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10月23日(日)に熊本県高等学校生徒理科研究発表会(サイエンスコンテスト2022)が、崇城大学薬学部で開催され、2年ぶりの対面による発表となりました。
地学部は「盛土造成地における土砂災害の危険性」について、地学部門で研究発表を行いました。審査の結果、本研究は最優秀賞となり、12月24・25日に鹿児島大学で開催される、九州高等学校生徒理科研究発表大会地学部門での研究発表と、来年度の熊本県高等学校総合文化祭展示部門でのポスター発表が決定しました。講評では熊本県立教育センターの江川佳貴指導主事が、「最近は土砂災害や水害、地震等の自然災害に備える防災の分野は、社会的ニーズが高くなっている。本研究は盛土造成地の土砂災害について、モデル実験や現地調査を行い、GISソフト等を使って研究を進めたことが高く評価できる。土砂災害で想定される要素はたくさんあると思うが、今後はそれを一つ一つ丁寧に検証していくことで、さらに深みのある研究に発展していくことが期待される。」と講評されました。審査委員の熊本大学大学院先端科学研究部基礎科学部門地球環境科学分野の松田博貴教授は、本校生徒の今後の研究方法について丁寧に助言していただきました。また、熊本大学大学院人文社会科学研究部の鹿嶋 洋教授には、熊本大学で地理情報システムソフト「QGIS」についての学習会を実施していただき、使い方や分析方法などについて、ご指導いただきました。厚く御礼申し上げます。大学の研究者と生徒との交流が深まり、生徒の研究意欲の向上が感じられました。