授業実践(探究/ICT)

2026年9月の記事一覧

HTH(サンディエゴ)研修報告③

HTHの研修も最終日を迎えました。

最終日の午前中はPBLについて幾つかの講義を受けました。

講義では、正しい批判の方法をビデオや講師の実践例から学びました。

授業では生徒を指名して意見を聞きますが、想定外の意見である場合は対応できていない現状があります。

この講義により、意見をつないで生徒たちの資質能力を引き上げる手法を学びました。

次に生徒の意見に対するフィードバックについても学びました。

ここでは「Kind, Specific, & Helpful( 親切に、具体的に、そして役に立つように)」が重要だと学びました。

どんな意見であっても効果的にアドバイスすることで、生徒の脂質能力を高めることができると感じました。

 

午後からは、自身のPBLを英語でプレゼンしました。
事前研修での協議内容に、現地研修で学んだことを加えて考えたPBLを発表しました。

英語による発表でもあり困難な部分もありましたが、何とかやり遂げました。

普段、生徒たちに英語プレゼンをさせていますが、自分でやってみることで様々なことに気づきました。

今後の指導に活かしていきたいです。

また、先生方のフィードバックも参考になりました。

この後、HTHの大学院生の発表を聞いて、自身の発表との比較から学びを深めました。
最後に、研修のまとめを行い、帰国して天草高校で行う内容を話し合って終了しました。

本研修を通じて、HTHの教育に感心するとともに、日本の教育機関にも取り入れるべき部分があると感じました。

今後は本校に本研修の学びを取り入れ、天高をより良い学校にできるようにしていきたいと考えます。
続報をご期待ください。

HTH(サンディエゴ)研修報告②

HTH研修2日目の報告です。
本日の研修は、併設された大学院の施設で行われました。


本日はまずはHTHの原則や身につけさせる資質能力について学びました。
HTHの指導と設計を方向づける原則として、以下の4つが挙げられます。
Equity(公平性)・Personalization(個別化)
Authentic Work(本物の学び・作品)・Collaborative Design(協働的なデザイン)

また、HTHが最終目標としている、生徒が身につけるDeeper Learningのコンピテンシーとして、以下の6つが挙げられます。
中核となる教科内容の習得・批判的思考と問題解決
協働・効果的なコミュニケーション
自律的な学習・学びに向かうマインドセット

その後、上記の「Deeper Learning」と「PBL」を、視覚的に表現するアートフル・リフレクションを行いました。
以下の写真がSSH研究主任が作成したものです


※何を表現しているかわかりますか?
作成後は、周囲に作成の意図を報告し合いました。

その後、以下に示したPBLの3つの支柱について学びました。
1 プロジェクト・ローンチ(Project Launch
2 コミュニティ・パートナー(Community Partners)
3 エキシビション(Exhibition)
上で報告したアートフル・リフレクションは、上記の①〜③を体感するものでした。

次にDeeper Learningのカレイドスコープ(下図参照)について学びました。

このカレイドスコープについて、研修者全員で疑問点を挙げ、話し合いました。

午後の研修では、実際にプロジェクトを設計している講師がプロジェクトの全体像を講義してくれました。
紹介されたプロジェクト「On Our Tables」の概要
テーマ: フードシステム(食の仕組み)を探究し、食べ物がどこから来て、私たちにどのような影響を与えるのかについて理解を深める。
制作物: 友人や家族と食事をするときに食卓に並ぶようなプロダクトを、学校の工房(木工)で制作する。

講義の中で、プロジェクトに「自分らしさ」を加えること、プロジェクトの中で制作と発表のサイクルを複数回実施することなどが紹介されました。また、成果発表の方法も多彩で参考になりました。
これらの考えは、SSHの探究活動を設計する際にも活用できそうでした。

2日目も学びの深い研修となりました。

HTH(サンディエゴ)研修報告①

探究型授業の実践とは異なりますが、探究型授業の構築の為の研修について報告します。
9月の14〜19日の日程で、SSH研究主任がサンディエゴにあるHTH(High Tech Highの略称)での研修に参加しています。

1日目の本日はHTHに加えて、併設されている中学校(HTM:High Tech Middle)と小学校(Elementary school)も見学しました。

HTHなどでは、プロジェクト学習が盛んに行われています。
プロジェクト学習では、与えられた課題に対して生徒が何かしらの成果物(学んだことや感じたことを表現する物)を作成します。

特徴的だったのは、すべての教科でPBL(Project Based Learning)に取り組んでいることです。
すべての教科で取り組んでいるので、成果物の中には理科に関係するものの多くありました。

校舎や教室には、以下の写真に示すように多くの成果物が所狭しと展示してありました。

さらに、これらの展示や授業内容の紹介は全て小中高の生徒たちが行ってくれました。

午後からは、Biology(生物学)の授業を見学しました。
授業内容は、半年間かけて解明する大きな問いに関しての基本的な内容の学習でした。

ここでもPBLが行われており、観察した内容をノートにまとめ、最後にディスカッションをして学びを深めていました。
教員の指導場面(話す時間)は極力短くして、生徒の活動多くの時間が割かれていました。

生徒たちは生き生きと活動している姿が印象的でした。