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2020年8月の記事一覧

【3学年総合的な学習】探究活動の紹介(2)

新型コロナウィルス感染症による臨時休校期間中に地元の山・日ノ岡山に足を運んだ工藤君。彼の熱心な取り組みを全4回にわたって紹介します。

 

幼少期から慣れ親しんでいた登山道は荒れ放題となっていたことに課題を感じ、整備活動に取り組むことを決意しました。

 

自ら作成した整備計画書を片手に、山鹿市役所鹿本支所を訪ねると、工藤君の熱意が伝わり、市民部菊鹿市民センター地域係長の福島さんから協力いただけるお返事をいただくことができました。それ以降彼の活動の可能性が拡がり、活発化します。

 

本校の同級生、地元の区長さん、父の友人などに声を掛け、さらにはボランティア募集案内を作成するなどして、ボランティアを募りました。

 

活動当日の様子については、次回お伝えします。

 

【3学年総探】鹿高伝統教育YDP探究活動の紹介(1)

 

現在3年生は、総学の時間でYoung Doctor Plan『課題研究』に取り組んでいます。

生徒たちが、小さな博士となり、自分で設定したテーマにおける課題に探究をすすめています。自分の進路に沿った専門領域における探究をすすめている生徒が多いです。

 

探究手法には論文調査に加えて、必要に応じてアンケートインタビュー実験参与観察を行っています。

 

 

 

10月の全体発表会に向けて、夏休み期間まで論文を作成していました。

 

そこで、何人かの取り組みをHP上でこれから紹介していきたいと思います。

 

まずは、地元の役場に就職希望の釘本くんです。

テーマは『空き家・空き店舗を活用したまちづくり』

地元を愛する彼は、南関町の地域振興に携わりたい気持ちが強く、課題研究においても、近年増加している空き家等を活用してまちづくりをするというプランを具体的に考えました。

 

彼は、夏休み期間で役場のまちづくり課に、ヒントをいただこうとインタビューもしました。

1学期の総学の時間では役場の担当者へのインタビュー計画書を作成しました。

インタビュー時に自分の考えた活用案を持参するために、活用案を熱心に絞り出していました。

 

そのときに、マインドマップを作成し考えました。

鹿本高校職員として、思考の表現方法が身についていたことに感心しました。鹿本高校では、1年次より、思考・判断・表現方法についてバーチャル市役所・ディベートなどさまざまな単元をとおして学習してきました。彼は論理的に考える手段を、総学を通して身につけていたことに感動を覚えた瞬間でした。

 

 

 

鹿本高校応援団NO3「熊本大学薬学部 機器分析学 研究室」訪問 その1

株式会社あつまる山鹿シルク 様、熊本大学工学部 田附先生よりご紹介いただき、

 

新設された産業イノベーションラボラトリー内にある機器分析学の和田 美貴代特任准教授(写真後列左)、デブコタ ハリ特任助教授(写真後列右)、河原 哲平 特任准教授、薬草園技術職員の渡邊 将人様(写真後列中央、本校平成16年卒)を訪問してきました。

機器分析学研究室では,天然物や土壌中微生物から薬用成分の抽出をする研究をされています。

 

建物内の会議室にて、つぎの内容について協議させていただきました。

 

1 本校で実行中の研究テーマについてのご助言

 

2 実験装置の改善・分析方法の探索についてのご助言

 

3 熊本大学 薬学部 機器分析学研究室×今後の連携について

(1)薬学部訪問・実験講座

薬草ミュージアムの見学・天然物の成分抽出の研究体験を熊大薬学部にて実施・生徒を受け入れることが可能であるというお話をいただきました。

(2)出前講座

鹿本高校にて、ハリ特任助教授の英語による実習(植物の成分抽出)を開催することが可能だというお話をいただきました。

(3)研究報告会

YDP実験手法テーマ「山鹿のクワ・クワ茶・蚕のフンの香気成分の研究」に非常に関心を寄せてくださり、成果報告をしてくださいとのお話をいただいた。その都度研究アドバイスをいただけるとのことです。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

また、和田先生は研究室にて蚕そのものに活性がないかという研究もされているので、「蚕」つながりで研究連携ができればというご厚意もありました。

 

 

(4)天草アロマオイル生成・調合 工場見学の提案(天草・高浜地区)

天然物から精油を取り出し、調合され、商品化されている方をご紹介いただけるとのことでした。

 

お忙しい中にも関わらず、貴重なアドバイス・提案等をいただくことができました。なんと、今後の連携についても好意的なお返事をいただき、鹿本高校の教育活動の広がりが見えるきっかけになっています。とてもありがたいお話です。

 

このように、現在、株式会社あつまる山鹿シルク 様のおかげで鹿本高校応援団が増えています。感謝申し上げます。