進路部からのお知らせ
高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」
10月3日(木)6校時に、高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」を実施しました。今回は、令和元年度本校専攻科理療科を卒業し、松橋町に治療院を開院されている坂本直之先生にお越しいただきました。具体的な仕事内容、患者さん対応や鍼灸マッサージ施術で心がけていること、在学中の学習の大切さや卒業後に勉強していく意味、仕事のやりがい等についてお話をいただきました。中でも、「社会に出て大切なことは、目標を立て、それを忘れずチャレンジし、自分を信じて進み続けること」、「みんな最初からセンスがあるわけではなく、患者さんの変化に気付き、効果的な治療をしていくために、知識を身に付けセンスを磨くこと」等のお話が生徒の印象に残ったようでした。
高等部普通科進路学習会「ビジネスマナー講座」
7月12日(金)5校時に、熊本ヤングハローワークから講師として宮本様をお招きし、「ビジネスマナー講座」を開催しました。
講座では、クイズ形式やロールプレイを取り入れながら、ビジネス用語や正しい敬語の使い方、遅刻や退社時のマナー、電話対応等、ポイントを絞って分かりやすく教えていただきました。電話対応のロールプレイでは、社会人になりきって演じる生徒もいて、生徒も教師も楽しく学ぶことができました。
今回、卒業後、社会人として必要な作法や態度を学ぶ目的でしたが、ビジネスマナーの5原則「①表情・②あいさつ・③身だしなみ・④態度・⑤言葉遣い」は、普段の学校生活においても意識しておきたい内容でした。また、講師の先生の「ビジネスマナーは仕事をする上での『相手への思いやり』である」という言葉が印象的で、本校の生徒たちにはビジネスシーンに限らず、これからも相手の気持ちに立った振る舞い(マナー)が自然にできる人になってほしいと感じました。講師の宮本様、ありがとうございました。
進路便りについて
進路便り(第2号)を発行しました。
今回は、高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」の内容になっています。
本日、保護者様に配布しております「進路便り」のデータ版は下記からご覧いただけます。
「くまもとお仕事探検フェア2023」に参加しました!
くまもとお仕事探検フェアは、公益財団法人熊本県雇用環境整備協会が平成23年度から実施しているイベントです。県内の企業や団体、大学、専門学校などが県内の高校生(1・2年生)に対し、仕事や学びの体験を通し、企業・業界・学校の魅力や仕事のやりがいを伝え、より良い進路選択や職業理解につなげる等の目的があります。
今回は、高等部普通科1・2年生8人と職員8人が参加し、多くの職業や学びに触れました。また、今年は午前中の参加だったため、オープニングのテープカットを見ることができ、サプライズゲストのくまモンとも会えました。様々な「体験あり!発見あり!」の充実した約2時間となりました。
高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」
11月24日(金)6校時に5校時に、高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」を実施しました。今回は県内唯一のヘルスキーパー(企業内理療師)として株式会社TMJに勤務しておられる樋口智子先生〔平成26年度(2014年度)本校専攻科理療科卒業生〕にお越しいただきました。
具体的な仕事内容、普段心がけていること、患者本意のコミュニケーションの重要性などをお話いただきましたが、中でも、「国家試験合格を目標にするより、卒業後どうなりたいかを考えて行動することで、意欲的に学習に取り組めるようになる」というお話が、多くの生徒の印象に残ったようでした。
高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」
10月13日(金)5校時に、高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」が実施されました。今回は、2015年度卒業生で現在品川区役所に勤務しておられる稲岡様から「進路選択に向けて」と題して、高校時代の活動や進路選択・決定までの過程を、オンラインで伺いました。ユーモアあり、真剣さありの御講話に熱心に聞き入り、メモを取る生徒たちの姿がとても印象的でした。部活動・大学受験への積極的な取り組みの姿勢や、自身の見え方を周囲に的確に伝達しつつ学び働く姿勢は、生徒たちにとってよい見本となり、大変参考になったようでした。また、講話を通じて、生徒たちは自身に適した働き方を模索することの重要性、やりがいを感じつつ豊かな人生を描くことの重要性を強く実感するなど、多くの学びを得たようです。
今回、勤務の合間を縫って生徒たちのために講師をお引き受けくださった稲岡様、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。
また、お子様の進路への理解を深めるために、本学習会にご参加いただきました保護者の皆様にも、心より感謝申し上げます。
「就職ガイダンス」が実施されました
6月30日(金)の3、4校時に、厚生労働省委託事業で「( キャリア形成支援期コース)就職ガイダンス」が実施されました。
今回、中学部2年生と高等部1、 2年生が各学部に分かれて参加しました。
当日は、中学部に福崎かおり先生、 高等部に杉山友香先生を外部からの講師としてお迎えし、 熱心にご指導いただきました。
中学部の授業内容は、聞き方(聞く姿勢)や、 さまざまな仕事について等でした。
高等部は、座り方・立ち方・お辞儀の仕方などの基本のマナーや、 自己PRの作成の仕方と自己紹介の練習、 さまざまな職業の検索方法(job tag)の学習でした。
講師の先生の質問に答えたり、 実際にその場で練習や体験をしたりと活動的な授業で1時間半があ っという間に過ぎました。
今回の就職ガイダンスを通して、 働くことの意義や企業が求める人材について、 多様な職業を知ることの重要性について等も考えることができ、 将来の進路について思い描く時間となったようでした。
講師の先生方、大雨の中大変ありがとうございました。
進路便りについて
令和4年度の進路便り第1号~第3号を掲載しました。
進路のページからご覧いただくことが可能です。
過年度の進路便りも閲覧できます。
高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」
令和4年10月28日(金)、本校会議室にて、今年度2回目となる高等部理療科進路学習会(先輩を囲む会)を開催しました。今回は、平成26年度に本校専攻科を卒業され、現在株式会社キュアに勤めておられる黒川和彦先生を講師としてお招きしました。
黒川先生は、先天性の弱視でしたが目が悪い自覚はあまりなく、体を動かすことが得意だったため、トランポリン競技コーチ及び普及指導員資格を取得され、特撮のスタントマン等の体を使う仕事をしておられました。現役引退後はスーパーの精肉加工の仕事をしておられましたが年齢を重ね視力が低下してきたため、60歳で盲学校の専攻科に入学。資格取得後しばらくは、阿蘇マッサージ療院にて勤務されましたが、熊本地震の影響により、訪問医療マッサージを行う株式会社キュアに転職されました。現在の職場では患者対応や治療技術が高く評価され、後輩施術者への指導を任され活躍しておられます。
「得意なことを伸ばして障害をもろともせずに楽しく前向きに生きてこられたこと」、「スタントマンをしているときの体調管理、肉をさばく仕事などの過去の様々な経験が専攻科でのあん摩の技術習得や解剖学の学習に役立ったこと」、「高齢患者さんへの対応や治療上の工夫といった訪問マッサージの仕事に関すること」など、幅広いお話を聴くことができ、大変有意義な時間となりました。仕事の合間を縫って、貴重なお話をいただいた黒川さんに、心より感謝申し上げます。
保護者施設見学会その3
進路指導部で毎年夏休みに計画している保護者対象の施設見学会、今回は「障がい福祉サービス事業所ケア・ハピネスCARE HAPINESS」の報告です。
「ケア・ハピネス」は、熊本市北区梶尾町にあり本校から車で約30分ほどです。障がい者支援施設「チャレンジめいとくの里」系列の事業所で、近辺には「めいとくの里」関係の施設もいくつかあります。定員40名のうち、現在37名の利用者さんが当施設で活動されています。ケア・ハピネスは生活介護事業所ですが、大きく3つの活動に分かれており、それぞれの名称を「らふ」、「そよかぜ」、「ログカフェ」といいます。
「らふ」は、英語のlaugh(ラフ、笑うという意味)からつけた名称で、名前の通りみんなが生き生きと楽しく笑って活動しているグループで、「五感」で感じる活動を提供され、創作活動、外出等に取り組まれていました。
「そよかぜ」では、利用者さんがそよかぜにあたるような心地よさを感じながら個別に活動に取り組む所です。ウオーキング、個別の身体活動を行い体力を維持し、また各利用者様の得意な動きを活かして香り玉を制作したりしているとのことでした。
「ログカフェ」で働く利用者さんは、利用者さんのおやつ、カフェに来られるお客様へのお菓子を作ったり、カフェで接客業務を行っているそうです。外観のみの見学でしたが、とても居心地の良さそうなカフェでした。
「ケア・ハピネス」では、希望者の方は入浴もでき、実際に見学させていただいた入浴の場所はとても清潔で広く、利用者さんが使用しやすいように工夫されていました。
また、地域の人達とより積極的に交流を行うことを目的に、近年、ケア・ハピネスのすぐ隣に『かじおハピロバ』という広場ができ、クリスマス、成人、還暦のお祝い等、様々なイベントを催しておられるとのことでした。施設の利用者さんと地域の人達が楽しく交流されておられる写真を見せていただきました。
ケア・ハピネスは通所の生活介護の福祉施設ですが、グループホームもあり、グループホームを利用される方への食事も出しておられます。
各利用者さんたちに対しても、医療的ケアが必要な人のため、医師が常駐しておられ、施設で出す食事もそれぞれの利用者さんに対応した食事を作っておられます。
ケア・ハピネスを見学させていただき、施設の支援員さんからお話を伺って感じたことは、「1人1人の利用者さんを大切に対応されておられる。」、「利用者さんが楽しく交流できるように配慮しておられる。」、そして積極的に地域の人達と交流を行う「開かれた障がい者の施設」を目指して取り組んでおられるということでした。
3枚の写真説明:左からケア・ハピネス外観の写真、らふの活動場所の写真、そよかぜの入り口の写真。
2枚の写真説明:左からログカフェの写真、広々としたトイレの写真。
*なお、「ケア・ハピネス」の詳しい事業内容やパンフレット等は進路指導部がまとめて保管しておりますので、保護者の皆様は各学部の進路指導部までお尋ねください。
高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」
7月1日に行われた高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」について報告したいと思います。
写真説明:藤岡さんを囲んで話を聞く様子。
写真説明:藤岡さんに生徒が質問をする様子。
今年は、講師として令和元年度本校卒業の藤岡まいさんをお迎えし、高等部普通科8人、中学部2人、保護者3人、関係教員が参加しました。
前半は、藤岡さんの盲学校での生活の様子や、進路決定までの経緯等をお話いただき、後半は、質問にお答えいただく対話形式で進行しました。生徒からも積極的な質問があり、あっという間に50分間が過ぎました。終始笑い声の絶えない和やかな雰囲気の中、学校生活や進路選択・進路決定、障害理解、働くということに関する貴重なお話を伺うことができ、生徒たちにとって今後の道しるべになったことと思います。会終了後も、藤岡さんを囲んで、質問や思い出話、近況報告が絶えませんでした。
藤岡さん、お忙しい中、長い時間にわたり本当にありがとうございました。
※生徒が書いた感想の一部を紹介します
●私は話を聞くまでは、「今は受験生じゃないから、今はそんなに勉強しなくても大丈夫だろう」と思っていたが、藤岡さんは2年生の後半から必死で勉強していたと聞き、自分もこのままではいけないという危機感を持つことができた。
●「高校生は楽しい時期」と話があったので、学校生活を楽しめるよう、勉強や部活動などしっかり取り組み、充実した学校生活が送れるようにしていきたい。
●コミュニケーションについては、まずは周りの人の様子を見ながら、難しいことを話そうとせずに、まずは簡単なことから話してみて、徐々に中身を深めていければいいということも学んだ。進路は変わることもあるが、「自分がやりたくないなと思うことがあっても、最後にはやって良かったと思えるようになるといい」ということを聞いた時、私は嫌なことがあると、「嫌」で全てを片付けてしまうので、少しやってみて、まずは続けられそうなところから少しずつ挑戦してみたいと思った。
●自分の障害について、もっと学生時代にかみ砕いて理解しておけばよかったという話があった。私は、今、自分の障害についてある程度理解できていると思っている。自分の障害について自分では分かっているつもりだけど、藤岡さんの話を聞いて、もっと自分の障害のことについて理解しておかなければいけないなと思った。
●講話の最後に自分の目の見え方について説明してくださり、非常にわかりやすかったので、私も自分の障害についてわかりやすく説明できるように、これから自分について理解し、練習していきたいと思う。
●自分の目や自分のことについて理解していると思っていても、それを相手にわかりやすく言葉で伝えることの難しさを感じています。また、自分が伝えることに躊躇することもあります。これから、少しずつ自分のこと、自分の目のことと向き合っていけたらと思いました。
●印象に残ったことは、「社会に出て自分から周りの人に支援をお願いするときに言い出しにくいとは思うが見えないことは見えない、分からないことはわからないと伝えられるようになることが大事」という話です。また、自分から支援のお願いをするのがあまりできていないので、しっかりお願いができるようにコミュニケーション能力などを身につけていきたいです。
●自分のできないこと、もっとしてほしいことは、遠慮せずに伝えた方がいいということも学んだ。私は、分からないことがあっても、そのままやり過ごしてしまったり、言おうと思っているのになかなか前に踏み出せなかったりするので、自分ができないことは先に言っておくということを心がけたいと思った。先に自分ができないことを伝えておくと、相手側からしてもらえることがあるということも学んだ。
保護者施設見学会 その2
進路指導部で毎年夏休みに計画している保護者対象の施設見学会、今回は「社会就労センター ライン工房」の報告です。
「ライン工房」は、熊本市東区戸島にあります。本校から車で約20分ほどです。第一空港線沿いの「らくのうマザーズ」工場の近くになります。
写真説明: ライン工房の外観
障がいの重さに関係なく、地域の中に通う場所があり、そこに協力し合える仲間がいて、自分自身の役割がある、そんな空間を利用者に提供したいとの思いでスタートされた事業所です。就労継続支援B型事業・生活介護事業、就労移行支援事業、就労定着支援事業が展開されています。また、社会福祉法人ライン工房として、障がい者相談支援センター青空(委託相談支援事業所)、しょうがい者生活支援センター青空、グループホームゆうゆう館も展開されています。
就労継続支援B型事業・生活介護事業では、利用される方それぞれのしょうがいに応じて、クッキーやパン、焼き菓子、自家焙煎コーヒーの製造、販売を中心に、注文を受けて行う軽作業の仕事が行われています。
当日は、クッキーの製造・梱包、シール貼り、フルーツキャップの箱詰め、洋服につけるタグへの糸通し、珈琲の梱包作業を見学させていただきました。皆さんそれぞれのペースで、和やかに仕事をされていました。
また、本校卒業生がお菓子の袋にシールを貼る仕事を間近で見学させていただきました。取り組みやすいように工夫した道具を用いて、生き生きと笑顔で仕事をされていらっしゃいました。この姿を、本校生徒たちにもぜひ伝えたいと感じました。
2枚の写真説明:上から、 補助具を使ってクッキーのラベル貼りをしている写真、使用している補助具の写真
就労移行支援事業では、仕事のマナーや心構えを学習されていました。就職に向けて学ぶ積極的な雰囲気を感じました。帰り際に、クッキーや焼き菓子を購入させていただきました。たくさん種類があり、どれもおいしくいただきました。
利用者の皆様の一生懸命な姿に、心を打たれた見学会でした。ひとつひとつ丁寧に説明してくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
※「ライン工房」の詳しい事業内容やパンフレット等は、進路指導部がまとめて保管しております。保護者の皆様は各学部の進路指導部までお尋ねください。
保護者施設見学会 その1
本校では、夏季休業中を利用し、保護者と職員が近隣の福祉施設を訪問し見学させていただく「保護者施設見学会」を実施しています。
これは、進路選択の機会を広げるとともに、幼児児童生徒の進路について、早い時期から家庭でも考える機会にしていただきたいという思いのもと、進路指導部で計画しているものです。
昨年度はコロナウイルス感染症感染拡大防止のため残念ながら中止となっていました。そのため、今年度は一年越しの実施となりました。
いくつかの施設を訪問させていただいていますが、今回は、「くまもと障がい者労働センター おれんじ村」をレポートします。
3枚の写真説明:すべておれんじ村の外観。
「おれんじ村」は、本校から車で15分ほどの東区長嶺南にあります。
1985年に養護学校を卒業した3人の障がい当事者が「誰もが地域で働き、地域で生きる場所をつくりたい」との思いでスタートしました。その3人のメンバーのうちの1人である倉田哲也施設長を中心に現在も理念を受け継いでおられます。「障がいがあっても、なくても、支え合える関係性」を大事に、ここでは、利用者を「メンバー」、支援者を「スタッフ」と呼んでおり、利用者と支援者の垣根を越えて、みんな平等な仲間として一緒に働かれているという印象を受けました。
3枚の写真説明:左から窓に描かれた「おれんじ村」のロゴ。「事務部・IT部」で働く方々(※掲載の承諾を得ています)。IT部が作成した名刺。(点字名刺も作成可能)
事業部署は5つ。「訪問・イベント販売」「食品製造 油菓子・焼き菓子」「ORANGE CAFE運営」「交流・啓発」「事務部・IT部」です。それぞれ自分のやりたいことと障がいの特性に応じて、様々な活動がなされていました。
本校と「おれんじ村」との関わりは、本校で使用する再生紙トイレットペーパー、ギフト製品の購入、長期休業中の弁当注文、機関誌「WITH」の回覧などがありましたが、これまであまりイメージできていなかった「おれんじ村」で働く方々の姿を見学により知ることができ、「工夫、協力、真心」を感じた一日でした。
帰り際、購入させていただいたお弁当とクッキーもおいしかったです。
2枚の写真説明:左から、手書きメッセージ入りのお弁当。ラッピングされたクッキー&コーヒー。
お忙しい中、長時間にわたり施設説明や施設案内を親切丁寧に行って下さったスタッフの武富様と仕事中も笑顔で迎え入れてくださったメンバー及びスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
※なお、「おれんじ村」の詳しい事業内容やパンフレット等は進路指導部がまとめて保管しておりますので、保護者の皆様は各学部の進路指導部までお尋ねください。
※今後、本校ホームページや進路便りでも情報提供をしていきたいと思います。
高等部普通科重複障がい学級3年生のインターンシップ
高等部普通科重複障がい学級の3年生は、5月中旬から7月上旬にかけて、実習を通して、福祉施設の日中活動を体験するため、インターンシップ(現場実習)を体験しました。
一人一人が卒業後の進路に向けて、期待感と緊張感を持って、真剣に臨んだ実習でした。インターンシップ最終日の評価会では、実習の様子を丁寧に評価していただいたり、卒業後に利用する際の情報をいただいたりすることができました。コロナ禍ではありますが、学校では体験できない貴重な体験をさせていただくことができました。
実習場所は、白鳩園地域生活支援センターさくら、社会福祉法人恩賜財団済生会熊本福祉センター済生会ほほえみ、社会福祉法人熊本市社会福祉事業団はなぞの学苑、社会福祉協議会障がい者支援センターれんがの家(スペーシアれんが生活介護)、一般社団法人あゆみあゆみアクア、社会福祉法人志友会くまもと江津湖通園センターです。ご協力いただいた事業所の皆様大変ありがとうございました。
(事業所名掲載は、実習期日順です。)
あじさいの装飾作り ペットボトルキャップの仕分け作業
マスコットの綿入れ作業
専攻科理療科3年 治療院実習
9月12日(木)専攻科理療科3年4名が「よろず治療院」へ実習に行ってきました。「よろず治療院」の細田院長は、本校の卒業生で高齢者施設やヘルスキーパーの経験を積み、5年前に国府電停の近くに開業されました。
実習では、開業に至るまでの経緯や開業に必要な資金、臨床現場でよく遭遇する肩こり、腰痛、膝痛に対する治療法等、丁寧に詳しく教えて頂きました。
よろず治療院では、治療院に来られる患者さんだけでなく、近隣の高校のスポーツ選手のケアや高齢者宅への訪問マッサージ、そして、自己研鑽のため定期的に研修会への参加等、視覚障がいがあっても積極的に外に足を運ばれているとのことでした。
外との関わりの中で成長できるため、卒業後は自分の成長のためにも、積極的に研修会等に参加することがいいとアドバイスを頂きました。
文責 高等部理療科 山岡正人
専攻科理療科3年 青磁野リハビリテーション病院見学実習
9月10日(火)に青磁野リハビリテーション病院へ見学実習に行きました。専攻科理療科3年生5名が参加しました。
マッサージ師・鍼灸師が病院でどのように働いているかを知り、将来の進路選択に役立てるため毎年実施しています。
当日は、本校卒業生の松村さんが案内してくれました。マッサージ師・鍼灸師の病院内での役割や仕事内容の説明をして頂き、病院内(リハビリ室)の見学や物理療法機器の体験をさせて頂きました。物理療法機器の体験では、温熱機器、牽引、電気治療等を実際に体験し、その効果も説明して頂きました。
文責 高等部理療科 山岡正人
令和元年度(2019年度)進路指導職員研修
進路職員研修
令和元年度(2019年度)進路指導職員研修
全職員が視覚障がい者の進路について考え今後の進路指導・キャリア教育の参考とすることを目的に進路指導職員研修を6月6日(木)に実施しました。
内容
①平成30年度卒業生の進路状況
②キャリア教育について
③盲学校からの大学進学について
①平成30年度卒業生の進路状況
各学部の卒業後の進路状況について報告を行いました。
②キャリア教育について
キャリア教育の概要、キャリア発達、新学習指導要領のキャリア教育のねらい等、講話を行いました。
また、北海道立特別支援教育センターの研究紀要から「視覚障がい教育におけるキャリア発達を促す能力や態度の段階表」を紹介し、盲学校で育てたい力について話しをしました。
最後に、キャリア教育の実践事例を紹介し、特別活動や各教科でのキャリア教育の考え方について全職員で共通理解を図りました。
③盲学校からの大学進学について
本校普通科卒業生の大学進学状況、全国盲学校卒業生の大学合格状況、受検前相談から入学までの流れ、受験上の配慮、受験対策、2021年度以降の入試情報について講話を行いました。
盲学校からの大学進学者は、推薦やAOでの進学が7割以上占めており一般入試での進学は少ない状況であることや、視覚障がい者の受験上について時間の延長や文字の拡大・点訳等について話しをしました。
本校でも大学進学希望者が増加傾向にあり、全職員に盲学校からの大学進学の状況や大学進学までの流れを知ってもらう機会となりました。
熊本県高等学校総合体育大会スポーツケア校外学習
熊本県高校総合体育大会スポーツケア校外実習
6月1日(土)、2日(日)専攻科の2・3年生が、熊本県民総合運動公園陸上競技場で陸上競技選手に対するスポーツマッサージを行いました。
盲学校では毎年、施術者としての技能・知識向上のためスポーツマッサージ実習を行っています。この日のために放課後等の時間を使い、練習を行ってきました。
2日間で82名の選手がスポーツマッサージを受けに来てくれました。
マッサージを受けに来た選手の中には、シンスプリントや肉離れ等のケガをしている選手もいて、普段、校内臨床では見ることのできない症状の選手に対しマッサージすることができました。
また、競技前後のコンディショニングのために来た選手に対して、マッサージをすることができ、競技の前と後でのマッサージの力の入れ具合の違いなどを勉強することができました。
参加した生徒からは、「筋肉の知識を身につける必要がある」、「高校生とのコミュニケーションの取り方が勉強になった」、「筋肉の柔らかさに驚いた」等の感想が聞かれました。
平成30年度高等部専攻科第2回校外実習
開業して4年目の治療院で、本校から歩いて10分のところにあります。当日は専攻科3年の4名が参加して実習を行いました。
はじめに、西村院長のこれまでの経歴をお話ししていただきました。本校を卒業後、病院で勤務され、病院では普段治療院に来られる患者さんと違い、色々な症例に出会って経験できたことがとても勉強になったということでした。その後、開業したいという思いが強くなられ、4年前に開業されたそうです。
生徒の中には、将来開業を目指している生徒もおり、西村院長から開業するための資金・物件探し等、アドバイスをいただき将来に向けてとても参考になりました。
鍼灸やあん摩以外に、小児鍼やアロママッサージをされており、最後には、小児鍼の方法や腰痛に対する手技等を教えていただきました。
高等部普通科ライフプランニング授業について
平成30年度熊本県高校総合体育大会スポーツケア校外学習
2日間で昨年度を上回る、101名の選手がスポーツマッサージを受けに来てくれました。
来場した選手の中には、シンスプリントや肉離れ等のケガをしている選手、慢性の腰痛を抱えながら競技に出場している選手もいて、普段、校内臨床では見ることのできない症状の選手をケアすることができました。
また、競技前後のコンディショニングのために来た選手に対して、マッサージをすることができ、競技の前と後でのマッサージの力の入れ具合の違いなどを勉強することができました。
選手からは、「体が軽くなった」「筋肉が柔らかくなった」「疲労がとれた」等、とても好評でした。卒業生も手伝いに駆けつけてくれて、卒業生から色々と技術を教えていただきました。
参加した生徒からは、「高校生とのコミュニケーションの取り方が勉強になった」「これから痛みのある人を治せるようにしっかりとした技術を身につけたい」「筋肉の柔らかさに驚いた」等の感想が聞かれました。
平成30年度進路指導職員研修
当日は、本校卒業生の進路状況、障がい福祉サービスについて、本校の実習先につ
いての研修を行いました。
1.平成29年度卒業生の進路状況
各学部の卒業後の進路状況について報告を行いました。
2.障がい者福祉サービスについて
障がい者福祉サービスの基礎的な内容について研修を行いました。
障がい者福祉サービスの概要、就労継続支援A・B型について、生活介護について、就労移行支援について、最後に、視覚障がい者福祉サービス事業所のあいEYEワークセンターについての講話を行いました。
3.本校の現場実習について
平成29年度に本校で行われた、職場体験・現場実習・インターンシップ・専攻科校外実習の意義・目的・実習の様子について講話を行いました。
最後に、キャリア教育の意義や各教科とキャリア教育との関連について話しがあり、全職員でキャリア教育の重要性について考える機会となりました。
専攻科1年生進路ガイダンス
あん摩マッサージ指圧師と整体師との違い、国家資格を取得する意味、どんな人があん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師に向いているのかなどについて考えを深めました。
また、専攻科卒業後の主な進路先について、病院、治療院、訪問マッサージ業、高齢者関連施設、ヘルスキーパー、就労移行支援サービスなどのそれぞれの特徴、現状について学習しました。
専攻科では、外部の患者さんを施術する臨床実習以外に、病院・治療院・高齢者施設・スポーツ関連施設等の校外実習を行っています。今回実施した進路ガイダンスや様々な場所での実習を通じて、将来の進路について考える機会を設けています。
幼小中学部保護者施設見学会(ふれあいワーク)
2月14日(水)に、幼小中学部保護者
対象の施設見学を実施しました。今回は熊
本市北区龍田にある多機能型支援センター
「ふれあいワーク」を見学していただきま
した。
初めに施設の概要について伺い、その後、
施設内を見学させていただきました。
ふれあいワークは、就労継続B型事業と生活
介護事業があり、就労継続B型事業では、室
内班、製菓班、清掃班、昼食作り班、施設外
就労班の5つの班に分かれて作業をされてい
ました。
見学後、「自分の子どもの将来の姿を思い
浮かべながら、今から何が必要だろうと具体
的に考えるきっかけになりました。」「自分
の子どもは何ができるのだろう、将来どこに
行くのだろうと考える機会になりました」と
いう感想をいただきました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
幼小中学部保護者施設見学会(内田マッサージ鍼灸院)
平成30年2月5日(月)、本校の3年前
の卒業生である内田さんの治療院の見学に行
きました。
内田さんは卒業後1年で今とは別の場所で開
業されていましたが、熊本地震で建物が使えな
くなり、現在の場所に1年前に移転してきまし
た。
内田さん自身が女性ということもあり、治療
院内は女性が落ち着ける雰囲気に作っていると
のことでした。視覚障がいがあっても、工夫す
れば一人で開業することができることや、患者
さんとの人間関係や信頼関係が一番大事なこと
であることなどを話していただきました。
参加された保護者の方からは、視覚障がい者
の仕事を見ることができ、子どもの将来につい
てとても参考になりましたという感想や、理療
の仕事を直接見ることがなかったので、盲学校
の理療科でどのような勉強をしているのかが少
しわかりましたという感想もいただきました。
幼小中学部保護者施設見学会(ゆたか学園)
平成30年1月30日(火)、熊本市西区
にある生活介護サービスを提供するゆたか学
園の見学を行いました。
初めに、施設の概要や日中の過ごし方、余
暇活動についての説明の後、施設内を見学し
ました。利用者の活動の様子や作業場所、廊
下に掲示された展示物を見学しながら、参加
者は、1日の生活の流れをイメージすることが
できたようでした。
質疑・応答の場では、昼食の提供の仕方や
工賃のことなど、積極的に質問される姿があ
り、有意義な時間となりました。また、見学
終了後、「卒業後の生活の様子を知ることが
できてよかった」などのご意見をいただくこ
とができました。
第2回PTA研修会
第2回PTA研修会
「視覚障がい者として幼少期・学生時代の歩み
~大人になって今思うこと~」
平成30年1月26日(金)にPTA研修会が
ありました。
今回の研修会は、子供たちの将来の進路を
考える上で参考になるような話を、成人の視
覚障がいの方から聞いてみたいという保護者
からの要望で開催しました。
研修会では、ゲストの本校理療科教員2人
のこれまでの歩みや今思うことについて話が
ありました。
2人の先生からは、普通校および盲学校に
在籍していた頃の学生時代の歩みや両親から
どのように育てられてきたかなど、話があり
ました。
参加した保護者の方からは、「子供を育て
ていく上で参考になった」「子供の将来を考
えて早く一人で何でもできるようにしていき
たい」などの感想をいただきました。
高等部普通科1年
平成30年1月23日(火)・24日(水)に、普通科1
年の生徒1名が「ファッションセンターしまむら」で実
習を行いました。
勤労観・職業観・職業適性・将来設計につい
て考え、意欲的な職業選択の能力や態度を育成
することを目的に行いました。
また、インターンシップへの参加を通して、
事業所や社会に対して視覚障がい者への理解・
啓発を図ることも目的として行いました。
実習中は、店長さんや従業員の方が業務につ
いてとても親切に教えていただきました。
社会人としての常識や心構えを身につける機
会となりました。
高等部普通科1年「校外進路学習」
高等部普通科1年生は、1月26日(金)に
今年度の校外進路学習として、熊本学園大学と
熊本ヤングハローワークを訪問しました。
午前中は、熊本学園大学に行きました。熊本
学園大学では、まず大学の概要についてお話が
ありました。VTRによる学校紹介、各学部の
特色についての説明、大学生活全般について、
丁寧に説明してくださいました。
次に付属図書館を見学しました。蔵書数が
87万冊、自由に利用できるパソコンコーナー
や学習室、視聴覚コーナー等も充実した、大
変素晴らしい施設でした。点字図書のコーナー
もあり、要望に応じて、拡大図書を用意するこ
ともできるとのことでした。
インクルーシブ学生支援センターの見学で
は、どのような支援をされているのか、具体
的なお話を伺いました。自分に関連する支援
内容について、生徒は積極的に質問していま
した。
午後からは、熊本ヤングハローワークを訪
問しました。業務内容の説明や施設見学の後、
求人票検索の体験がありました。聞き慣れな
い用語に戸惑う場面も見られましたが、関心
のある職種の求人票を検索することができま
した。
また、企業が高校生に求めていることにつ
いてのお話もあり、現在の自分に必要なこと
を考えるきっかけとなりました。
<生徒の感想>
○校外学習を通して、進学・就職のどちら
にも「責任」が必要になってくることを
学びました。
○大学の図書館は、私が想像していたもの
とは比べものにならないほどの本の種類
があり、設備も充実していました。
DVDやCDがあるので、小さい文字の
本が読めないときも学習できると思いま
した。
○自分の障がいと向き合い、どんな助けが
必要でどんなことができるのかを相手に
伝えたり、積極的に行動したりすること
が大事だと学びました。
○ヤングハローワークは、少し近寄りがた
いイメージでしたが、話を聞いて、とて
も重要な所だと改めて感じました。
○ヤングハローワークでは、「コミュニケー
ション能力」「基本的な生活態度」「協
調性」の大切さを学びました。普段から、
時間を守ったり、挨拶をしたり、言葉遣
いに気をつけることが大事だと思いました。
高等部普通科3年「インターンシップ」について
12月6日(水)、7日(木)の2日間、本校卒
業生が経営されている治療院で、普通科3年生
1名がインターンシップを行いました。
7時50分に学校を出発し、市電を利用して
8時40に出勤。9時から15時まで勤務して
15時40分に帰校するという日程でした。
実習内容としては、施術の見学はもちろんで
すが、洗濯や掃除、アイロンがけなど、治療以
外のことを多く体験しました。
治療についてのお話では、患者さん一人ひと
りの症状が違うので、その人に合わせて様々な
施術を行っているとのことでした。施術に関す
る情報収集のために、アンテナを高く張り、セ
ミナー等の勉強会に積極的に参加し、知識を増
やし技術を磨くことを心がけておられました。
卒業して社会に出てからも、勉強し続けること
が大事であることがわかりました。
治療以外の面で大変参考になったことは、何
事も段取りと気配りが大切であるということで
す。洗濯では漂白剤などで洗って除菌し、干し
たおしぼりを収納する際も、ただ巻くのでなく
コツがありました。他に、タオルのたたみ方や
アイロンがけなど、細かいところまで気を配っ
ておられました。ちょっとしたことですが、患
者さんの安らぎや仕事の能率アップにつながる
そうです。
また、患者さんとうまくコミュニケーション
をとるために、多くの引き出し(話題)を持つ
ことも大切であり、そのためにはニュースやT
V番組、新聞等を見た方がよいというアドバイ
スもいただきました。
実習生は、開業して一人ですべてのことをこ
なしておられる凄さを感じる一方で、とても楽
しそうに施術されている姿を見て、仕事の大変
さや楽しさの両面を知ることができたようです。
今回の体験によって、理療の道へ進むうえで
の心構えや身に付けておくべきこと等を学ぶこ
とができ、大変有意義な実習となりました。
平成29年度 高等部 理療科・保健理療科2年「校外学習」
卒業後の進路を考えるに当たって、より具体
的なイメージを持つことができるように、理療
科では毎年、専攻科2年の生徒を対象に、県外
の治療院見学を行っています。本年度は11月
17日(金)に、福岡県にて2件の治療院を訪
問しました。
皆川鍼灸スポーツマッサージ療院では、院長
が実践しておられる応用的な施術の方法を丁寧
にご指導いただきました。生徒全員が施術を受
けられるよう、またよく触って確認できるように
配慮してくださり、技術をしっかりと身に着け
ることができました。生徒からは、「ポイント
を押さえた治療で筋や関節が緩んでいく様子が
よくわかった」、「臨床実習ですぐに使える手
技を教えていただけたことが嬉しかった」と
いった感想がありました。
くわの鍼灸院では、まず院長のこれまでの
歩みをお聞きしました。集客のために仲間を
増やしたり、技術を伸ばすために努力を重ね
たりといったお話は、開業を考えている生徒
の心に響いたようです。
また、院長の考案したフェイスマッサージ
や美容鍼灸等の施術法を教えていただきました。
生徒から「患者の顔が別人のように変わっ
たことが印象的だった」、「こうした施術な
ら体重が軽くても行えそう」といった感想が
ありました。
生徒は、今回の見学実習を通じて、未知の
治療法に触れたり、自身で治療法を模索した
りすることの重要性を学ぶことができたよう
です。これらの知識をさらに深め、夢の実現
に向けて、今後も努力を続けてもらえればと
思います。
平成29年度 高等部理療科・保健理療科 第4回 校外実習
平成29年度 高等部理療科・保健理療科
第4回 校外実習
平成29年10月31日(火)、11月1日
(水)特別養護老人ホーム天寿園でマッサージ
の実習を行いました。
この実習は、高齢者に対する介護や施術を習得
するために毎年この施設で2日間行っています。
校内の臨床実習に来られる患者さんと違い、力の
入れ方や体位変換の方法など高齢者に対する施術
やコミュニケーションの方法を学ばせていただき
ました。
高齢者施設での施術の経験を積むことで、将来
の進路選択の参考にもなりました。
平成29年度高等部進路学習会(先輩を囲む会)
進路実現に向けて何が必要なのかを生徒自
身で考えるために、活躍されている二人の先
輩を招いて、10月12日(木)に先輩を囲
む会を行いました。理療科の生徒から多くの
質問が出され、「時間が足りなかった」との
声もあり充実した時間となりました。
治療院を開業されている池田敏雄先生(昭
和59年度専攻科理療科卒業)は、患者さん
との関わり方や鍼やマッサージの治療を行う
上で大切なこと、具体的な治療方法などをわ
かりやすく説明していただきました。
株式会社TMJのヘルスキーパーをされてい
る樋口智子先生(平成26年度専攻科理療科
卒業)は、熊本ではなじみのないヘルスキー
パーの業務内容や役割、マッサージのすばら
しさ、将来を見据えて目標を持つことの大切
さなどを話していただきました。
「マッサージ師は患者さんと長く密に関わ
る特性上、心のケアをしながら医師がはっき
りと診断がしにくい身体的な苦痛を和らげる
ことができ、医師にできないことが、マッサー
ジ師にできることが一杯あるのではないだろ
うか。」と話があり、マッサージ師の存在意
義と患者さんとの信頼関係を作る大切さを感
じました。
第61回あん摩奉仕会
9月15日(金)、学校の近くにある東
区役所に出向いて、あん摩奉仕会を行いま
した。あん摩奉仕会は、敬老の日にちなん
で地域の高齢者にあん摩を行い、社会奉仕
活動の一環とともに、高齢者の施術を体験
し将来の進路に役立てることを目的に毎年
行っています。
61回目を迎えるあん摩奉仕会は、昨年度
まで校内で行っていましたが、今年度初めて
校外での実施となりました。
当日は、41名の地域の方があん摩を受けら
れ、施術を受けられた方々からは、「肩がすご
く楽になりました」「とても気持ち良かったで
す」と言っていただき、大変喜ばれました。
中学部(一般学級)「進路学習会」
7月19日(水)に、中学部一般学級を
対象に進路学習会を実施しました。本校の
進路指導主事と理療科の先生方から、本校
卒業生が一般的に就労する三療の仕事や、
理療科教員の具体的な仕事の内容ややりが
い、むずかしさについて、自身の体験談を
交えての話がありました。
その中で、夢や目標を達成させるために
は、「身の回りのことを自分でできる力」
「学習の習慣と基礎的な学力」を中学部の
時にしっかりと身に付けておいた方が良い
との熱心なアドバイスがありました。
参加した生徒は「自分の夢が叶うように
今から頑張ります」と感想を述べるなど、
学習への意欲を高めることができました。
幼稚部保護者「小学部授業見学」
6月13日(火)に、幼稚部保護者対象の
小学部授業見学を実施しました。各クラスや
グループの授業では、教室での各教科の授業
だけでなく体育館での体育や小学部2組での
自立活動なども見学していただきました。
見学後に実施したアンケートでは、「我が
子が点字を使いそろばん学習をすることを思
うと、こんな風にできていけるのかと思い、
授業を見てました。すごい‼学習しているとこ
ろを見て驚きました。(算数)」「自分の子
どもの将来とてらし合わせて見学させて頂き
ました。今の我が子にできることは何か・・・
いろいろ考えさせられました。」など多くの感
想をよせていただきました。
高等部普通科1年 第1回進路学習会について
1年の「生理学」と 6月16日(金)6
限目 専攻科理療科2年の「はり実習」の
授業を見学しました。
の仕組みを思い出しながら聞いていました
が、専門用語がたくさん出てきて難しかっ
たようです。
見たり触ったりすることができました。
はり実習の授業では、太さ0.4mmの
ステンレス製のはりに実際に触ることがで
きました。想像していたものと違って、細
くて柔らかいことに驚き、そして安心した
ようです。
また、専攻科の先輩がお互いに施術者と患
者の役になり、指でコリを見つけてはりを刺
す姿に感心していました。
今回の見学によって、理療の道への具体的な
イメージをもつことができ、自分の進路につ
いて真剣に考えるきっかけとなりました。
専攻科1年生進路ガイダンス
今年入学した専攻科1年生に対して、早い
段階から卒業後の進路を考えてもらうため、
6月15日(木)に進路ガイダンスを行い
ました。
あん摩マッサージ指圧師と整体師との違
い、国家資格を取得する意味、どんな人が
あん摩マッサージ指圧師に向いているのか
などについて考えを深めました。また、専
攻科卒業後の主な進路先について、病院、
治療院、訪問マッサージ業、高齢者関連施
設、ヘルスキーパー、就労移行支援サービ
スなどのそれぞれの特徴、現状について学
習しました。
「厳しい現状にあっても資格をうまく活用
し、努力をしていけば働くことができるこ
と、そのために在学中から将来を見通した学
習をしなければならないことがわかりました。」
と生徒が感想を述べていました。
平成29年度熊本県高校総合体育大会スポーツケア校外実習
専攻科の2・3年生が参加して、6月3日
(土)、4日(日)えがお健康スタジアムで
陸上選手に対するスポーツマッサージを行い
ました。
昨年度は、地震の影響で競技場が変更になり
参加することができず、2年ぶりの参加とな
りました。
高校の陸上選手に対する競技前後のスポーツ
マッサージを行いました。マッサージに来てく
れた選手たちは、「体が軽くなった」「筋肉が
柔らかくなった」「疲労がとれた」等、とても
好評でした。
卒業生も手伝いに駆けつけてくれて、色々と
技術を教えていただきました。
校内臨床では、経験することのできない高
校生をマッサージすることができ、とても勉
強になる2日間となりました。
進路職員研修
4月26日(水)進路職員研修を行いました。
1、平成28年度卒業生の進路状況
各学部の卒業後の進路状況についての報告が
ありました。
2、理療科の概要
各学科で取得可能な資格や国家試験出題科目
とその概略について、理療科教員より説明があり
ました。また、各学年における学習内容のイメージ
を段階的に説明されました。
3、あはき法十九条裁判について
現在、東京・大阪・仙台の各地方裁判所において
行われている裁判についてなど、近年の視覚障がい
あはき師を取り巻く課題についての話がありました。
高等部普通科新入生進路ガイダンス
入学2日目の4月11日(火)、高等部普
通科新入生に進路ガイダンスを行いました。
高等部普通科を卒業してからの主な進路先
について話しを行いました。将来の夢がある
生徒、これから将来について考えていく生徒、
なんとなくなりたい職業がある生徒と様々で
したが、進路について考えるよい機会となり
ました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
当日配布資料(一部抜粋)
平成29年度 高等部普通科新入生 進路ガイダンス
進路指導部
【高等部普通科の進路選択】
①本校専攻科(理療科、保健理療科)への進学
・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の国家資格取得
②他県専攻科への進学(福岡視力障害センター、筑波技術大学)
③理学療法科への進学(大阪南視覚支援学校、筑波大学附属視覚特別支援学校、
筑波技術大学)
・理学療法士(PT)の国家資格取得
④柔道整復科への進学(大阪南視覚支援学校)
・柔道整復師の国家資格取得
⑤大学への進学
⑥一般就労(あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう業以外)
⑦職業訓練校への進学
⑧音楽科のある盲学校への進学(筑波大学附属視覚特別支援学校・京都府立盲学校)
⑨障がい福祉サービス利用(就労移行支援・就労継続支援A/B型・生活介護等)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
進路指導部は今後、生徒・保護者・担任と
協力しながら、生徒がなりたい職業を見つけ、
将来の進路を見据えた学校生活を送れるよう
に取り組んで行きます。
高等部専攻科理療科・保健理療科「第4回校外実習」
11月16日(水)、17日(木)特別
養護老人ホーム天寿園でマッサージの実習
を行いました。
天寿園には本校理療科の卒業生が就職し
ており、活躍しておられます。
高齢者に対する介護や施術を習得するた
めに毎年この施設で実習を行っています。
臨床実習に来る患者さんとの違いを経験す
ることができ、充実した2日間となりまし
た。
高齢者施設での施術の経験を積むことで、
将来の進路選択の参考にもなりました。
高等部本科普通科「インターシップ」
ス在宅マッサージ熊本で、インターンシッ
プを行いました。
現場を体験することができました。参加生
徒は、理療科進学を希望しており、将来の
職業選択の良い機会になったと思います。
打ち込む姿勢等を学ぶことができました。
高等部進路学習先輩を囲む会
平成28年10月19日(水)高等部進路
学習会(先輩を囲む会)を開催しました。毎
年この時期に、社会で活躍されている本校卒
業生をお招きして働くことについての話をし
ていただいています。
今年度は、昭和60年度卒業生で治療院を
開業されている板橋栄二さんと平成26年度
卒業生で阿蘇マッサージに勤務されている黒
川和彦さんから話をしていただきました。
板橋さんからは開業鍼灸マッサージ師と
しての経験談を、黒川さんからは治療院に
勤務している立場からの経験談を語ってい
ただきました。
参加した生徒からは色々な質問が出て、
将来のことを考える良い機会となりました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 仲山 加津恵
運用担当者
情報部