地学部

部活動紹介

【地学部】地学部生徒合同天体観察会

 1月21日19:00~21:00に、合志市西合志図書館天文台で地学部生徒合同天体観察会が開催されました。西合志図書館には天体ドームがあり、40㎝カセグレン式反射望遠鏡が設置されています。本校地学部はここで、木星や火星、M42オリオン大星雲、M31アンドロメダ銀河、M45プレアデス星団、オリオン座のベテルギウスやおおいぬ座のシリウスの明るさや色の違いなどを観察しました。口径40㎝の反射望遠鏡で見ると、緑がかったオリオン大星雲の中に4重星トラペジウムや暗黒帯の切れ込みがはっきりとわかり、スマートフォンのカメラでも撮影できました。

【地学部】九州高等学校生徒理科研究発表大会で研究発表

 12月24・25日に鹿児島大学で、九州高等学校生徒理科研究発表大会が開催されました。地学部2年生7人は地学部門で、「盛土造成地における土砂災害の危険性」について12分間の研究発表と4分間の質疑応答を行いました。発表に対して参加した他校生徒から多くの質問がありましたが、いずれも適切に回答することができました。審査員の鹿児島大学理学部理工学域理学系理工学研究科(理学系)理学専攻物理・宇宙プログラムの中西裕之准教授は本校の発表に対して、「系統だって調べられた良い研究である。スライドのグラフ軸の数値が大きく示されており見やすい。今後も実験を続けていくことで、さらなる研究の深まりが期待できる。」と講評を頂きました。本校の発表は優良賞でした。研究発表後には桜島の巡検を行い、充実した研究会になりました。

【地学部】皆既月食・天王星食の観察

 11月8日に皆既月食と天王星食が見られました。地学部はこれらの天文現象を屋上で観測しました。

食の最大での月と天王星

天王星の潜入

天王星の出現

部分食の始まり

部分食の終わり(ターコイズフリンジが見える)

【地学部】熊日ジュニア科学賞:熊本県科学研究物展示会(第82回科学展)

 

 令和4年度の熊本県科学研究物展示会(第82回科学展)が開催されました。小学校から高校まで105点の研究物が出品され、10月26日(水)に作品審査が行われました。その結果、地学部の「盛土造成地における土砂災害の危険性」のポスター展示発表は、熊日ジュニア科学賞を受賞しました。科学展の作品は11月6日まで熊本市西区の旧松尾西小学校体育館で一般展示され、表彰式が11月7日に熊本県庁地下大会議室で行われました。

【地学部】最優秀賞:第73回熊本県高等学校生徒理科研究発表会

 10月23日(日)に熊本県高等学校生徒理科研究発表会(サイエンスコンテスト2022)が、崇城大学薬学部で開催され、2年ぶりの対面による発表となりました。
 地学部は「盛土造成地における土砂災害の危険性」について、地学部門で研究発表を行いました。審査の結果、本研究は最優秀賞となり、12月24・25日に鹿児島大学で開催される、九州高等学校生徒理科研究発表大会地学部門での研究発表と、来年度の熊本県高等学校総合文化祭展示部門でのポスター発表が決定しました。講評では熊本県立教育センターの江川佳貴指導主事が、「最近は土砂災害や水害、地震等の自然災害に備える防災の分野は、社会的ニーズが高くなっている。本研究は盛土造成地の土砂災害について、モデル実験や現地調査を行い、GISソフト等を使って研究を進めたことが高く評価できる。土砂災害で想定される要素はたくさんあると思うが、今後はそれを一つ一つ丁寧に検証していくことで、さらに深みのある研究に発展していくことが期待される。」と講評されました。審査委員の熊本大学大学院先端科学研究部基礎科学部門地球環境科学分野の松田博貴教授は、本校生徒の今後の研究方法について丁寧に助言していただきました。また、熊本大学大学院人文社会科学研究部の鹿嶋 洋教授には、熊本大学で地理情報システムソフト「QGIS」についての学習会を実施していただき、使い方や分析方法などについて、ご指導いただきました。厚く御礼申し上げます。大学の研究者と生徒との交流が深まり、生徒の研究意欲の向上が感じられました。

【地学部】一高祭文化部門で星空の解説

 一高祭文化部門で地学部は、PCとプロジェクター、スクリーンを使った平面プラネタリウムを地学室で投影しました。文化部門当日20:00の星空を映し出し、星座や星座にまつわる神話について解説を行いました。

【地学部】化石と断層、地形や地質の巡検会

 地学部は6月12日(日)に宇土高校科学部地学班と合同で、化石や活断層、地形、地質等を実際に見て触れて学ぶ巡検会を行いました。午前は御船町恐竜博物館の池上直樹主任学芸員の指導で博物館展示の説明や博物館のバックヤードに保管されている化石標本を見学しました。午後は熊本地学会の鶴田孝三会長の案内で、嘉島町周辺で見られる北甘木断層や布田川・日奈久断層帯を含む別府-島原地溝帯の地形、断層活動に伴う砥川溶岩層のずれや破砕帯の湧水を現地で学習しました。熊本の地学的事象を直接体験して学ぶ貴重な機会となりました。

【地学部】第34回県高校総文祭理科展示部門発表

  3年ぶりに熊本県高等学校総合文化祭展示部門が開催されました。展示部門の会場となった熊本県立劇場には、多くの高校生が参加しました。理科展示部門ではこれまで、ほとんどできなかった対面での研究発表に、理科研究を行っている部活動生や一般の方々に参加していただき、活発な議論や意見交換が行われました。これで引退する3年生部員にとって、これまで取り組んできた自分たちの研究の意義や意味を感じるものとなり、1・2年生にとって対面で研究発表する貴重な機会となりました。

   

【地学部】日本地球惑星科学連合2022年大会で研究発表

 日本地球惑星科学連合(JpGU)は地球惑星科学関連の学協議会51団体が参加する、会員数約1万人の大規模な組織です。毎年幕張メッセで学術大会が開かれ、地球科学各分野で口頭発表やポスターセッション、講演会等が行われています。5月29日にオンラインで開催された高校生ポスター発表のセッションで、地学部は昨年に続きZoomを用いて研究発表を行い、参加した研究者の皆さんと議論を行いました。本校地学部のブレイクアウトルームには東京大学や北海道大学、東北大学、大阪大学、琉球大学、熊本大学等の研究者に参加していただき、質疑応答して活発な意見交換を行い、温かい助言をいただきました。1・2年生にとって、研究発表のだいご味を感じる貴重な機会になりました。

【地学部】日本気象学会ジュニアセッション2022研究成果発表と天体観察会

 日本気象学会では高校・中学生世代を対象とした研究成果発表の場として、学会春季大会に合わせてジュニアセッションを開催しています。地学部は5月20~21日に開催されたこのセッションに参加して、気象庁や大学、大学院等の専門家や研究者の皆さんに、「火星で発生した大規模ダストストーム」の研究成果をオンラインで発表しました。

 また、21~22日にはおよそ2年ぶりに学校に泊まり込んで、天体観察会を行いました。春から秋にかけての星座や北斗七星からうしかい座のアークトゥルス・おとめ座のスピカに連なる春の大曲線、わし座のアルタイル(彦星)・こと座のベガ(織姫星)・はくちょう座のデネブでつくられる夏の大三角、さそり座のアンタレス(赤)・こと座のベガ(白)、はくちょう座のアルビレオ(黄と青の二重星)などのカラフルな恒星、夜明け前の南から東の空に並ぶ下弦に近い月や土星、火星、木星、金星等を夕方から明け方まで観察し、拡大撮影等を行いました。

学校屋上から見る夜明けと熊本城