進路部からのお知らせ
高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」
10月3日(木)6校時に、高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」を実施しました。今回は、令和元年度本校専攻科理療科を卒業し、松橋町に治療院を開院されている坂本直之先生にお越しいただきました。具体的な仕事内容、患者さん対応や鍼灸マッサージ施術で心がけていること、在学中の学習の大切さや卒業後に勉強していく意味、仕事のやりがい等についてお話をいただきました。中でも、「社会に出て大切なことは、目標を立て、それを忘れずチャレンジし、自分を信じて進み続けること」、「みんな最初からセンスがあるわけではなく、患者さんの変化に気付き、効果的な治療をしていくために、知識を身に付けセンスを磨くこと」等のお話が生徒の印象に残ったようでした。
高等部普通科進路学習会「ビジネスマナー講座」
7月12日(金)5校時に、熊本ヤングハローワークから講師として宮本様をお招きし、「ビジネスマナー講座」を開催しました。
講座では、クイズ形式やロールプレイを取り入れながら、ビジネス用語や正しい敬語の使い方、遅刻や退社時のマナー、電話対応等、ポイントを絞って分かりやすく教えていただきました。電話対応のロールプレイでは、社会人になりきって演じる生徒もいて、生徒も教師も楽しく学ぶことができました。
今回、卒業後、社会人として必要な作法や態度を学ぶ目的でしたが、ビジネスマナーの5原則「①表情・②あいさつ・③身だしなみ・④態度・⑤言葉遣い」は、普段の学校生活においても意識しておきたい内容でした。また、講師の先生の「ビジネスマナーは仕事をする上での『相手への思いやり』である」という言葉が印象的で、本校の生徒たちにはビジネスシーンに限らず、これからも相手の気持ちに立った振る舞い(マナー)が自然にできる人になってほしいと感じました。講師の宮本様、ありがとうございました。
進路便りについて
進路便り(第2号)を発行しました。
今回は、高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」の内容になっています。
本日、保護者様に配布しております「進路便り」のデータ版は下記からご覧いただけます。
「くまもとお仕事探検フェア2023」に参加しました!
くまもとお仕事探検フェアは、公益財団法人熊本県雇用環境整備協会が平成23年度から実施しているイベントです。県内の企業や団体、大学、専門学校などが県内の高校生(1・2年生)に対し、仕事や学びの体験を通し、企業・業界・学校の魅力や仕事のやりがいを伝え、より良い進路選択や職業理解につなげる等の目的があります。
今回は、高等部普通科1・2年生8人と職員8人が参加し、多くの職業や学びに触れました。また、今年は午前中の参加だったため、オープニングのテープカットを見ることができ、サプライズゲストのくまモンとも会えました。様々な「体験あり!発見あり!」の充実した約2時間となりました。
高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」
11月24日(金)6校時に5校時に、高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」を実施しました。今回は県内唯一のヘルスキーパー(企業内理療師)として株式会社TMJに勤務しておられる樋口智子先生〔平成26年度(2014年度)本校専攻科理療科卒業生〕にお越しいただきました。
具体的な仕事内容、普段心がけていること、患者本意のコミュニケーションの重要性などをお話いただきましたが、中でも、「国家試験合格を目標にするより、卒業後どうなりたいかを考えて行動することで、意欲的に学習に取り組めるようになる」というお話が、多くの生徒の印象に残ったようでした。
高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」
10月13日(金)5校時に、高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」が実施されました。今回は、2015年度卒業生で現在品川区役所に勤務しておられる稲岡様から「進路選択に向けて」と題して、高校時代の活動や進路選択・決定までの過程を、オンラインで伺いました。ユーモアあり、真剣さありの御講話に熱心に聞き入り、メモを取る生徒たちの姿がとても印象的でした。部活動・大学受験への積極的な取り組みの姿勢や、自身の見え方を周囲に的確に伝達しつつ学び働く姿勢は、生徒たちにとってよい見本となり、大変参考になったようでした。また、講話を通じて、生徒たちは自身に適した働き方を模索することの重要性、やりがいを感じつつ豊かな人生を描くことの重要性を強く実感するなど、多くの学びを得たようです。
今回、勤務の合間を縫って生徒たちのために講師をお引き受けくださった稲岡様、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。
また、お子様の進路への理解を深めるために、本学習会にご参加いただきました保護者の皆様にも、心より感謝申し上げます。
「就職ガイダンス」が実施されました
6月30日(金)の3、4校時に、厚生労働省委託事業で「( キャリア形成支援期コース)就職ガイダンス」が実施されました。
今回、中学部2年生と高等部1、 2年生が各学部に分かれて参加しました。
当日は、中学部に福崎かおり先生、 高等部に杉山友香先生を外部からの講師としてお迎えし、 熱心にご指導いただきました。
中学部の授業内容は、聞き方(聞く姿勢)や、 さまざまな仕事について等でした。
高等部は、座り方・立ち方・お辞儀の仕方などの基本のマナーや、 自己PRの作成の仕方と自己紹介の練習、 さまざまな職業の検索方法(job tag)の学習でした。
講師の先生の質問に答えたり、 実際にその場で練習や体験をしたりと活動的な授業で1時間半があ っという間に過ぎました。
今回の就職ガイダンスを通して、 働くことの意義や企業が求める人材について、 多様な職業を知ることの重要性について等も考えることができ、 将来の進路について思い描く時間となったようでした。
講師の先生方、大雨の中大変ありがとうございました。
進路便りについて
令和4年度の進路便り第1号~第3号を掲載しました。
進路のページからご覧いただくことが可能です。
過年度の進路便りも閲覧できます。
高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」
令和4年10月28日(金)、本校会議室にて、今年度2回目となる高等部理療科進路学習会(先輩を囲む会)を開催しました。今回は、平成26年度に本校専攻科を卒業され、現在株式会社キュアに勤めておられる黒川和彦先生を講師としてお招きしました。
黒川先生は、先天性の弱視でしたが目が悪い自覚はあまりなく、体を動かすことが得意だったため、トランポリン競技コーチ及び普及指導員資格を取得され、特撮のスタントマン等の体を使う仕事をしておられました。現役引退後はスーパーの精肉加工の仕事をしておられましたが年齢を重ね視力が低下してきたため、60歳で盲学校の専攻科に入学。資格取得後しばらくは、阿蘇マッサージ療院にて勤務されましたが、熊本地震の影響により、訪問医療マッサージを行う株式会社キュアに転職されました。現在の職場では患者対応や治療技術が高く評価され、後輩施術者への指導を任され活躍しておられます。
「得意なことを伸ばして障害をもろともせずに楽しく前向きに生きてこられたこと」、「スタントマンをしているときの体調管理、肉をさばく仕事などの過去の様々な経験が専攻科でのあん摩の技術習得や解剖学の学習に役立ったこと」、「高齢患者さんへの対応や治療上の工夫といった訪問マッサージの仕事に関すること」など、幅広いお話を聴くことができ、大変有意義な時間となりました。仕事の合間を縫って、貴重なお話をいただいた黒川さんに、心より感謝申し上げます。
保護者施設見学会その3
進路指導部で毎年夏休みに計画している保護者対象の施設見学会、今回は「障がい福祉サービス事業所ケア・ハピネスCARE HAPINESS」の報告です。
「ケア・ハピネス」は、熊本市北区梶尾町にあり本校から車で約30分ほどです。障がい者支援施設「チャレンジめいとくの里」系列の事業所で、近辺には「めいとくの里」関係の施設もいくつかあります。定員40名のうち、現在37名の利用者さんが当施設で活動されています。ケア・ハピネスは生活介護事業所ですが、大きく3つの活動に分かれており、それぞれの名称を「らふ」、「そよかぜ」、「ログカフェ」といいます。
「らふ」は、英語のlaugh(ラフ、笑うという意味)からつけた名称で、名前の通りみんなが生き生きと楽しく笑って活動しているグループで、「五感」で感じる活動を提供され、創作活動、外出等に取り組まれていました。
「そよかぜ」では、利用者さんがそよかぜにあたるような心地よさを感じながら個別に活動に取り組む所です。ウオーキング、個別の身体活動を行い体力を維持し、また各利用者様の得意な動きを活かして香り玉を制作したりしているとのことでした。
「ログカフェ」で働く利用者さんは、利用者さんのおやつ、カフェに来られるお客様へのお菓子を作ったり、カフェで接客業務を行っているそうです。外観のみの見学でしたが、とても居心地の良さそうなカフェでした。
「ケア・ハピネス」では、希望者の方は入浴もでき、実際に見学させていただいた入浴の場所はとても清潔で広く、利用者さんが使用しやすいように工夫されていました。
また、地域の人達とより積極的に交流を行うことを目的に、近年、ケア・ハピネスのすぐ隣に『かじおハピロバ』という広場ができ、クリスマス、成人、還暦のお祝い等、様々なイベントを催しておられるとのことでした。施設の利用者さんと地域の人達が楽しく交流されておられる写真を見せていただきました。
ケア・ハピネスは通所の生活介護の福祉施設ですが、グループホームもあり、グループホームを利用される方への食事も出しておられます。
各利用者さんたちに対しても、医療的ケアが必要な人のため、医師が常駐しておられ、施設で出す食事もそれぞれの利用者さんに対応した食事を作っておられます。
ケア・ハピネスを見学させていただき、施設の支援員さんからお話を伺って感じたことは、「1人1人の利用者さんを大切に対応されておられる。」、「利用者さんが楽しく交流できるように配慮しておられる。」、そして積極的に地域の人達と交流を行う「開かれた障がい者の施設」を目指して取り組んでおられるということでした。
3枚の写真説明:左からケア・ハピネス外観の写真、らふの活動場所の写真、そよかぜの入り口の写真。
2枚の写真説明:左からログカフェの写真、広々としたトイレの写真。
*なお、「ケア・ハピネス」の詳しい事業内容やパンフレット等は進路指導部がまとめて保管しておりますので、保護者の皆様は各学部の進路指導部までお尋ねください。
高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」
7月1日に行われた高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」について報告したいと思います。
写真説明:藤岡さんを囲んで話を聞く様子。
写真説明:藤岡さんに生徒が質問をする様子。
今年は、講師として令和元年度本校卒業の藤岡まいさんをお迎えし、高等部普通科8人、中学部2人、保護者3人、関係教員が参加しました。
前半は、藤岡さんの盲学校での生活の様子や、進路決定までの経緯等をお話いただき、後半は、質問にお答えいただく対話形式で進行しました。生徒からも積極的な質問があり、あっという間に50分間が過ぎました。終始笑い声の絶えない和やかな雰囲気の中、学校生活や進路選択・進路決定、障害理解、働くということに関する貴重なお話を伺うことができ、生徒たちにとって今後の道しるべになったことと思います。会終了後も、藤岡さんを囲んで、質問や思い出話、近況報告が絶えませんでした。
藤岡さん、お忙しい中、長い時間にわたり本当にありがとうございました。
※生徒が書いた感想の一部を紹介します
●私は話を聞くまでは、「今は受験生じゃないから、今はそんなに勉強しなくても大丈夫だろう」と思っていたが、藤岡さんは2年生の後半から必死で勉強していたと聞き、自分もこのままではいけないという危機感を持つことができた。
●「高校生は楽しい時期」と話があったので、学校生活を楽しめるよう、勉強や部活動などしっかり取り組み、充実した学校生活が送れるようにしていきたい。
●コミュニケーションについては、まずは周りの人の様子を見ながら、難しいことを話そうとせずに、まずは簡単なことから話してみて、徐々に中身を深めていければいいということも学んだ。進路は変わることもあるが、「自分がやりたくないなと思うことがあっても、最後にはやって良かったと思えるようになるといい」ということを聞いた時、私は嫌なことがあると、「嫌」で全てを片付けてしまうので、少しやってみて、まずは続けられそうなところから少しずつ挑戦してみたいと思った。
●自分の障害について、もっと学生時代にかみ砕いて理解しておけばよかったという話があった。私は、今、自分の障害についてある程度理解できていると思っている。自分の障害について自分では分かっているつもりだけど、藤岡さんの話を聞いて、もっと自分の障害のことについて理解しておかなければいけないなと思った。
●講話の最後に自分の目の見え方について説明してくださり、非常にわかりやすかったので、私も自分の障害についてわかりやすく説明できるように、これから自分について理解し、練習していきたいと思う。
●自分の目や自分のことについて理解していると思っていても、それを相手にわかりやすく言葉で伝えることの難しさを感じています。また、自分が伝えることに躊躇することもあります。これから、少しずつ自分のこと、自分の目のことと向き合っていけたらと思いました。
●印象に残ったことは、「社会に出て自分から周りの人に支援をお願いするときに言い出しにくいとは思うが見えないことは見えない、分からないことはわからないと伝えられるようになることが大事」という話です。また、自分から支援のお願いをするのがあまりできていないので、しっかりお願いができるようにコミュニケーション能力などを身につけていきたいです。
●自分のできないこと、もっとしてほしいことは、遠慮せずに伝えた方がいいということも学んだ。私は、分からないことがあっても、そのままやり過ごしてしまったり、言おうと思っているのになかなか前に踏み出せなかったりするので、自分ができないことは先に言っておくということを心がけたいと思った。先に自分ができないことを伝えておくと、相手側からしてもらえることがあるということも学んだ。
保護者施設見学会 その2
進路指導部で毎年夏休みに計画している保護者対象の施設見学会、今回は「社会就労センター ライン工房」の報告です。
「ライン工房」は、熊本市東区戸島にあります。本校から車で約20分ほどです。第一空港線沿いの「らくのうマザーズ」工場の近くになります。
写真説明: ライン工房の外観
障がいの重さに関係なく、地域の中に通う場所があり、そこに協力し合える仲間がいて、自分自身の役割がある、そんな空間を利用者に提供したいとの思いでスタートされた事業所です。就労継続支援B型事業・生活介護事業、就労移行支援事業、就労定着支援事業が展開されています。また、社会福祉法人ライン工房として、障がい者相談支援センター青空(委託相談支援事業所)、しょうがい者生活支援センター青空、グループホームゆうゆう館も展開されています。
就労継続支援B型事業・生活介護事業では、利用される方それぞれのしょうがいに応じて、クッキーやパン、焼き菓子、自家焙煎コーヒーの製造、販売を中心に、注文を受けて行う軽作業の仕事が行われています。
当日は、クッキーの製造・梱包、シール貼り、フルーツキャップの箱詰め、洋服につけるタグへの糸通し、珈琲の梱包作業を見学させていただきました。皆さんそれぞれのペースで、和やかに仕事をされていました。
また、本校卒業生がお菓子の袋にシールを貼る仕事を間近で見学させていただきました。取り組みやすいように工夫した道具を用いて、生き生きと笑顔で仕事をされていらっしゃいました。この姿を、本校生徒たちにもぜひ伝えたいと感じました。
2枚の写真説明:上から、 補助具を使ってクッキーのラベル貼りをしている写真、使用している補助具の写真
就労移行支援事業では、仕事のマナーや心構えを学習されていました。就職に向けて学ぶ積極的な雰囲気を感じました。帰り際に、クッキーや焼き菓子を購入させていただきました。たくさん種類があり、どれもおいしくいただきました。
利用者の皆様の一生懸命な姿に、心を打たれた見学会でした。ひとつひとつ丁寧に説明してくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
※「ライン工房」の詳しい事業内容やパンフレット等は、進路指導部がまとめて保管しております。保護者の皆様は各学部の進路指導部までお尋ねください。
保護者施設見学会 その1
本校では、夏季休業中を利用し、保護者と職員が近隣の福祉施設を訪問し見学させていただく「保護者施設見学会」を実施しています。
これは、進路選択の機会を広げるとともに、幼児児童生徒の進路について、早い時期から家庭でも考える機会にしていただきたいという思いのもと、進路指導部で計画しているものです。
昨年度はコロナウイルス感染症感染拡大防止のため残念ながら中止となっていました。そのため、今年度は一年越しの実施となりました。
いくつかの施設を訪問させていただいていますが、今回は、「くまもと障がい者労働センター おれんじ村」をレポートします。
3枚の写真説明:すべておれんじ村の外観。
「おれんじ村」は、本校から車で15分ほどの東区長嶺南にあります。
1985年に養護学校を卒業した3人の障がい当事者が「誰もが地域で働き、地域で生きる場所をつくりたい」との思いでスタートしました。その3人のメンバーのうちの1人である倉田哲也施設長を中心に現在も理念を受け継いでおられます。「障がいがあっても、なくても、支え合える関係性」を大事に、ここでは、利用者を「メンバー」、支援者を「スタッフ」と呼んでおり、利用者と支援者の垣根を越えて、みんな平等な仲間として一緒に働かれているという印象を受けました。
3枚の写真説明:左から窓に描かれた「おれんじ村」のロゴ。「事務部・IT部」で働く方々(※掲載の承諾を得ています)。IT部が作成した名刺。(点字名刺も作成可能)
事業部署は5つ。「訪問・イベント販売」「食品製造 油菓子・焼き菓子」「ORANGE CAFE運営」「交流・啓発」「事務部・IT部」です。それぞれ自分のやりたいことと障がいの特性に応じて、様々な活動がなされていました。
本校と「おれんじ村」との関わりは、本校で使用する再生紙トイレットペーパー、ギフト製品の購入、長期休業中の弁当注文、機関誌「WITH」の回覧などがありましたが、これまであまりイメージできていなかった「おれんじ村」で働く方々の姿を見学により知ることができ、「工夫、協力、真心」を感じた一日でした。
帰り際、購入させていただいたお弁当とクッキーもおいしかったです。
2枚の写真説明:左から、手書きメッセージ入りのお弁当。ラッピングされたクッキー&コーヒー。
お忙しい中、長時間にわたり施設説明や施設案内を親切丁寧に行って下さったスタッフの武富様と仕事中も笑顔で迎え入れてくださったメンバー及びスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。
※なお、「おれんじ村」の詳しい事業内容やパンフレット等は進路指導部がまとめて保管しておりますので、保護者の皆様は各学部の進路指導部までお尋ねください。
※今後、本校ホームページや進路便りでも情報提供をしていきたいと思います。
高等部普通科重複障がい学級3年生のインターンシップ
高等部普通科重複障がい学級の3年生は、5月中旬から7月上旬にかけて、実習を通して、福祉施設の日中活動を体験するため、インターンシップ(現場実習)を体験しました。
一人一人が卒業後の進路に向けて、期待感と緊張感を持って、真剣に臨んだ実習でした。インターンシップ最終日の評価会では、実習の様子を丁寧に評価していただいたり、卒業後に利用する際の情報をいただいたりすることができました。コロナ禍ではありますが、学校では体験できない貴重な体験をさせていただくことができました。
実習場所は、白鳩園地域生活支援センターさくら、社会福祉法人恩賜財団済生会熊本福祉センター済生会ほほえみ、社会福祉法人熊本市社会福祉事業団はなぞの学苑、社会福祉協議会障がい者支援センターれんがの家(スペーシアれんが生活介護)、一般社団法人あゆみあゆみアクア、社会福祉法人志友会くまもと江津湖通園センターです。ご協力いただいた事業所の皆様大変ありがとうございました。
(事業所名掲載は、実習期日順です。)
あじさいの装飾作り ペットボトルキャップの仕分け作業
マスコットの綿入れ作業
専攻科理療科3年 治療院実習
9月12日(木)専攻科理療科3年4名が「よろず治療院」へ実習に行ってきました。「よろず治療院」の細田院長は、本校の卒業生で高齢者施設やヘルスキーパーの経験を積み、5年前に国府電停の近くに開業されました。
実習では、開業に至るまでの経緯や開業に必要な資金、臨床現場でよく遭遇する肩こり、腰痛、膝痛に対する治療法等、丁寧に詳しく教えて頂きました。
よろず治療院では、治療院に来られる患者さんだけでなく、近隣の高校のスポーツ選手のケアや高齢者宅への訪問マッサージ、そして、自己研鑽のため定期的に研修会への参加等、視覚障がいがあっても積極的に外に足を運ばれているとのことでした。
外との関わりの中で成長できるため、卒業後は自分の成長のためにも、積極的に研修会等に参加することがいいとアドバイスを頂きました。
文責 高等部理療科 山岡正人
専攻科理療科3年 青磁野リハビリテーション病院見学実習
9月10日(火)に青磁野リハビリテーション病院へ見学実習に行きました。専攻科理療科3年生5名が参加しました。
マッサージ師・鍼灸師が病院でどのように働いているかを知り、将来の進路選択に役立てるため毎年実施しています。
当日は、本校卒業生の松村さんが案内してくれました。マッサージ師・鍼灸師の病院内での役割や仕事内容の説明をして頂き、病院内(リハビリ室)の見学や物理療法機器の体験をさせて頂きました。物理療法機器の体験では、温熱機器、牽引、電気治療等を実際に体験し、その効果も説明して頂きました。
文責 高等部理療科 山岡正人
令和元年度(2019年度)進路指導職員研修
進路職員研修
令和元年度(2019年度)進路指導職員研修
全職員が視覚障がい者の進路について考え今後の進路指導・キャリア教育の参考とすることを目的に進路指導職員研修を6月6日(木)に実施しました。
内容
①平成30年度卒業生の進路状況
②キャリア教育について
③盲学校からの大学進学について
①平成30年度卒業生の進路状況
各学部の卒業後の進路状況について報告を行いました。
②キャリア教育について
キャリア教育の概要、キャリア発達、新学習指導要領のキャリア教育のねらい等、講話を行いました。
また、北海道立特別支援教育センターの研究紀要から「視覚障がい教育におけるキャリア発達を促す能力や態度の段階表」を紹介し、盲学校で育てたい力について話しをしました。
最後に、キャリア教育の実践事例を紹介し、特別活動や各教科でのキャリア教育の考え方について全職員で共通理解を図りました。
③盲学校からの大学進学について
本校普通科卒業生の大学進学状況、全国盲学校卒業生の大学合格状況、受検前相談から入学までの流れ、受験上の配慮、受験対策、2021年度以降の入試情報について講話を行いました。
盲学校からの大学進学者は、推薦やAOでの進学が7割以上占めており一般入試での進学は少ない状況であることや、視覚障がい者の受験上について時間の延長や文字の拡大・点訳等について話しをしました。
本校でも大学進学希望者が増加傾向にあり、全職員に盲学校からの大学進学の状況や大学進学までの流れを知ってもらう機会となりました。
熊本県高等学校総合体育大会スポーツケア校外学習
熊本県高校総合体育大会スポーツケア校外実習
6月1日(土)、2日(日)専攻科の2・3年生が、熊本県民総合運動公園陸上競技場で陸上競技選手に対するスポーツマッサージを行いました。
盲学校では毎年、施術者としての技能・知識向上のためスポーツマッサージ実習を行っています。この日のために放課後等の時間を使い、練習を行ってきました。
2日間で82名の選手がスポーツマッサージを受けに来てくれました。
マッサージを受けに来た選手の中には、シンスプリントや肉離れ等のケガをしている選手もいて、普段、校内臨床では見ることのできない症状の選手に対しマッサージすることができました。
また、競技前後のコンディショニングのために来た選手に対して、マッサージをすることができ、競技の前と後でのマッサージの力の入れ具合の違いなどを勉強することができました。
参加した生徒からは、「筋肉の知識を身につける必要がある」、「高校生とのコミュニケーションの取り方が勉強になった」、「筋肉の柔らかさに驚いた」等の感想が聞かれました。
平成30年度高等部専攻科第2回校外実習
開業して4年目の治療院で、本校から歩いて10分のところにあります。当日は専攻科3年の4名が参加して実習を行いました。
はじめに、西村院長のこれまでの経歴をお話ししていただきました。本校を卒業後、病院で勤務され、病院では普段治療院に来られる患者さんと違い、色々な症例に出会って経験できたことがとても勉強になったということでした。その後、開業したいという思いが強くなられ、4年前に開業されたそうです。
生徒の中には、将来開業を目指している生徒もおり、西村院長から開業するための資金・物件探し等、アドバイスをいただき将来に向けてとても参考になりました。
鍼灸やあん摩以外に、小児鍼やアロママッサージをされており、最後には、小児鍼の方法や腰痛に対する手技等を教えていただきました。
高等部普通科ライフプランニング授業について
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 仲山 加津恵
運用担当者
情報部