カテゴリ:授業
【建築科・伝統建築専攻科】名鉄学園杜若高等学校とのリモート授業
令和6年3月14日(木)
建築科2年生7名と伝統建築専攻科1年生6名が、杜若高等学校の総合的な探求の時間にリモート授業で参加させていただきました。
実演では釿(ちょうな)や槍鉋(やりかんな)を用いた木材の加工や、鳥居の制作に用いた各種道具の説明・披露を専攻科の生徒が中心となって行いました。
[専攻科1年生による釿(左)や槍鉋(右)の実演]
[専攻科職員による実演(右)と専攻科1年生による道具の説明(左)]
授業の目標は『変わらない「フツウ」を考える』
「伝統的な技術の伝承は本当に必要か?」「技術や価値あるものを後世に伝えるために自分たちができることは?」
などの問いかけに杜若高等学校の生徒さんや先生方と意見を交えながら、日ごろ学習していることについて改めて考える機会となりました。
明日は、人吉・球磨管内にある神社の鳥居を施工予定です。
安全第一で取り組んで参ります!
【建築科】幼稚園生との木育交流1回目~3年課題研究木育班~
令和5年度7月11日(火)
建築科3年生課題研究(木育班)と青井幼稚園の園児さんとの交流会を実施させていただきました。
最初は緊張していた生徒たちですが、一緒に作業を進める中でお互いに笑顔が見え始め、楽しそうにものづくりに励んでいました。
今回は、時間や時計の学習に役立つようにと「木製の時計のおもちゃ」を制作しました!
それぞれ個性的な素敵な作品に仕上がりました。
園児との交流会を通して、生徒は改めて「ものづくり」のやりがいや「木育」の意義を感じることができました。
次回の交流会は10月予定です!
喜んでもらえるように精一杯取り組みます。
【建築科】球磨支援学校への製作キットの受け渡し ~課題研究木育班~
令和4年12月26日(月)
3年生課題研究の木育班では、幼稚園生との交流と支援学校生との交流を題材としています。今年度は幼稚園生とは交流できましたが、球磨支援学校生とは今年度も交流ができなかったため、製作キットの受け渡しとなりました。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、生徒さんへ直接受け渡すことも難しいため、今年度も球磨支援学校の先生への受け渡しとなりました。
球磨支援学校生の方に作りたいものを図面を書いてもらい、その図面をもとに材料と、製作手順を記した手順書を作成しました。一緒に作ることができないので、わかりわすさにこだわり、様々な工夫をしています。球磨支援学校生の皆さんが作って、完成した作品が今から楽しみです。
【建築科】課題研究~木育班~
令和4年10月20日(木)
今年の7月の第1回目の交流に続き、今回で第2回目の交流となりました。3年建築科の課題研究の木育班は、木材でのものづくりを通して交流することで、生きる力を育む目的で活動しています。
今回も青井幼稚園の年長さんと交流させていただきました。第2回目ということもあり、打ち解けるのがはやく活動もどんどん進みました。
前回はさかな釣りゲームを作りましたが、今回は木製のカメラを一緒に製作しました。のこ挽きで木材をカットし、部材をボンド付けをし、やすりで磨きました。パネルにお絵かきをして、カメラの液晶部分もそれぞれ思い思いに作成しまいした。
完成した木製カメラ
作成し終えた後はみんなでカメラののぞき穴からのぞきあってたくさん遊んでくれました。
閉会式後に幼稚園生さんたちから素敵な言葉をいただき、大感動している高校生にさらに追い打ちをかけるかのように、サプライズプレゼントをいただきました。一生懸命書いてくれたこのお礼の言葉は大切に飾らせていただきます青井幼稚園の年長さん、そして職員の皆さん、高校生にこのような機会を快く与えてくださり、本当にありがとうございました
交流はこれで最後になるので、最後まで別れを惜しんでいました
この半年間、幼稚園生に楽しんでもらえるよう、木育班の8名でアイデアを出すところから材料の準備まで頑張ってきました。準備するまでには長い時間を要しましたが、この全2回の交流で見ることのできた幼稚園生の笑顔のために頑張ってきました。相手の喜ぶ顔を見ることができる経験も木育班の8名の良い経験になったと思っています。木育班の今後の活動は、球磨支援学校生に向けた製作キットの作成を行っていきます。最後まで木育とは何かを突き詰めていければと思います。
【建築科】幼稚園生との木育交流~3年課題研究木育班~
令和4年7月7日(木)
3年建築科の課題研究には、木育班という班があります。
木材でのものづくりを通して交流することで、生きる力を育む目的で活動しています。
年に2回、青井幼稚園の年長さんと交流をさせていただいています。
今回が第1回目の交流となりました。
生徒たちは開会式からすごく緊張していました
幼稚園生と交流を始めると、幼稚園生の笑顔につられて生徒たちにも笑顔が見え始めました
良い意味で幼稚園生のペースに飲み込まれていました
青井幼稚園の卒園生でもある農くんはたくましくなった姿を幼稚園の先生方に見せることができました
農くんと幼稚園生さんの活動の様子
今回は「さかな釣りゲーム」を一緒に制作しました
制作後もとても楽しそうに遊んでくれている姿を見て、3ヶ月間試行錯誤して準備してきた甲斐があったなと全員が心の中で思ったことでしょう
次は10月に木育交流を予定しています。
次回も喜んでもらえるよう、一生懸命準備に取組みます
【建築科】課題研究~木育班~
令和3年10月12日(火)
建築科の課題研究では、木育班という幼稚園や支援学校と交流を行う班があります。
今日は、今年度2回目となる青井幼稚園の年長さんとの交流に行ってきました。
パチンコゲームを一緒に製作しました。
幼稚園生に安全に作ってもらい、楽しんでもらえるように、この日のために生徒たちはたくさんの準備をしてきました。
準備は大変だったのですが、すごく喜んでくれて、生徒たちも嬉しい気持ちでいっぱいの様子でした
また、おもちゃ箱の製作も行い、贈呈を行いました。
おもちゃ箱の製作は夏休み期間中の時間なども活用し、生徒たちがデザインから考え、製作してきました。
お渡しをしたときに、「かわいい~!」「すご~い!」と言ってもらえ、生徒たちも頑張ってよかったと改めて思ったようです
青井幼稚園の年長さんとの交流は今年度最後となりました。
2回とも生徒たちにとって、とても良い経験となったと思います。
【建築科】青井幼稚園での木育教室(課題研究木育班)
令和3年7月6日(火)
3年生の課題研究の木育班で、青井幼稚園にて年長さんと木育教室を行いました
4月からずっとこの交流のために、製材から試作まで準備をしてきました
今回の木育教室では、小物入れを作りました
「木育」ということで、道具の使い方や注意事項を伝えなければなりません。
幼稚園生に伝えるため、わかりやすい言葉を使った説明をするため、前日まで練習をしてきました
直前まですごく緊張していた生徒たちでしたが、幼稚園生の顔を見ると、自然と笑顔になっていました
活動に入ると、最初は生徒も園児さんたちも人見知りをしていましたが、徐々に打ち解けていきました
園児さんたちが釘打ちや鋸挽きで怪我しないように注意を払いました
最後は園児さんがそれぞれ選んでくれた動物やお花のモチーフを蓋に貼り付けて、色塗りをしました
最後まで生徒も園児さんも笑顔で楽しそうに活動していました
それぞれ味のあるすごく可愛い作品が出来上がりました
そして、生徒たちの普段は見ることができない新たな一面が発見できました
次の木育教室は10月に予定しています。園児さんたちの笑顔のために頑張ります
【建築科】課題研究発表会
令和3年1月20日(水)
4~6限の時間を使い、2年生に向けて、3年生が課題研究発表を行いました。例年であれば、2・3年生全員で計画室で静聴するということになっていますが、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、今年度は計画室は2年生のみ、3年生は造形室でリモートで静聴するという形になりました。
計画室の2年生
造形室の3年生(リモート画面)
①伝統建築専攻科
②西田先生「1年間を振り返って」
③地域活性化班
④伝統工法班
⑤木工班
⑥コンペ班
⑦木育班
また、2年生も意欲的に質問する姿が見受けられました。来年は自分たちが課題研究をすることを考えると、身が引き締まる思いだったことでしょう
最後に総評を松葉先生にいただきました。
・自分の言葉で話すことの大切さ
・如何に良い課題『研究』になるかは君たち次第であること
・指示待ち人間にはならないこと
などの言葉をいただきました。
造形室でリモートで聞いている3年生もしっかりと聞いていました
松葉先生の総評を聞いている様子(上:2年生、下:3年生)
今年度は休校から始まり、さらには人吉球磨地区を襲った水害など、様々なことが起こった1年でしたが、できることに目を向け、互いに助け合い、補い合いながら、取り組んだ「課題研究」でした。課題研究を通して、身に付いた力は人それぞれだと思いますが、この課題研究発表をすることにより、それを自分で自覚する良い機会になったのではないかと思います。
3年生の皆さん、1年間お疲れさまでした!
また、課題研究で関わらせていただいた方々、ありがとうございました
【建築科】支援学校にて製作キットの受け渡し ~課題研究木育班~
令和2年12月25日(金)
建築科課題研究「木育班」では、昨年度まで幼稚園と支援学校と木育教室を通して交流する活動を行ってきました。しかし、今年度はコロナウイルス感染症拡大予防のため、どちらとも交流はせず、製作キットのお渡しに返させていただきました。
幼稚園生向け製作キットの受け渡しは10月に既に実施しており、今回は支援学校生向け製作キットの受け渡しを行いました
支援学校生との直接的な交流はコロナウイルス感染症予防のため難しいということで、支援学校の先生への受け渡しとなりました。木育班は8名で活動していますが、冬休み入っての受け渡しとなったため、3名のみの参加となりました。3名ともきちんと自分が担当した製作キットのことを伝え、手渡すことができました。支援学校の木育班が活動する場所で受け渡しをさせていただくことができ、少しでも支援学校生が作業する様子が想像できたのではないかと思います
今年は色々なことが出来事が重なり、例年と大幅に変わってしまい、生徒にも難しい要求をしてしまったと思っています。ですが、全員最後まできちんとやり遂げてくれました
年明け後も課題研究発表に向けて、最後まで頑張っていきたいと思います
建築科3年 課題研究 活動報告 【木工班】
3年生になると「課題研究」という授業があります。班に分かれて課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して、今まで身につけた専門的な知識や技術の深化を図ります。また困難な課題に果敢にチャレンジすることによって問題解決の能力を身につけていきます。
建築科では5つの班に分かれて課題解決を図っていきます。
①【文化財班:耐震】②【文化財班:修復】③【木工班】④【木育班】⑤【設計コンペ班】
【木工班】
木工班では様々な木工製品の製作を通して木材加工技術の習得に努めています。また「ものづくり」において重要なこと、例えば「協力して作業すること」、「整理整頓の徹底」などを実践を通して学んでいます。
現在は「背もたれ付きベンチ6脚」、「ちゃぶ台」、「テレビボード」、「下駄箱4台」の製作を行っています。
欅の製材
テレビ台 仕口の練習
ちゃぶ台の天板
下駄箱
下駄箱
ベンチ
建築科3年 課題研究 活動報告 【文化財班:耐震】
3年生になると「課題研究」という授業があります。班に分かれて課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して、今まで身につけた専門的な知識や技術の深化を図ります。また困難な課題に果敢にチャレンジすることによって問題解決の能力を身につけていきます。
建築科では5つの班に分かれて課題解決を図っていきます。
①【文化財班:耐震】②【文化財班:修復】③【木工班】④【木育班】⑤【設計コンペ班】
【文化財班:耐震】
文化財班(耐震)では、文化財建造物の保存や活用の充実を目指して活動を行っています。一般の方でもできる耐震診断法の普及や構造補強の効果的な方法などを模索しています。現在は人吉市内にある住宅をモデルとして耐震補強の検討を行っています。
1年 建築構造 特別授業
本県のアートポリス事業においてもご尽力頂いている、建築家の伊東豊雄さんが、特別授業にいらっしゃいました。
アートポリス事業の概要をお話しして頂き、生徒も真剣に聞き入っていました。また、質疑応答の場面では、伊東さんが建築を志した経緯などを話して下さいました。
本校建築科では、普通の高校生の生活では体験できない事を体験する機会や、普段お会いする事がないような方のお話を聞く機会があります。こんな高校生活、うらやましいです。
一流に触れないと一流には成れません。このきっかけを好機ととらえ、次のステップに進んでくれることを期待しています。
最後になりましたが、今回お話し頂いた伊東豊雄さんの略歴を紹介させて頂きます。
伊東 豊雄
<経歴>
1941年(昭和16年) - 京城に生まれる
1943年(昭和18年) - 長野県に移住
1965年(昭和40年) - 東京大学工学部卒業
1965年(昭和40年) ~ 1969年(昭和44年) - 菊竹清訓設計事務所勤務
1971年(昭和46年) - アーバンロボット設立
1979年(昭和54年) - (株)伊東豊雄建築設計事務所に改称
2005年(平成17年) - くまもとアートポリス第3代コミッショナー
2013年(平成25年) - アメリカ合衆国プリツカー賞受賞
<県内における代表作>
1991年 八代市立博物館・未来の森ミュージアム
1994年 養護老人ホーム八代市立保寿寮
1995年 八代広域消防本部庁舎
職業講話
平成25年度の職業講話が平成26年1月28日(火)~1月29日(水)に行われました。
<参加者>
建築科(伝統建築コース)1~3学年42人+伝統建築専攻科1・2年8人
建築科職員
本校建築科の伝統建築コースでは、授業科目の伝統技法で規矩術を扱っています。その技術について第一人者である選定保存技術者(人間国宝)の持田武夫先生を講師にお招きし、規矩術の本質と文化財保存との関わりを御教授いただきました。伝統建築の分野における文化財保存技術の意味と重要性を理解するとともに、生徒・職員の意識・意欲向上の良い機会となりました。
管理棟改修工事 現場見学
設計や現場の方々には、昨年度からご配慮を頂き大変感謝しております。ありがとうございました。
耐火被覆吹付けも完了しているようです。
課題研究発表会
3年生の課題研究発表会を実施しました。
課題研究は、3年生が各班に分かれ、1年間を通して、それぞれのテーマについて制作・研究を行う科目です。これまで培った知識・技術の集大成として、生徒自らで制作・研究を行いました。
そんな3年生の有終の美を、2年生も来年度に向けて発表を視聴しました。
3年生の研究発表や2年生の視聴する姿勢も良く、とても有意義な発表会でした。
平成24年度課題研究 研究テーマ
・木工班:ゴミ箱・紙入れBOX(各教室)、スリッパ置き・看板(A科実習棟)、キーホルダー
・設計競技班:最小限住宅、はたらく家、各模型
・地域活性化班:看板ベンチの制作
・祠班:神明造の新築
発表の様子
進路体験発表会
3年生が進路選択から試験・進路決定へ向けての取組みや得たものを、1・2年生の後輩へ向けて発表しました。
これから訪れる進路選択へ向けて、1・2年生みんな真剣に先輩方の話を聞き、質問をしていました。先輩方の話を参考に、これからの進路決定へ向けて頑張ってほしいです。
特別授業 鈴木嘉吉先生
今回は12月10・11日、専攻科・三年生対象に、鈴木嘉吉先生に講義をお願し、伊勢神宮の式年造替・興福寺中金堂復元という2テーマについて講義していただきました。
20年に一度造替えが行われている、伊勢神宮の式年造替(現在進行中)を、その歴史的背景から工事概要まで、工事写真等を交えてお話いただきました。
興福寺中金堂は、現在、復元工事が行われていますが、復元といいつつも新築工事になるため、今の建築法規に基づいた設計・施工を行わなければならなく、その構造・設計の難しさ、材料の選定や工事施工について貴重なお話を聴講することができました。
実際に文化財の仕事に長く携っておられる方の話を受講することができ、生徒たちや我々教師もとても勉強になりました。
本校校舎管理棟改修工事 現場見学
今回は、基礎の配筋(鉄筋)・型枠の様子やコンクリート打設工事の見学をさせていただきました。
実際に建設現場に出ないと見ることのできない、コンクリートを打つ前の配筋の状況や型枠の様子、コンクリート打設前の検査状況や打設の様子などを、実際に見て学べる大変貴重な経験ができました。作業中・・・、お忙しいにも拘らず見学にご協力頂いた現場の方々、大変お世話になりました。
1年生の見学
2年生の見学
3年生の見学
特別授業
北原昭男先生:熊本県立大学 環境共生学部 居住環境学 教授
木造建物の特徴・変遷・耐震性能についての講義を受講しました。
鈴木嘉吉先生:元国立文化財研究所所長等、現在(財)文化財建造物保存技術協会 理事
「木の良さを生かす」という題材で木造建築の継ぎ手・仕口の変遷・種類・用途についての講義を受講しました。
3年生の授業
コンクリート調合設計、遣り方
2年生の授業
水準測量(レベルを使用し、敷地等の高低差や建物等の水平基準等を測定する測量です。)
セオロライト測量(敷地等の精密な測量や建物等の水平角・鉛直角の測定など、高い精度を要求される測量に用いる。)
1年生の授業
平板測量(敷地の平面形状を適当な尺度で作図する測量です。)