校長ブログ

2021年2月の記事一覧

人権教育の研修を行いました!

早いもので2月も後半戦、本日は学年末考査の3日目です。生徒たちは午前中で下校しますので、午後から人権教育の研修を行いました。本校では全員の先生方に人権教育に関するレポートを提出してもらい、それを一冊の冊子とし、本日の研修の資料として使用しました。レポート集は先生方のいろいろな思いの詰まったとても中身の濃い内容となっており、私も読ませていただき、先生方の日ごろの生徒に寄り添う姿につながっていると感心しました。

研修は本校に11年勤務し本年度定年退職を迎えられる先生のご自身の経験やこれまでの教職生活への熱い思いなどの発表とその発表やレポートに関する質疑応答がありました。先生方の積極的な発言も見られ、研修としては充実した時間になったと思います。

最後に私も話をする時間をいただきましたので、一人ひとりがお互いにリスペクトし合い、立場や公務分掌、性別、年齢等に関係なく、良かれと思ったことを遠慮なく言える風通しの良い職場にすること、全ての生徒に心からの愛情と情熱を持って接することをお願いしました。

これらのことを忘れなければ、あらゆる困難や逆境も乗り越えることができると思っています。

江頭菊池市長と本校の将来について協議しました!

菊池市の江頭市長は本校のOBであり、高校卒業後、国内のみならず世界を舞台に活躍をされ、その集大成としてふるさち菊池市の市長として精力的に市政運営に活動されています。菊池市内にある高校3校の魅力化についても市を挙げて取組まれており、本校にも多大なご支援をいただいています。そのような地域の期待に何とか応えなければと思っています。

本校が現在、学校運営協議会を設立し取組んでいる学校魅力化についても菊池市の教育長に会長に就任いただいております。菊池市の幼稚園・保育園、小学校、中学校で育った児童・生徒を本校でさらに育み、将来的に地域の発展に貢献できる人材の創造につなげるかということに主眼をおいています。

本日は江頭市長にお忙しい中に時間を取っていただき、約1時間程度の協議をさせていただきました。本校の現在の取組の状況や取り巻く現状、課題等について認識を共有し、目指すべき方向性について意見交換させていただきました。課題は多々ありますが、本校が地域の最高学府としての役割を果たすことができるよう菊池市と連携を密にし取組を進めていくことを確認することができ、これまでにも増して意を強くしました。

今日から高校入試後期選抜出願、学年末考査が始まりました!

本当に月日の流れが早いですね。昨日、各中学校に高校入試前期選抜の合否通知をしたばかりですが、本日から後期選抜の出願の受付が始まりました。また、校内では学年末考査もスタートし、いよいよ年度末も迫って来るなあと実感しています。いろいろな事について出来なかった、成果として表れなかったことへの反省が多く、現状に追われながらも来年度に向けた計画に心して掛からなければならいと考えているところです。

そのような中に本日の菊高ブログに先日行われた商業科検定の合格発表の様子が掲載されていますが、商業科の生徒たちと先生方の検定への頑張りがしっかり成果に繋がっています。本年度の検定が全部終了し、昨年、一昨年との結果との比較等総括をしてもらいましたが、数字のうえでも明らかにその成果が表れており、大変うれしく思っています。校訓である「汗と夢」を体現してくれていると感じています。

このような具体的な成功体験を積み重ねることによって、生徒にも「やればできる」という自信が付き、いろいろなことに積極的にチャレンジする生徒で溢れる活気ある学校になると思っています。

商業科、資格取得に向け検定頑張っています!

本日は商業経済検定が実施されています。その検定に学年末考査前の日曜日にも関わらず、商業科の1年生と2年生の多くの生徒が挑戦しています。今年度に入って本校では資格取得に向けた取組が非常に活発化し、その成果が目に見えて表れています。商業科の生徒が昼休みや放課後を利用して資格取得に向けて一生懸命、生き生きと取組んでいる姿を垣間見、とても嬉しく思っています。

本校は商業科、普通科併設の高校で県下唯一、商業科を2クラス持った学校です。そのような意味からもこの商業科の魅力をもっとアピールする必要があると考えています。先日、このブログに掲載した文部科学省指定の研究発表などと併せて商業科ではとても素晴らしい取組をしています。しかしながら残念にも先に行われた前期選抜における志願状況は非常に厳しいものでした。

生徒と先生方が同じ目標に向かって共に頑張っている姿をもっと地域の中学生や皆さんにもしっかりと伝えていかなければならないと思っています。今このように本校で頑張っている生徒がこれからの菊池地域や社会を支えていく貴重な人材になると確信をしています。

全国各地の先生方に向け研究発表しました!

本校は令和2年度、3年度の文部科学省国立教育政策所指定の商業科教育課程研究指定校になっています。本日、これまでの研究課程を全国各地の先生方に向け、商業科の担当の先生がZoomを使って発表しました。資料についてはこのホームページからもダウンロードできますので、ぜひご参照下さい。

研究主題は「地域の課題解決に向けた教育活動の授業実践に関する指導方法の工夫改善及び評価に関する研究」です。主題設定の理由は『今後さらに予測不能な時代を迎えるにあたって、人としての付加価値の創出が求められる時代となってくる。そのため、与えられた問題ではなく、自分で見出した課題の解決に挑戦することで「自分がやりたいことを見つける」「表現力を磨く」「チームで取組む」など「人としての付加価値を高めた生徒の育成」を目標として研究主題を設定した。この研究の成果が、普通科と商業科の併設校で創立112年を迎えた伝統校であり、地域からも支え続けられている学校であるが、地元の中学生の多くが熊本市内の高校へ進学し、地元に残る中学生が減っている現状にある本校にとって、魅力ある高校として多くの生徒に支持される学校となり、またそれが地域の活性化にも繋がるのではないかと考えている。』(本日の発表から)ということです。

本日は20分程度にまとめて発表を行いましたが、全国の先生方から活発な質問等もいただき、文部科学省の先生からも素晴らしい評価を受け、今後の取組に大きな期待が高まりました。この研究の成果を商業科から学校全体へ広げ、本校活性化、魅力化の起爆剤とし生徒たちの成長に繋げたいと思っています。