建設工学科ブログ

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(その4)地域資源とのコラボ推進事業「おこば保育園舗装工事現場実習・くまモンも来ました!」

おこば保育園の園児たちのスケジュール(お昼寝前)に合わせ

舗装の途中でしたが工事を中断し,全員が園庭に集合したところで

サプラ~イズ!くまモン登場!

園児たちは大喜び!中学生はびっくり?

建設工学科の生徒たちは控えめに大喜び?!

 撮影日:令和3年11月5日

 

くまモンと園児による完成した舗装の見学をしました

  撮影日:令和3年11月5日

 

くまモンによる歩き初め?!

  撮影日:令和3年11月5日

 

そして最後は,くまモンとの記念撮影!

  撮影日:令和3年11月5日

 

テレビ局4社をはじめ新聞各社も多数訪れ,

来年,味岡建設に入社予定の建設工学科3年生が

囲みインタビュー?!緊張しましたが,マスクに助けられました。

 

今回,味岡建設(株)さまの御協力で,無事工事を終えることができました。

アンケートでは,建設業の仕事内容やその役割を理解できたと回答した生徒が

大幅に増加し,進路選択に大いに影響すると思われます。

なお,建設工学科の2年生は12月にも現場見学が予定されています。

 

味岡建設(株)の皆様,御協力ほんとうにありがとうございました。

おこば保育園の園長先生,こうした機会を与えていただき感謝です。

今回参加したおこば保育園の園児たち,人吉第三中学校の生徒諸君,

そして建設工学科2年生諸君,良い経験,良い思い出になりましたか?

お疲れ様でした!

                           おわり

 

 

(その3)地域資源とのコラボ推進事業「おこば保育園舗装工事現場実習・くまモンも来ました!」

これは失敗したところを直している様子?!

アスファルト混合物をバーナーであぶって温度を上げて,

コンパクタで締固め直します。

建設工学科には女子生徒が7人いますが,

そのうち2人がやたら積極的で,

「あれやってみたいです。これもやってみたいです。先生頼んできて下さい。」

とさんざん顎で使われました(笑)

まぁ楽しく真剣に取り組んでいたので良しとしましょう心配・うーん

なお,バーナーを使った作業は危険なのでこの2人しかしていません。

 

途中,人吉第三中学校の生徒も作業に加わり,

予定していた区間の舗装を事故なく終えることができました!

 

 

あれ?くまモンは?

それは(その4)で報告します。

            その4に続く

(その2)地域資源とのコラボ推進事業「おこば保育園舗装工事現場実習・くまモンも来ました!」

天候が心配でしたが,

日頃の行いが良かったのか?工事日は快晴!

おこば保育園の園長先生のご挨拶のあと

味岡建設(株)の担当者の方から工事の概要説明がありました。

 

アスファルト舗装は路盤(砂利の層)と舗装(アスファルト混合物の層)から

できています。

まずは路盤づくり音楽

路盤がしっかりしていないと舗装が波打ったりすることがあるので

ローラーを使って真剣に締め固めていきました。

 

次に舗装作業です。

ダンプトラックで運ばれてきたアスファルト混合物はの温度は170℃?!

スニーカーや長靴では靴底が溶けてしまうので,

味岡建設(株)の皆さんは特殊な靴を履かれていました。

アスファルト混合物をレーキで均等に敷ならします。

縁石など端っこの部分は小型のコンパクタを使って締め固めていきます。

この作業が最も難しく,

コンパクタを縁石の上にほんの少しだけ乗せて動かさないと

舗装と縁石が同じ高さになりません。

舗装端部を終えたら,全体をローラーで締め固めていきます。

10m間隔くらいで敷ならし,端部の締固め,全体の締固め

という作業を繰り返していきます。

一見,順調なように見えますが,

特に端部の作業で失敗したところを何度もやり直しました。

 

                     その3に続く

 

 

 

(その1)地域資源とのコラボ推進事業「おこば保育園舗装工事現場実習・くまモンも来ました!」

2021年11月5日(金)

人吉市の社会福祉法人 明光福祉会 おこば保育園において

味岡建設(株)の皆様による技術指導のもと

建設工学科2年生(27人)と

今年,味岡建設(株)への就職が内定している3年生(1人)を対象に

舗装工事の現場実習を実施しました。

 

今年5月,おこば保育園の園長さんから

「駐車場へ向かう通路が砂利道で,園児が石を投げて困ってる。

生徒の勉強を兼ねて舗装とかできないものか?」というご相談を受けたことから

このプロジェクトはスタートしました。

 

曲がり角から玄関に向かう通路

玄関に向かう通路

駐車場端に向かう通路は

簡易計測で,幅は約2m,全長約50mでした。

過去,様々な工事実習を実施してきましたが,

これほどの規模を建設工学科単独で工事した経験はありません。

 

悩んだ末に味岡建設(株)さまにご相談しました。

すると「お力になりましょう」と技術指導を引き受けていただきました。

味岡建設(株)さま

本当にありがとうございました。

 

2ヶ月にわたる綿密な打合せの末,

工程表を作成していただき,工事日が決定しました。

また,保育園の園児に何かサプライズできないものかということで

くまモンに出動していただくことになりました。

また,人吉第三中学校より

「現場体験といった社会体験学習ができていないから

参加させてもらえないか?」という依頼があり,

中学生も参加することになりました。

                  その2へ続く 

 

 

 

 

 

一升瓶スピーカーの寄贈


2月27日(木)に、球磨焼酎メーカーである繊月酒造様に、
建設工学科3年生が課題研究で制作した「一升瓶スピーカー」を寄贈しました。

このスピーカーは、人吉球磨のPRにできないかと生徒たちが考えてつくったものです。
繊月酒造の焼酎「川辺」の瓶の底を切り取ってスピーカーユニットをはめ込み、
地元産のヒノキの土台に取り付けました。
瓶とヒノキに共鳴した音が柔らかく響きます。

このスピーカーは、繊月酒造様の試飲・販売コーナーに設置されます。
人吉球磨を訪れる方々の耳と目を楽しませてくれることと思います。
 
  
 
 

新天門橋現場見学会

2月12日(木)上天草市に建設中の新天門橋の現場見学会に行ってきました。

この新天門橋は、天草五橋のひとつとして現在供用中の天門橋(一号橋)の横に建設されている、中路式アーチ橋です。

完成後も引き続き現在供用中のトラス形式の天門橋は使われますので、
景観を損なわないよう十分に検討された橋となっています。

この橋梁は、将来は天草市本渡地区近くまで延びるバイパスの一部となり、
熊本市と天草市中心部を車で90分で結ぶことができます。



 
【左上の画像】左が供用中の天門橋、中央が新天門橋に続くアプローチ橋、右の法面にはバイパスが建設中です。
【左下の画像】建設現場付近のアップ画像です。
【右下の画像】重機により施工されている様子がわかります。


説明の様子です。


天草広域本部様、施工業者様からの丁寧な説明がありました。

 

海峡を一跨ぎする橋梁のスケールに圧倒です。

 
トンネル内も見学させていただきました。

ご協力いただいた天草広域本部様、企業様、ありがとうございました。

建設工学科3年生 陶芸教室

課題研究の時間を使って、3年建設工学科の生徒が陶芸制作体験をしました。

前回は「木」を材料にした花手箱を制作しました。
今回は「土」を材料にした陶芸に挑戦します。
建設工学科で学ぶ土木の由来でもある「土」と「木」の温かみを自分たちの肌で感じながら、
人吉球磨に古(いにしえ)より伝わる伝統工芸を学んでいきます。


人吉クラフトパークより、講師に高場様にお越しいただき、
たたらによる湯呑み制作を体験しました。

 
◇高場先生によるたたらづくりの説明

 
◇みんな真剣に聞いています(左)が、時々出るダジャレ入りの説明に和やかな雰囲気になってきました(右)

 
 
◇先生から直接丁寧な指導を受けながら楽しく制作が進んでいきます。

 
◇担任の先生も体験されました。

 
◇ 完成が近付いています。


今日は成型までしたが、両手で形作られた土の中に、3年間の思いをたくさん詰め込むことができました。
焼きあがりが楽しみです。

高場先生、ありがとうございました。

建設工学科 課題研究発表会


3年生が1年間かけて取り組んだ課題研究の発表会が行われました。

今年度は、
  ◇人吉城下の街並みのジオラマ作成
  ◇一升瓶スピーカーの制作
  ◇オリジナル家具の制作
  ◇上青井町・下青井町の住民の方々と作るハザードマップ
の4テーマに取り組みました。

どのテーマも、地域に役に立つことを念頭に置き、
1年間かけてじっくりと課題研究に取り組んできました。

各々10分間という短い時間に、研究の成果を分かりやすくまとめ、
プレゼンテーションソフトを用いて2年生に説明していきます。

歌唱を交えて発表する班もあり、多様な表現方法を見出した発表会でした。

来年度は、現2年生がそれぞれ課題研究に取り組んでいきます。
今年度以上の素晴らしい発表を期待したいと思います。

  
     人吉城下の街並みのジオラマ作成                  一升瓶スピーカーの制作
 
          オリジナル家具の制作           上青井町・下青井町の住民の方々と作るハザードマップ

建設工学科 就職体験談

3年建設工学科の就職体験談を行いました。

模擬面接の後、3年生から2年生に進路決定までのアドバイスをしました。
担任の先生からは、最近の企業の採用の傾向や、
今年度の3年生がどのように頑張ってきたか説明がありました。
もうすぐ3年生となる2年生からも、たくさんの質問がありました。
(※インフルエンザの流行のため、マスクをかけて実施しました)

今年度の3年生は、12月中には進路を決定することができ、
よく頑張ったのではないかと思います。

今年度は、例年にも増して、建設系の求人が多い年でした。
就職シーズンがひと段落しても、追加で求人がないか、先方から多く問い合わせをもらいました。
2020年に向けて、建設業は盛り上がりを見せています。
建設業は「自分の仕事が後世まで残る」、「人々の安全を守る」業種です。
今後も、一人でも多く建設業につけるように建設工学科で育成していきます。

卒業していく3年生には、大きく活躍してほしいと思います。

【今年度の進路先】
◆就職

 ◇建設系
   多田建設株式会社(東京)
   株式会社サムシング(東京)
   機動建設工業株式会社(大阪)
   昭和建設株式会社(人吉球磨)

 ◇鉄道系
   東京モノレール株式会社(東京)
   東鉄工業株式会社(東京)
   西武鉄道株式会社(埼玉)

 ◇製造系
   日野自動車株式会社(東京)
   三菱ふそうバストラック株式会社(神奈川)
   富士重工業株式会社群馬工場(群馬)
   株式会社協豊製作所(愛知)
   サンコー・エア・セルテック株式会社(愛知)
   ビューテック株式会社(大阪)
   株式会社ニューロータリー(大阪)
 ◇電気系
   九建架線工事株式会社(福岡)


◆公務員
   陸上自衛隊


◆進学
   平岡介護福祉専門学校(福岡)
   人吉准看護学院(人吉)
   壺渓塾(熊本) 
  


 

 

T先生のお祝い

 15日(土)はT先生の挙式・披露宴が行われました。

 生徒は青井阿蘇神社で挙式が終わるのを待っています。
お祝い1 お祝い2

 T先生ご夫妻が挙式を終えて出てこられました。お祝いの言葉を述べた後で、記念写真の撮影です。
お祝い3 お祝い4

 披露宴では生徒のビデオメッセージが流れ、サプライズゲストとして代表生徒が来てくれました。突然、校歌を歌うことになりましたが、立派に役目を果たし、帰って行きました。
お祝い5 お祝い6

お祝い7 お祝い8

お祝い9 お祝い10

 T先生、ご結婚おめでとうございます。良い伴侶と良い生徒に恵まれましたね。

 生徒の皆さん、ありがとうございます。T先生にとって忘れられない思い出ができたことでしょう。

建設工学科2年情報技術基礎プレゼンテーション

 平成26年3月13日(金)1~2限目、建設工学科パソコン室で、建設工学科2年生が情報技術基礎で学んだPPを利用し、プレゼンテーション発表会を行いました。

 自由にテーマ設定を行い、限られた時間の中で工夫を凝らした発表をしてくれました。来年度の課題研究に向けて良い勉強になったようです。
プレゼン1 プレゼン2

プレゼン3 プレゼン4

プレゼン5 プレゼン6

プレゼン7 プレゼン8


1年建設工学科現場見学会および進路説明会

 3月12日(水)に建設工学科1年の現場見学会および進路説明会が行われました。

 国道3号北バイパス石田橋建設現場と白川改修現場(小蹟橋下流)を見学しました。日頃、大型の工事現場を目にする機会がないので目を輝かせて見学していました。都市計画のあり方や都市における防災の大切さなどを学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。
石田橋1

石田橋2

石田橋3

白川

 午後は、熊本市総合体育館で行われた進路説明会に参加しました。もうすぐ2年生への進級を控えているので、より具体的な進路を考えるのによい時間になったのではないかと思います。

進路報告会

平成26年1月23日(木)6限目 建設工学科2年教室
 建設工学科2年生に向けての進路報告会を実施しました。

 難関企業に合格した建設工学科3年生3名の生徒に模擬面接と合格するための秘訣などを話してもらいました。私たち教員よりも身近な生徒が努力して、結果を出した上での話ですので、2年生も最後まで聞き入っていた様子でした。報告会終了後、2年生もだいぶ意識が変わっていたように感じられました。是非進路実現に向けて頑張ってもらいたいと思います。

進路報告会1 進路報告会2

進路報告会3 進路報告会4

進路報告会5 進路報告会6

進路報告会7


課題研究発表会

 平成26年1月21日(火)5、6限目
 建設工学科課題研究発表会を実施しました。取り組んだ内容は木工、模型製作、3DCADを用いた構造物の復元、音響機器の製作、など様々でした。

 課題研究発表会が始まりました。
始まりの挨拶 科長挨拶


〈研究内容〉
1 Google Sketch Upによる校舎の復元
校舎の復元1 校舎の復元2

校舎の復元3

2 校内環境整備と傘立ての製作
校内環境整備1 校内環境整備2

3 俺たちの橋
俺たちの橋1 俺たちの橋2

俺たちの橋3

4 バックロードホーンの製作
バックロードホーン1 バックロードホーン2

5 人吉城の復元~3DCAD~
人吉城の復元1 人吉城の復元2

6 スマホスタンド
スマホスタンド1 スマホスタンド2


 採点中です。
採点中


 プレゼンも大変素晴らしく、生徒にとっては有意義な時間だったようです。発表した3年生の皆さん大変お疲れ様でした。来年2年生は今年以上の結果を期待しています。

小型フォークリフト講習2

 8月5,6日に続き、29日も小型フォークリフト実技講習がありました。
 今回は建設工学科2年、建築科2年の生徒の講習でした。写真を御覧ください。
フォークリフト1 フォークリフト2

フォークリフト3 フォークリフト4

フォークリフト5 フォークリフト6

フォークリフト7 フォークリフト8

フォークリフト9 フォークリフト10

小型フォークリフト講習

 8月5,6日に小型フォークリフトの講習が行われました。

 5日(月)は座学です。(写真の提供ありがとうございます。)
フォークリフト1 フォークリフト2

フォークリフト3 フォークリフト4

 6日(火)は実技です。
フォークリフト5 フォークリフト6

フォークリフト7 フォークリフト8

フォークリフト9 フォークリフト10

 上手に運転する生徒もいましたが、アクセルとブレーキを間違えたり、コーンにつっこんだりと恐い運転もありました。(午後は大きな音が何度もしていましたが、大丈夫だったのでしょうか?)
 1つ1つの確認作業を忘れずに行い、慎重に運転してください。実際に運搬するものは私物ではなく、材料や製品であることがほとんどです。落下させたり、傷つけたりすれば問題ですよ。(もちろん、フォークリフト本体も壊さないでくださいね。)

平成24年度くまもとICTコンテスト

平成24年度くまもとICTコンテスト 「3次元縦断面図」 マルティメディア部門入選

 平成25年2月20日(水)熊本市内の水前寺共済会館において、平成24年度くまもとICTコンテストの表彰式が開催されました。
 建設工学科では、人吉市内で頻繁に発生している自転車事故について、土木技術の観点からその原因を究明できないか検討してきました。私たちは、授業で学んだ縦断面図(進行方向に描いた図面)をGoogleSketchUpを使って3次元化し、立体的に道路の構造を分析することにしました。その結果、人的ミスだけでなく道路の構造上の問題によって事故が発生していることを解明することができました。

ICT1 ICT2
 これを「くまもとICTコンテスト」に応募したところ見事「マルティメディア部門入選」。表彰式にはくまモンがサプライズゲストとして登場し、会場を一段と盛り上げてくれて思い出に残る一日となりました。

ICT3 ICT4

ICT5

銅山川の調査(平成24年度まとめ)

平成24年 5月10日(木)
平成24年 5月17日(木)
平成24年 5月31日(木)
平成24年 6月 7日(木)
平成24年 6月14日(木)
平成24年 6月20日(木)
平成24年 7月10日(火)
平成24年 7月12日(木)
平成24年10月30日(火)
平成24年11月 1日(木)
平成24年11月 6日(火)
平成24年11月 8日(木)
平成24年11月15日(木)
調査開始(踏査)
地図作成のための簡易測量(採掘坑、住居跡などを発見)
水生生物の調査(狭域の水生生物を調査)
岩石の調査(岩石の分類)
岩石の密度試験(含有物の特定)
岩石の科学的分析(含有物の特定)
水生生物の調査(広域にわたる水生生物の調査)
調査結果の整理
パックテスト(Cuイオン、Feイオン検出できず)
縦断測量計画
縦断測量
縦断面図の作成
銅山川水面の測定

 これまでの調査結果から、我々は次のような仮説を立てた。

 仮説1 夏の時期には洪水が発生し、銅を含む岩石が破砕し、銅がむき出しの状態で河床に体積しているのではないか。
 仮説2 夏には砂防ダム手前に滞留する水温はかなり高くなるため、このとき銅イオンが溶出しているのではないか。
 仮説3 水温が低く、洪水等が起こらないため、冬期には銅イオンが検出されないのではないか。

平成24年11月20日(火)
平成24年12月20日(木)
平成25年 1月 8日(火)
平成25年 1月15日(火)
平成25年 1月17日(木)
平成25年 1月21日(火)
水槽実験準備
水槽実験開始
水槽実験1(常温、自然・割裂)
水槽実験2(水温40度、自然・割裂)
水槽実験3(常温、緑青がみられる岩石)
水槽実験4(水温40度、緑青がみられる岩石)

銅山川2 銅山川1

 水槽実験から、次のような結果を得た。

実験水槽実験1,2水槽実験3,4
自然の状態割裂の状態
水道水を入れた直後 
 Fe 0 mg/L
 Cu 0 mg/L
 Fe 0.2 mg/L
 Cu 0~0.2 mg/L
 Fe 0 mg/L
 Cu 0.5~1.0 mg/L
常温のまま数日間放置 
 Fe 0 mg/L
 Cu 0 mg/L
 Fe 0 mg/L
 Cu 0 mg/L
 Fe 0.2 mg/L以下
 Cu 2.5 mg/L
水温40度で数日間放置 
 Fe 0~0.2 mg/L
 Cu 0 mg/L
 Fe 0~0.2 mg/L
 Cu 0~0.5 mg/L
 Fe 0.5 mg/L
 Cu 10.0 mg/L以上

銅山川3

 以上の結果から、我々が立てた仮説が立証されたと同時に、Cuイオンが原因で銅山川に魚がいないことがわかった。
 次年度については、実験に用いた岩石がどのエリアにどの程度分布しているのかを調査し、原因となる岩石を取り除く工法や工事費などを検討していきたいと考えている。

銅山川の調査11 H25.1.15,H25.1.17

 河床の岩石をハンマーで割り水槽実験を行った。低水温では鉄や銅は検出されなかったが、水温を上げると鉄イオンが0.2mg/L、銅イオンが0.5mg/L検出された。以上のことから、
 ①夏には砂防ダム手前に滞留する水温はかなり高くなるため、このとき銅イオンが溶出するのではないか。
 ②夏には洪水が発生し、銅を含む岩石が破砕し、銅がむき出しの状態で河床に体積しているのではないか。
という我々の仮設が立証できたのではないかと思う。

実験岩石の状態
自然の状態割裂の状態
水道水を入れた直後
 Fe 0 mg/L
 Cu 0 mg/L
 Fe 0.2 mg/L
 Cu 0~0.2 mg/L
常温のまま数日間放置
 Fe 0 mg/L
 Cu 0 mg/L
 Fe 0 mg/L
 Cu 0 mg/L
水温を上げて数日間放置
※水温約40度
 Fe 0~0.2 mg/L
 Cu 0 mg/L
 Fe 0~0.2 mg/L
 Cu 0~0.5 mg/L

 次に、銅を多く含むと思われる岩石を用い、同様の水槽実験を行うことにした。実験に使用した岩石の表面には緑青が見られ、現地ではたくさんではないが容易に発見できる岩石である。水道水を入れた直後のパックテストでは、銅イオンが0.5~1.0mg/L検出された。2日後には、鉄イオンが0.2mg/L、銅イオンが2.5mg/L検出された。様子を観察すると、水槽の水は青色になり、白い浮遊物が多く見られた。化学の先生の相談したところ、銅と二酸化炭素が反応したものが浮遊しているのではないかということであった。現在、水温を上げており、その様子を観察している。

銅山川1 銅山川2

運動公園(テニスコート)の鋼製ベンチ補修

 建設工学科の3年生が、人吉市田野町にある運動公園テニスコートの鋼製ベンチ8台の補修にあたった。
 フレームについては再利用できそうだったので、さびを落とし塗装し直した。ただ背もたれ部分が現状のままでは危険なため、丸パイプを加工し溶接して補強した。また、座面部(木製)は朽ち果てていたため、新しいものを製作し取り付けた。
 課題研究(週3時間)の時間を利用しての作業であったため、補修には3ヶ月ほどかかった。特にフレームのさびがひどく、これを取り除くのに多くの時間を費やした。その結果、新品同様に仕上がり、12月21日(土)に無事引き渡すことができた。地域の方々に利用していただけたら幸いである。

ベンチ補修1 ベンチ補修2

ベンチ補修3 ベンチ補修4

ベンチ補修5 ベンチ補修6