進路部からのお知らせ

高等部普通科3年「インターンシップ」について

12月6日()、7日()の2日間、本校卒
業生が経営されている治療院で、普通科3年生
1名がインターンシップを行いました。

7時50分に学校を出発し、市電を利用して
8時40に出勤。9時から15時まで勤務して
15時40分に帰校するという日程でした。

実習内容としては、施術の見学はもちろんで
すが、
洗濯や掃除、アイロンがけなど、治療以
外のことを多く体験しました。

アイロンがけ体験

 治療についてのお話では、患者さん一人ひと
りの症状が違うので、その人に合わせて様々な
施術を行っているとのことでした。施術に関す
る情報収集のために、アンテナを高く張り、セ
ミナー等の勉強会に積極的に参加し、知識を増
やし技術を磨くことを心がけておられました。
卒業して社会に出てからも、勉強し続けること
が大事であることがわかりました。

タオルたたみ体験

 治療以外の面で大変参考になったことは、何
事も段取りと気配りが大切であるということで
す。洗濯では漂白剤などで洗って除菌し、干し
たおしぼりを収納する際も、ただ巻くのでなく
コツがありました。他に、タオルのたたみ方や
アイロンがけなど、細かいところまで気を配っ
ておられました。ちょっとしたことですが、患
者さんの安らぎや仕事の能率アップにつながる
そうです。

施術台のベットメイキング体験

 また、患者さんとうまくコミュニケーション
をとるために、
多くの引き出し(話題)を持つ
ことも大切であり、そのためには
ニュースやT
V番組、新聞等を見た方がよいというアドバイ
スもいただきました。

 実習生は、開業して一人ですべてのことをこ
なしておられる凄さを感じる一方で、とても楽
しそうに施術されている姿を見て、仕事の大変
さや楽しさの両面を知ることができたようです。

今回の体験によって、理療の道へ進むうえで
の心構えや身に付けておくべきこと等を学ぶこ
とができ、大変有意義な実習となりました。