湧心館高校定時制
定時制日誌
研修旅行 班別自主研修
研修旅行1日目無事終了しました
ホテルにチェックインした後、各自夕食を兼ねてエキスポシティを散策しました。エキスポシティは大阪万博公園に付帯した遊園地があった場所ですが現在ではアウトレットなどの入った大型複合施設になっています。有名な太陽の塔なども健在です。ガンダムのモニュメントがあり生徒達には大人気でした。大観覧車もあります。
散策が終わり、ホテルで班長会議があり、明日の自主研修に備えて就寝となりました。
2日目、旅行団から「全員元気で、自主研修に出発しました。」との連絡がありました。どんな楽しい思い出話が聞けるか今から楽しみです。
研修旅行に出発しました
10月19日(水)から21日(金)の日程で3年生が研修旅行に出発しました。
8時20分熊本駅に集合し、点呼、諸注意の後、9時発新幹線さくら544号に乗車、まず新幹線の旅を満喫しました。
最初の見学地は世界遺産「姫路城」です。真っ白なお城、熊本城は真っ黒なお城なのでとっても対象的です。さすが世界遺産、見学者が多く、入場制限がかかっていました。
その後インスタントラーメン発明記念館の見学とマイカップヌードル作成体験を行いました。
インターンシップがありました
10月12日(水)から14日(金)の3日間、1年生と2年生の生徒がインターンシップ(就業体験)に参加しました。
本校では生きることや働く事に対する認識を深め、将来の進路を考える機会とするため、希望者に対してインターンシップを実施しています。
今年度は老人介護施設、保育施設でそれぞれ一名ずつ実習を行いました。
慣れない環境でとまどいもあったようですが、両名とも一生懸命に取り組んでいました。今後の学校生活の励みにしてもらいたいと思います。
県定通文化大会開催される
10月9日(日)平成28年度第66回熊本県高等学校定時制通信制文化大会が開催されました。
本校定時制太鼓部によるオープニング演奏の後、開会式、午前の部は生活体験発表が行われました。生活体験に根差した素晴らしい発表が行われました。
並行してホワイエで展示発表もされました。本校からは、生花部による生花、家庭科による絞り染、芸術科による書と絵、モビールの展示、課題研究からはパソコンゲーム、似顔絵自画像、湧定ポスターなどが展示されました。昼休み時間にはランチタイムショップとして、情報処理コース1年生によるポップコーンの実演販売、お団子販売が行われました。
午後は生徒会交流会報告のあと、各校ステージ発表があり、本校からは、「故郷」の合唱をしました。
熊本地震によって私たちの故郷が大きく変わってしまいました。しかし、全国からの温かい激励を受け、今、心の中にいっそう大きくふくらんだ「故郷(ふるさと)」への思いを込めて、全校生徒職員によるステージです。
ハンドベルの演奏で始まり、ギターのリードで合唱、篠笛による間奏、そして合唱。この時間、ステージ横では、墨絵と書の作品が完成していきます。すばらしいパフォーマンスとなりました。
トライアングル(№70)編集会議が開催されました。
10月6日(木)に、振興会トライアングル(PTA新聞)№70発行のための編集会議が行われました。
今回は、県定通文化大会と第9回湧定祭の特集号となります。記事内容の確認を行い、11月2日に開催される湧定祭について検討しました。
振興会は例年通りバザーで協力をするということで、「豚汁・おにぎり・フランクフルト・チキンナゲット」の4種類を提供します。買い出し担当者決めや、1合でおにぎり何個できるか?の試作もしました。
それに、湧定祭の名物「竹あかり」を作成しました。竹にドリルで穴をあけロウソクの火を灯し鑑賞しました。
時間を守る日本の美徳 始業式校長式辞
日本人は世界で一番時間を守ると言われている。麻生太郎財務大臣が外務大臣のとき、インド・ニューデリーの地下鉄建設に、ODA資金70%を日本が援助した。完成記念式典に出席した麻生大臣はインドの地下鉄総裁から、当時を振り返り次のような話を聞いたそうである。
自分は早めに現場に行ったが日本人はそれより早く全員揃っていた。現地の技術者は10分以上遅れてやってきた。日本人にとって8時集合とは、8時には仕事ができる状態であることだった。現地の人たちにもこのような考え方が影響し、2ケ月半も早く完成した。インドで数分遅れて運行しているのは、この地下鉄だけである。日本は資金援助、技術援助をしただけでなく、時間を守る、労働に対する価値観を残してくれた。今インドではこの日本の援助のことをベストアンバサダーと言っている。
普段通りに、仕事が8時なら少し早めに集まり一日をスムーズにやるための算段をする。日本では普通のことが、インド人にはそうではなかった、日本人というのは何という考え方をする人たちなんだと感銘を受けたのだそうだ。
グローバルスタンダード(世界標準)は、日本をけなす時に使われていたが、最近は、日本の当りまえを世界のあたりまえにしようという動きがある。ジャンパンスタンダートをグローバルスタンダートにしようという動きがある。
日本社会では「時間を守る」のは基本的な資質だと思う。以前、ある企業を訪問したとき、「遅刻を学校は3年かかっても治せないが企業は3日で直します。」と言われた。遅刻をすると3回目には首になるということです。
「時間を守る」は「生きる力」に繋がっていることを自覚しましょう。それは、安定就労に、経済の安定に、幸せな生活へとつながっていくのです。
季節は秋です。一年で一番過ごし易い秋、実りの秋です。心機一転湧定祭をはじめ、後期のみなさんの活躍を期待しています。
後期始業式がありました
10月1日から4日までの秋休みを終えて、10月5日(水)に平成28年度後期始業式が行われました。
教務部
皆さんはここ最近向上してきています。中途退学者の数は減り、出席率も上がっています。皆さんの努力が実ってきている。それぞれが進路目標を達成しつつあるということです。
私は、話を聞く学校、動ける学校になってほしいと思っています。まだまだ皆は伸びしろがあると思います。上げるも下げるもみんな次第です。できるだけ最短距離での卒業を目指して後期も頑張ってほしいと思います。
進路指導部
みんなの進路希望は、進学の人も多いです。特に専門学校が多い。専門学校を選ぶときには、
①どんな資格がとれるのか?
②就職の実績がどれくらいか、どんな所に行っているのか?
③学費はいくらかかるのか?
などをシビアにみてほしい。
必要な費用(将来の投資)が自分の将来にどのようにかかわるのか考えてほしい。
働いて得たお金をどのように使っていますか。家計に入れているという人を知っています。一方で自分の趣味だけにつぎこむ人もいると聞きます。もっと自分自身の将来に投資するために貯めてほしい。知っていますか?「お金は寂しがりや、すぐ仲間の多い方に行く」という名言を。だから必死になって繋ぎとめるのです。人生の使うべき時に使うのためにです。10年20年先はイメージできなくても、少し先を考える、卒業したらどうしようかと現実的な意識も高めてください。
保健部
「またたび」の花のつぼみ、またたび油虫が寄生し、卵をうんだら、ボコボコした実になります。それを乾燥させたら漢方薬になるのです。虫のつかなかったきれいな実は薬としての効用はあまりありません。虫がついたとマイナスにだけ考えるのではなく、すぐに切り倒さずに辛抱していると漢方薬になる実ができる、つまりプラスになっていく。
つらいこと悩み事も、そこで腐るとマイナスになるが、なかなか自分の思うようにならなくっても、耐えて踏ん張っていくと、きっと道が開けると思います。
後期も保健部はさらにサポートします。今まで以上に健康に留意して頑張ってほしいです。
生徒指導部
先日ランドセルを購入しました。今度小学生になる娘のものです。皆さんも振り返ってください。小学校のランドセルに何か入っていたでしょうか。教科書にノートに筆箱。中学校のバッグには、やはり同じように入っていたのではないでしょうか。それでは、高校生の今、何が入ってますか。一緒の内容のはずですが、どうでしょうか。
皆さんには高校生としての「プロ」になって欲しい。技術訓練校に通っている生徒もいます。大工さんは大工道具を建築現場に持っていき、きちんと持って帰って手入れしてまた、持っていくはずです。それを考えたときに、今、何をやるべきでしょうか。後期は、今何をしなければいけないか、今やるべきことを考えて行動しましょう。学ぶ気持ちがあれば、将来への道は開けます。
台風18号の接近に伴う連絡
10月4日(火)夜から5日(水)午前中にかけて、台風18号が九州地方に接近する恐れがあります。最新の台風情報に注意し、行動してください。
10月5日(水)は通常どおり授業の予定です。登校に当たっては、十分注意してください。
金栗四三さんを知っていますか(校長式辞逸話)
金栗四三さんを知ってますか。100年以上も前に玉名に生まれ。日本人初のオリンピック選手に選ばれた彼は、1912年の第5回ストックホルムオリンピックに出場した。しかし、当日は40℃を越える猛暑で、過酷なレースであり、彼は27キロで意識を失い完走できなかった。第6回は第一次世界大戦で中止、第7回は16位、第8回パリオリンピックでは途中棄権でとうとうメダルを取ることはできなかった。しかし、その間世界記録を3回樹立し、オリンピックで16年間走り続けたが、マスコミにはオリンピックの結果だけを取り上げられ、叩かれ続けた。
それでも彼は、日本のマラソンの父と呼ばれている。グリコのマークのモデルは金栗さんである。今、「うまかなよかなスタジアム」は4年前には「KKウイング」と呼ばれていた。K(くまもとのK)K(金栗さんのK)だそうである。いまでもゲイトの一つは金栗ゲイトと言われている。大変尊敬すべき神様みたいな人である。
金栗さんは「体力・気力・努力」と言っている。それにも順序があって、「体力がつくと気力がわく、気力がわくと努力する」だから、何よりも体を鍛えることだと言われた。3回のオリンピックに出場への練習量は25万キロ、地球を6周と1/4の距離で、ほんとうに努力の人だった。
また、金栗さんは陸上競技を市民に広める活動にも熱心に取り組まれた。現在の箱根駅伝、○○走ろう会、市民マラソンなどは、金栗さんの功績である。
昭和42年76才の老人になっていた金栗さんに、スウエーデンオリンピック委員会から招待状が届いた。「ストックホルムオリンピック開催55周年記念式典準備中、あなたは行方不明となっている。棄権とはなっていない。まだゴールされていません、ゴールされることを待っています」との内容だった。金栗さんは半世紀ぶりに思い出のスタジアムのメインスタンド前の白いゴールテープをしっかりとした足取りでゴール。「日本の金栗、ただいまゴールイン。タイム、54年と8ケ月6日5時間32分20秒3、これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」とアナウンスが響き渡った。
挫折しても挫折しても、ゴールを目指す人間の象徴として伝えられている金栗四三さん。最後まで走る体力と、気力と、努力が必要だというその言葉は今も輝きを放っている。
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