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後輩たちよ、先輩の姿を刮目せよ。
卒業間近の3年生に、進路体験発表会をしてもらいました
3年生は、全員卒業後の進路が決定していますが、その過程には様々な苦悩、努力、工夫、発見がありました
そこで、1・2年生を対象に、自分の様々な「進路体験」を語ってもらいました
先輩のリアルな体験をもとにした語りに、後輩たちはしっかりと耳を傾け、自分の進路を考えていました
これは、2018年に18期生によって始まり、今回で4回目です。新たに始まったイベントが、しっかり根付き、泉分校の伝統になりつつあります
今回、先輩の体験を聞いた1・2年生は、来年・再来年に良い体験が話せるぐらい頑張ってほしいですね
囲い罠の設置に向けて
これまでの実習で、くくり罠、箱罠を設置してきました。
今回は、3つ目の罠!!囲い罠を設置しました!!
囲い罠とは、網や柵で囲いを作った罠のことを言います(そのままやん)箱罠との違いとして、天井があるものは箱罠。ないものは囲い罠と分類されます
早速、囲いを作るためにネットをはりました。ネットは栗木地域の山で回収した防獣ネットを再利用しました!!予想以上に支柱の高さがあり、埋め込むのにとても時間がかかりました完成にはネットの高さが足りませんので、次回、ネット上段にもう一つネットをはって完成させたいと思います!!
自作のくくり罠を いざ設置
くくり罠を自作しました。
講師の県南広域本部農林水産部林務課(園田様)、猟友会(中村様)のご指導のもと作製しました。
自作と聞くと難しいと思われますが、罠の原理を理解すると自分達でも作ることができることがわかりました!!
なんと言っても、市販の罠に比べて安い!!!そして、自分仕様に調整ができる!!!
これからは自分で作るのが一番だと思いました
完成したらいざ、現場に設置!!ここでも、ベテラン猟師の技術を教えていただきました。普段だったら絶対聞くことのできないようなことを、優しく丁寧に教えていただきました。
指導してくださった中村様から、「高校生が狩猟に興味をもって取り組んでくれることは嬉しい」と言ってくださいました。狩猟現場でも農林業と同じく、高齢化、後継者不足があることを改めて感じました。これから、実践を重ね、ベテラン猟師の方々に負けないように頑張ります!!
皮剥ぎ実習! 廃棄物ゼロへ
先日、熊日新聞の記事でも取り上げていただいた、皮剥ぎ(かわはぎ)実習について報告します
泉分校では鳥獣被害の軽減を目指し、狩猟、防除、環境調査、料理などの活動を行ってきました
では、皮剥ぎ実習は何のために行ったのか???
狩猟をして食肉として利用する際、どうしても廃棄される部位がでてきます。食肉用として利用不可な部位、衛生的に利用不可な部位など様々な理由があります。
泉分校ではそのような部位をどうにか利用できないかと考えてきました
そこで、今回は解体後、処分されがちな皮の利用を目指し皮剥ぎ実習を行いました。
講師に株式会社イノPの井上拓哉様をお招きし、指導をしていただきました。夏休みに処理場でのシカの解体処理の見学はしたことがある生徒もいましたが、自分でイノシシやシカにナイフを入れて解体することは初めての経験でした!!最初はとても緊張していました。しかし、的確な指導のおかげで、最後まで、自分達の力で皮を剥ぐことができました
皮を剥いだ後も、余分な肉や脂肪をそぎ落とす作業を行いました。皮剥ぎの際、薄く剥ぎすると皮が破れてしまうし、逆に厚くすると、その後の、削ぎ落としの作業が大変になってしまう。これも、やってみて初めて実感することができました。
最後に、脱水と腐食防止のために、塩を全体にまぶして終了しました
捕獲した獣を無駄なく、利用することが狩猟を行う者にとって大切な心構えだと思います。今回の皮剥ぎ実習は無駄なく利用することを理解する上で、とても重要な学習だったと思います。
今回、剥いだ皮は、なめしの加工をしていただき、次年度、皮クラフトとして利用します!!
「続きを読む」で写真を見ることができます
現場の風景を、加工をせずにそのまま掲載しています
皮剥をしたイノシシやシカが映っています。苦手な方はご注意ください
熊日新聞に掲載されました★
本日、2月16日(火)の 熊本日日新聞朝刊14面 に「命のありがたさ 実感 八代農高泉分校生 イノシシの皮はぎ体験」というタイトルで、泉分校の記事が掲載されています。
2月12日(金)に実施した、2年生の「皮剥ぎ実習」のことが記事として掲載されています。
「分校生活」での記事は、これから少しずつ記載していきます
カラーの写真と、2年生・森田さんのインタビューもありますので、ぜひご覧ください。
再挑戦!草木染め
前回、2年生の授業で行った草木染めですが、色がうまく出ていない班がありました
そこで今回は、媒染剤にミョウバン液を使って、改めて草木染めをしてみました
キハダの木の色だと思われる黄色はキレイに出ましたが、赤系の色が薄くなり、前回よりも紫が薄くなってしまいました
原因は分かりませんが、媒染剤を使うと色がもっと出ると思っていただけに、悔しい。(>_<)
リベンジに向けて、校内の桜の木にたくさんついているウメノキゴケを使って紫の染色液を作りました。
1ヶ月ほどで完成予定なので、また、染めてみようと思います
実践!草木染め
2年生が、先日集めた素材を使って、草木染めをしました
集めた素材の見た目は、様々な色合いですが、一体どのような色に染まるのでしょうか?
染めた直後を見ると、きれいな紫色になっている班もありました
一方、あまり色が出ていないように見える班もあります
布地を乾燥させてから、改めて検証したいと思います
サザエさんの家をリフォーム!
2年生の家庭総合では、住居について学んでいます
この日は、「アニメ『サザエさん』のイソノ家の家屋をリフォームするならどうするのか」考えました
リフォームは、10年後のイソノ家を想定して考えました。例えば、アニメの設定は、小学生のカツオくんとワカメちゃんが一緒の部屋にいますが、10年後はプライベートな部屋が必要になるかもしれません
このように、家族のライフステージの変化とともに、住居のリフォームが必要になることもあるでしょう
リフォームを考えるにあたって、まず各部屋がどんな機能を持つ部屋なのかを発表していました。
発表では、カツオくんとワカメちゃんの部屋は、個人の部屋ととらえる生徒もいれば、共同の部屋ととらえる生徒もいました。生徒によって「部屋の機能」のとらえ方が違っているのが面白いですね
今後の授業でも、リフォームに向けて学びを深めていきます
誰が食べた??
昨日、イノシシ粉の記事を上げました 本日はその続きをアップします!!
イノシシ粉を選別する際、飼料としては不向きな固形物が発生しました。この残った不要物を、箱罠の誘引剤として利用できないかと考え、どのような獣が寄ってくるか観察することにしましたどのような獣か確かめるために、トレイルカメラを設置し1週間観察しました!!
そして、1週間後。
現場に行ってみると、イノシシ粉が減っています。
拡大してみると複数の足跡があります!!これは何の足跡か??
生徒達はイノシシではないか??いやシカではないか??など、どんな獣が食べに来たか興味津々でした。学校へ戻り、カメラの画像を確認!!!そこに写っていたのは!!!
タヌキです!!!
それも一匹ではなく複数です!!
1週間カメラを設置し、500枚近い写真が撮れました。全て、タヌキの画像でした。
タヌキは雑食性のため、イノシシ粉を食したと考えられます。同じく雑食性のイノシシが写ってもよいと思っていましたが、タヌキだけという結果に残念な気持ち半分と驚きを感じました
この結果から、イノシシ粉を利用した、罠への誘因(シカ、イノシシ)は利用するには難しいと思いました別の場所でもう一度同じ実験を行い、結果が異なるか観察を行ってみたいと思います。
山林の防獣ネット回収
山林に設置されている防獣ネットの回収を行いました。育林期間中にシカやイノシシの侵入を防除するために設置したものです。
ある程度、樹木が大きくなると、設置した防獣ネットが樹木の生育を阻害したり、駆除のために山林へ入った猟師さんの邪魔をしたりと、近年問題になっています。今回、泉分校では県南広域本部農林水産部林務課の方々の協力のもと、防獣ネットの回収を行いました。
簡単に思えていた作業も、防獣ネットにツルが巻き付いており、剪定ばさみで一つ一つ切り落としてから外す必要があり、大変時間がかかる作業でした
回収したネットは、今月に実施する計画の罠研修の際に再利用する予定です!!!また報告します。