進路部からのお知らせ
平成30年度熊本県高校総合体育大会スポーツケア校外学習
2日間で昨年度を上回る、101名の選手がスポーツマッサージを受けに来てくれました。
来場した選手の中には、シンスプリントや肉離れ等のケガをしている選手、慢性の腰痛を抱えながら競技に出場している選手もいて、普段、校内臨床では見ることのできない症状の選手をケアすることができました。
また、競技前後のコンディショニングのために来た選手に対して、マッサージをすることができ、競技の前と後でのマッサージの力の入れ具合の違いなどを勉強することができました。
選手からは、「体が軽くなった」「筋肉が柔らかくなった」「疲労がとれた」等、とても好評でした。卒業生も手伝いに駆けつけてくれて、卒業生から色々と技術を教えていただきました。
参加した生徒からは、「高校生とのコミュニケーションの取り方が勉強になった」「これから痛みのある人を治せるようにしっかりとした技術を身につけたい」「筋肉の柔らかさに驚いた」等の感想が聞かれました。
平成30年度進路指導職員研修
当日は、本校卒業生の進路状況、障がい福祉サービスについて、本校の実習先につ
いての研修を行いました。
1.平成29年度卒業生の進路状況
各学部の卒業後の進路状況について報告を行いました。
2.障がい者福祉サービスについて
障がい者福祉サービスの基礎的な内容について研修を行いました。
障がい者福祉サービスの概要、就労継続支援A・B型について、生活介護について、就労移行支援について、最後に、視覚障がい者福祉サービス事業所のあいEYEワークセンターについての講話を行いました。
3.本校の現場実習について
平成29年度に本校で行われた、職場体験・現場実習・インターンシップ・専攻科校外実習の意義・目的・実習の様子について講話を行いました。
最後に、キャリア教育の意義や各教科とキャリア教育との関連について話しがあり、全職員でキャリア教育の重要性について考える機会となりました。
専攻科1年生進路ガイダンス
あん摩マッサージ指圧師と整体師との違い、国家資格を取得する意味、どんな人があん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師に向いているのかなどについて考えを深めました。
また、専攻科卒業後の主な進路先について、病院、治療院、訪問マッサージ業、高齢者関連施設、ヘルスキーパー、就労移行支援サービスなどのそれぞれの特徴、現状について学習しました。
専攻科では、外部の患者さんを施術する臨床実習以外に、病院・治療院・高齢者施設・スポーツ関連施設等の校外実習を行っています。今回実施した進路ガイダンスや様々な場所での実習を通じて、将来の進路について考える機会を設けています。
幼小中学部保護者施設見学会(ふれあいワーク)
2月14日(水)に、幼小中学部保護者
対象の施設見学を実施しました。今回は熊
本市北区龍田にある多機能型支援センター
「ふれあいワーク」を見学していただきま
した。
初めに施設の概要について伺い、その後、
施設内を見学させていただきました。
ふれあいワークは、就労継続B型事業と生活
介護事業があり、就労継続B型事業では、室
内班、製菓班、清掃班、昼食作り班、施設外
就労班の5つの班に分かれて作業をされてい
ました。
見学後、「自分の子どもの将来の姿を思い
浮かべながら、今から何が必要だろうと具体
的に考えるきっかけになりました。」「自分
の子どもは何ができるのだろう、将来どこに
行くのだろうと考える機会になりました」と
いう感想をいただきました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
幼小中学部保護者施設見学会(内田マッサージ鍼灸院)
平成30年2月5日(月)、本校の3年前
の卒業生である内田さんの治療院の見学に行
きました。
内田さんは卒業後1年で今とは別の場所で開
業されていましたが、熊本地震で建物が使えな
くなり、現在の場所に1年前に移転してきまし
た。
内田さん自身が女性ということもあり、治療
院内は女性が落ち着ける雰囲気に作っていると
のことでした。視覚障がいがあっても、工夫す
れば一人で開業することができることや、患者
さんとの人間関係や信頼関係が一番大事なこと
であることなどを話していただきました。
参加された保護者の方からは、視覚障がい者
の仕事を見ることができ、子どもの将来につい
てとても参考になりましたという感想や、理療
の仕事を直接見ることがなかったので、盲学校
の理療科でどのような勉強をしているのかが少
しわかりましたという感想もいただきました。
幼小中学部保護者施設見学会(ゆたか学園)
平成30年1月30日(火)、熊本市西区
にある生活介護サービスを提供するゆたか学
園の見学を行いました。
初めに、施設の概要や日中の過ごし方、余
暇活動についての説明の後、施設内を見学し
ました。利用者の活動の様子や作業場所、廊
下に掲示された展示物を見学しながら、参加
者は、1日の生活の流れをイメージすることが
できたようでした。
質疑・応答の場では、昼食の提供の仕方や
工賃のことなど、積極的に質問される姿があ
り、有意義な時間となりました。また、見学
終了後、「卒業後の生活の様子を知ることが
できてよかった」などのご意見をいただくこ
とができました。
第2回PTA研修会
第2回PTA研修会
「視覚障がい者として幼少期・学生時代の歩み
~大人になって今思うこと~」
平成30年1月26日(金)にPTA研修会が
ありました。
今回の研修会は、子供たちの将来の進路を
考える上で参考になるような話を、成人の視
覚障がいの方から聞いてみたいという保護者
からの要望で開催しました。
研修会では、ゲストの本校理療科教員2人
のこれまでの歩みや今思うことについて話が
ありました。
2人の先生からは、普通校および盲学校に
在籍していた頃の学生時代の歩みや両親から
どのように育てられてきたかなど、話があり
ました。
参加した保護者の方からは、「子供を育て
ていく上で参考になった」「子供の将来を考
えて早く一人で何でもできるようにしていき
たい」などの感想をいただきました。
高等部普通科1年
平成30年1月23日(火)・24日(水)に、普通科1
年の生徒1名が「ファッションセンターしまむら」で実
習を行いました。
勤労観・職業観・職業適性・将来設計につい
て考え、意欲的な職業選択の能力や態度を育成
することを目的に行いました。
また、インターンシップへの参加を通して、
事業所や社会に対して視覚障がい者への理解・
啓発を図ることも目的として行いました。
実習中は、店長さんや従業員の方が業務につ
いてとても親切に教えていただきました。
社会人としての常識や心構えを身につける機
会となりました。
高等部普通科1年「校外進路学習」
高等部普通科1年生は、1月26日(金)に
今年度の校外進路学習として、熊本学園大学と
熊本ヤングハローワークを訪問しました。
午前中は、熊本学園大学に行きました。熊本
学園大学では、まず大学の概要についてお話が
ありました。VTRによる学校紹介、各学部の
特色についての説明、大学生活全般について、
丁寧に説明してくださいました。
次に付属図書館を見学しました。蔵書数が
87万冊、自由に利用できるパソコンコーナー
や学習室、視聴覚コーナー等も充実した、大
変素晴らしい施設でした。点字図書のコーナー
もあり、要望に応じて、拡大図書を用意するこ
ともできるとのことでした。
インクルーシブ学生支援センターの見学で
は、どのような支援をされているのか、具体
的なお話を伺いました。自分に関連する支援
内容について、生徒は積極的に質問していま
した。
午後からは、熊本ヤングハローワークを訪
問しました。業務内容の説明や施設見学の後、
求人票検索の体験がありました。聞き慣れな
い用語に戸惑う場面も見られましたが、関心
のある職種の求人票を検索することができま
した。
また、企業が高校生に求めていることにつ
いてのお話もあり、現在の自分に必要なこと
を考えるきっかけとなりました。
<生徒の感想>
○校外学習を通して、進学・就職のどちら
にも「責任」が必要になってくることを
学びました。
○大学の図書館は、私が想像していたもの
とは比べものにならないほどの本の種類
があり、設備も充実していました。
DVDやCDがあるので、小さい文字の
本が読めないときも学習できると思いま
した。
○自分の障がいと向き合い、どんな助けが
必要でどんなことができるのかを相手に
伝えたり、積極的に行動したりすること
が大事だと学びました。
○ヤングハローワークは、少し近寄りがた
いイメージでしたが、話を聞いて、とて
も重要な所だと改めて感じました。
○ヤングハローワークでは、「コミュニケー
ション能力」「基本的な生活態度」「協
調性」の大切さを学びました。普段から、
時間を守ったり、挨拶をしたり、言葉遣
いに気をつけることが大事だと思いました。
高等部普通科3年「インターンシップ」について
12月6日(水)、7日(木)の2日間、本校卒
業生が経営されている治療院で、普通科3年生
1名がインターンシップを行いました。
7時50分に学校を出発し、市電を利用して
8時40に出勤。9時から15時まで勤務して
15時40分に帰校するという日程でした。
実習内容としては、施術の見学はもちろんで
すが、洗濯や掃除、アイロンがけなど、治療以
外のことを多く体験しました。
治療についてのお話では、患者さん一人ひと
りの症状が違うので、その人に合わせて様々な
施術を行っているとのことでした。施術に関す
る情報収集のために、アンテナを高く張り、セ
ミナー等の勉強会に積極的に参加し、知識を増
やし技術を磨くことを心がけておられました。
卒業して社会に出てからも、勉強し続けること
が大事であることがわかりました。
治療以外の面で大変参考になったことは、何
事も段取りと気配りが大切であるということで
す。洗濯では漂白剤などで洗って除菌し、干し
たおしぼりを収納する際も、ただ巻くのでなく
コツがありました。他に、タオルのたたみ方や
アイロンがけなど、細かいところまで気を配っ
ておられました。ちょっとしたことですが、患
者さんの安らぎや仕事の能率アップにつながる
そうです。
また、患者さんとうまくコミュニケーション
をとるために、多くの引き出し(話題)を持つ
ことも大切であり、そのためにはニュースやT
V番組、新聞等を見た方がよいというアドバイ
スもいただきました。
実習生は、開業して一人ですべてのことをこ
なしておられる凄さを感じる一方で、とても楽
しそうに施術されている姿を見て、仕事の大変
さや楽しさの両面を知ることができたようです。
今回の体験によって、理療の道へ進むうえで
の心構えや身に付けておくべきこと等を学ぶこ
とができ、大変有意義な実習となりました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 仲山 加津恵
運用担当者
情報部