定時制日誌

くまもと教育の日の取り組み

11月10日(木)に、「米を使った寿司作りで、地域の方々との交流」を行いました。

生徒36人、地域の方8人で、献立は「太巻き、細巻き、いなり寿司、さつまいものレモン煮、みそ汁」でした。


  

食生活の変化に伴い、パンや麺類を食べることが多くなりました。この取組は、そのような中で、昔から伝承されてきた米料理である「寿司」作りの技を地域住民の方から学び、わが国の主食である米食の良さを知り、稲作が果たしてきた環境保全や暮らしの行事などについて理解し、米食の大切さを考えていくことを目的に開催されたものです。

アンケートには、地域の方と交流して、充実した交流ができたと答えた生徒が、83%にもなり、もっと色々なお話を聞きたいと、多くの生徒が記していました。

地域の方と一緒に作り、一緒に食べ、その後、お話を聞き、大変有意義な取組となりました。


  

  

地域の方の感想

・本日のグループ4班は、すばらしい生徒さんでした。私は今回5回目の参加ですが、始めてです。家庭内でいろいろあると思いますが、立派な大人になってほしいと願います。また機会がありましたら、参加したいと思います。本日は、私も勉強しました。ありがとうございました。

・素直に話を聞いてくれて巻きずしを巻いてくれました。上手にできたと思います。片付けも皿洗いもちゃんとやってくれました。最後の交流でも、色々と話をしてくれました。

・女性ばかりの班でした。皆さま素直で素敵でした。いろいろと話し合いも出来、楽しい時間でした。身体を作るのは食べ物からです。バランスよく出来る限り手作りでと皆様に伝えました。好き嫌いなく食べましょう。

  

生徒の感想

・いつもは時間が合わなくて一人で食事したり、買ったものが多かったので、どれか1品でも手作りして食事ができればいいなと思いました。

・難しかったけど、ちゃんと教えてもらえたので良かったし、もし、作るときがあれば今日の事を思い出して作ろうと思います。

・太巻きや細巻きがうまく巻けたことや、いなりが美味しかったこと、いろんな料理が次々と出来たことが楽しかったです。あと、さつまいもは苦手だったのですが、レモン風味が食べやすかったです。

・日頃は外食によって塩分が多くなっている。インスタント食品なども少しは控えるべきと思った。食前後の感謝をちゃんとやらなければならないと思った。

・地域の方の、太巻きの残りの材料でちらし寿司にして、いなりを作ったアイデアがすごい!みそ汁をいりこで出汁をとり、うまみがありました。これから、みそ汁は、いりこで出汁をとろうと思いました。


学習講話 けっこうまじめにジブリやっています

福岡女学院大学 人文学部 現代文化学科 東 茂美教授をお招きし、

「けっこうまじめにジブリやっています」

~日本文化を理解する、さあ、どう「補助線」を引くか~

と題して講演をしていただきました。


「となりのトトロ」を鑑賞し、比較文化の観点から面白い切り口で話され、例えば「マグカップとドーナツが同じだ」と捉えられる人ならば3歳児のメイちゃんと同じでトトロが見える!といった内容です。

様々な描写について「何を意味するのだろうか?」ということを世の中の色々な物事と比べながら考えさせる講義をしていただきました。

「考える」ことの大切さを大学の先生に講義として直接お話ししていただくという、定時制では初めての取組で、生徒は時折、難しい表情を浮かべながらも「となりのトトロ」を題材とした楽しい講義を一生懸命聞いていました。

 いくつになってもやわらかい脳を持ち続けて、いつかどこかでトトロやネコバスに出逢えたらうれしいなと思います。

  

<御礼の言葉>

このたびは、私たちのために福岡からおこしくださいましてありがとうございます。8月のオープンキャンパスでお会いしたときに、東先生がジブリの研究をなさっているとお聞きをし、一度講義を受けてみたいと思っていました。そして今日それが実現してとてもうれしいです。

 本当に楽しい講義であっという間の90分でした。

 私はトトロに出てくるキャラクターの中でネコバスが一番好きでグッズも持っています。私はネコバスに乗るのが小さなころからの夢でしたが、先生のお話を聞いて私にはもうネコバスに乗る資格がないのかと思うと少し残念でした。

 でもメイのようなしなやかさをいつまでも持ち続けていたいと思います。

 個人的にはジブリ作品の中で『魔女の宅急便』が一番好きなのでまた機会があればジジやキキの世界を教えていただきたいと思います。

 今日は本当にありがとうございました。

学校寄席の生徒感想をいただきました

  

1年生

・落語を目の前で初めて見ました。最初は落語にそれほど興味もなく、あまり面白いものではないと決めつけていましたが、実際に見て、聞いてみてとても面白いものなんだなと思いました。話術がすごく、機会があればまた見たい聞きたいと思いました。

・初めて落語を聞いたけど、とても面白かったです。また、来年聞けるとうれしいです。今度は、家族と聞きにいこうかなと思いました。

・お話も面白かったのですが、何よりびっくりしたのは、話し方と表情です。本当にすごいと思いました。まるで隣に人がいるような話し方は凄かったし、リアルですごく吸い込まれました。貴重な経験でした。

・一つ一つが素晴らしかったです。なかなか聞けない話もよかったです。ありがとうございました。

・太神楽の最後の包丁で皿を回すのがすごく恐かったけど、面白かったです。

・話し方が面白いし、聞きやすかった。太神楽がすごくすごかった。

2年生~

・2回目ですが、面白くて笑ってしまいました。楽しかったです。また自分でもDVDででも見てみたいと思います。

・生で見ることがないので、楽しめた。

・昨年に引き続きとてもわかりやすく面白い落語と曲芸はとても凄かったです。皆がこのように笑い合うことができて、とても良かったと思います。

・話が深く楽しむことができました。落語の世界にまた興味を持てました。

・曲芸は、ハラハラドキドキ、素晴らしいバランス力に大興奮でした!

・抜けスズメの話では、最初と最後がつながっており、とても面白かったです。

・喬之助さんの表情や声、話し、おもしろ、おかしく大笑いでした。

・さん喬さんの言葉が温かく心に届き涙がでました。本当にありがとうございました。


 

 

大成功! 「第9回 湧定祭」

 11月2日(水)午後5時30分から本校において、生徒会主催の第9回湧定祭(文化祭)が行われました。

 竹あかり、ステージ発表、展示、バザーの部と盛りだくさんの内容で、短い時間でしたが、とても活気あふれる充実した湧定祭でした。

 地域の方々、卒業生など150人以上の方においでいただき、感謝申しあげます。お陰様で、生き生きとした生徒達の姿に「大成功」を確信しました。

 生徒自らが築き上げ、伝統として受けついていく湧定祭、これが現役生徒会執行部の最後の仕事でした。準備から運営までの働きは目を見張るものがありました。ありがとうございました。

 今年の巨大モザイクアートは、私たち熊本のシンボル「熊本城」でした。今日まで誰も何ができるか知らずにA4の用紙に引かれたマス目に指定された色紙をせっせと全生徒で張り続けました。全てを組みあげるのは生徒会執行部の役目でした。開会式で披露された巨大モザイクアートはとても素敵な「熊本城」でした。被災前の熊本城の雄姿が再現され胸がいっぱいになりました。

 ステージでは、太鼓演奏、面と向かって言えないひとこと、クラス演劇、保健委員会「~被災から復興そして未来へ~」、定通文化大会ステージ「ふるさと」ビデオ上映、女装・男装コンテストが行われました。

  

  

  

  

  

  

  

太鼓部、2か所のステージで演奏しました!

10月30日(日)に太鼓部は2つのステージで演奏をいたしました。

午前10時30分からの「水まち水前寺にぎわい祭り」(中央区水前寺の戸井の外公園)と午後1時15分から「湧心苑祭り」(ふれあい通り)に2ステージです。

午前中は、朝から近所の多くの方々に聞いていただき、「年々、うまくなっていますね!」とありがたい励ましをいただきました。

午後は、湧心苑をご利用の方々や家族の方、近所の方に沢山きていただき、満席の中で演奏させていただきました。

天気は、晴天!太陽を真正面からうけながら、精一杯「若武者」「舞湧伝」の2曲を披露しました。

  

  

  

小さい秋見つけた! えっ!春も見つけたよ!

 校舎内に清々しい香りが漂ってきています。なんだろう?と校庭を見まわしたら、「金モクセイ」からの香りでした。

 真夏かと思う程の気温が続いているのに、自然界には「秋」が来ていました。校内のハナミズキも色づき始めていました。小さなナンテンの木も。


  

 

 でも、びっくり!!校内を歩いていて「春」も見つけてしまったのです!葉っぱの落ちた桜の木に、小さい可憐な花をつけていたのです!!

 自然界のいたずら?にびっくりしたり、嬉しがったりのひと時でした。


 

研修旅行3日目も無事スタートしました

 ホテルで朝食の後、バスに乗り込み、ピースおおさかまで移動です。ピースおおさかでは、平和学習と見学があります。


  

  

 その後、こてこての大阪弁で芸人(ポインセチア)さんによる道頓堀ツアーがあり、各自で昼食です。


    

   

 そして新大阪から新幹線で熊本帰着の予定です。


学校寄席 笑って 元気出して またがんばるもん

 昨年に続き、学校寄席で落語を楽しみました。今年は『熊本地震』の震災復興を祈念して、「学校寄席笑って 元気出して またがんばるもん」の垂れ幕がステージに掲げられました。


 

 日時:10月20日(木)午後7時~8時45分

 会場:本校体育館

 出演 落語 柳家さん喬師匠  柳家喬之助師匠  太神楽 翁家和助師匠

 学校周辺の皆さまにもご案内したところ、40人ほどの皆さまの参加がありました。昨年同様熊本工業高校定時制も一緒に、笑いの伝統文化「寄席」の醍醐味を味わうことができました。

 

 
 鑑賞のマナーにも「進化」を感じました。「熊本の高校生の方々は感じがいいですねぇ…」と何度もお褒めにあずかりました。社交辞令とはいえ笑顔がこぼれました。落語のマナーの基本に、『出入りは演目の間で』があります。寄席での客席への出入りは自由ですが、話している最中に出入りをしたのでは失礼ですし、他のお客さんも気になってしまいます。実際の演劇鑑賞でこのようなマナーを学ぶことができました。また、笑いの中に、ジーンとくる人情話も味わいました。さん喬師匠のご挨拶に、「人をいつくしむことが大切。」「今何ができるのかと考えることが大切。」の言葉も心に残りました。きっとステージに下がった『笑って 元気出して またがんばるもん』の垂れ幕を背にしての言葉だったと思います。

 生徒代表がお礼の言葉を伝える最後のときも笑いがありました。生徒が「今日はお忙しい中本当にありがとうございました」と始めた時、「いや、いつも暇ですから」と間髪を入れずにつぶやかれました。またまた大笑いでした。また、いつか、落語で大笑いしたいですね。

 

<生徒代表 御礼の言葉>

 

本日はお忙しい中、お越しくださいましてありがとうございました。

翁屋(おきなや)和助さんの曲芸はドキドキワクワクさせられ、スリル感もあり、会場が一体になって楽しむことができました。そして、柳家さん喬師匠、喬之助師匠の巧みな話術で、いつのまにか落語の世界に引き込まれました。日頃落語になじみのない私にとってもとてもわかりやすく笑うことができました。

4月に熊本自身で被災し、半年が経ちました。熊本が完全に復興するのにはまだまだ時間がかかるとは思いますが、笑顔で元気に毎日を過ごしていきたいです。本日は楽しい時間をありがとうございました。