インテリア科blog

工業基礎スタート(インテリア科)

1年生の実習、工業技術基礎がスタートしました。

開始前に集合し、諸注意。

年度初めは製図板を作る木工班と、レタリング検定の練習に取り組む班に分れます。

 

自分で使う製図板を心を込めて作ります!

初めての木工機械に挑戦!

 

レタリング検定班はフリーハンドと和文を行いました!

どちらも良い作品が仕上がると良いですね。

インテリア科1・2年生現場見学

1月27日水曜日

八代市内に現在建設中の「(仮称)八代民族伝統芸能伝承館」と八代市新庁舎の現場見学に行ってきました。

八代地区建設業協会ならびにご多忙な中丁寧に対応いただきました現場の皆様、貴重な学びの機会をありがとうございました!

第12回全国高等学校鉄道模型コンテスト モジュール部門【審査員特別賞(ファンタジー)、ベストクオリティ賞】

 昨年度の続いて、3年生の課題研究・建築班で取組みました。

 今回は、【審査員特別賞(ファンタジー)】と【ベストクオリティ賞】を受賞することができました。

 この作品のコンセプトは「学校」です。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、様々な学校行事が中止・規模縮小等の措置が取られている学校が多くあります。実際に、私たちの学校でも体育祭や文化祭は中止となり、今まで当たり前のようにできていたことが、当たり前にできない状況になりました。最上級生として学校を活性化する学校行事に取り組めなかったことは、悔やんでも悔やみきれません。それは、先輩方から受け継いできたことを「実践」できず、後輩へ伝承する機会や地域の方への恩返しの場がなくなったためです。

 しかし、いつまでも下を向いていても前に進まないため、本校の今年度のスローガンである「Next One」の下、今回中止となった学校行事を「鉄道模型」の中で再現することで、後輩や地域の方に本校の伝統ある学校行事を伝えていきたいと考えました。学校をテーマにした模型製作のため、縮尺は1/100としました。

 鉄道模型コンテストも、当初参加予定だった九州大会が中止となりました。この全国大会に参加できることも当たり前だと思わず、大変な状況の中で様々な工夫をしてコンテストを開催してくださった方への感謝の気持ちを忘れず、作品製作に取り組みました。

 私たちの作品を見てくださった方々が、少しでも明るい気持ちになってくれれば幸いです。

 

■使用した材料:スチレンボード、紙粘土を主に使用しました。

■苦労したこと:人物模型(紙粘土)は1,000体以上作製したこと。

■こだわったところ:校舎内の情景で、一つひとつの教室にストーリー(学校あるある等)があります。

 

【模型全体】

 

【体育祭(団席と演舞)】

 

【体育祭(リレー)】

 

【校舎全体】

 

【教室(掃除時間)】

 

【教室(授業時間)】

 

【調理室】

 

【文化祭をイメージした屋台】

【駐輪場】

 

 この模型製作にあたってご尽力いただいた先生方、またこの大会を開催して下さった方々、ありがとうございます。自分たちだけでは決して作り上げることができない作品を完成させることができたのは、周りの方々のおかげだと思います。

 また、新型コロナウイルスの影響で、今まで当たり前だと思っていた日常が実は特別なことであり、1日1日を大切にすべきこと、何事にも感謝の気持ちを持つことの大切さを実感しました。

「ものづくりは人づくり」と言われますが、今回改めてその言葉を実感しました。班員や先生方と協力し、時には議論を重ね、試行錯誤の日々から逃げることなく取組むことで、よりよい作品に仕上げることができました。現状に満足することなく、「Next One」の精神でものづくりができたことは、貴重な経験となりました。

 

熊本県立鏡わかあゆ高等支援学校校章デザイン優秀賞(インテリア科)

令和3年(2021年)4月に開校する熊本県立鏡わかあゆ高等支援学校校章デザインが募集され、600点の提案の中、インテリア科3年生橋本さんの作品が優秀賞に選ばれました。

最優秀1点、優秀賞2点の内の1点となります。

本校校長室にて表彰式が行われました。

流鏑馬壁画制作(インテリア科)

2020年流鏑馬保存会大壁画

八代工業高校インテリア科のグラフィックデザイン班では八代妙見祭流鏑馬壁画を制作しました。

 

今年は学校から離れた現場であるため学校で描き、完成後に取り付けるという初めての取り組みを行いました。依頼者の方にも完成までのプロセスを一緒に知ってもらいたいとの思いからホームページを利用して活動状況を伝えてきました。

 

ここからが制作の流れとなります。長いですが、完成までの様子を楽しんでいただければと思います。

 

2020年は2019年の獅子舞シャッターアート制作中に紹介を受け、依頼を受けた流鏑馬保存会様のウォールアートに取り組みます。  

妙見祭の流鏑馬は平成25年に130年ぶりの神幸行列復活を果たし、現在流鏑馬神事復活に向けて活動されています。

生徒たちにアンケートを採ると流鏑馬の事を知っている人数は35%でした。

今回の壁画は妙見祭流鏑馬の認知度を高める事にもつながると思います。

 

2020年2月末 新型コロナウイルスによる休校期間に入る前に依頼のあった現地の状況確認ができました。

これまでのシャッターアートとは異なりとても大きな壁面です。

 

制作に当たり3点の問題が浮かびました。

 

1.自転車での移動は30分以上かかるため3限150分で作業を行うとなると準備や後片付けの時間まで含めると作業時間が確保できない。

2.窓の部分があるためデザインも難しい。

3.とても高さがあり危険な高所作業となる。

 

依頼者の方とお話をしていると、窓はつぶし、外壁材は張り替えていただくという事が可能という事でしたので、体育祭の看板画きの要領で校内にて作業を行うことができるのではないかということになりました。

 

3つの問題点が解決できるだけでなく様々な点でメリットが生まれました。

 

 デザインは休校期間中にオンラインで打ち合わせをすすめ妙見祭の絵巻物を使ったものに決定いたしました。

 

学校で作業を行うためにサイディング材を搬入。

 

900mm×3000mmの大きさと20kgの重さがあります。

全部で12枚

 

6月になり学校授業スタート。まずは塗料の定着をよくするために下地にシーラーを塗ります。

 

プロジェクターを使って下描き転写

 

 

直線は巻き尺を使って引きました。

 

白い部分の塗りを開始

 

だんだんと形が見えてきました。

 

スキャンアプリを使って並べてみました。

 

背景の青色を塗り始めました。

 

直線部分にはマスキング

 

神紋も塗り開始。

 

 

 

 

文字の黒塗り開始

 

 

 

文字がみえてきました!

 

 

 

妙見祭ロゴも塗り始めました。

 

 

水性光沢なしのスプレーで光彩処理

 

光彩後の文字黒塗り

 

 

6月18日 背景と文字はほぼ完成です。

 

 

人馬の着色をスタート! 

 

今日は八代市役所の方が取材にいらっしゃいました。

 

弓のゆがみを修整

 

 

馬の色合いなどが難しそうです。

 

6月30日

考査期間中ですが1時間だけ残って作業を。TKU様から取材していただきました!

 

7月9日

 

7月14日

 

7月16日

 

7月30日 1学期の授業が終わってしまいました…。ここからは夏休みを使って完成させます!

 

夏休み期間に生徒たちが少しずつ作業を進め、ようやく完成間近となりました。

 

地元のひこいちテレビ、妙見祭本部からの取材も行われました。

8月23日

ぱっと見は完成なのですが、ここから細かい部分の仕上げにもう一手間かかりそうです。

 

9月1日 ついに流鏑馬壁画が完成しました!

最終日には流鏑馬保存会の方々も直接見に来られ生徒たちにねぎらいのお言葉をいただきました。

またひこいちTV様からも制作、搬出、取り付け、セレモニーと引き続き取材いただく予定ですので八代の方は楽しみにお待ちください。

9月中旬には取り付けも完了し、実物をお披露目できることが楽しみです!

 

9月8日

明日の搬出に向けて作品が汚れたり傷ついたりしないように保護しました。

いよいよ明日の放課後に搬出です!

 

9月9日放課後 搬出作業を行いました!

明日は取り付け作業となります。楽しみです!

 

9月10日 現場にて取り付け作業のお手伝い。

最後の1枚には制作者一覧と2020年の豪雨災害復旧、新型コロナウイルス終息を願ったメッセージを描き込みました。取り付け作業も地元テレビや妙見祭本部から取材いただきました!

取り付け作業を行っていただいた大工さんは八代工業高校の先輩たち!

職人技で短い時間内に取り付けが完了いたしました。

 

9月13日 完成除幕式

たくさんの妙見祭関係者の皆様、地元の方々、多くの報道機関などにもお声かけいただき盛大に除幕式を開いていただきました。

今年は妙見祭の神幸行列は中止ということで、関係者の方々の今回の壁画への想いは強く、たいへん喜んでいただきました。生徒たちも大きな達成感と、たくさんの人に喜んでもらえるものづくりの喜びを感じていました。

 

壁画所在地 郡築一番町255-1