学校からのお知らせ

取組紹介

臨時休業延長(〜5月31日)のお知らせ

臨時休業を5月31日(日)まで延長とします。

1 登校日について
5月7日(木)と5月20日(水)を登校日とし、課題確認や健康確認などを行います。 
9時半登校11時下校とします。
(1) 自宅で検温、体調確認をし、マスク着用をお願いします。
(2) 保護者の方が学校に待機される場合の駐車場は、児童生徒昇降口前及びグランド平行棒横をご利用ください。
(3) 保護者の待機場所として、会議室と実習室3、実習室4をお使いください。
(4) 感染を不安に思われる場合は、無理に登校する必要はありません。

2 体調面について
体調に異変があり新型コロナウイルスの感染が疑われるような場合、家族に感染者が出た場合、感染者と濃厚接触があった場合などは、学校にご連絡ください。


3 今後も、引き続き不要不急の外出を自粛し、自宅滞在する事により、感染防止に努めてください。新型コロナウイルスの1日も早い終息を願うばかりです。ご不安な点がございましたら、学校にご相談ください

 

 

料理講習会を実施しました

 2月14日(金)3・4時間目に、食生活改善推進員の方をお招きして、中高生を対象に料理講習会を行いました。

 講習会では、熊本の郷土料理である「いきなり団子」と、バレンタインということで「チョコクランチ」を作りました。

 いきなり団子の生地作りでは、粉をまとめて生地にするのに苦戦する生徒もいましたが、水を少しずつ粉に混ぜることで生地全体がなじんでくることや、こねる時には掌の下半分を使うと良いことなどを教えていただきました。また、サツマイモを面取りするのは、生地が破れないようにするためであることや、生地のきれいな伸ばし方・包み方、生地のもちもちした食感を残すために蒸した後はラップで包むと良いことなど、丁寧に教えていただきながら、作ることができました。

 チョコクランチは、チョコレートを湯煎して溶かし、砕いたコーンフレークを混ぜて成型するだけで、その手軽さに生徒達も驚いていました。成型した物は、10分程度冷蔵庫で冷やすと固まり、すぐに試食ができました。

 中高生が一緒に活動する機会は少ないですが、料理となると、楽しさや役割分担などで生徒同士の会話も多く、協力し合う姿が沢山見られました。

 参加した中学2年生の生徒は、「いきなり団子の生地作りで、だんだん粉が生地としてまとまってくるところが面白かった。チョコクランチは簡単に作ることができたので、家でも作ってみたい。」と感想を発表していました。

 これを機に、ぜひお家でも色々な料理にチャレンジしてほしいと思います。

「消費者力アップ ~断る勇気をもとう!~」

 2月7日(金)5・6時間目に、金融広報アドバイザーの坂口先生をお招きして、中高生を対象に消費者教育を行いました。

 講座では、中高生に多いトラブル事例やトラブルに巻き込まれないための断り術、トラブルに遭った時の相談先(188)や使える法律(未成年者取り消し、クーリングオフ)について話がありました。

 「契約」と聞くと難しく複雑なものをイメージしがちですが、コンビニでの買い物や公共交通機関を利用した移動なども「契約」です。映画を見たり、スマホやタブレットを買って利用したりするのも契約で、日常生活は「契約」であふれています。

 講座を受けて高校3年生の生徒は、「契約が身近なものだということを再確認できた。ネット

ショップなどを利用するので、気をつけたい。」と感想を述べていました。

 成人年齢の引き下げで、18才になりたての若者が詐欺などのターゲットになりやすいと言われています。少しでも「おかしいな」「必要ないな」と思った時には、「はっきり伝える」ことが大切だと学びました。ぜひ生活の中で実践し、生かしていってほしいと思います。

 

幼稚部 冬の遊び

12月に、もちつきに向けて『もちつきぺったんこ』を歌いながら、杵に触れました。重い杵を両手で持ち上げて、おもちに見立てた白い布に向かって、つく練習をしました。

もちつき前日には、もち米洗いをしました。「おいしくな~れ♪」と魔法をかけていたからでしょうか、当日は、とてもおいしいおもちに変身しました。

順番におもちをついたり、丸めたり、食べたりして感触を存分に味わいました。    

    

  もちつきの練習「よいしょ~!」       もち米を洗って・・・

 

       

     ぺったん               ぺったん

        

     こねこね               びよーん

 

 

年賀状作りでは、干支のねずみの体をクレヨンやシールで色付けしました。1月1日に届くようにポストに出しに行きました。 

   

       丁寧に作って               ポストへ

 

1月は、かきぞめ、凧あげ、コマ回し、羽根つき、すごろくなど、お正月遊びを楽しみました。かきぞめでは、左から右、上から下など、筆の練習をしてから、今年頑張りたいことを書きました。すごろくでは、マスをのりで貼って手作りし、サイコロを順番に振ってお友達と遊びました。この時期ならではの、昔ながらの遊びも大切にしていきたいと思います。かきぞめの様子をご覧下さい。

     

        左から             右へ                点と丸

 

    

    丸いっぱい               墨をつけて             完成

 

オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業

 12月20日(金)5・6時間目にオリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業を実施しました。

 これは、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてスポーツの意義や価値に対する理解や関心を高めるための取組です。講師として、本校職員の平井孝明先生に講話と視覚障がい柔道の実技指導をしていただきました。平井先生は、2012年ロンドンオリンピック・パラリンピックで視覚障がい柔道の日本代表として出場した選手でもあります。

 講話では、平井先生にとって柔道が、幸せな時間で、自分を成長させてくれるもの、人との温かい繋がりを感じられるものであることや、柔道を始めたきっかけ、パラリンピックを目指した理由、パラリンピックに向けて取り組んだことなどが語られました。誰よりも強くなるために、コツコツ努力を重ねることの大切さ、練習がきつくてもうだめだと思った時に自分を支えてくれるものが大きな目標であったことなど、全ての児童生徒に通じるメッセージが沢山盛り込まれ、将来に対する希望を感じることができる時間になりました。

 実技指導では、実際に武道場に移動して、平井先生の解説に合わせて、柔道を履修している中学部の生徒が受身を披露したり、平井先生から技を掛けられたりしました。一本が決まった時の畳の音に児童生徒は大興奮でした。また、平井先生と同じ柔道部の顧問である東川先生との模擬試合もあり、平井先生の十八番である寝技を実際に見ることができました。

 平井先生は、今後、2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手選考会に出場する予定です。平井先生、頑張ってください!パラリンピックに出場した時の試合を見せてくださいました

中学部の生徒に技をかけているところです

RKKボーイズ&ガールズお話会を実施しました

12月13日(金)5時間目に、RKKの福島絵美アナウンサーと糸永有希アナウンサーが読み聞かせにきてくださいました。本校には、6年ぶりの読み聞かせで、現在の高校3年生が小学6年生の時以来でした。

小学部から高等部までの児童生徒が参加し、「蜘蛛の糸」「ぼくのじいちゃん」の2つの話を聞きました。

  

 

 

 

 


 

読み聞かせの場面に応じて、アンサンブル部の生徒たちが効果音を入れ、読み聞かせに花を添えました。

読み聞かせの後には、アナウンサーの2人への質問タイムがあり、「発声練習の方法」や「声の使い分けは何人くらいできるのか」などの質問に一つ一つ丁寧に実演を取り入れながら回答してくださいました。

 生徒会長のお礼の言葉の中には、アンサンブル部としてコラボレーションができたことの喜びと、年齢や時期によって同じ本でも感じることが異なるという本の奥深さが語られました。

長距離走記録会を実施しました

12月6日(金)3、4時間目に、幼稚部から専攻科までの幼児児童生徒が長距離走記録会に参加しました。

グラウンドでは、幼稚部は直線距離を、小学部は20分間走を、中高生は3キロ走・5キロ走を、専攻科はウォーキングをしました。また、共同教室や体育館では、15分間走をしました。

11月から長距離走に取り組み、それぞれ、「力いっぱい走る」や「自分のペースを保ちながら目標距離を走る」、「自己ベストタイムを出す」など、目標を立て、練習をしてきました。

また、当日は各学部の代表者が中心に準備運動や出発、計時、記録、ゴールテープなどの係りも担いました。

 

幼児・児童・生徒が一生懸命に自分の力を発揮する姿に、応援にも熱が入りました。

また、当日は、大変寒い中、寄宿舎の先生方や保護者の方々が駆けつけ、応援してくださり、ありがとうございました。実力以上の力を発揮できた幼児・児童・生徒も多かったのではないでしょうか。

行事は終わってしまいましたが、日頃から体力をつけ、寒い季節も健康に乗り切りましょう!

 

学校 オープンスクール実施しました!!

 6月15日(土)に平成31年度(2019年度)「オープンスクール」を開催しました。雨天にもかかわらず、40名以上の参加がありました。学校概要、各学部説明後、校内見学や幼稚部、小学部、中学部、高等部の授業参観を通して、幼児児童生徒の普段の活動の様子や学校の雰囲気を体験してもらいました。同時に寄宿舎の見学や、個別の相談会も行い、参加された方々が熱心に話を聞かれたり、校内の教育環境を興味深く見学されたりしていました。

今後もこのようなイベントを通して、本校の教育活動の周知や視覚障がいに関する情報提供、支援に取り組んでいきたいと思います。

  

 

県庁表敬

教育長表敬訪問及びロビーコンサート

4月16日(火)に本校アンサンブル部の7人は、熊本県庁新館の1階にて、ロビーコンサートを開催しました。これは、平成30年度3月に北海道で行われた「第42回全日本アンサンブルコンテスト高等学校の部」で金賞を受賞した報告とお礼を兼ねて実施したものです。

 当日は、蒲島知事をはじめ両副知事、宮尾教育長ならびに多くの教育庁の方々のご参加をいただきました。また、12:20~12:50の時間帯だったため、昼休み中の県庁職員の方たちや訪れていた一般の方々など、1階ロビーだけでなく2階からもたくさんの方が見学してくださいました。

 まず、教育庁特別支援課の先生の司会進行で1曲目の演奏に入りました。曲はバッハ作曲の「MEIN JESU(マイン イエス)」で、この日は3年前の熊本地震の本震の日だということもあり、メンバーは鎮魂の思いを込めて演奏しました。

 金賞の表彰状と記念の盾会場のお客様の様子

 

 

 

 

 

演奏が終わると、昨年度まで本校のアンサンブル部の顧問で、今年度特別支援教育課に異動された松岡先生に司会がバトンタッチされました。すると、今まで緊張していた生徒たちでしたが、気心の知れた元顧問の先生の進行ということもあり笑顔も見られるようになりました。

まず、一人一人の自己紹介の後、全日本アンサンブルコンテストの報告を部長が行いました。そして、多くの皆様の応援の後押しがあったおかげで金賞を受賞できたことへの感謝の気持ちを伝えました。また、演奏する際に大切にしているところは、という質問では、曲のイメージをつかむためにメンバーで話し合いを行い、音の意味や構造、曲の持つエネルギーをどう表現するか等を追及していることを話したり、演奏方法を聞かれた全盲の生徒は、正しく美しい音を出したいと願いながら右手でマレットを持ち、左手で場所をたどって演奏していることなどを話したりしました。

次に2曲目の演奏です。これは、全日本アンサンブルコンテストで演奏したもので、グラスティル作曲「VOLCANO MIRROR(ボルケーノ ミラー)」です。この曲は、本部の創部時代から指導してくださっている、プロの打楽器奏者、冨田篤氏の作曲で、盲学校の生徒たちのために昨年書き下ろされた曲です。シーンと静まり返ったホールにかすかに聞こえるウィンドチャイムの音から始まり、徐々に大太鼓やコンガ、マリンバなど、12種類の打楽器がエネルギッシュな演奏を繰り広げ、その迫力のある演奏は会場中が息を呑むほどでした。生徒達の渾身の演奏が終わると、ホールには大きな拍手がしばらく鳴りやまず、生徒達も無事に演奏を終えた安堵感からか、この日最高の笑顔で応えていました。

そして、蒲島知事から花束の贈呈があり、「みなさんの演奏は素晴らしかった。でも、演奏だけでなく移動の際の介助や演奏する姿勢などを見て、本当に素晴らしいと感じた。こういうことがきちんとできている人たちだからこそ、あの素晴らしい演奏になるのだと思う。」という賛辞のお言葉をいただきました。そして、散会の後、生徒たちの「一緒に写真を撮っていただけませんか?」のお願いに快く応じていただき、生徒たちは大感激でした。

 

盲学校のアンサンブル部を応援してくださった多くの皆様に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

                                                                                                                                            インタビューに答える生徒たちの様子花束贈呈の様子