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誰が食べた??
昨日、イノシシ粉の記事を上げました 本日はその続きをアップします!!
イノシシ粉を選別する際、飼料としては不向きな固形物が発生しました。この残った不要物を、箱罠の誘引剤として利用できないかと考え、どのような獣が寄ってくるか観察することにしましたどのような獣か確かめるために、トレイルカメラを設置し1週間観察しました!!
そして、1週間後。
現場に行ってみると、イノシシ粉が減っています。
拡大してみると複数の足跡があります!!これは何の足跡か??
生徒達はイノシシではないか??いやシカではないか??など、どんな獣が食べに来たか興味津々でした。学校へ戻り、カメラの画像を確認!!!そこに写っていたのは!!!
タヌキです!!!
それも一匹ではなく複数です!!
1週間カメラを設置し、500枚近い写真が撮れました。全て、タヌキの画像でした。
タヌキは雑食性のため、イノシシ粉を食したと考えられます。同じく雑食性のイノシシが写ってもよいと思っていましたが、タヌキだけという結果に残念な気持ち半分と驚きを感じました
この結果から、イノシシ粉を利用した、罠への誘因(シカ、イノシシ)は利用するには難しいと思いました別の場所でもう一度同じ実験を行い、結果が異なるか観察を行ってみたいと思います。
この粉は何だ??
皆さんはこれが何か分かりますか 土??何かわからん??
答えはイノシシの粉です。
食用にできないイノシシを、肥料もしくは飼料として利用するために粉にします。この粉はくまもと☆農家ハンターの稲葉様に提供していただき、泉分校ではヤマメの餌としての利用を考えています。
飼料として利用するために、粒の大きな物や分解しきれなかった異物を取り除くために、ふるいにかけ選別を行いましたイノシシの粉と聞くと「臭いがきついのでは??」「ちょっと抵抗感があるな」など思うかもしれません。しかし、思ったほど臭いもなく、粉も乾燥していました!!
これから、飼料に活用し、ヤマメへの本格的な給餌実験を行っていきます!!!
課題研究発表会
3年生の課題研究発表会を行いました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、全学年での発表会を実施することはできませんでした
どうにか、発表を・・・と考え、GoogleのMeetを使い、学年ごとに配信を行い実施することにしました。
初めての取り組みで上手くいくか分かりませんでしたが、上手く実施することができました!!
3年生は1年間、取り組んできた活動を後輩達に伝えるために一生懸命発表していました地域の課題をどうにか解決できないかと考えて活動してきました。地域の方々と触れあう中で、分校生として、できることを知り、理解し、行動してきました!!
きっと、町の方々、後輩にもその思いは伝わったと思います!!!
来年は今年よりも、再来年はさらによいものに活動を繋げていけると嬉しい限りです
3年間お世話になりました ♥ ライフコース一同
ライフコースの3年生が、調理の実習として、3学年の先生たちへの感謝を込めた食事を提供しました。
2019年はコース料理を、2020年は昼食の弁当を準備して「おもてなし」をしました
しかし、2021年は新型コロナウイルス感染防止を考えて、対面での食事とならないよう、一人で手軽に食べられるようなメニューにしました
マーブルとプレーンの2種類のパウンドケーキと、研究で何度も用いたユズを使ったユズマーマレード、それらをきれいにラッピングして、感謝の思いを込めた手紙を添えて手渡ししました
単に食事を提供するだけではなく、食事に思いを込めて提供することは、作り側にも食べる側にも大いに意味がありますね。そしておいしく感じますよね
大変有意義な実習でした
最後の授業
3年生が最後の授業を終えました。
今日の全ての授業ではありませんが、いくつかの授業風景をご紹介します。
【数学Ⅱ】
積分でした。以前ご紹介したように、PCを用いた授業でした 3年生は不明な箇所を質問していました。いかにも試験前って感じですね。
【森を守る】
チェーンソーとマウンテンバイクの整備を行っていました。これまでの実習を支えてくれた道具たちに感謝して、今後もスムーズな実習が出来るようにしていました。3年生にもなると、整備はお手の物です
【フードデザイン】
3年間使用した調理器具を丹精込めてきれいにしていました。ライフコースになってからは、とくにお世話になった道具たちです。先輩が磨いた調理器具は、後輩たちが使っていくことになります
3年間、様々な授業がありました。必ずしも毎回の授業がウキウキ・わくわくしていたわけではないでしょうが、いざ、最後の授業となると、感慨深いものがありますね。
3年生は、明日(1月26日)から最後の学年末考査です。しっかり学習を進めてくださいね
熊本日日新聞に掲載されました!
1月24日(日)の 熊本日日新聞朝刊16面 に「地域守れ 高校生ら奮闘」というタイトルで、泉分校の記事が掲載されています。
10月19日に実施した罠設置講習の時のことが記事として掲載されています。
カラーの写真や、生徒のインタビューもあります。ぜひご一読ください。
本格!ピザ窯で焼いたピザ
2年生の授業でピザ窯を使ってピザを作りました
生地を延ばして、自分の好きな具材をトッピングしたら、ピザ窯の中へ。3~4分であっという間に美味しそうなピザができあがりました
前半のメンバーは、窯の中の火が強すぎて中まで火が思うように通らなかったり、具材を乗せすぎてこぼれ落ちたりと苦労しました
それを見て後半のメンバーは、生地を上手に延ばし、具材の乗せ方を工夫して、窯に上手に入れていました。火も落ち着いて均等に焼け、とても美味しそうなピザが完成していました
自分が好きなようにトッピングしたり、オーブンではなく窯で焼く経験ができたりして、生徒たちはとても嬉しそうにピザを頬張っていました。「家では冷凍ピザしか食べないから、とても美味しかった」と述べる生徒もいました
今度は、ピザ以外で窯を使った調理に挑戦したいですね
草木染めへの道
2年生が草木染めの実習をします。
今日は「泉分校の敷地内」という身近な場所で材料を集めました。
冬なので、植物が生い茂っているわけではありませんが、どんな色が出そうかを考えながら集めていました。冬にしか出ないすてきな色に出会えるといいなぁ
今日集めた植物が、どんな色を出すか楽しみですね
分校生、人権について考える
1月14日の6時間目は、人権について学ぶLHR(ロングホームルーム)でした。
卒業が迫ってきた3年生は、LGBTについての学習を行いました。
社会に出る前に、学ぶべきことはたくさんあります。泉分校で学ぶ時間はあまり残っていませんが、このような機会にしっかりと学ぶことは大変有意義ですね。
1・2年生は、合同で部落差別について学びました。
映像を見たりクラスメイトと話をしたり、教員の解説を聞く中で、差別の不合理さを実感したようでした。
狩猟と保護
鳥獣被害研修を行いました。今回の研修も沢山の講師の方が来てくださりました(熊本県自然保護課職員、県南広域本部林務課職員、くまもと☆農家ハンター稲葉様)。
泉分校ではこれまで、狩猟方法について学習を進めてきました(罠の実践、ICT・IoT機器の利用)。
今回は、これまでとちょっと異なる視点から鳥獣保護と狩猟の関係について学習を行いました
動植物の数が均衡に保たれることで自然環境が維持されることを学習しました。現在熊本の自然環境においてはシカやイノシシの数が増えすぎ、希少な動植物の減少するなど生態系への問題が発生しています。
自然環境を守るためにも、狩猟と保護をバランス良く実施していくことが大切であることを改めて学びました。
そして、今回は保護の観点から、減少しているキジの放鳥行いました!!
初めて触るキジに生徒達も最初は緊張していましたそれでも、講師の方の指示に従いキジを捕まえなんとか放鳥することができました!!
貴重な経験ができた研修だったと思います!!今回の研修を準備していただいた皆様には大変感謝しております。ありがとうございました。
郷土料理講習会
11月26日(木)、3年ライフコースのフードデザインの授業で、郷土料理講習会が実施されました。講師は、五家荘にお住まいのくまもとふるさと食の名人である高尾扶佐子さんです。メニューは、もみじ(鹿肉)カツ丼と、ヤマメ出汁の茶碗蒸し、ゆずの砂糖漬けでした。
今回初めて、ヤマメの出汁を使った料理に挑戦しました。ヤマメを軽く火であぶった後、3~4日天日干しにし、乾燥させてできた煮干しです。それから取った出汁は、かつおや昆布とは異なる独特のうま味が感じられ、普段食べる茶碗蒸しとはまた違った味わいでした。
また、もみじカツ丼は、下処理と臭み消しを丁寧に行ってあり、肉は軟らかく、とても美味しかったです。
地域の方々の知恵を生かした特産品の活用法は大変勉強になりました。泉分校でも、鹿肉を使った特産品の研究、泉町特産のゆずを飼料として育てたゆずヤマメの研究に取り組んでいます。郷土料理講習会で、鹿肉やゆず、ヤマメの活用法の様々な可能性を感じることができました。今後の研究に生かしていきたいと思います。
毎年恒例机磨き
3年生の机磨きが始まりました。泉分校では自分達が使ってきた机(教室用)を綺麗に磨き、来年度の新入生に引き継ぐ伝統があります!!21期生も18期生の先輩から受け継ぎ3年間使ってきました!!!
3年分の思い出の詰まった机だと思います
新入生が『分校で頑張ろう!!』と思えるくらいピカピカな机にしてもらえると嬉しい限りです!!!
文化コミュニケーション事業 最終回【3年生編】
3年生で実施しました文化コミュニケーション事業【最終回】をアップします。
前回、前々回と考えることをメインに活動してきましたが、今回は「表現すること」に取り組みました!!内容は「自分が思う理想の怒られ方」について3人1組で演じました!!
自分達で場面を考え演じました。どの班もリアリティがあり、中には「なんかこの場面見たことあるぞ!?」と思うシーンもあり、大変興味深かったです
1・2年生も同じ内容に取り組みましたが、3年生は「2度、3度同じことを繰り返した場合の怒られ方」についても演じました。1回目とは視点が変わっており、同じことを再び起こさないようにするにはどうすれば良いか考えられていました。普段の自分や周囲の状況を振り返り、考えることができた活動だったと思います。
3回のワークショップは「自分のことは自分でやるとは何か」をテーマに活動を行ってきました。講師の先生方から『直接的なその答え』はありませんでした。では、結論は???と思うかもしれません。
その答えは、一人ひとり異なるのではないでしょうか。これまでの経験や環境によって考え方は異なります。これから、様々な経験を重ね、これまでとは違った考え方ができるようになるかもしれません。
高校生活も約1ヶ月となりました。日々考え、行動していけるといいかもしれませんね!!!
文化コミュニケーション事業 最終回【1・2年生編】
12月22日、1・2年生向けの「文化コミュニケーション事業」の最終回が行われました。
今回も、(写真の順に)柏木 陽 様・坂口 佳乃子 様・藤野 未波 様・亀井 純太郎 様の4名を講師としてお招きしました
今回は、まず「言葉を体現してみる」活動を行いました。
最初はどのグループでも同じ言葉をもとに体現しましたが、同じ言葉でも、表現の仕方がほぼ同じこともあれば、かなり違うこともありました
次に、グループごとに違う言葉を体現し、他の生徒がそれを見て、何の言葉を表しているのかを当てるゲームをしました。グループの体現と自分の解釈とのギャップや、言葉の持つ意味の深さや幅を実感することができました。
写真では、何の言葉を体現していると思いますか?(答えは写真脇の『 』をドラッグすると分かります)
答え『 敗北 』
答え『 興奮 』
続いて、「理想の怒られ方」をグループで表現しました
どのグループも「怒られる」ということは同じでも、理想的な怒られ方にするための配慮をどのようなことにするのかは、かなり違いました。
その後は、「嫌な怒られ方」もグループで表現しました
活動を通して、言葉や解釈、大切にしたいことや嫌だと思うことには、人によって、同じこともあれば大きな差があることも実感できたのではないでしょうか。
最後に、谷川 俊太郎 氏の「ゆれる」というポエムをグループで表現しました。
89歳という高齢の方でも、15~17歳の分校生と同じ感性を持っていることを感じたと思います。しかし、その感じ方は全員同じなのでしょうか・・・?
活動全体を通して、言葉の解釈の違いや難しさを実感できました。だからこそ、自分のことを相手に「伝える」こと、相手のことを「理解しようとする」ことの大切さや尊さを実感できたと思います。
そして表現してみることの難しさや楽しさも、よく分かりましたね。
4名の講師の皆様、楽しく有意義な時間をありがとうございました
正月の準備もちゃくちゃくと
2020年もあと少しとなりました。泉分校も新しい年に向けて準備を進めています。
その一つに、毎年恒例の門松の作製があります。3年生で「森を活かす」を選択している生徒達で作り上げました!!!
2021年、すばらしい年となればと思います
狩猟報告
泉分校では鳥獣害対策活動として狩猟についての勉強もしています。これまで、野生鳥獣の画像や罠の設置など様々な活動を報告してきました。
今回は設置していた罠にイノシシが掛かりましたので報告します。
くくり罠に体長50センチの子供のイノシシが掛かっていました。イノシシも罠から逃げるために、辺りの土を掘り返し、暴れ回っていました。小さなイノシシでしたが、勢いよく暴れ、近づくことがなかなかできませんでした
林務課の鳥居氏に指導していただき、電気止めさし器を使い、止めさしを行いました(狩猟免許を持っている職員が実施しました)。
農林業へ被害をもたらす害獣と言われるイノシシですが、命をいただくとなると、やはり躊躇する部分もありました。しかし、この作業を通らずに鳥獣被害対策についての学習を行うことはできないと思っています。
これまで、鳥獣の捕獲方法と同時に、鳥獣の活用についても泉分校では学習を行ってきました。活用をしっかり行うことで、捕獲した鳥獣の命を無駄にしないことに繋がると思っています。今後も、命をいただくことは何か日々、考え活動を行っていきます。
*生徒達も止めさしの様子を見ていました。目をそらすことなく、最後まで命に向き合っていました。
MTBトライアル研修
MTBトライアル研修を行いました!講師にNao氏を招き、生徒達にMTBトライアルについて実技指導をしていただきました。
トライアル競技とは「岩や丸太、斜面等の自然地形や人工の構造物で作られた障害物を、自転車に乗ったまま足をつけないように超えていく競技」で、1970年頃にスペインのカタルーニャ地方で、子どもたちがオートバイの代わりに自転車でモトトライアルを真似たことが起源とされています。
また、トライアルには、静止してバランスをとる“静”の要素、大きなジャンプの“動”の要素が共存し、「アクロバティックな自転車の動きが魅力的な競技」でもあります。
高台からのジャンプ。階段を駆け上がる。自転車では絶対に無理と思えるような実演を見せていただきました。その姿に生徒達も大変興奮している様子でした!!
実演後は、生徒全員でトライアルに挑戦しました!!高台から飛んだりはできませんでしたが、自転車で止まるなど、基礎的なことはできるようになったようでした!!!
第2回コミュニケーション能力向上事業【1・2年生編】
遅くなりましたが、第2回コミュニケーション能力向上事業【1・2年生編】 の記事をアップします。
1、2年生の今回のテーマは「一人で考え、やってみる」でした。一人でやってみるとはどんなことか??みんな悩みながら、活動に入りました。
最初の活動は、2人組を作って簡単なゲームを行う活動でした。ペアを組み替えながら、異なるゲームを繰り返す活動でした。
普段と異なる環境を自ら作り出し、活動する。そして、その中で活動することが2人組のゲームの意図だったと思います。2年生は1月に行われるインターンシップを意識しているのか、自ら機敏に動く姿が見られました。
1年生の中に、異なる環境を苦手とし、普段一緒にいる友人と離れることのできなかった生徒もいました。しかし、講師の柏木様からは、「環境を怖がらなくて良いこと。」「無理と思うなら無理して環境を変えなくてよいこと。」など、生徒達の様子に合わせて様々なアドバイスをしていただきました。
後半の活動は、グループで小説のワンシーンを表現する活動を行いました!!題材は芥川龍之介の「蜜柑」と夏目漱石の「坊ちゃん」を表現しました。ゲタの音はどう表現する??車掌の表情は??主人公は??ここは川??それとも海??など自分達で情景を想像しながら、どうやったら上手に表現できるか一生懸命に考えていました!!!
発表する際も、同じ作品を表現しているのはずなのに、どれも違った表現方法となり大変面白かったです!!!前半と違い、誰もが「考え活動に参加する」ことができていたと思いました!!!
ラスト長距離走
高校最後の長距離走の授業がありました。ラストということで自己ベスト更新を目指し走りました!!
結果はそれぞれ、良かったり、悪かったりとあったと思いますが、全員が一生懸命に取り組んでおり、良かったと思います!!苦手なことでも、根気強くやり抜くことの大切さを学ぶことができたのではないでしょうか。
第2回コミュニケーション能力向上事業【3年生編】
2回目のコミュニケーション事業が行われました。前回から約1ヶ月たち、何をやったのか忘れかけた頃の2回目ということで、最初は少し緊張した様子がありました
3年生は前回から引き続き、『自分のことは自分でするとは何か』について考えました。
はじめに、簡単な選択問題に答え、その後、①楽でがっぽり稼ぐことができる仕事を考える。②この世からなくなった方がいいものは何か。この2つについてグループワークを行い発表しました!!
①の問では、「金鉱山の王になる」「ちょっと怪しい仕事をする」「ゲーム実況をする」「お金持ちと付き合う」などなど、沢山の意見が出ました!!!生徒達も反対意見に対応できるよう理由を考え発表を行いました!!
②の問では、「人の悪い心」「病気」「動物の殺処分」「ウイルス」「いらないものを考えようとする考え」など、こちらも沢山の意見がでました。特に最後の意見については世の中の事象をサッカーボールの五角形に例え、「五角形のうち一つでも欠けるとサッカーボールはできなくなる!!世の中の様々な物も何かしらの役割があるので、なくなって良い物なんてない!!」という意見でしたなかなか、深い考えでした。
私にとって。私の大切な人にとって!など、どんな視点で意見を考えたのか、学ぶことが今回の勉強だったのではないでしょうか??
自分にとってはいらないものでも、違う人にとっては大切なものであることもあります。様々な視点に立ち物事を考えることが「自分のことは自分でやる」に繋がっていくと感じた授業でした!!