進路部からのお知らせ
平成29年度 高等部 理療科・保健理療科2年「校外学習」
卒業後の進路を考えるに当たって、より具体
的なイメージを持つことができるように、理療
科では毎年、専攻科2年の生徒を対象に、県外
の治療院見学を行っています。本年度は11月
17日(金)に、福岡県にて2件の治療院を訪
問しました。
皆川鍼灸スポーツマッサージ療院では、院長
が実践しておられる応用的な施術の方法を丁寧
にご指導いただきました。生徒全員が施術を受
けられるよう、またよく触って確認できるように
配慮してくださり、技術をしっかりと身に着け
ることができました。生徒からは、「ポイント
を押さえた治療で筋や関節が緩んでいく様子が
よくわかった」、「臨床実習ですぐに使える手
技を教えていただけたことが嬉しかった」と
いった感想がありました。
くわの鍼灸院では、まず院長のこれまでの
歩みをお聞きしました。集客のために仲間を
増やしたり、技術を伸ばすために努力を重ね
たりといったお話は、開業を考えている生徒
の心に響いたようです。
また、院長の考案したフェイスマッサージ
や美容鍼灸等の施術法を教えていただきました。
生徒から「患者の顔が別人のように変わっ
たことが印象的だった」、「こうした施術な
ら体重が軽くても行えそう」といった感想が
ありました。
生徒は、今回の見学実習を通じて、未知の
治療法に触れたり、自身で治療法を模索した
りすることの重要性を学ぶことができたよう
です。これらの知識をさらに深め、夢の実現
に向けて、今後も努力を続けてもらえればと
思います。
平成29年度 高等部理療科・保健理療科 第4回 校外実習
平成29年度 高等部理療科・保健理療科
第4回 校外実習
平成29年10月31日(火)、11月1日
(水)特別養護老人ホーム天寿園でマッサージ
の実習を行いました。
この実習は、高齢者に対する介護や施術を習得
するために毎年この施設で2日間行っています。
校内の臨床実習に来られる患者さんと違い、力の
入れ方や体位変換の方法など高齢者に対する施術
やコミュニケーションの方法を学ばせていただき
ました。
高齢者施設での施術の経験を積むことで、将来
の進路選択の参考にもなりました。
平成29年度高等部進路学習会(先輩を囲む会)
進路実現に向けて何が必要なのかを生徒自
身で考えるために、活躍されている二人の先
輩を招いて、10月12日(木)に先輩を囲
む会を行いました。理療科の生徒から多くの
質問が出され、「時間が足りなかった」との
声もあり充実した時間となりました。
治療院を開業されている池田敏雄先生(昭
和59年度専攻科理療科卒業)は、患者さん
との関わり方や鍼やマッサージの治療を行う
上で大切なこと、具体的な治療方法などをわ
かりやすく説明していただきました。
株式会社TMJのヘルスキーパーをされてい
る樋口智子先生(平成26年度専攻科理療科
卒業)は、熊本ではなじみのないヘルスキー
パーの業務内容や役割、マッサージのすばら
しさ、将来を見据えて目標を持つことの大切
さなどを話していただきました。
「マッサージ師は患者さんと長く密に関わ
る特性上、心のケアをしながら医師がはっき
りと診断がしにくい身体的な苦痛を和らげる
ことができ、医師にできないことが、マッサー
ジ師にできることが一杯あるのではないだろ
うか。」と話があり、マッサージ師の存在意
義と患者さんとの信頼関係を作る大切さを感
じました。
第61回あん摩奉仕会
9月15日(金)、学校の近くにある東
区役所に出向いて、あん摩奉仕会を行いま
した。あん摩奉仕会は、敬老の日にちなん
で地域の高齢者にあん摩を行い、社会奉仕
活動の一環とともに、高齢者の施術を体験
し将来の進路に役立てることを目的に毎年
行っています。
61回目を迎えるあん摩奉仕会は、昨年度
まで校内で行っていましたが、今年度初めて
校外での実施となりました。
当日は、41名の地域の方があん摩を受けら
れ、施術を受けられた方々からは、「肩がすご
く楽になりました」「とても気持ち良かったで
す」と言っていただき、大変喜ばれました。
中学部(一般学級)「進路学習会」
7月19日(水)に、中学部一般学級を
対象に進路学習会を実施しました。本校の
進路指導主事と理療科の先生方から、本校
卒業生が一般的に就労する三療の仕事や、
理療科教員の具体的な仕事の内容ややりが
い、むずかしさについて、自身の体験談を
交えての話がありました。
その中で、夢や目標を達成させるために
は、「身の回りのことを自分でできる力」
「学習の習慣と基礎的な学力」を中学部の
時にしっかりと身に付けておいた方が良い
との熱心なアドバイスがありました。
参加した生徒は「自分の夢が叶うように
今から頑張ります」と感想を述べるなど、
学習への意欲を高めることができました。
幼稚部保護者「小学部授業見学」
6月13日(火)に、幼稚部保護者対象の
小学部授業見学を実施しました。各クラスや
グループの授業では、教室での各教科の授業
だけでなく体育館での体育や小学部2組での
自立活動なども見学していただきました。
見学後に実施したアンケートでは、「我が
子が点字を使いそろばん学習をすることを思
うと、こんな風にできていけるのかと思い、
授業を見てました。すごい‼学習しているとこ
ろを見て驚きました。(算数)」「自分の子
どもの将来とてらし合わせて見学させて頂き
ました。今の我が子にできることは何か・・・
いろいろ考えさせられました。」など多くの感
想をよせていただきました。
高等部普通科1年 第1回進路学習会について
1年の「生理学」と 6月16日(金)6
限目 専攻科理療科2年の「はり実習」の
授業を見学しました。
の仕組みを思い出しながら聞いていました
が、専門用語がたくさん出てきて難しかっ
たようです。
見たり触ったりすることができました。
はり実習の授業では、太さ0.4mmの
ステンレス製のはりに実際に触ることがで
きました。想像していたものと違って、細
くて柔らかいことに驚き、そして安心した
ようです。
また、専攻科の先輩がお互いに施術者と患
者の役になり、指でコリを見つけてはりを刺
す姿に感心していました。
今回の見学によって、理療の道への具体的な
イメージをもつことができ、自分の進路につ
いて真剣に考えるきっかけとなりました。
専攻科1年生進路ガイダンス
今年入学した専攻科1年生に対して、早い
段階から卒業後の進路を考えてもらうため、
6月15日(木)に進路ガイダンスを行い
ました。
あん摩マッサージ指圧師と整体師との違
い、国家資格を取得する意味、どんな人が
あん摩マッサージ指圧師に向いているのか
などについて考えを深めました。また、専
攻科卒業後の主な進路先について、病院、
治療院、訪問マッサージ業、高齢者関連施
設、ヘルスキーパー、就労移行支援サービ
スなどのそれぞれの特徴、現状について学
習しました。
「厳しい現状にあっても資格をうまく活用
し、努力をしていけば働くことができるこ
と、そのために在学中から将来を見通した学
習をしなければならないことがわかりました。」
と生徒が感想を述べていました。
平成29年度熊本県高校総合体育大会スポーツケア校外実習
専攻科の2・3年生が参加して、6月3日
(土)、4日(日)えがお健康スタジアムで
陸上選手に対するスポーツマッサージを行い
ました。
昨年度は、地震の影響で競技場が変更になり
参加することができず、2年ぶりの参加とな
りました。
高校の陸上選手に対する競技前後のスポーツ
マッサージを行いました。マッサージに来てく
れた選手たちは、「体が軽くなった」「筋肉が
柔らかくなった」「疲労がとれた」等、とても
好評でした。
卒業生も手伝いに駆けつけてくれて、色々と
技術を教えていただきました。
校内臨床では、経験することのできない高
校生をマッサージすることができ、とても勉
強になる2日間となりました。
進路職員研修
4月26日(水)進路職員研修を行いました。
1、平成28年度卒業生の進路状況
各学部の卒業後の進路状況についての報告が
ありました。
2、理療科の概要
各学科で取得可能な資格や国家試験出題科目
とその概略について、理療科教員より説明があり
ました。また、各学年における学習内容のイメージ
を段階的に説明されました。
3、あはき法十九条裁判について
現在、東京・大阪・仙台の各地方裁判所において
行われている裁判についてなど、近年の視覚障がい
あはき師を取り巻く課題についての話がありました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 仲山 加津恵
運用担当者
情報部