定時制日誌

「和」同好会の活動

令和元年12月18日水曜日、午後4時頃、本校周辺の学校や施設に対し、「和」同好会の活動で作成した「折り紙作品」を進呈した。作品内容は、2020年のカレンダーが表記された色紙に、折り紙で作った『祝い鶴』と『干支ねずみ』を貼り付けた『干支飾りカレンダー』と、三匹の白ねずみを飾り台に並べた『福ねずみ』である。本校の「湧定祭」で展示した作品の中から、介護老人保健施設「湧心苑」・出水南小学校及び熊本支援学校に気に入ってもらえる作品として選んだものである。「今回は、可愛いねずみの作品ですね、飾らせて頂きます。」と言って笑顔で受け取ってもらえた。直接持参した生徒の顔にも、自然と微笑みがあふれ、自分たちの活動に対する満足感が表れていた。

「湧定祭」

12月12日(木)に、第12回湧定祭が開催されました。生徒だけでなく、多くの保護者の方や地域の方々の来場もあり、大いに賑わいました。オープニングでの太鼓部による演奏では、見ていた全ての人々に力強い太鼓の響きが伝わり、感動的な時間を共有することができました。その後のステージ部門では、保健委員のDVD上映やダンス同好会によるダンスメドレー、音楽の授業選択者と先生によるバンド演奏があり、会場からはたくさんの拍手がありました。またバザー部門では、アクセサリー等の販売のほか、パンケーキ・お団子・からあげ・チーズハットク・アメリカンドッグ・タピオカ・クッキー等の販売の他にも、振興会役員の方々が作られた豚汁もあり、どれも美味しいものばかりでした。その他、展示コーナーでは、同好会等の活動報告や作品展示もあり、多くの方々に興味関心を持って頂けたようです。更に今回は校内装飾を工夫し、どの部門もコーナーも見栄えのする内容を準備して来場される方々をお迎えしました。これら一つ一つの積み重ねによる湧定祭を通じて、本校の生徒の思いを、多くの方々に伝えることができたと思います。生徒のみなさん、本当にお疲れ様でした。

 

レイクサイド繁栄会「謝恩祭」太鼓部

 12月8日(日)、本校の駐車場でレイクサイドのお祭りが行われ、開会式の前に太鼓部の演奏が行われました。朝の気温は1度でしたが、早朝に全員集まり練習をし本番に備えました。演奏曲は「若武者」「舞湧伝」の2曲。開会式の時間は美しい青空で、生徒たちも精一杯叩いて会場を盛り上げました。(文責 森川)

     

進路部通信「ボルダリング」

「300字で自分のことを相手に伝える」                     (文責 髙田)

現在の進路状況ついて、9〜10月に就職や専門学校進学の試験を行った生徒の結果が出ており、現在は大学入試が本格化しています。

そのような中、苦労しているなと感じたことは「自分の志望動機(理由)を紙に書いて、会社や学校に伝える」ことでした。どの受験生も、何を書くべきかでつまずいていたり、文章としてつじつまが合うように先生方から指摘を受けたりしていました。例えば、就職試験の「志望の動機」欄には、約300字書きます。300文字をただうめた文章では相手(会社の方)にしっかりと読んでいただけません。自分ならではの内容で、より具体的に、そして自分の思いを込めた字で直接紙に書きます。

では試験にあたって、約300字をしっかりとした内容でかつ丁寧な字で書けるよう普段からできることは何でしょうか。私は「講演会の感想文をしっかり書く」ことだと思います。

例えば、6月に行われた進路講演会のことを思い出してみましょう。みなさんには、講演の内容についてメモを取るようお願いしました。多くの人は自分が気になったフレーズなどをメモに書き留め、メモをもとに感想を書きました。また、ある人は自分が書きたいフレーズをいくつか挙げて、それを文章としてまとめている様子もみられました。講演会の感想文を書くときに、

・以前(話を聴くまで)の自分はどうだったのか

・講演会の中でこの言葉が心に残ったのか

・これからの生活でどうしていきたいか

・最後の行まで丁寧な字で書いたか

といった点に気をつけて感想文を書いてみてはどうでしょうか。

 

 「就業体験(インターンシップ)についてのお知らせ」

 みなさんの中には、アルバイトをとおして「働くことの大切さ」を実感している人もいるかと思います。しかし、必ずしも将来就きたい仕事をアルバイトではやっていないのかもしれません。そういった人に「就業体験(インターンシップ)」があります。4年生になると就職試験の関係で実施ができません。そのため、定時制では2~3年生に対して5月に調査を行っています。

 今回、県内の企業でどこがインターンシップを受け入れているかをまとめたデータベースのサイトができあがりました。卒業後を見据え、スマートフォンで調べてみましょう。

熊本県事業所情報検索データベース(http://intern.higo.ed.jp/)

 

芸術鑑賞

   11月14日(木)体育館で本校と熊本工業高校定時制と合同で、和泉元彌さんを招き狂言の鑑賞を行いました。ほとんどの生徒が狂言を見るのが初めてなので、狂言について初心者向けに長い歴史があることを、鳥の鳴き声などを使って、説明されました。その後、狂言「盆山」「仏師」が演じられました。途中で時々会場から笑い声が聞こえ、改めて狂言が娯楽であることを認識させられました。交流会では稽古の模擬体験がステージの生徒代表と一緒に全員で行われました。質問コーナーでは稽古をする時に気を付けていることについて、「スタート地点で学ぶ」「困難を乗り越える真っ直ぐな気持ちを持つ」を話されました。そして最後のあいさつでは「自分を信じる。人を信じることの大切さ」を述べられました。                            (文責 吉武)

  

       <和泉元彌さんによる狂言の指導>           <最後はお礼の花束贈呈>