芦高ブログ

鉛筆 【R8修学旅行 14】まなざしの先に、生徒の成長を願って

 

 4日間、生徒の傍らには常に、彼らを見守り支え続けた先生たちの姿がありました。

 今回は、時に生徒以上に(?)旅を満喫した「先生たちの視点」を少しだけお届けします。

 

① 本会議場が教室へ:農業科担任

 「あれが議長席ですか?」。

 前のめりな生徒の問いかけに、先生の解説もギアが入ります。

 東京のど真ん中が、一瞬にして熱気あふれる「農業科・出張講義」に早変わりした瞬間。

 

② 自主研修前の最終確認:林業科担任

 旅の裏側で最も大切なのは安全です。

 出発前のロビー、担任の先生と入念に「Check!」。

 現場で培われた「安全第一」の精神とグローバルな視点の連携で、安心という土台を支える頼もしい後ろ姿。

 

③ 圧倒的な距離感の近さ:福祉科担任

 生徒と同じ目線で、同じ感動を分かち合う。

 いつも大切にしている「相手に寄り添う心」はここでも健在。

 「先生、生徒との距離感ちかっ!」と思わず突っ込みたくなるほどのキラキラした笑顔で、主役である生徒たちの発見や驚きを、誰よりも近くで見守ります。

 

④ 東京へ来た証を撮りに:学年主任

 今回の東京滞在でお世話になったパールホテル茅場町から徒歩15分。

 「東京に来た証」を求めて東京駅へ。

 執念の自撮りには、無事に旅を終えられる手応えと、少しの旅情が滲んでいました。

 

⑤ 持ってる男の「引き」:校長先生

 Jヴィレッジにある蹴球神社で運試し。

 引いたおみくじは、最高位の「大吉」!しかも内容は「農業」にまつわること……。

 広い視点と驚異の引きで、芦高に運勢まで味方につけていました。

 

 共に驚き、笑い、ハプニングも楽しんだ4日間。

 先生たちの温かい眼差しに包まれて、生徒たちは一回り大きく成長して帰ってきました。

 

「先生たちも、この旅が大好きでした。」

 

 さて、修学旅行ブログもいよいよ次が最終回。

 明日は、旅の思い出を五・七・五に込めた「生徒たちの川柳まとめ」をお届けします。

 どうぞお楽しみに!

 

「大吉の 運も味方に 芦高生」

いい顔で終えました(3年福祉科)

1月25日(日)介護福祉士国家試験が実施され、3年福祉科の生徒が受験しました鉛筆

 約3年前、この福祉科に入学してきた生徒。

当初は、授業を聞いててもほぼ初めて耳にする専門用語ばかりで、プリントに書くのがやっとでした。

授業や実習、小テスト、実技テスト、発表会、交流会などなど、さまざまな学びを経験し、今こうして辿り着きましたグループ

特にこの2、3ヶ月は誘惑と戦い、いくつもの壁を乗り越え、大きく体調を崩すことなく、無事にこの日を迎えることができした。

この資格を取得して、「介護福祉士」として働くと資格手当が加算されます。

実際、卒業後に介護福祉士として就職する生徒もいます。

まさに、人生大一番と言っても過言ではありません。

 

会場に着いて、車内で少し心を落ち着かせます。

いざ、時間になると!

誰一人不安そうに振り返ることなく、会場に入っていきました。その背中は立派でしたキラキラ

それだけやってきた自信の表れなのでしょうにっこり

「受験」は、人を成長させるのですね。

 

 午前と午後、合わせて計125問。

3年間、この子たちに携わってくださったみなさま、無事に終わりました。ありがとうございましたイベント

合格発表は、3月16日(月)です合格

吉報を待ちます王冠

鉛筆 【R8修学旅行 13】最高の仲間と、最高の景色を

 学校への帰着から数日が経ちました。

 校内には旅を終えた生徒たちの明るい声が響き、日常が戻りつつあります。

 あわただしく駆け抜けた4日間の熱を落ち着かせ、大切に思い出を紡ぎ直します。

 

 福島から東京へ。

 数え切れないほどの景色に出会いましたが、後から一番目にするものは、やはり仲間と肩を並べて笑う集合写真の数々です。

 旅の最中にはお届けしきれなかった、それぞれの場所で全員の笑顔が重なった大切な瞬間。

 この旅を象徴する、思い出深い集合写真をお届けします。

 

 

 

 福島の澄んだ空気の中、フィールドワークのガイドさんの言葉を噛み締めた祈りの時間。

 東京の喧騒を仲間と駆け抜け、見上げた煌めく摩天楼。

 同じ風を感じ、同じ食卓を囲んだクラス・学年の絆は一つです。

 

 

 

 頬を撫でた風の冷たさも、笑い合った時の熱量も。

 この旅で手に入れた「最高の思い出」は、写真の中に確かな記憶として刻まれています。

 

 

 

 最高の景色を、最高の仲間と。

 この旅を支えてくださったすべての方々に、改めて感謝を込めて。

 

 「この笑顔が、私たちの誇りです。」

 

「肩寄せた 一瞬一生 宝物」

鉛筆 【R8修学旅行 12】ただいま!この旅を一生の宝物に

 鹿児島空港での解団式を終え、一行は無事に学校へと戻ってまいりました。

 バスから降りてきた生徒たちの表情には、全行程をやり遂げた安堵感と、どこか誇らしげな自信が満ち溢れています。

 

 福島の地で命の尊さと「向き合う」

 東京の喧騒の中で自律を「学ぶ」

 専門学科の研修で未来を「見据える」

 友と語らい、時間を「共有する」

 そうして一歩ずつ、昨日までの自分を「超えていく」

 そんな、成長を刻んだ濃密な4日間でした。

 

 福島の静謐な空気の中で刻んだ「生の重み」があったからこそ、その後に降り立った東京の煌めきは、より一層、命の躍動として眩しく映ったのかもしれません。

 

 

 そして今、夜の帳(とばり)が下りた学校に戻り、ふと見上げる「見慣れた」芦北の夜空。

 静かな「祈り」を捧げた福島の空も、圧倒された東京の「煌めく」空も、今ここにある空とつながっています。

 

 遠く離れた場所で感じた葛藤も、感動も、そして今日抱いた故郷への愛着も。すべてはバラバラの経験ではなく、彼らの中で、一本の確かな線となってつながります。

 

 自分の足で歩き抜き、新しい視点を得た彼らが見る景色は、出発前よりもずっと、鮮やかな色に満ちているはずです。

 膨らんだ鞄の中身以上に、彼らの心には目に見えない宝物が詰まっています。

 この経験は、これからの人生を支える確固たる糧となると確信します。

 

 生徒たちはこの旅の間、毎日の振り返りとして「しおり」に一句をしたためてきました。

 後日、その心の軌跡を本ブログにてご紹介させていただきます。

 彼らが何を感じ、何を学んだのか、その瑞々しい感性を楽しみにお待ちください。

 

 

 看護師さん、添乗員さん、バスの運転士さんやガイドさん、そして帰校を支えてくれた先生方。

 多くの方々の献身に支えられ、この旅は静かに幕を下ろします。

 

 何より、今日まで温かく送り出し、信じて見守ってくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。

 今夜はぜひ、お子様が持ち帰った「冒険報告」を肴に、家族団らんのひとときをお過ごしください。

 

 最後までお付き合いいただいた皆様へ、心より感謝を込めて。

 ありがとうございました。

 

「ただいまの 声に自信の 色がさす」

鉛筆 【R8修学旅行 11】家に帰るまでが、修学旅行です

 クラス別研修を終えた一行は、先ほど羽田空港へ。

 いよいよ、この旅の舞台となった地ともお別れです。


 午前中の研修では、農業科と福祉科が、日本の政治の心臓部「国会議事堂」を訪問。

 出迎えていただいたのは、参議院議員の松村祥史様。

 国会の機能や地元への熱い思いを直接お話しいただき、生徒たちにとってこれ以上ない貴重な学びの場となりました。

 お忙しい中、本当にありがとうございました。


 くしくも本日は「衆議院解散」という歴史的な一日。

 国会議事堂の周辺は、行き交う黒塗りの車や、配備されたパトカー、そして数多くの警察官が目を光らせるなど、異例の緊迫感に包まれていました。

 至る所に報道陣やカメラが構える物々しい雰囲気の中、本会議場では国会の開会に向けて慌ただしく準備を進める方々の姿があり、私自身、何度か引率で訪れたことがありますが、今日ほど「歴史の動く音」を間近に感じたことはありません。

 高校生という多感な時期に、国家の未来が動く瞬間の熱量を肌で感じられる彼らを、少し羨ましくさえ思います。


 その後、農業科は「銀座」へ。

 都会の最先端の空気の中、熊本の香りが漂う「銀座熊本館」を訪ねました。

 故郷の特産品が並ぶ光景を目にして、いっそう芦北が恋しくなったのではないでしょうか。

 林業科は「林野庁」にて森林行政の最前線を学び、福祉科は「オリンピックミュージアム」で共生社会への想いを深めるなど、それぞれに充実した最終日を過ごしました。


 各研修を終えた一行は、バスで羽田空港へと向かいました。

 車窓を流れていく東京の街並みに心の中で別れを告げ、次第に遠ざかるビル群を名残惜しそうに見つめる生徒たちの表情が印象的です。


 ここで、この旅に同行してくださった看護師さんとお別れです。

 日々の健康管理はもちろん、移動中の細やかな体調確認など、プロの視点での温かいケアがあったからこそ、全員でここまで歩んでくることができました。心より感謝申し上げます。


 チェックインを終え、出発ゲートへと向かう生徒たちの顔には、楽しかった旅の余韻と、故郷を懐かしむ穏やかな表情が入り混じっています。


 これより機体に乗り込み、九州の空へと向かいます。

 次に更新する際は、鹿児島、それから芦北の地よりお届けいたします。


「旅の果て 笑顔で帰る までが旅」