2016年11月の記事一覧
平成28年11月
今年の夏は暑い日が長く続きました。10月になっても暑い日がありましたので、半袖などの夏の服装から秋冬への服装への衣替えの期間がいつもより長く続いたように感じます。
気象庁が10月25日に11月から1月にかけての3か月間の天候の見通しを発表しました。それによると西日本では、大陸からの寒気の影響を受けやすく、向こう3か月の気温は平年並みか低いと予測しています。これまでと違ってこれから冬に向かうにつれ寒くなってきそうです。
10月初旬にノーベル賞が発表されました。日本からは東京工業大学の大隅良典栄誉教授が生理学・医学賞を受賞されました。受賞は、細胞内部の自食作用であるオートファジーのメカニズムの解明によるものです。私は生物学が専門ではありませんので詳しいメカニズムは専門の資料を見て勉強したいと思っていますが、日本の基礎科学分野における力は大変大きなものであると感じました。
オートファジーという現象は、生物にとって大変重要な作用です。ヒトの体の中では毎日数百gのタンパク質が合成されています。しかし、食事から摂取するたんぱく質は数十g位であり、食事からのたんぱく質だけでは賄えません。不足する分は、自分の体を構成する細胞の中にあるタンパク質を一度アミノ酸に分解し、それを再利用して必要なタンパク質を合成し補っています。大隅教授は、この機能を酵母の研究から発見しました。その後さらに研究が続き様々な面への応用が進められています。たとえば、オートファジーの機能を止めることによってがん細胞を死滅させる治療に応用できないかという研究が進められています。
大隅教授のノーベル賞受賞は時間の問題だとも言われていました。それは大隅教授がノーベル賞予測で有名なトムソン・ロイター引用栄誉賞を2013年に受賞されていたからです。この栄誉賞は学術論文の引用データ分析から、ノーベル賞クラスと目される研究者を選出し、その卓越した研究業績をたたえる目的で設定され学術賞です。過去には、山中伸弥さんや中村修二さんも受賞されています。
本年のトムソン・ロイター引用栄誉賞に日本から3人が受賞し、そのうち化学分野で熊本大学名誉教授で崇城大学DDS研究所の前田 浩特任教授と国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野の松村保広分野長の2人が受賞されました。どちらも熊本県にゆかりのある人ですので今年ノーベル賞受賞になるのではと期待しました。数年後には受賞されることを期待しています。
熊本地震で本校の施設に大きな影響が出ていますが、職員室、進路指導室、事務室、校長室などが入っている第1棟(管理棟)については、11月の初旬に仮設の校舎に引っ越すことになりました。今、校長室も引っ越しに向けて書類等の整理を行っています。新たな校長室が現在の校長室より狭くなるので、すべて新しい校長室に移動することができません。校長室へ移動する物、一時保管しておく倉庫に移動する物、廃棄処分にする物に分別作業を行っています。本校に来てから一度も開けたことがないような戸棚もありそこからはかなり古い資料も出てきます。それらを仕分けして段ボール箱に詰め込んでいますが、古い資料から新たな発見もあります。
仮設の管理棟は、ハンドボールコートにすでに建っている仮設教室棟の横に建設されました。引っ越しすると当分の間そこで過ごすこととなります。新しい校舎ができることを心待ちにしながら学校教育に取り組みたいと思います。
気象庁が10月25日に11月から1月にかけての3か月間の天候の見通しを発表しました。それによると西日本では、大陸からの寒気の影響を受けやすく、向こう3か月の気温は平年並みか低いと予測しています。これまでと違ってこれから冬に向かうにつれ寒くなってきそうです。
10月初旬にノーベル賞が発表されました。日本からは東京工業大学の大隅良典栄誉教授が生理学・医学賞を受賞されました。受賞は、細胞内部の自食作用であるオートファジーのメカニズムの解明によるものです。私は生物学が専門ではありませんので詳しいメカニズムは専門の資料を見て勉強したいと思っていますが、日本の基礎科学分野における力は大変大きなものであると感じました。
オートファジーという現象は、生物にとって大変重要な作用です。ヒトの体の中では毎日数百gのタンパク質が合成されています。しかし、食事から摂取するたんぱく質は数十g位であり、食事からのたんぱく質だけでは賄えません。不足する分は、自分の体を構成する細胞の中にあるタンパク質を一度アミノ酸に分解し、それを再利用して必要なタンパク質を合成し補っています。大隅教授は、この機能を酵母の研究から発見しました。その後さらに研究が続き様々な面への応用が進められています。たとえば、オートファジーの機能を止めることによってがん細胞を死滅させる治療に応用できないかという研究が進められています。
大隅教授のノーベル賞受賞は時間の問題だとも言われていました。それは大隅教授がノーベル賞予測で有名なトムソン・ロイター引用栄誉賞を2013年に受賞されていたからです。この栄誉賞は学術論文の引用データ分析から、ノーベル賞クラスと目される研究者を選出し、その卓越した研究業績をたたえる目的で設定され学術賞です。過去には、山中伸弥さんや中村修二さんも受賞されています。
本年のトムソン・ロイター引用栄誉賞に日本から3人が受賞し、そのうち化学分野で熊本大学名誉教授で崇城大学DDS研究所の前田 浩特任教授と国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野の松村保広分野長の2人が受賞されました。どちらも熊本県にゆかりのある人ですので今年ノーベル賞受賞になるのではと期待しました。数年後には受賞されることを期待しています。
熊本地震で本校の施設に大きな影響が出ていますが、職員室、進路指導室、事務室、校長室などが入っている第1棟(管理棟)については、11月の初旬に仮設の校舎に引っ越すことになりました。今、校長室も引っ越しに向けて書類等の整理を行っています。新たな校長室が現在の校長室より狭くなるので、すべて新しい校長室に移動することができません。校長室へ移動する物、一時保管しておく倉庫に移動する物、廃棄処分にする物に分別作業を行っています。本校に来てから一度も開けたことがないような戸棚もありそこからはかなり古い資料も出てきます。それらを仕分けして段ボール箱に詰め込んでいますが、古い資料から新たな発見もあります。
仮設の管理棟は、ハンドボールコートにすでに建っている仮設教室棟の横に建設されました。引っ越しすると当分の間そこで過ごすこととなります。新しい校舎ができることを心待ちにしながら学校教育に取り組みたいと思います。