進路部からのお知らせ

2017年12月の記事一覧

高等部普通科3年「インターンシップ」について

12月6日()、7日()の2日間、本校卒
業生が経営されている治療院で、普通科3年生
1名がインターンシップを行いました。

7時50分に学校を出発し、市電を利用して
8時40に出勤。9時から15時まで勤務して
15時40分に帰校するという日程でした。

実習内容としては、施術の見学はもちろんで
すが、
洗濯や掃除、アイロンがけなど、治療以
外のことを多く体験しました。

アイロンがけ体験

 治療についてのお話では、患者さん一人ひと
りの症状が違うので、その人に合わせて様々な
施術を行っているとのことでした。施術に関す
る情報収集のために、アンテナを高く張り、セ
ミナー等の勉強会に積極的に参加し、知識を増
やし技術を磨くことを心がけておられました。
卒業して社会に出てからも、勉強し続けること
が大事であることがわかりました。

タオルたたみ体験

 治療以外の面で大変参考になったことは、何
事も段取りと気配りが大切であるということで
す。洗濯では漂白剤などで洗って除菌し、干し
たおしぼりを収納する際も、ただ巻くのでなく
コツがありました。他に、タオルのたたみ方や
アイロンがけなど、細かいところまで気を配っ
ておられました。ちょっとしたことですが、患
者さんの安らぎや仕事の能率アップにつながる
そうです。

施術台のベットメイキング体験

 また、患者さんとうまくコミュニケーション
をとるために、
多くの引き出し(話題)を持つ
ことも大切であり、そのためには
ニュースやT
V番組、新聞等を見た方がよいというアドバイ
スもいただきました。

 実習生は、開業して一人ですべてのことをこ
なしておられる凄さを感じる一方で、とても楽
しそうに施術されている姿を見て、仕事の大変
さや楽しさの両面を知ることができたようです。

今回の体験によって、理療の道へ進むうえで
の心構えや身に付けておくべきこと等を学ぶこ
とができ、大変有意義な実習となりました。

平成29年度 高等部 理療科・保健理療科2年「校外学習」

業後の進路を考えるに当たって、より具体
的なイメージを持つことができるように、理療
科では毎年、専攻科2年の生徒を対象に、県外
の治療院見学を行っています。本年度は11月
17日(金)に、福岡県にて2件の治療院を訪
問しました。

院長先生の話


 皆川鍼灸スポーツマッサージ療院では、院長
が実践しておられる応用的な施術の方法を丁寧
にご指導いただきました。生徒全員が施術を受
けられるよう、またよく触って確認できるように
配慮してくださり、技術をしっかりと身に着け
ることができました。生徒からは、「ポイント
を押さえた治療で筋や関節が緩んでいく様子が
よくわかった」、「臨床実習ですぐに使える手
技を教えていただけたことが嬉しかった」と
いった感想がありました。

体験中

   

くわの鍼灸院では、まず院長のこれまでの
歩みをお聞きしました。集客のために仲間を
増やしたり、技術を伸ばすために努力を重ね
たりといったお話は、開業を考えている生徒
の心に響いたようです。

また、院長の考案したフェイスマッサージ
や美容鍼灸等の施術法を教えていただきました。

施術法の実習

生徒から「患者の顔が別人のように変わっ
たことが印象的だった」、「こうした施術な
ら体重が軽くても行えそう」といった感想が
ありました。

生徒は、今回の見学実習を通じて、未知の
治療法に触れたり、自身で治療法を模索した
りすることの重要性を学ぶことができたよう
です。これらの知識をさらに深め、夢の実現
に向けて、今後も努力を続けてもらえればと
思います。

平成29年度 高等部理療科・保健理療科 第4回 校外実習  


平成29年度 高等部理療科・保健理療科 
       第4回 校外実習

 平成29年10月31日(火)、11月1日
(水)特別養護老人ホーム天寿園でマッサージ
の実習を行いました。

施術

この実習は、高齢者に対する介護や施術を習得
するために毎年この施設で2日間行っています。
校内の臨床実習に来られる患者さんと違い、力の
入れ方や体位変換の方法など高齢者に対する施術
やコミュニケーションの方法を学ばせていただき
ました。

高齢者施設での施術の経験を積むことで、将来
の進路選択の参考にもなりました。