美術科アーカイブ

美術科ブログ(~平成30年度)

美術探究ポスターセッション「私の〇〇を変えたアーティスト」

 3月18日美術探究最後の授業でポスターセッションを行いました。

 

 ポスターの内容は「①自分自身を見つめる②自分に影響を与えたアーティストを調べる③そのことによって自分がどう変わるか考える」でした。

 Active Roomにポスターを掲示し、交代で発表しました。他教科の先生方も参観していただき、生徒たち大いに刺激を受けました。

 最後に生徒の感想を紹介します。1年間で大きく成長したことを感じました。

「これからの自分について:この一年、自分の絵に魅力が足りないことを感じていて、以前ならそれであきらめるってことをしたと思っている。だが、今なら自分の表現したいもの、感じさせたいこと、どう取り組むかをしっかり考えていけると思う。自分を変えられるように努力しようと思っている。」

 

2年生美術科人物着彩制作

 2年生学年末の課題は人物着彩です。

 1年次の解剖学講座を振り返り、「座る」とはどんな意味があるのか、考えつつそれぞれの表現を探究しています。

 学年末試験が終わりましたら、2年生は卒業制作の準備を始めます。3月から6月までの間に制作し、10月の美術科制作展で発表します。早いもので、来年の6月になったら運動部のみんなと同じで、放課後課外のスタート。夢を見て、夢を追い、いよいよ「夢を喰う」学年になります。

美術科「熊本市現代美術館バブルラップ展」見学

 美術科1・2年生希望者53人で鑑賞してきました。12月26日の活動なので、今掲載するのは心苦しいのですが、非常によい時間となりましたので紹介します。

 この展覧会は世界的に活躍する現代美術家 村上隆さんが、御自身のコレクションをもとに展覧会を企画されたもので、「バブル経済期を中心とするアートムーブメントを軸に、1990年以降の陶芸芸術を合わせて俯瞰することで、戦後の現代美術を捉えなおそうという非常に意欲的な試みです。(熊本市現代美術館HPより)」

 冒頭部分から、専門書や美術雑誌でよく見かける作品を目の当たりにして感激し、村上さんの陶芸のコレクションのゾーンではアートとは何かを考える時間となりました。

 写真撮影可の場所もあり、自分自身がアートと一体化したような錯覚を感じる機会となりました。この展覧会は3月3日までです。(このHPに掲載した写真は撮影許可の場所です。)

 大人数だったので学芸員さんお二人からレクチャーがありました。展示だけでなく「学芸員」というお仕事にも強いあこがれを持った生徒たちもいました。お忙しい中ありがとうございます!

 自分たちもアートの一部になりそうな瞬間でした。

 将来様々な立場から美術の学びをいかし活躍するであろう第二高校美術科の生徒たち、この展覧会で美術とはその時代の課題を切り取り、(結果的にでも)時代を体現したものであること、そしてあふれる視覚情報の中から「美術」を定義づける人がいることを学ぶことができたと思います。

 ドキドキする体験、ありがとうございました。

「熊本はばたき高等支援学校」校章デザイン最優秀賞受賞

 平成31年4月に開校予定の「熊本県立熊本はばたき高等支援学校」の校章デザイン募集で、本校美術科2年生内田匠人さんの作品が最優秀賞を受賞し、採用されました。また同じく2年生河津若菜さんの作品も優秀賞を受賞しました。

 熊本県の高校生として、新しく創設される高校の校章デザインに協力できたことを、美術科一同誇りに思います。

 2月7日、第二高校校長室で表彰式がありました。

緊張の面持ちの二人でした。ありがとうございます。

美術科2年「手でみる造形展」に出展(2月5日から11日)

これは何でしょう。

実は石膏の塊を削って作ったものです。美術科2年生では毎年カービングに挑戦し、「手でみる造形展」に出展しています。

「手でみる造形展」とは「手で触ってみて、感じ取る」展覧会です。造形作品を視覚障がいの方々に触れてみていただきたいということ、誰もが手に取って、触れてみることができるという本来の鑑賞方法を実現しようという二つの目的からこの展覧会は生まれました。(主催者「開催趣旨」より)

第二高校の生徒の作品のテーマは「心のかたち」です、それぞれが掌でしっかり素材と向き合い、自分の心を見つめて制作しました。

皆さんの「心のかたち」と共感するものがあれば幸いです。

「手でみる造形展」は

◆熊本会場:2月5日(火)~2月11日(月):県立美術館本館 文化交流室

◆天草会場:2月22日(金)~3月3日(日):ふれあいスペース如水館

◆不知火会場:3月6日(水)~3月17日(日):宇城市不知火美術館

 主催 熊本県文化協会