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SSHの授業

YSPアカデミア第3回 「ペットボトルフリップ」をとおして、「課題研究の進め方」を学びました。

 6月3日(水)理数探究基礎YSPアカデミア第3回の時間に、1年生は「ペットボトルフリップ」活動をとおして、課題研究の進め方を学びました。

 「ペットボトルフリップ」とは、「水の入ったペットボトルを投げ上げ、一回転させて地面に立った状態で着地させる」という遊びです。1年生は、先ず「ペットボトルフリップを成功させるためには水の量をどうしたらいいか」という研究テーマを与えられ、持参したペットボトルの水の量を変えながら予備実験をしました。その予備実験から気づきを得て、「水が少なめの方が成功しやすい」という仮説を立てた上で、水の量が「多め」「中くらい」「少なめ」3つの条件について、それぞれ試行回数と成功数を記録して成功率を算出し、仮説を確かめていました。(課題研究テーマ設定、仮説設定、研究計画、実験・調査、実験結果)

 次に、ペットボトルフリップは既に研究がなされているので、わかっていることを調べる活動を行いました(先行研究)。同時に、クロムブックを使い、動画を撮影して水の動きを確認するという追加実験も行いました。そして、物理の教員より、なぜ水が少なめの方が成功しやすいのかの説明を受けました(結果考察)。

 さらにもう一つ。生徒たちは、ここまで成功の要素として「水の量」のみについて、実験したり調べたりしてきましたが、これでは新規性や独創性が必要な課題研究にならないことを学びました。その上で、自分がペットボトルフリップの研究を行うなら、水の量以外ならどの要素に着目して行うのか考え、試せるならばその場でペットボトルを投げて検証するという活動を行いました(先行研究の大切さ、課題研究の新規性、独創性)。

 最後に、ここまでのワークショップで学んだ、研究テーマ設定→先行研究・予備実験→仮説を立てる→研究計画→実験結果・考察までの課題研究の流れと留意点をまとめたレジメを確認し、本日の活動を終了しました。学ぶ内容は多かったのですが、生徒たちは活動の一つ一つに誠実に取り組んでいました。

YSPアカデミア第2回で「探究のタネ『鹿本SEEDS』」ワークショップを行いました。

5月27日(水)5,6限目の理数探究基礎の時間に、1年生が「探究のタネ『鹿本SEEDS』」という活動を行いました。

 「探究のタネ『鹿本SEEDS』」とは、Ⅱ期より新しく取り入れた活動で、1年次に毎日「日々の『問い(SEED)』を入力ファイルに記録していく」という活動です。この活動では、「なぜ?」「どうして?」「不思議」「おもしろい」と感じたり考えたりすることを、日常的な行動にする、つまり習慣化することを目指しています。それによって、批判的思考力を培うと同時に、課題研究テーマ設定につなげるという狙いもあります。

 本日は、初めてということで、先ずは、情報の教員が作成した記録ファイルに、試しに「問い」を入力しました。次に、「校舎内を歩き回って、自らの「問い」を撮影してくる」という課題に取り組みました。生徒たちは、思い思いに校内を巡り、写真を撮り、その後教室に戻って、グループ内で自らの「問い」を発表しあいました。

 本格的な記録活動は来週から始めます。この活動によって、日々の出来事に対して興味関心を持つとともに、今後の課題研究につながっていくテーマを見つけて欲しいと思います。

令和8年度鹿本高校SSH講演会を開催いたしました。

 5月21日(木)13:50より16:05まで、令和8年度SSH講演会を実施しました。例年、山鹿市民交流センターで実施をしているのですが、今年度は本校体育館で行うことで、3学年揃っての講演会となりました。

 

 講師は、福岡工業大学工学部生命環境化学科 教授 桑原順子 先生でした。先生は、界面活性剤やコロイド等の界面化学をご専門とされ、それをベースに未利用資源を材料とした環境材料並びに生体材料への展開を目的とした研究や化粧品やUVケア製品関係の研究もされています。このSSH講演会は、例年理系女子育成を念頭に実施しており、女子生徒の興味関心の高い分野のご研究をされている先生にお願いをいたしました。

 

 講演会では、コロイドと界面活性剤についての説明を、実験を通して分かりやすく示していただきました。また、未利用素材の有効成分について、カツオの廃棄部分のコラーゲン利用やサバのぬめりのアトピー性皮膚炎の緩和の可能性、きくらげの粉末の乳化剤としての利用可能性、くわの実の抗酸化作用の利用等、具体的な例をだしながら、説明され、生徒が課題研究テーマとして、地元の魅力的な素材を取り上げるヒントを示していただきました。

 

 講演会の後は、座談会形式でのディスカッションを行い、先生方、或いは生徒からの質問に丁寧に答えていただきました。研究職に付きたい女生徒の質問には、研究の面白さや仲間との研究の楽しさについて話をされ、またなりたいという気持ちが大切であることを教えていただきました。課題研究のテーマ設定についての質問には、先行研究として論文を読んで参考にすることの大切さ、また背景の部分に研究者の思いが現れており、その部分も研究テーマを設定する上でためになること等をお示しいただきました。3年生のある生徒は、授業で学んだことがどんどんでてきて、授業と実社会のつながりを感じると同時に、大学に進学したときの学びが楽しみであると述べていました。生徒諸君には、是非今日この講演会で学んだことを、今後の授業に、課題研究に、進路に、日常生活に活かして欲しいです。

令和8年度第1回SSH職員研修を行いました

5月13日(水)15:00より16:30まで、第1回SSH職員研修をおこないました。

まず研究開発部長より、本校Ⅱ期SSHの概要と意義の説明があり、本校の活動が文部科学省が目指すこれからの教育の方向性に沿った、最先端のものであることが示されました。

次に、本校のSSH活動の特色の1つである探究型クロスカリキュラムについての説明とワークショップを行いました。クロスカリキュラムとは、異なる教科間で行うコラボ授業のことで、本校では全職員が行っています。ワークショップでは、4~5人一組に分かれ、クロスカリキュラムの経験のある先生が自らの経験を説明し、今年度転入の先生方にそのイメージを伝えました。その後、クロスしたい相手や内容について付箋に記入し、グループごとに広用紙に貼り、実施の可能性や具体的な授業のイメージを共有しました。

最後に、Ⅱ期より新規で行う活動(YSPアセスメント、鹿本SEEDS、知のクラスマッチ)についての説明とワークショップを行いました。ワークショップでは、今年度、生徒への実施を考えている「マシュマロチャレンジ」を体験しました。「マシュマロチャレンジ」とは20本のパスタとマスキングテープ、ヒモを使い、できるだけ背の高い塔を作成するという活動です。パスタはよくしなる上に脆く、形も不揃いなので塔の形に組むのが難しいです。また塔の上にはマシュマロをのせる必要があるので、難易度がかなり高くなります。先生方は3~4人ずつのグループに分かれ、悪戦苦闘しながら、しかし楽しそうに塔を作成していました。そして、このマシュマロチャレンジによって、課題研究の流れ(テーマ➡仮説➡検証➡考察)や大切な点(試行錯誤の大切さ、目標の意識等)、チームワークやコミュニケーション等について学べることを体感され、研修を終了しました。

中間考査前であり、また職員会議から続く、長い活動になりましたが、先生方は真剣に、かつ積極的に研修に取り組まれ、多くの笑顔と学びのある、大変有意義な時間となりました。先生方、お疲れさまでした。

鹿本STEAM-C「農業科学分野」において菊池農業高校の生徒さんと交流しました

5月11日(水)の6限目に、鹿本STEAM-C「農業科学分野」において、本校スポーツ健康科学コースの1年生が、菊池農業高校の3年生と交流しました。

今回本校を訪問してくれたのは、菊池農業高校3年生の二人です。お二人は「放置竹林の有効活用」に取り組んでおり、竹炭を作り畑に散布したり、竹をチップにして段ボールコンポストで使用する資材としたり、メンマ等食品として利用したりする活動をしています。特に竹チップを使った段ボールコンポストは、企業とコラボして商品化されています。今年度、鹿本STEAM-C「農業科学分野」では、段ボールコンポスト用のキットとして、この菊池農業高校さんが製品化したものを使用することになっており、それが縁で交流が実現しました。

交流では、先ず菊農生のお二人が、活動内容について説明をされ、次に本校生よりその内容、及び段ボールコンポスト活動への質問をするという形で進みました。次に、段ボールコンポストの説明を受けた後、実際にコンポスト用段ボールを組み立てました。生徒さんから様々な質問に答えていただくなど、大変有意義な交流になりました。

体育祭代休の中、本校までおいで下さった生徒さんお二人と引率の岩坂先生には、この場を借りましてお礼申し上げます。ありがとうございました。

鹿本STEAMの取組が熊本県教育委員会体育保健課の「一学校一チャレンジ」において最優秀賞に選出されました

 令和8年4月22日(水)、鹿本STEAMの開講コースの1つである、STEAM-A「運動を科学する!新体力テストの結果から各種目プラス1点向上させるには!」の取組が、熊本県教育委員会体育保健課主催の「一学校一チャレンジ」事業において最優秀賞に選出され、本校体育科の平岡教諭が、熊本県体育主任会で実践発表を行いました。

 鹿本STEAMとは、複数の教科である、テーマに基づいて課題研究の流れや基礎力を学習する、教科横断的活動のことであり、本校SSH活動の特徴の1つとなっています。全部で5つのコースがありますが、STEAM-Aは「体育×情報×数学×物理」で構成され、各教科の見方・考え方を駆使しながら、学習が展開されています。

 具体的な内容を説明します。5月に行われる新体力テスト結果の中から1種目を選び、その種目の点数(記録)を向上させるために(問い)、先ずは自分でどうすれば記録が伸びるかを考えます(仮説の設定/体育、物理)。次に、記録向上の方法について調べ学習を行った後(先行研究/体育、情報)、実際にその競技向上方法を試し(実験/体育、数学、物理)、記録が伸びたかどうか、またなぜ伸びたのかを検証します(結果考察/体育、数学、物理)。最後に、その結果をまとめ、発表会をします。このように、生徒たちは、体育、情報、数学、物理の各教科の見方・考え方と同時に、「問い➡仮説➡先行研究➡実験➡結果考察➡発表」という課題研究の流れを、実践的に学ぶことができます。※令和8年度からは、発表力向上のために数学の代わりに国語が入りました。

 鹿本高校ではSSH活動を全校体制で進めており、本校体育科においても、科学的な視点、教科横断的な視点を取り入れながら、より一層の教育力の向上に取り組んでいるところです。

 

 

令和8年度鹿本高校第Ⅱ期SSH活動「YSPアカデミア」開始!

4月22日(水)5、6時間目に、本校第Ⅱ期SSHにおける理数探究基礎「YSPアカデミア」の第Ⅰ回目の授業が行われました。第Ⅰ回目の授業では、生徒たちは、SSHの意義や本校の活動内容、探究の流れ、理数探究基礎の教科書の内容(「科学的とは」「研究倫理」)等について学びました。

探究の流れについては、ワークショップ形式で学習しました。「細長い紙片をクリアファイルを1回扇ぐだけで、遠くまで運ぶにはどうしたらよいか」という課題(問い)について、まずは個人でアイデアを考え(仮説を立てる)、次にグループに分かれて、メンバーとそれぞれのアイデアを検討しながら試技を重ね、アイデアをブラッシュアップしました。

 

その後、各グループ対抗で競技を行い、優勝チームを決めました(実験と結果)。最後に、自らの結果と改善方法、優勝チームまたは記憶に残ったチームの特徴についてプリントにまとめました(結果考察)。

それぞれのチームがアイデアを凝らしてこの「問い」に挑み、楽しみながら「問い⇨仮説⇨実験⇨考察」という探究の流れを学んでいました。

令和7年度九州工業大学高校生課題研究発表会に参加しました

 令和8年3月20日(土)に、本校2年生3名が、九州工業大学主催の高校生課題研究発表会に参加し、ポスター発表をしました。

 九州各地から、また遠くは神奈川からの参加者もいる中、本校生は参観者に「放置竹林問題を解決するには」という研究テーマでポスター発表をした。放置竹林を竹炭を使った製品(竹炭石鹸)を製造することで解決できるのではないかとの仮説から、竹炭石鹸を作成し、その効用の比較するというものでした。

 結果は奨励賞でしたが、他校の生徒の発表を積極的に聞き、意見交流をするなど、充実した時間を過ごしていました。

「1,2年理数探究(YSPⅠ・Ⅱ)」研究成果発表会が開催されました。

3月19日(木)に令和7年度(2025年度)「1,2年理数探究(YSPⅠ・Ⅱ)」研究成果発表会が本校にて開催されました。

1年生が半年間かけてグループで進めてきた研究計画や、2年生が1年間かけて行ってきた課題研究の成果を披露する場として、11名の審査員の先生や近隣の小中学校、保護者の方もお呼びして行いました。

 午前中は1、2年生によるポスター発表を行いました。体育館や教室など10か所に分かれて、分野も混ざって発表を行いました。観覧生徒も1回目は教室を指定するものの、教室内の選択は自由、2回目は教室も含めて完全に自由としたため、自らの興味や今後の研究のヒントになるものを選びながら生徒はポスター発表を熱心に聞き、活発に質疑応答を行っていました。

午前中の前半は2年生が発表を行いました。本校では2年生は「スポーツ健康科学分野」、「人文科学分野」、「教育・社会科学分野」、「地域・防災・法律分野」、「医療・福祉分野」、「科学分野」の6分野に分かれて研究を行っています。それぞれ自分の興味・関心に応じてテーマを決め、企業や大学など外部の方々にもご協力を頂きながら、研究を進めてきました。

午前中の後半は1年生が発表を行いました。1年生は研究手法や計画の立て方等を秋ごろまで学び、秋からグループに分かれて学びを生かしながら研究計画まで立てる練習を行ってきました。初めての発表会で先輩の姿から姿勢を学び、先輩や友人のアドバイスから内容の深め方を学び、2年生になってからの研究に生かしていくことが狙いです。

午後は、2年生の6分野の代表8名と、特別講演として「サイエンスキャッスルアジア大会」にて金賞を受賞した科学部4名による計7研究の発表会を行いました。

発表の内容は「若者はなぜTikTokに惹かれるのか」や「400mHにおける理想的なレース展開」、「産後メンタルの支援方法」や「高校生の相談場面」、「心の不調に気づく仕組みづくり」、「ブラジルチドメグサの活用法」など多岐に渡っており、それぞれに工夫を凝らした発表を行っていました。

崇城大学生命生物生命学部の長濱一弘先生より最後に講評を頂き、「今自分たちは息を吸って何を取り込んでいるか。」という問いから探究の楽しさや臨んでいく姿勢など、これからに向けた励ましの言葉をいただきました。2年生は新3年生の夏に向けて、1年生は来年度の発表会に向けて、ますます活発に探究活動を行う姿勢を磨いていってほしいと思います。

 

 

【テーマクロス「馬」】What does "horse" mean?

 

3月12日(木)、2年4組の「英語コミュニケーションⅡ」の時間に、テーマクロス授業が行われました。 

今回、谷尾先生が"horse"という言葉をテーマに授業を行いました。

「馬」に"horse"以外の表現はあるか?「馬」に対するイメージは日本語圏と英語圏で異なるのか、共通点があるのか?様々な問いに、生徒達はわくわく答えていました!

さてここで、今回出された問題をいくつかご紹介します。皆さんにはこれが何かわかりますか?そして、なぜそう呼ばれているのか?日本語と英語の違いや共通点、文化や歴史の観点からも、ぜひ考えてみてくださいね。

①Horseradish

②Dark horse

③Seahorse

④Horseshoe crab

⑤Horsepower

鹿本高校では、このように生徒達の知的好奇心をくすぐるような授業を行っています。

鹿本高校に入ったら「問い」を大切にした授業、是非、楽しみにしていてくださいね!!!

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