在校生・保護者の方へ

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芦高ブログ

鉛筆 【R8修学旅行 02】翼を広げて、冬の東京へ

 一歩進むごとに、日常が遠ざかり、空の旅が近づいてきます。

 この橋を渡れば、いよいよ雲の上の世界へ。

 阿蘇くまもと空港を飛び立ち、約1時間半。

 羽田空港に降り立つと、ターミナルの自動ドアが開いた瞬間、ひんやりと乾いた都会の風が肌を刺しました。

 熊本のしっとりとした寒さとはまた違う、どこか急ぎ足で洗練された空気の匂いが鼻をくすぐります。

 

 

 空港ビルを後にし、大型バスに揺られて首都高速へ。

 「うわ、車がすごいね!」

 「どこまでも並んでる……」

 途切れることのない車の波や、すれ違う大型トラックの圧倒的な多さに、生徒たちは窓に釘付けです。

 そんな中、霞む冬空を突くようにして現れたのは、巨大なスカイツリーの姿でした。

 ビル群の向こうにそびえ立つその圧倒的なスケールを間近に感じ、車内のあちこちから再び感嘆の声が上がります。



 一路、常磐道を北へと向かう車中。

 窓の外には林立するビル群、そしてどこまで走っても途切れることのない住宅地の波が続いています。

 熊本で見慣れているはずの家並みや道路でさえ、この巨大な「都会の迷宮」の一部だと思うと、すべてが新鮮で、特別なものに見えてくるから不思議です。

 

 

 都会の大動脈が持つ力強いエネルギーに包まれながら、車内ではお待ちかねのお弁当タイムが始まりました。

 仲間と肩を並べて食べる食事を楽しんだあとは、バスはいよいよ福島県へと入ります。

 次なる目的地は「アクアマリンふくしま」。

 震災から力強く立ち直ったこの地の「今」に触れる旅が、ここから本格的に始まります。

 

「冬の風 見るものすべて 旅の色」

鉛筆 【R8修学旅行 01】いざ、学びの旅へ出発!

 まだ街が深い眠りの中にある午前6時20分。

 キーンと冷えた冬の空気を震わせるように、2年生75名が体育館へと集まってきました。

 アスファルトに響くキャリーバッグのゴロゴロという音、早朝とは思えないほど元気な挨拶。

 吐き出す息は真っ白ですが、整列した生徒たちの瞳には、これから始まる未知の4日間への期待が熱く灯っています。

 少し眠そうな目をこすりながらも、どこか誇らしげで、弾むような笑顔。

 その一つひとつの表情から、この日をどれほど心待ちにしていたかが伝わってくるようです。

 

 結団式では、教頭先生の激励の言葉があり、続いて福祉科の遠山くんが「安全に、そして多くのことを学び、最高の思い出を作りましょう」と、力強く決意を語ってくれました。

 


 予定の午前7時よりすこし先に。大型バスのエンジンが重低音を響かせ、ゆっくりと校門をあとにします。

 まだ暗い中、温かく送り出してくださった保護者の皆様。

 そして、円滑な出発のために交通整理や誘導を担ってくれた職員の仲間たち。

 多くの方々の支えがあって、この旅が始まるのだと改めて身が引き締まる思いです。

 


 バスは一路、阿蘇くまもと空港へと走り出しました。 五感のすべてを研ぎ澄ませて、実り多き旅にしてまいります。

 


「朝陽待つ 白き息さえ 弾ませて」

鉛筆 【R8修学旅行 00】事前指導|明日、いよいよ出発!

 「ついに明日だね!」 総合学習室に集まった生徒たちの間から、そんな弾んだ声がざわざわと心地よく聞こえてくる午前中。

 いよいよ明日、2年生75名が福島・東京への旅に出発します。


 3時間目からの事前指導を前に、1時間目、2時間目の授業中から、どこか「うわの空」だったのでは……。

 見上げれば窓の外には広い空。

 生徒たちの心は、授業のチャイムよりも一足先に芦北を飛び出して、もう飛行機の中へと乗り込んでいたに違いありません。


■ 期待を膨らませて

 事前指導では、集団行動のルールについても改めて確認を行いました。

 「5分前行動」「感謝の挨拶」といった約束ごとも、明日からの時間を自分たちの手で最高のものにするための大切なステップ。

 楽しみを成功させようとする前向きな熱気が、冬の教室のひんやりとした空気を、優しく暖めているようです。

 しおりをパラパラと捲りながらルールを学ぶ時間も、これから始まる未知の体験への高揚感に包まれていました。

 


■ 最後のパッキング、進んでいますか?

 放課後、いつもより少し早足で教室をあとにする生徒たち。

 その「明日が待ちきれない!」という背中を見送っていると、ふと「あ、あれ買い忘れた!」なんていう声がどこからか聞こえてきそうな気がしています。


 今ごろご家庭では、「今からお店が開いているうちに買ってこなきゃ!」と焦る我が子に、

 「もう!こんな時間になって言わないでよぉ……」なんていう保護者の皆様の苦笑い。

 

 そんなバタバタと準備に追われる、賑やかで温かな風景が目に浮かぶようです。


 何度も「しおり」を確認して、準備万端。

 着替えと一緒に、「たくさんのことを学ぶ気持ち」もしっかりバッグに詰め込んで。

 明日の朝、期待でパンパンに膨らんだ荷物を抱えて、元気に登校してくる姿を楽しみに待っています。


■ 朝陽とともに始まる旅

 明日の出発式(結団式)では、福祉科の遠山くんが代表として旅への決意を表明してくれます。

 集合は「朝6時20分」

 まだ冷え込みの厳しい時間になりますが、ご家庭での温かい送り出し、どうぞよろしくお願いします。

 大切なお子様をお預かりし、安全を第一に、心揺さぶられるような素晴らしい体験を積み重ねてまいります。

 旅先で出会う風景、生徒たちの笑顔、新しい発見に驚く声。

 その一つひとつを、このブログを通じて丁寧にお届けします。


 明日の朝、元気な「おはよう!」の声に出会えることを願って。

 


 「心はもう しおりの中の 空の下」

「食事」を体験する(2年福祉科)

生きる喜びの基本は食べること

いつまでも美味しさを楽しめる生活をしたいキラキラ

しかし、高齢による衰えや、障がいによるお口まわりの機能が低下している方々にとって、口から食べることが難しくなる場合もあります。

こんな時に、食べやすさ飲み込みやすさに配慮した食べ物やレシピがたくさん考案されています。

今回は、その食べ物を実際に食べてみました。さらに、それを食べていただく「食事介助」をしました。

  

とろみのあるもの、通常より柔らかくしたもの、カロリーを少し高めにしているもの、などなど。

いつも食べている味に慣れている分、少し違和感がある食べ物もあったようです。

ー どのようにすれば、美味しく食べていただけるか ー

声かけやタイミングなどいろいろ考えながら、介助する必要があります。

  

「噛む力」「飲み込む力」「味覚」

特にこの3つの機能が、食事の安全性と満足度を左右します。

今回の授業で、「食事」と「介護」を考えるきっかけになりました給食・食事

鉛筆 一人では 見えぬ景色を 班(とも)と見る

 

―― 令和7年度 農業科 課題研究発表会 ――


 総合学習室に流れる、どこか背筋が伸びるような沈黙。

 3年生による「課題研究発表会」

 各班に与えられた10分間は、単なるスライドの説明ではありませんでした。

 

 高濃度酸素水による栽培の可能性を追い求めた班。

 シカ肉の有効利用を信じ、製造室で理想の「味噌」を練り上げた班。

 獣害と衰弱に苦しむスイートスプリングの樹勢を、もう一度取り戻そうと挑んだ班。

 そして、プランターという限られた空間に、切り花栽培の新たな形を模索した班。

 

 どの班の発表からも、4月の始動から今日まで積み重ねてきた時間の重みが伝わってきました。

 10分間話し続けるための自信は、教科書からではなく、自分たちの手と頭を動かし、悩み抜いた経験からしか生まれません。

 各班が言葉の端々にそれを滲ませていました。

 その背中を、1・2年生は静かに見つめていました。

 「いつか自分たちも、あんな風に胸を張れるだろうか」 会場にいた後輩たちの真っ直ぐな視線からは、そんな自問自答と、先輩への敬意が感じられました。

 ステージを下りる各班の背中には、もうすぐそこまで「卒業」が迫っています。

 10分間の発表を終えるたび、3年生としての大きな節目がひとつずつ終わっていきます。

 

 農業科主任として、今日、ステージの下から彼らを見つめながら、その頼もしさに胸が熱くなりました。

 見事な発表でした。

 君たちがこの研究を通して手に入れた「答えのない問いに立ち向かう力」は、これから歩むそれぞれの道で、必ず確かな羅針盤となるはずです。

 

 仲間と答えを追い求めたこの日々を糧に、自信を持って次なるステージへ羽ばたいていくことを、心から期待しています。

 3年生、最高の10分間をありがとう。

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