用されると思うとワクワクします。しかし、疲れました。

バス駐車場1 バス駐車場2

バス駐車場3 バス駐車場4

バス駐車場5 バス駐車場6

バス駐車場7 バス駐車場8

バス駐車場9 バス駐車場10

バス駐車場11 バス駐車場12

バス駐車場13 バス駐車場14

野球部バス駐車場工事1

 建設工学科の3年生では、現在、野球部のバスを駐車するスペース(体育倉庫横)のコンクリート舗装に取り組んでいます。体育倉庫周辺は、以前アスファルトされましたが、なぜか野球部がバスを駐車するスペース(体育倉庫入り口)は舗装されませんでした。そこで、建設工学科がコンクリート舗装をしようということになり、3年生の実習や課題研究の時間に実施しています。
 8月17日現在までの工事の進捗状況は、舗装面の半分について地面の掘削(16~20cm)、砕石(厚さ約8cm、1.5m3)の敷均しおよび締固め、鉄筋の配筋が終了しました。9月21日から体育大会の練習が始まりますが、その日の午前中にコンクリートを打設する予定です。体育大会終了後には残りの半分の工事に着手します。引き続き、工事の状況をホームページで報告します。

バス駐車場1 バス駐車場2

バス駐車場3 バス駐車場4

バス駐車場5 バス駐車場6

バス駐車場7 バス駐車場8

アーク溶接特別教育

 日  時:8月23日(月)~25日(水)
 会  場:学科講習…建設工学科実習棟(設計実習室)
      実技講習…建設工学科実習棟(施工実習室)

アーク溶接1 アーク溶接2

アーク溶接3 アーク溶接4

アーク溶接5 アーク溶接6

 平成22年8月23日(月)から25日(水)の3日間、建設工学科においてアーク溶接特別教育が実施されました。23日と24日の午前中までは、アーク溶接に係る安全教育や技能に関する学科講習、24日の午後から25日にかけて、アーク溶接の実技講習が行われました。初めのうちはおっかなびっくりでアークを飛ばすことにも苦労していましたが、練習を重ねるにつれ技量は上達し、全員が正しい技能を身に付けることができました。
 建設工学科では、外部機関の協力のもと、パワーショベルや高所作業車、フォークリフトといった建設機械をはじめアーク溶接といった特別教育を格安の料金で実施しています。こうした資格を、卒業までに4つは取得し、実社会で生かしてほしいと考えています。

建設機械特別教育(高所作業車)

 日  時:8月4日(水)、5日(木)
 会  場:学科講習…建設工学科実習棟(設計室)
      実技講習…西側駐車場
 受 講 者:建設工学科2年生17名、3年生23名、合計40名
 実施機関:キャタピラー九州(株)
 内  容:安全講習および高所作業車の操作に係る学科講習、学科試験
      高所作業車の操作(アウトリガーの操作、バケット外部および内部からの操作)
      実技試験

高所作業車1 高所作業車2

高所作業車3 高所作業車4

高所作業車5 高所作業車6

高所作業車7 高所作業車8

高所作業車9 高所作業車10

高所作業車11 高所作業車12

 今回は、実施機関を変えての実施となりました。前回までは、実技講習では安全確認とバケットに乗車しての操作だけだったものが、今回は、アウトリガーの操作、外部からのバケット操作、乗車してからの操作があり、生徒ひとりひとりが十分に高所作業車に触れることができたと思います。当日明け方に雨が降り、グラウンドのコンディションが悪いため、急遽駐車場での開催となりましたが、校舎を利用しての実技講習となり、グラウンドで実施するよりも比較物がある分、バケットが高く感じました。なお、8月末には、アーク溶接(20名受講)の講習会を実施することになっています。

フラワースタンド製作、寄贈

 球磨工フェスタで販売したフラワースタンドが本校育友会会長の目にとまり、2月21日(日)に開催される「第7回ひとよし春風マラソン」のゴールゲートに展示したいとの依頼を受け、課題研究の授業を利用して3年生12名がフラワースタンドを30台製作しました。

 2月5日(金)に商工会議所で行われる実行委員会で寄贈式が執り行われました。3年生2名が代表として参加し、人吉市長へ寄贈しました。市長からは、日頃の工業生の活躍を褒め称えていただき、感謝の言葉を頂くことができました。ひとよし春風マラソン大会当日には、菜の花を植えたプランタを乗せたフラワースタンドが開閉会式場並びにゴールゲートに展示され、イベントに花を添えました。(写真は、生徒が人吉市長にフラワースタンドを手渡すところ。)

フラワースタンド

本校グラウンド多目的施設基礎工事

基礎工事について
 同窓会から創立記念事業の一環として寄付をいただき、本校グラウンドに授業や部活動中の生徒を突然の雨や熱中症等から守るための施設をつくることになり、基礎工事を建設工学科が担当しました。
 施設の基礎は、長さ:500cm、幅:50cm、高さ:65cmの直方体が2箇所となり、工事は2ヶ月半にも及び、使用したコンクリートはのべ4000リットルになりました。これほどのコンクリートを使用したのは建設工学科始まって以来のことであり、このとき、グランド改修工事のためミキサー車が近くまで寄せられず、人力で運ぶこともありました。
 基礎完成後、建築科によって上部構造が組み立てられ、基礎部のほとんどは土の中に埋め戻されました。建設工学科の生徒の苦労は、二度と誰の目にも触れることはありませんが、せめてホームページで、建設工学科の生徒達の頑張りを見てください。

基礎工事の記録
・床堀(とこぼり)
 地盤を計画面より掘り下げ、平らに仕上げます。(写真左:床堀後)
・砕石敷き込み(さいせきしきこみ)
 基礎内部に砕石を敷き込み、基礎が沈まないように、十分にプレート(右の写真の機械)などで押し固めることを何度も繰り返し行い、基礎に必要な地耐力を出します。(写真右:プレートでの押し固め)
多目的施設1   多目的施設2

・捨てコンクリート打設(すてこんくりーとだせつ)
 砕石の上に生コンクリートを流し込み、平らに仕上げます。このコンクリートは、強度を出すことより、型枠や鉄筋の設置を容易にすることを目的としているため、捨てコンクリートや捨てコンと呼ばれます。(写真左:ミキサー車登場、写真右:コンクリートを平に仕上げる)
多目的施設3   多目的施設4

・配筋(はいきん)
 鉄筋コンクリート工事において設計図通りに鉄筋を配置することを配筋と言います。
・型枠組み(かたわくぐみ)
 所定の形にコンクリートを打ち込むのに用いる、木材や金属で組んだ仮設の枠を、型枠と言います。
・コンクリート打設(こんくりーとだせつ)
 型枠にコンクリートを流し込み、平らに仕上げます。打設とは、建設現場でコンクリートを流し込むことです。(写真左上:配筋、型枠組みを終え、コンクリートを流し込んでいます、写真右上:金ゴテでの仕上げです、写真下:完成した基礎は土の中、今この姿を見ることはできません)
多目的施設5   多目的施設6

多目的施設7

第7回熊本県高校生ものづくりコンテスト

 平成22年6月12,13日に、第7回熊本県高校生ものづくりコンテストが玉名工業高等学校で行われ、測量競技部門で銅賞(3位)となりました。

ものづくり1 ものづくり2 ものづくり3

コンテストを終えて
 今年度から、晴天時は昨年通りの競技内容だったが、雨天時には製図競技が加わり、課題が2つとなったため練習も大変だった。また、昨年度、わずかなミスで優勝を逃したため、それぞれの役割に集中するために作戦を変更して臨んだ。
 競技開始ぎりぎりまで雨が降り、晴天時、雨天時のどちらの競技が行われるかわからない中、開会式が行われた。グラウンドは水浸しで最悪のコンディションながら、晴天時の競技が行われることが決定した。
 練習の成果を発揮し、測量作業は誤差1mmと、昨年度を上回る好成果をあげることができた。しかし、計算書作成において、出場チーム6チームすべてが何らかのミスを犯し、計算書の得点はどのチームも低い点数となった。本校チームも昨年と同様な箇所でミスを犯し、審議の末、下のような順位となった。誤差は、全チーム中トップレベルであったが、計算書作成において昨年と同じようなミスを犯し、優勝を逃したことは、悔やみきれない。来年こそ頂点を目指し、九州大会、全国大会に挑戦したいと考えている。