生物部ブログ(~平成30年度)
生物部 牡丹を植樹しました!
先日、ボタン(牡丹)が4株届き、玄関前の芝生に3株、生物室前の花壇に1株を植えました。春の暖かさで蕾は直径5cm程に大きく膨らみ、もうすぐ開花しそうです。
第二高校に以前勤務された生物の先生が生物室前にボタンを植えられ、きれいな花をしばらく咲かせていたそうです。しかし、現在、生物室前にはボタンの姿はなく、いつからかその姿は確認されていませんでした。
大きなピンクの蕾をつけたボタン
管理棟玄関前に植えられたボタン
大きな蕾(もうすぐきれいな花が咲きそうです)
ボタンは、ボタン科(Paeoniaceae)ボタン属(Paeonia)の落葉小低木で、学名はPaeonia suffruticosaです。中国西北部が原産で、本来は薬用として利用されていましたが、牡丹の花が「花の王」として愛好されるようになり、観賞用として普及したようです。現在では多くの園芸品種があり、花の大きさや美しさは、まさに「花の王」のようです。薬用として利用されていましたが、薬用成分はペオノールといい、抗炎症、鎮痛などの効能があるようです。また、根の樹皮部分は「牡丹皮(ぼたんぴ)」として、漢方薬の原料にもなっています。
生物室前の花壇に植えたボタン
生物部 アセビの花満開
第二高校バス停の横にアセビの花が満開です。枝先に10cm程度の花序を垂らし、多くの白いつぼ状の花を咲かせています。一見地味ですが、一つ一つの花を観察すると10本のおしべなどを確認することができます。
バス停から見えるアセビ
アセビはツツジ科アセビ属の常緑の低木で、一般に樹高は2~4mほど、日本全国に自生しています。学名は、Pieris japonica subsp.japonicaで、Pierisは「アセビ属」、 japonicaは「日本の」を意味しています。ちなみに、Pierisはギリシャ神話の詩の女神「Pieris」の名前に由来しています。
アセビは漢字で「馬酔木」と書きます。明治36年に長塚節・島木赤彦・斎藤茂吉らによって寄稿、創刊された「馬酔木(あしび)」という短歌雑誌があります。学名Pierisの由来である詩にちなんだものです。
「池水に影さへ見えて 咲きにほう あしびの花を 袖に扱入れな」万葉集にある大伴家持の歌です。その他にも万葉集には「馬酔木(あしび)」が登場する歌があります。どこかでギリシャ神話とつながっているようです。
アセビは、「馬酔木」と表記されるように、有毒植物で枝葉にアセボチンという有毒成分を含んでいます。葉を煎じて殺虫剤に利用されます。そのため草食性の哺乳類は、アセビの摂食を避けます。例えば、奈良公園にはアセビが比較的目立ちますが、これはシカがアセビを食べるのを避けているからだと思われます。
このようにアセビは毒性があり、厄介者という感じですが、課題研究の材料としては面白い一面もあるかもしれません。
生物部 合格発表 シロバナタンポポ
3月13日は高校入試の合格発表でした。9時の発表に多くの受験生が第二高校に訪れていました。
朝は少し肌寒い感じでしたが、日中は日差しがあり、春らしい天気となりました。校庭の片隅にシロバナタンポポを見つけました。
シロバナタンポポの学名は、Taraxacum albidumで、キク科タンポポ属の多年生植物です。関東以西に多く分布していますが、北海道でも確認されています。2月から5月にかけて白い花を咲かせ、この暖かさで一気に開花したようです。普段よく見かけるタンポポは、黄色の花を咲かせるセイヨウタンポポです。これは外来植物であり、シロバナタンポポは日本の在来種なのです。シロバナタンポポの起源は、黄色花のカンサイタンポポと白色花のケイリンシロタンポポの雑種であることが確認されています。シロバナタンポポは、他の在来種と異なり、結実する種子も比較的少なく、染色体が5倍体で単為生殖が可能です。
校舎南側に咲いたシロバナタンポポ(校内に2株確認しました)
生物部 梅・開花
2月に入り、少し暖かい日が続いています。第二高校の南側(東区役所側)の道路沿いには梅が植栽されており、現在満開を迎えています。例年より少し早いようです。
また、生物室前の花壇のチューリップも芽を出しました。2月になったばかりですが、少しずつ春を迎えているようです。
奥に見えるのが新管理棟です。
12日から学年末考査始まります。部活動はしばらくお休みしてテスト勉強に励みます。
生物部 ヨウシュヤマゴボウ出現!
第二高校の新管理棟と新図書館の完成が間近となっています。教室の窓からは真新しい校舎と渡り廊下が見えます。2016年の熊本地震以来、管理棟付近に行く機会はなかったのですが、正門付近を久しぶりに見たら、ショウシュヤマゴボウが濃紫色の実をたくさん付けていました。
ヨウシュヤマゴボウ(学名:Phytolacca americana)は、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で、別名アメリカヤマゴボウといいます。この植物の特徴と言えば、何といっても濃紫色の果実でしょう。真夏に白色または薄紅色の花を咲かせ、この時期果実は黒く熟します。潰すと赤紫色の果汁が出てきて、染料として用いられることもあるようです。皮膚や服に付くと色が落ちないので、アメリカではインクベリー(inkberry)とも呼ばれているようです。
このヨウシュヤマゴボウは見た目は濃紫色の果実が美しいのですが、果実や葉、そして根には毒性があります。毒成分としては、フィトラッカトキシンやフィトラッカサポニンがあるようです。サポニンはチョウセンニンジン(オタネニンジン)の薬用成分でもあり、薬と毒は紙一重のようです。
ヨウシュヤマゴボウの小群落
黒く熟した果実
潰すと鮮やかな赤紫色の果汁が出ます!
ところでヨウシュヤマゴボウはどこからやってきたのでしょう。地震前の校内にはその姿を見たことはありませんでした。他にも校庭にはクズも見られるようになりました。
生物部 グリーンカーテン
熊本地方は梅雨明けして、連日35℃の猛暑日が続いています。教室の冷房がフル回転です。生物部では季節ごとに植物を栽培しています。今年は環境のために生物室南側にゴーヤを植栽して、グリーンカーテンを作成中です。この暑さの中でもゴーヤは元気に生育しています。夏の日差しを浴びてグングン成長し、そのうち生物教室への
紫外線をカットしてくれることでしょう。
一般的に「ゴーヤ」と言われるのは、ツルレイシ(学名:Momordica Charantia ver.pavel)の未成熟な果実のことです。ツルレイシ(ゴーヤ)はウリ科の植物で、ゴツゴツした果実の外観と完熟すると仮種皮が甘くなるという形質がレイシ(ライチ)に類似している点が、ツルレイシの名前の由来となっています。熊本では、果肉が苦いため「ニガウリ」とよばれることが多いようです。
ゴーヤは夏の野菜として食されるようになりました。独特な苦みがあるので、好き嫌いが分かれますが、栄養価は豊富です。食用としない種子にはリノレン酸が多く含まれていますが、何といっても果肉に含まれるビタミンCなどの水溶性ビタミンが多いことや、胃の働きに効果的なモモルディシンやチャランチンなどが苦味成分として多量に含まれていることは、夏バテ防止にも最適です。
ゴーヤ1本あたりのビタミンC量はトマト5個分に相当し、レモン1個分以上です。また、ビタミンCは熱に弱いのですが、ゴーヤのビタミンCは熱に強いので、沖縄料理の定番であるゴーヤゴーヤチャンプルなどの炒めものは、夏の料理としてはとてもバランスがとれたものです。
ちなみに5月8日は「ゴーヤの日」です。
ツルレイシ(ゴーヤ)の花
ゴーヤのグリーンカーテン
生物部 Touch me not(鳳仙花)
先日紹介した生物室前のアジサイは色が移って褪せてきました。代わりにホウセンカ(学名:Impatiens balsamina、鳳仙花)の花が咲き始めました。夏の日差しを受けて鮮やかな葉の緑の中に、ホウセンカの赤い花が一際映えています。
ホウセンカは、東南アジア原産のツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年生草本です。繁殖力が強く、また日当たりや水はけなどの環境条件が多少悪くても丈夫に生育するので、日本では主に観賞用として栽培されています。
ホウセンカの特徴は何といっても果実です。ホウセンカの果実は、成熟すると果皮の内外の細胞の膨圧の差による弾力が生じ、その結果、果皮が弾けて種子を遠くに飛ばします。成熟した果実は、指で触れるなどの些細な刺激でも簡単に弾けます。属名の Inpatiens はラテン語で「我慢できない」という意味があり、ホウセンカの花言葉である「短気」はここから由来していると言われています。
ホウセンカの英語名は、Balsam や Rose balsam ですが、果実が弾ける様子から Touch me not という英語名もあります。この英語名に由来してか、「短気」の他にもう一つは「触れないで」という花言葉もあります。
植物の起源や名前の由来など、調べてみると面白いものです。
生物部 初夏の花ラベンダー
この時期、北海道は梅雨がないと言われ、初夏の花ラベンダーの季節を迎えます。といっても温暖化の影響なのか、近年北海道でも梅雨らしい天候が窺えます。
ラベンダー畑
ラベンダーと言えば北海道の美瑛・富良野地方が有名です。この地域のラベンダーの品種は4種で、濃紫色の花弁が映える「濃紫早咲」が6月下旬から7月にかけて見ごろを迎えます。花色は白やピンクなど様々ですが、やはりラベンダーと言えば第二高校のスクールカラーと同じ紫です。花言葉も第二高校と関連があるようで「沈黙」です。在校生や卒業生は気付いたと思いますが、早朝学習の「沈黙と集中」が思い浮かんだことでしょう。他にも「期待」や「疑惑」といった花言葉もあるようです。
ラベンダーはシソ科ラヴァンドラ属の植物で、原産は地中海沿岸だと言われています。表面を細い毛で覆われており、芳香性の精油を分泌します。そのため草食動物に食べられにくいのですが、強い芳香でハチなどの昆虫を誘引するようです。人間生活では古くからハーブとして薬や料理に利用されてきました。北海道の美瑛・富良野地方ではラベンダー畑が観光資源となっておるが、現在でも一部の品種からは精油が採取され、香料やアロマセラピーとして利用されています。
ラベンダーの花
生物部 梅雨の予感
生物準備室前に濃い青色のアジサイ(Hydrangea macrophylla)が開花しました。第二高校のアジサイはガクアジサイのようです。アジサイと言えば、梅雨の花のイメージがあります。もうすぐ梅雨入りでしょうか。
アジサイの花色は土壌の性質によって変化することはご存知でしょうか。酸性であれば青色、アルカリ性であれば赤色に変化します。これはアントシアニン系のデルフィニジンという色素によるもので、この色素はスミレの花やブドウの果皮にも含まれています。デルフィニジンはアルミニウムイオンと結合すると青色(補助色素も必要)、結合しなければ赤色を呈します。酸性の土壌ではアルミニウムイオンが溶けやすく、デルフィニジンと結合して青色となります。一方、アルカリ性の土壌ではアルミニウムイオンが溶けにくく、デルフィニジンと結合せずに赤色となるわけです。生物準備室前のガクアジサイは、濃い青色を呈しています。土壌は酸性でアルミニウムイオンが比較的多く含まれていると思われます。
これから梅雨に入り、アジサイの花を多く見ることができると思います。花の色で土壌の性質がわかりますよ。
生物部 クチナシ開花
生物室前のクチナシ(Gardenia jasminoides)が開花しました。昨日までは蕾でしたが、最近の夏を思わせるような日差しで一気に開花しました。クチナシはアカネ科クチナシ属の常緑の低木です。第二高校には、森林総合研究所九州支所からいただいたものを含め10株ほどを栽培しています。先日は、オオスカシバの成虫が現れ、クチナシに産卵をしていました。
クチナシの花は白色で、何といっても強い芳香が特徴です。名前(クチナシ)の由来と言われている果実には、カロテノイド系のクロシンという黄色の色素が含まれてます。黄色植物色素と言えば、料理に出てくるサフランを御存知かと思いますが、クロシンはそのサフランの色素の成分でもあります。クチナシについて少し詳しく紹介しましたが、有用成分の生合成など、生化学的な研究の材料としても面白い植物です。
御存じの通り第二高校生物部は、クチナシの食害の大きな原因でもあるスズメガ科のオオスカシバの生態について研究しています。今年もオオスカシバの研究に取り組む予定です。
生物部 ウメを狙う昆虫
2月に花開いた校庭の梅が実をつけました。今年はいつもより多いような気がします。まだまだ小さい実ですが、これから太陽の光を浴びて成長しそうです。
成長した梅の実
良く見ると梅の実を狙って多くの昆虫が寄ってきています。目立つのはウメエダシャクの幼虫です。クサギカメムシも梅の実を狙っています。梅を糧に生き物は生命をつないでいきます。
ウメエダシャクの幼虫
クサギカメムシ
生物部 クチナシ植え替え
20日は部集合があり、生物部にも新しい新入部員が入りました。と言っても新入部員は2年生で、1年生の新入部員を募集しています。
生物部は新年度の活動を開始しました。まずは花壇の手入れです。これまで鉢植えされていたクチナシ2種4株を花壇に地植えしました。残り12株は今年度も研究に使用するため、鉢植えのままです。鉢植えの株は水不足と肥料不足が否めず、成長が少し遅いようです。
地植えしたクチナシ
季節は移り変わり、夏を思わせるような暑さとなりました。ここ数日は日中の気温が30℃近くなり、生物室前のカメ3種(スッポン・ミシシッピアカミミガメ・イシガメ)の活動が活発になりました。イシガメはこの4月に第二高校にやってきました。
日向ぼっこ中のイシガメ
生物部 ミカンの花開く
今年もミカン(品種不明)の花が開きました。例年数個しか結実せず、実は決して美味しいというものではありません。ところが、2016年は小ぶりでしたが、多くの実を付け、とても甘いミカンが収穫できました。地震の影響だったのでしょうか。
しかし、昨年はいつもと同じで食用には程遠いものでした。今年はどうでしょうか。秋が楽しみです。
ミカンの白い花
濃紫のツツジの花
校庭には、今、ツツジの花が満開です。西門(東町中学校側)から入ると、濃紫のツツジの花が出迎えてくれます。
生物部 花が咲いた 花が咲いた
春休みに入り、毎日20℃を超す陽気です。春というよりも初夏といった感じです。生物室前の花壇にチューリップの花が咲きました。幼い頃、『咲いた~ 咲いた~ チューリップに花が~』と歌った記憶がありませんか。
植え付けの時期が遅かったので心配していましたが、真っ赤な花を咲かせました。
生物部 ジュニア農芸化学会(番外編)
ジュニア農芸化学会に参加したついでに、生物部員3人は名古屋港水族館の見学に行きました。その様子を紹介します。
深海のタカアシガニ(節足動物・甲殻類)
熱帯の海(サンゴ礁の生態系)
生物部 ジュニア農芸化学会
3月17日、愛知県名古屋市の名城大学で開催されたジュニア農芸化学会2018に第二高校生物部が参加してきました。
『オオスカシバ(Cephonodes hylas)の生態学的研究』という研究テーマで、熊本市立田山に自生する立田山ヤエクチナシの保全を目的に、立田山ヤエクチナシに食害を与えるオオスカシバの産卵選好性に関する研究です。オオスカシバの生態に関する研究は、第二高校理数科の先輩方が、2015年と2016年に森林学会においても発表しました。
農芸化学会には全国の高校生を中心に、79校がポスター発表を行います。熊本県からは第二高校と熊本北高校が参加しました。全国の高校生の研究発表はとても刺激になり、研究に対する意欲が高まりました。とてもいい経験になりました。
また、名古屋港水族館の見学など、学会への参加以外の面でも見聞を広めることができました。みそカツ丼やエビフライサンドなど名古屋名物を食したことも思い出です。
会場前で記念撮影
発表の様子
発表終了(ホッと一安心!)
車窓より名古屋城を臨む
エビフライサンド(左)とみそカツ丼(右)
夕食はみそカツ丼
生物部 ムラサキツユクサ
17日は天候に恵まれ、春の陽気となりました。見上げた空も真っ青です。春の陽気に誘われて校庭を歩いていると、濃紫色の花が目に留まりました。ムラサキツユクサです。
地震前は生物準備室前に多く見られたのですが、改修工事により生息場所を奪われ、最近は姿が見えなくなっていました。気孔の観察や細胞質流動の観察に最適の材料です。
青空が広がっていました。
ムラサキツユクサ
生物部の2年生は、オオスカシバの研究発表のため、現在愛知県名古屋市で開催されていジュニア農芸学会に参加しています。17日が発表本番です。
昨日は、生物部の研修を兼ねて名古屋港水族館の見学に行ってきました。その様子は後日報告します。
生物部 春が来た!
先日紹介した校庭のウメが満開になりました。第二高校のウメは白梅ですが、数本の紅梅があり、いいアクセントとなっています。
教室棟と特別棟の間のサザンカは、少し前まで冬の時期に彩を添えていましたが、現在落花盛んです。
先日、校内のサザンカの花粉を採取して、花粉管の伸長を観察しました。予想以上に伸長しなかったのですが、1時間もするとちゃんと花粉管が観察できました。今度生物の教材で使用する予定です。その様子は後日報告します。
生物部 春の訪れ
学年末考査が終わり、3学期もわずかとなりました。先日、体育館の改修工事も終わり、今年は学校で3年生を送り出せます。卒業式もすぐそこです。
校内を散策すると春の訪れを感じます。これから見頃を迎えるのは、校庭の南側のウメです。三分咲きといったところでしょうか。来週は気温もグッと上がり、春の陽気となるらしいので、一気に満開を迎えることでしょう。
開花を始めた校庭のウメ
第二高校ではこの時期メジロの姿を見かけます。教室棟北側の通路には、サザンカが植えられており、いま見頃を迎えています。そのサザンカに10数羽のメジロが飛び交っています。今年は特にメジロが多いようです。
サザンカに止まるメジロ
生物部 生徒理科研究発表会前
生徒理科研究発表会2日前。連日下校時間ギリギリの19:30まで発表用のスライドや原稿の準備に追われています。
今回の研究テーマは、クチナシ類に食害を及ぼすオオスカシバ(スズメガ科)の選好性についての研究です。相手が生き物なので、調査研究にはかなり苦労しました。また、予想した結果が得られず、研究を進める上で何度も壁にぶつかりました。それでも何とか発表にこぎつけられたのは、指導をしていただいた方や仲間の存在です。本当に感謝しています。
19:30下校時間です!
オオスカシバの成虫
オオスカシバの幼虫
冬の到来でしょうか、朝晩は冷え込むようになりました。今朝は吐く息も白くなりました。二高生のほとんどが冬服です。
生物部 文化祭大盛況
9月29,30日の2に間、第二高校では文化祭が開催されました。校内の展示は29日のみでしたが、生物部のコーナーには多くの人で賑わいました。
今年の生物の展示のテーマは『外来生物』です。外来生物の紹介や展示などを行いました。また、江津湖の生物の紹介では、タカハヤ、ドンコ、ヨシノボリなどの魚類、スジエビやミナミニマエビの節足動物を展示紹介しました。
特に観客の興味を集めたのは、外来種であるタイワンリス(クリハラリス)の解剖です。タイワンリスは、長崎県五島市で駆除されたものをいただきました。熊本県でも宇城市の三角半島に数多く生息していましたが、駆除が進み、近年はその個体数が減少したようです。
秋もすっかり深まり、校内でも冬服を見かけるようになりました。気が付けば、校内のヒガンバナも開花し、ピークを過ぎた感があります。第二高校南側(東区役所側)の道路際にはヒガンバナが見事に開花していました。
生物部 秋のお彼岸
第二高校では地震の復旧工事が進んでいます。第1棟(管理棟)は解体され、第2棟(普通教室棟)と第3棟(特別教室棟)は補修工事のための足場が組まれています。地震の傷跡から一歩ずつ前進している感じです。
今年も第3棟前にヒガンバナの蕾が現れました。知らない間に大きくなり、やがて赤い花を咲かせそうです。日中はまだまだ暑いのですが、確実に季節は移っています。
生物部は生徒理科研究発表会に向けて、オオスカシバ(ガの一種)の研究に一生懸命です。
生物部 開放的になりました!
第3棟の補修工事で南側にあった柵が取り外され、生物室周辺は明るく開放的になりました。生物実験室の工事も進み、授業が実施できるまでもう少しとなりました。
柵があったため手入れができなかった花壇も、しばらくの間に荒れていました。これから草花を植えたいと思います。
2学期は生徒理科研究発表会があります。現在オオスカシバの生態に関する研究を行っていますが、思うようには進んでいません。とりあえずコツコツとデータ処理を行うのみです。
柵が取り払われた生物室周辺
生物部 台風に備えて
現在、第二高校生物部は、スズメガ科のオオスカシバの生態について研究しています。この研究は平成26、27年の理数科の先輩方が課題研究で取り組んでおられたもので、今年度は生物部が継続して研究に取り組んでいます。校内にはオオスカシバの産卵の嗜好性を調査するためにクチナシを10株程度置いています。
しかし、台風で倒れてはいけないと思い、先日風が当たらない安全な場所へ移動しました。
校内は復旧工事が本格的に始まり、花壇の管理もままならない状態です。しかし、今秋の生徒理科研究発表会に向けて研究を進めています。
夏休み期間中も休日返上で、データを取っています。
生物部 梅雨入り前
6月に入り、蒸し暑くなってきました。沖縄は梅雨入りしており、九州の梅雨入りも間近といった感じです。
第二高校では、今、教育実習が行われており、放課後は生物の教育実習生3人と話す機会も多く、普段より賑やかになっています。
花壇の夏野菜もずいぶん大きくなりました。ナス、トマト、ピーマン、それぞれ収穫間近です。
高校総体直前です。運動部の皆さん頑張ってください。応援しています。
生物部 オオスカシバがやってきた!
平成26年と27年に理数科2年の課題研究で、立田山ヤエクチナシの研究に取り組んでいたこともあり、生物教室前には一重咲きのクチナシと八重咲きのクチナシがそれぞれ5株ずつ鉢植えされています。先日は、一重咲きのクチナシに白い花が咲いているのをみつけました。付近にはクチナシ特有の甘い芳香が漂っています。八重咲きの立田山ヤエクチナシの開花はもっと後で、現在蕾も見当たらない状況です。立田山ヤエクチナシは、環境変化に弱いのか、現在5株中2株は枯れかけています。一重咲きのクチナシ5株は元気です。
最近は夏を思わせるような気候になり、昆虫の活動も盛んになってきたようです。そんな中、今日正午過ぎにオオスカシバがクチナシ付近をホバーリングしているのを見ました。花を咲かせている一重咲きのクチナシの葉に産卵をしていました。
今年、生物部は立田山ヤエクチナシ、オオスカシバについての研究を始める予定です。理数科の先輩方がオオスカシバの生態や立田山ヤエクチナシの遺伝解析などの研究をされてきましたが、生物部も引き続き研究を進めていこうと思います。
クチナシの花
辺りにはクチナシの甘い香りが漂っています
みなさん、オオスカシバを御存知ですか?スズメガの一種ですが、ガと違ってとてもかわいい感じがします。今日、産卵した卵を大切に見守り、成虫まで育てたいと考えています。
生物部 結実!?
運動会と中間考査が終わり、落ち着いたかと思えば、来週は高校総体・総文祭があります。生物部は、総文祭での展示・発表はありませんが、県立劇場で他校の展示や発表を見学する予定です。
5月に入り、第二高校では、本格的な復旧工事が始まっています。今週は、第2棟(普通教室棟)と第3棟(特別教室棟)の間の渡り廊下の工事が始まり、生物室前にも工事のための塀ができました。視界は遮られましたが、復旧に向けて前進していることを実感しています。
工事のための塀ができました!
塀の向こう側では、生物室前の花壇の夏野菜が小さな実をつけました。先週、黄色い花を咲かせていたミニトマトは、現在は青い実をつけています。また、ナスはいつのまにか10cm程度の立派な実をつけていました。夏の日差しにナスの色素のアントシアンが輝いています。本当に濃い紫です。
ミニトマト
ナス
生物部 オリーブの蕾
生物室南側にオリーブの幼木が2本ありますが、小さな蕾をつけました。蕾の一部は開花して、小さな白い花が咲いています。熊本市で結実するのはとても難しいのですが、何とかオリーブの実を収穫しようと期待しています。
オリーブの蕾です
生物部前にはたくさんの植物がありますが、梅雨入りを前にアジサイも大きな蕾を付けています。その下にはシイタケの原木がありますが、先日、大きなシイタケを発見しました。食べるには少し大きすぎるシイタケです。
手のひら大のシイタケ
最近は寒暖の差が激しく、体調管理がたいへんです。そんな気候にも負けず、生き物たちは盛んに生命活動を繰り広げています。夏は近いようです。
生物部 久しぶりの雨
生物室前の花壇には夏野菜が植えられていますが、ここ最近はグッと成長しました。連休中も部員が水やりを欠かさずやっていたので、元気に成長しています。中でも、トマトとジャガイモの成長が著しく、収穫が楽しみです。
トマトが大きく成長しました
ジャガイモは白い花を咲かせています
生物部 春が来た!
今年の冬は長いのか、春休みといっても肌寒い日が続いています。特別教室棟南側の花壇の植物も、春はもう少しといった感じです。
よく見てみると花壇の脇にツクシを見つけました。ツクシ(土筆)はスギナともいい、学名はEqisetum arvensaといいます。一般に栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシというようです。採集して、胞子の観察に利用したいと思います。
花壇の隅では、チューリップが蕾をつけていました。もうすぐ開花です。
生物部 寒の戻り
3月に入り、春らしい暖かさが感じられるようになりましたが、寒の戻りで再び冬に逆戻りです。8日の8時には第二高校正門付近で雪が舞い降りてきました。
生物室前の花壇は、ヒイラギモクセイが太陽を遮って日当たりがよくありません。そこで、今回ヒイラギモクセイを取り除くことにしました。おかげで日当たりもよくなり、以前植えた春野菜も勢いよく成長するようになりました。現在、アブラムシで頭を悩ませています。
日当たりが良くなった花壇
校庭の片隅にカラスノエンドウが咲いていました。その脇には、スズメノエンドウがやはり咲いていました。
カラスノエンドウ
春が近づいて、生物も活動を始めたようです。
生物部 春爛漫
学年末考査が無事終わり、部活動を再開しました。
以前、お伝えしたように第3棟の生物室前には生物部の花壇があります。現在、春野菜の苗を植えていますが、南側には教室がある第2棟、そして花壇の前にはヒイラギモクセイの生け垣があります。この生垣も日照条件を悪くしています。ということで、これからの活動はヒイラギモクセイの剪定です。頑張ります。
ところで、学年末考査に取り組んでいる間にも春はすぐそこまで来ていました。学校の南側の道路沿いのウメは満開を迎え、ここ最近の陽気で散り始めているものもあります。週末は天気も良く、春爛漫といった感じでした。
生物部 冬の寒さを乗り越えて!
生物室前の花壇にはサヤエンドウやレタスなどの春野菜が春の訪れを心待ちにしています。
先日、生物部1年生で、低温と乾燥対策のためにビニールシートを張りました。これで冬の寒さにも耐え、元気に育ってくれると思います。
キヌサヤエンドウ
レタスetc
校庭のウメはいよいよ見頃を迎えています。白い梅の中に1本だけ赤い梅があり、一際目立っています。春はもうすぐです。
生物部 スイセンの花
先日、お伝えしたように第二高校の校庭にはたくさんの花を見つけることができます。今日は、校舎の片隅でひっそり咲いたスイセンを見つけました。
スイセンはこの時期、きれいな花を咲かせ、春の到来を知らせてくれます。この前は、上天草市の菜の花が開花が新聞に掲載され、春はすぐそこまで来ていることを実感しました。
第二高校生物部は、今後も春の知らせをお伝えします。
週末の雨で校庭のウメの花がずいぶん開きました。満開までもう少しのウメもあります。その様子は、また次回お伝えしたいと思います。
生物部 クリスマス?
校内を散策して植物を観察していると、クリスマスを思わせるような緑の葉と鮮やかな赤い実をこの時期につける樹木があります。ヒイラギとモチノキです。
ヒイラギは図書館南側の日当たりの良い場所に生育しています。周りにはウメが開花しており、鮮やかな赤い実が一層映えています。また、モチノキは東棟の南側に生育しており、樹高6m程の大きな木です。特にこの冬は例年になく実をつけているようです。
冬になり、鳥のさえずりが校庭で聞かれるようになりました。おそらく校内の樹木の実を食べに来ているのでしょう。気を付けて観察すると、第二高校の中にも自然を感じる場所は数多くあります。
図書館南のヒイラギ
鮮やかな赤と緑のコントラストです
東棟南のモチノキ(青い空に赤い実が鮮やかです)
2月7日からは学年末考査の1週間前となり、生物部の活動もしばらくお休みになります(もちろん、飼育している小動物と栽培中の作物の世話は継続です)。学年末考査に向けてしっかり勉強します。
生物部 春の気配
2月になり、ここ数日はすっかり暖かく感じるようになりました。校庭の植物を観察すると春の気配を感じます。
第二高校南側(東区役所側)には梅があります。最近の暖かさで蕾が膨らみ、いつの間にか開花し始めました。やがて見頃を迎えるはずです。是非、ご覧下さい。
校内にはその他にも多くの植物が活動を始めました。随時、紹介していきたいと思います。
生物部 サザンカ
先週末からの寒波で、今朝も冷え込みました。それでも天気がいいからか日中は暖かい日差しを感じます。生物教室前の花壇の植物も勢いよく成長しています。
この季節は、温度・光などの条件が思わしくなく、多くの生物が休眠中です。その光景が寒い一日をより冬らしく感じさせます。そんな中、校庭で紅白のサザンカの花を見つけました。サザンカはこの寒い季節に花を咲かせる代表的な植物です。
第二高校生物部は寒さにも負けず、毎日活動しています。
生物部 初春の御挨拶
あけましておめでとうございます。2017年も第二高校生物部よろしくお願いします。
昨年末に播いた野菜の種も発芽し、冬休みの暖かさで地植えができるようになりました。新年の生物部の初活動は、苗の植え替えです。花壇にうねをつくり、保温のためビニールシートを張りました。これで冬の寒さにも耐え、元気に成長することでしょう。
3年の先輩方は、今週末センターテストです。冬休みも受験に励む姿を見て、私たち後輩も見習いたいと思います。体調に気を付けてベストを尽くしてください。後輩一同応援しています。
生物部 祝発芽!
花壇に植える植物の種が3連休で発芽しました。クリスマスが暖かったのか、さやえんどうと春菊の芽生えが観察できました。ナデシコはまだ土の中です。
冬休みは26~28日の3日間に課外があります。午後から部活動です。花壇の手入れもですが、水槽の動物の世話もしなければいけません。
さやえんどうの芽生え
春菊の芽生え
生物部 冬至
12月21日、今日は冬至です。12月とは思えないほど日中は温かく、過ごしやすい1日です。冬至と言えば、今日は柚子湯に入って、カボチャを食べるという家庭も多いかと思います。柚子にはクエン酸やビタミンCが、またカボチャにはビタミンAやカロテンが豊富に含まれ、疲労回復や美肌効果など様々な効能があるようです。しかし、この時期はやはり風邪予防の効果が期待されているのでしょうか。
前回、紹介したように生物室前の花壇を整備して、植物の種を植えました。まだまだ芽生えもしていませんが、これから成長する姿を観察していきたいと思います。
きれいに整備された花壇(苦労しました)
野菜や花の種を播きました
花壇の脇のワタ
生物室前の花壇の東側には、ワタが2本結実していました。これが繊維となるのです。これから冬本番を迎えるというのに、植物は春の準備をしています。
生物部 春の準備
約3カ月ぶりのブログ更新となります。この間、活動を休止していたわけではありません。2学期は生徒理科研究発表会や科学展などに参加し、忙しい中にも充実した時間を送ることができました。
地震の影響で第3棟(理科棟)南側の通路は、安全確保のため簡易型の屋根が設置されていました。先日、撤去され、生物室は日当たりが良くなり、生物部の花壇も使えるようになりました。しかし、花壇は雑草が生い茂り、花壇らしさは見る影もありませんでした。最近の生物部の活動は、畑仕事です。荒れた花壇を耕し、雑草を取り除きます。ようやく花壇らしくなり、先日、ナデシコや春菊などの種を植え付けました。
少し時期が遅くなりましたが、きっと春先には花を咲かせてくれることでしょう。校内に咲き誇る花で、春を迎えたいと思います。
これからも生物部の活動を紹介していきます。よろしくお願いします。
生物部 ミカンの変化
以前紹介したように、第二高校生物室前の花壇にミカンが植えられています。品種は不明です。(多分、温州ミカンには間違いないかと思いますが、)
例年、こぶし大の果実を数個実らせるのですが、今年は直径5cmほどの実を40個ほどつけました。昨年までは、酸っぱいか、またはほとんど味がしないといった決して食用に適するものではありませんでした。ところが、今年は普通に食することができる糖度を含んでいるようです。
ところで、昨年まで食べられるようなミカンではなかったのに、どうしてここまで味が変化したのか?大きな疑問です。夏の気候の影響か、それとも地震の影響なのか、科学的な根拠がないので原因は不明です。とりあえず生物部では、大切に育てていきます。
これから生物部の研究発表やコンテストなど続きます。現在の研究テーマのまとめに、放課後は忙しい日々を送っています。
生物部 まだまだ暑い日が続いています!
秋の彼岸過ぎだというのに、日中はまだまだ汗ばむような夏の暑さが感じられます。朝晩の過ごしやすさが、秋の気配を感じさせてくれます。
第二高校の正門から東に延びる道路沿い(東区役所前)には、ヒガンバナが見ごろを迎えています。蕾の株もたくさんあるので、しばらくは鮮やかな赤い花を観賞できると思います。
歩道横に鮮やかな花を観賞できます
もうすぐ開花しそうな蕾です
正門が復旧しました!
先日、地震以来、約5カ月ぶりに正門の門柱が復旧されました。第二高校が地震から一歩ずつ確実に前進していることを実感します。門柱の復旧に合わせたように赤い花が咲き誇っています。みなさん、どうぞ見てください。
生物部からの案内でした。
生物部 学校説明会
9月17日の午後から中学生を対象とした学校説明会がありました。例年、理数科希望の中学生は高校の授業で行う実験を体験してもらっています。その実験の指導は生物部を中心に生徒で行います。
今年度は、カタラーゼを用いた酵素の性質を調べる実験と葉脈標本の作製を行いました。少し時間が足りない感じもしましたが、無事に終わることができました。中学3年の皆さん、ありがとうございました。
参加した中学生以上に緊張しましたが、実験の手順、そして第二高校理数科の説明ができたと思います。生物部2年生も理数科在籍の者が多く、中学生と実験を行いながら、楽しむことができました。
私たちにとっても貴重な経験になりました。
次は、来月開催される生徒理科研究発表会です。しばらく忙しい日々が続きますが、頑張って研究に励みます。
生物部 台風前日
台風16号の接近に備え、生物室周辺の植物の避難を行いました。最近は、秋雨前線の影響で、太陽が顔を見せてくれないためか、植物も元気がなさそうです。
校庭には秋の風物詩であるヒガンバナが赤い花を咲かせるようになりました。第二高校では、毎年この時期に校内のあちこちに赤い花を見ることができます。特に東区役所側道路沿いは南向きで日当たりも良く、ヒガンバナの群生が見られます。もうすぐその見ごろを迎えることができるかと思います。その様子は後日お知らせしたいと思います。
ヒガンバナは学名をLycoris radiataといい、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。有毒な球根性植物で、鱗茎にアルカロイド系の有毒成分を含むことで知られています。また、体細胞の核相が3nなので、種子を形成することができず、栄養生殖で増えていきます。
第3棟南側に顔を出したヒガンバナ
ヒガンバナの赤い花弁
健康教育室前の花壇には、季節外れの朝顔が咲いていました。雨の中、薄紫色の花が一際鮮やかに映りました。
雨の中鮮やか開花したアサガオ
生物部 夏の終わり
東棟の西側の花壇にヒマワリが咲いていました。人の背丈ほどのヒマワリです。よく見るとミツバチがせっせと蜜を集めていました。冬支度でもしているのでしょうか。
大きなヒマワリが咲いていました
蜜を集めるミツバチ
今日は、今春に卒業して大分大学に入学された生物部の先輩が顔を出されました。とても楽しそうに大学生活を語っていただきました。
生物部 新しい生物室
地震以来、生物室が使用できなくなり、私たち生物部の活動や理数科の課題研究の場所に困っていました。8月末に仮設校舎が完成し、2学期早々に生物室も東棟1階に引っ越ししました。まだ環境が十分に整っていないので、研究には少し苦労もありますが、活動場所が確保され、現在生徒理科研究発表会に向けて頑張っています。
今日は新しい生物室の様子を紹介します。
干潟調査で採集したさまざまなカニ
水槽のオオカナダモも元気です
黒板には活動予定が記入
生物室で飼育していた生物も新しい生物室に引っ越ししました。教室は狭いものの日当たりも良く、生物も元気です。特に干潟調査で採集したカニたちは元気いっぱいに活動しています。
生物部 秋雨の一日
昨日からの秋雨で、季節は一気に秋に向かいそうです。ついこの間まで夏だったのに、季節の移ろいは早いものです。
生物室北側には、昨年度理数科2年の課題研究の材料であったクチナシ10株が静かに生活しています。以前は日当たりの良い生物室南側に置いていたのですが、地震により南側が生徒の通路となり、北側に引っ越しました。生物部で、定期的に水をやったり、管理しています。日照条件は決して良くないものの、元気に葉を茂らせていました。しかし、開花も確認できていません。やはり光が足りないんでしょうね。秋から冬へ季節は移り、これから日照時間が少なくなります。もっといい場所への引っ越しを検討している最中です。
一方、クチナシの害虫であるオオスカシバは今年1匹も確認していません。クチナシの葉を見た限りでは、オオスカシバの食害もなさそうです。動物は地震などの自然災害を予知することができると言われています。オオスカシバが見られないのは、地震による影響なのでしょうか。
元気に育つクチナシ
校内を散策すると、生物実験室の床下から顔を出したオニヤブソテツを見つけました。どうやら光を求めて成長したようです。自然界の生き物の生命は本当にたくましい限りです。
また、東棟付近にはヒマワリの蕾がありました。夏はもう終わりですが、あと数日で開花しそうです。
顔を出したオニヤブソテツ
大きな蕾をつけたヒマワリ
今週土曜日は、中学生を対象とした学校説明会が開催されます。理数科希望者の体験学習では、酵素の実験と葉脈標本の作製を予定しています。今週は、放課後を利用して模擬実験の準備です。
生物部 学校説明会準備
9月17日(土)は、第二高校の学校説明会があります。例年、夏休みに実施していましたが、今年度は地震の影響もあり、この時期の実施となりました。
学校説明会では、理数科希望の中学生を対象に物理、化学、生物の体験学習(実験)を行います。生物分野の体験学習は、高校の教科書に出てくる酵素の実験と葉脈標本のしおり作製を行う予定です。
この体験学習の指導を理数科2年と生物部で行うので、現在その準備をしています。今週は、生物室前のヒイラギモクセイを使って、葉脈標本をつくっています。水酸化ナトリウム水溶液で処理した後、葉肉を落としていくのですが、この作業が根気が入ります。1年生部員3人で、地道に作成しています。当日は、参加した中学生の皆さんに、漂白した葉脈標本を染色してもらい、最後はしおりをつくってもらいます。例年、好評の体験学習です。
只今 漂泊中
葉脈標本の出来上がり!!
中学生の皆さん、17日に第二高校で会いましょう。楽しみに待ってます。 生物部より....
生物部 生物室前の植物
地震以来、生物室前の花壇の手入れもできていません。それでも植物はたくましく、いつも通りの姿を見せてくれます。今、生物室前は、サルスベリの白い花が咲き誇り、隣にはミカン(品種不明)が実をつけていました。今年は特にミカンが多くの果実をつけています。驚きです。自然界を生き抜く生命力なのでしょうか。
ミカン(品種不明)
サルスベリ
サルスベリの花の向こうには教室の灯りが見えます。熊本地震が発生してやがて5ヶ月になろうとしています。第二高校では、先日仮設校舎も完成し、平常通りの授業が行われています。もちろん、生徒も自然界の生物と同様、たくましく授業や部活動に取り組んでいます。
生物部は10月の生徒理科研究発表会に向けて、毎日研究に取組んでいます。今日も頑張ります。