インテリア科blog

新八代駅で展示中~鉄道模型コンテスト入賞作品~

 インテリア科3年課題研究の建築班が取組んだ「鉄道模型コンテスト」の作品が、1月15日(土)から新八代駅で展示されています。
 2021年の9月から10月は熊本駅で、11月から2022年1月は福岡県にある九州鉄道記念館で展示されており、久しぶりに地元に戻ってきました。
 模型のコンセプトは「熊本の復興」です。お時間のあるときに見ていただけると幸いです。

【鉄道模型コンテストの結果】
・鉄道模型コンテスト2021九州大会 高校生部門:JR九州賞
・第13回全国高等学校鉄道模型コンテスト   :理事長特別賞
                       :審査員特別賞(ファンタジー)※2年連続受賞

新八代駅(新幹線改札口付近)

SDGs講演会(インテリア科)

本日は熊本NEXT様、熊本大学大学院自然科学教育部の学生さんたちによるSDGsについての講演会が行われました。

 

良く耳にするSDGsがどんなものなのか生徒たちも興味津々です。

SDGs目標11「自然災害や環境の変化に対応できるようにしていく力」

防災に関して様々な意見をスケッチブックにまとめて発表しました。

 

2時間でしたが和やかな笑いもあり、SDGsについて楽しく学ぶことができました。

このような学びの機会を与えていただき、ありがとうございました。

 

 

 

第11回 革のデザインコンテスト2021 【ユース・クリエーターズ賞】受賞

課題研究(コンペ斑)の一環として取り組んだ、第11回 革のデザインコンテスト2021において、

インテリア科3年の千代永 海美さんがデザインした「遊んで学べるグローブボール」が

本年度より新設されたクリエイティブ部門のユース・クリエーターズ賞を受賞しました。

 なお、革のデザインコンテストはデザインのみを行うクリエイティブ部門と実際に革製品を製作するプロダクト部門に分かれており、本年度は、全国各地からクリエイティブ部門2,021作品、プロダクト部門157作品の計2,178作品の応募があり、その中から、最優秀賞(1点)、優秀賞(1点)、ユース・クリエーター賞(1点)、入賞(8点)が選ばれました。

千代永さんが受賞したユース・クリエーターズ賞は高校生以下を対象として本年度より新設された賞であり、第1回目の受賞者となります。

12月1日(水)に東京レザーフェアの中で行われた表彰式に参加しました。

 今後も様々な場面で活躍して欲しいですね

2021年度やつしろまちなか美術館「亀蛇と菊慈童」

2021年の制作工程をこちらのページにまとめています。

 

これまでのやつしろまちなか美術館はこちらから

5月31日の19時より保護者の皆様に送迎いただきシャッターアートの下描きを行いました。

今年は妙見祭の「亀蛇と菊慈童」がモチーフです!

 

プロジェクター投影で行いますが、毎回不測の事態が起こるのでとっさの対応が必要です。

 

今回も比率の違いが発覚し、デザイン修正をおこないました。

 

6月1日 下描き完成

下描きが終わったのでこれから着色作業に入ります!

 

11月中の完成を目指して頑張りますので応援よろしくお願いいたします!

 

作業予定日

 火曜の午後 木曜の午前

 

 作業場所

 

6月3日 着色開始

マスクをはめての作業ですので熱中症にならないように気をつけて作業します!

 

6月8日

少しずつ作業にも慣れてきました!

 

6月10日

とても暑い日でしたが、大きな屋根がついているので日陰で作業ができて助かります!

 

6月15日 雨

亀蛇の頭も進んできました!

 

 6月17日

亀蛇も菊慈童も頭ができてきました。

 

6月22日

空の紫と亀蛇の目が入り印象が変わってきました!

 

6月24日

本日はエフエムやつしろ様より取材を受けました!

スマートフォンを使っての生番組に生徒たちもドキドキの対応です。

 

7月6日

期末考査が終わりシャッターアートも再開です!

 

亀蛇の顔もだいぶはっきりとしてきましたね!

7月8日

少しずつ完成に近づいてきました!

 

 7月13日

1学期最後の授業でした。これからは夏休みに少しずつ描き進めていく予定です。

制作の様子を地元のテレビ局から取材されました!

 

7月15日

前回で終わりの予定でしたが、地元のフリー冊子の取材が入り、2時間の作業を行いました。

 

 

今日も取材を受けました!

 

9月20日 2学期になりましたが、新型コロナウイルスの影響にて少人数での作業を行っています。完成まであと少しなのですが、体育祭の練習や中間考査にて作業できず。

9月18・19・20日の3連休も少しずつ描き進めました。

 

10月23日をもってシャッターアートが完成しました。

 

 

11月8日 完成披露式典が行われたくさんの取材を受けました。

 

 

生徒たちもテレビや新聞のインタビュー対応で忙しそうでしたが、とても貴重な経験ができました。

 

地元八代の文化について学び、そしてその魅力を発信する活動ができたことに生徒たちも喜びを感じています。

 

ぜひみなさんも朝早くか、夕方に八代にお越しの際は足を運んでみてください(^o^)

 

工業技術基礎(インテリア科)

今年度の2学期より工業技術基礎では他科の実習をローテーションで受けています。

インテリア科では木製バターナイフづくりと、筆使いの基本を学ぶレタリング基礎を行っています。

 

バターナイフづくり

桧をバンドソーでナイフの形に切り抜きサンドペーパーで磨き、オイルフィニッシュで仕上げます。

 

レタリング基礎

溝引きの技術や筆による塗り方、きれいに速く正確に仕上げるための考え方などを学びます。

 

JR九州賞【九州大会】、理事長特別賞【全国大会】、審査員特別賞(ファンタジー)【全国大会】

模型全体像

 

■鉄道模型コンテスト2021九州大会(8月14日(土)、15日(日))

 ・JR九州賞

■第13回全国高等学校鉄道模型コンテスト全国大会(8月20日(金)、21日(土))

 ・理事長特別賞

 ・審査員特別賞(ファンタジー) ※2年連続受賞

 

■制作者:インテリア科3年課題研究(建築班)、2年生

     宮本 倫汰(3年)、植田 真奈(3年)、佐藤 名(3年)

     田中  蘭(3年)、沼田由莉亜(3年)、山口 千絵(3年)

     有働 一靖(2年)、奥 弥奈実(2年)、森田 優花(2年)

 

 今年度も、3年生の課題研究の建築班を中心としたメンバーで鉄道模型コンテストに参加しました。今回は、九州大会と全国大会が実施され、それぞれの大会で受賞することができました。

 全国大会では、理事長特別賞と昨年度に続いて審査員特別賞(ファンタジー)を受賞することができました。今回のテーマは、「Reconstruction ~復興人生ゲーム~」としました。それは、今年が、熊本地震(平成28年)から5年、熊本豪雨(令和2年)から1年という節目の年だからです。また、新型コロナウイルスの影響も落ち着きを見せず、熊本でもたくさんのイベントが開催されなかったり、我慢をしたりすることが続き、地元八代の祭りである「妙見祭(ユネスコ無形文化遺産)」等も中止になったからです。

 熊本県全体として「創造的復興」を進めているので、私たち高校生(課題研究建築班)ができることとして、熊本県の良さをアピールする作品を鉄道模型の中で表現することにしました。

 今回選んだ地域は、地元である「八代市」と「熊本市、人吉市」です。被災した地域の復興には、県内外の人たちに興味関心を持ち続けてもらうことが必要であり、まずは知ってもらうことが熊本を元気にするきっかけになると考えました。

 今回の模型製作では、「3市を知ること=3市を巡る旅」ととらえ、それを「すごろく」に見立てて表現しました。そのため、今回の模型ではあえて全体で統一したスケールを使わず、それぞれの特産品や建築物が目立つような大きさで表現しています。

 被災からの復興と、新型コロナウイルスが収束し今までどおりたくさんの人と交流したり、様々なイベントが開催される日が1日も早く来て欲しいという思いを作品に込めました。

 ※作品についての詳細は、「制作記」をご覧ください。

R3 制作記.pdf 

工業基礎スタート(インテリア科)

1年生の実習、工業技術基礎がスタートしました。

開始前に集合し、諸注意。

年度初めは製図板を作る木工班と、レタリング検定の練習に取り組む班に分れます。

 

自分で使う製図板を心を込めて作ります!

初めての木工機械に挑戦!

 

レタリング検定班はフリーハンドと和文を行いました!

どちらも良い作品が仕上がると良いですね。

インテリア科1・2年生現場見学

1月27日水曜日

八代市内に現在建設中の「(仮称)八代民族伝統芸能伝承館」と八代市新庁舎の現場見学に行ってきました。

八代地区建設業協会ならびにご多忙な中丁寧に対応いただきました現場の皆様、貴重な学びの機会をありがとうございました!

第12回全国高等学校鉄道模型コンテスト モジュール部門【審査員特別賞(ファンタジー)、ベストクオリティ賞】

 昨年度の続いて、3年生の課題研究・建築班で取組みました。

 今回は、【審査員特別賞(ファンタジー)】と【ベストクオリティ賞】を受賞することができました。

 この作品のコンセプトは「学校」です。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、様々な学校行事が中止・規模縮小等の措置が取られている学校が多くあります。実際に、私たちの学校でも体育祭や文化祭は中止となり、今まで当たり前のようにできていたことが、当たり前にできない状況になりました。最上級生として学校を活性化する学校行事に取り組めなかったことは、悔やんでも悔やみきれません。それは、先輩方から受け継いできたことを「実践」できず、後輩へ伝承する機会や地域の方への恩返しの場がなくなったためです。

 しかし、いつまでも下を向いていても前に進まないため、本校の今年度のスローガンである「Next One」の下、今回中止となった学校行事を「鉄道模型」の中で再現することで、後輩や地域の方に本校の伝統ある学校行事を伝えていきたいと考えました。学校をテーマにした模型製作のため、縮尺は1/100としました。

 鉄道模型コンテストも、当初参加予定だった九州大会が中止となりました。この全国大会に参加できることも当たり前だと思わず、大変な状況の中で様々な工夫をしてコンテストを開催してくださった方への感謝の気持ちを忘れず、作品製作に取り組みました。

 私たちの作品を見てくださった方々が、少しでも明るい気持ちになってくれれば幸いです。

 

■使用した材料:スチレンボード、紙粘土を主に使用しました。

■苦労したこと:人物模型(紙粘土)は1,000体以上作製したこと。

■こだわったところ:校舎内の情景で、一つひとつの教室にストーリー(学校あるある等)があります。

 

【模型全体】

 

【体育祭(団席と演舞)】

 

【体育祭(リレー)】

 

【校舎全体】

 

【教室(掃除時間)】

 

【教室(授業時間)】

 

【調理室】

 

【文化祭をイメージした屋台】

【駐輪場】

 

 この模型製作にあたってご尽力いただいた先生方、またこの大会を開催して下さった方々、ありがとうございます。自分たちだけでは決して作り上げることができない作品を完成させることができたのは、周りの方々のおかげだと思います。

 また、新型コロナウイルスの影響で、今まで当たり前だと思っていた日常が実は特別なことであり、1日1日を大切にすべきこと、何事にも感謝の気持ちを持つことの大切さを実感しました。

「ものづくりは人づくり」と言われますが、今回改めてその言葉を実感しました。班員や先生方と協力し、時には議論を重ね、試行錯誤の日々から逃げることなく取組むことで、よりよい作品に仕上げることができました。現状に満足することなく、「Next One」の精神でものづくりができたことは、貴重な経験となりました。

 

熊本県立鏡わかあゆ高等支援学校校章デザイン優秀賞(インテリア科)

令和3年(2021年)4月に開校する熊本県立鏡わかあゆ高等支援学校校章デザインが募集され、600点の提案の中、インテリア科3年生橋本さんの作品が優秀賞に選ばれました。

最優秀1点、優秀賞2点の内の1点となります。

本校校長室にて表彰式が行われました。

流鏑馬壁画制作(インテリア科)

2020年流鏑馬保存会大壁画

八代工業高校インテリア科のグラフィックデザイン班では八代妙見祭流鏑馬壁画を制作しました。

 

今年は学校から離れた現場であるため学校で描き、完成後に取り付けるという初めての取り組みを行いました。依頼者の方にも完成までのプロセスを一緒に知ってもらいたいとの思いからホームページを利用して活動状況を伝えてきました。

 

ここからが制作の流れとなります。長いですが、完成までの様子を楽しんでいただければと思います。

 

2020年は2019年の獅子舞シャッターアート制作中に紹介を受け、依頼を受けた流鏑馬保存会様のウォールアートに取り組みます。  

妙見祭の流鏑馬は平成25年に130年ぶりの神幸行列復活を果たし、現在流鏑馬神事復活に向けて活動されています。

生徒たちにアンケートを採ると流鏑馬の事を知っている人数は35%でした。

今回の壁画は妙見祭流鏑馬の認知度を高める事にもつながると思います。

 

2020年2月末 新型コロナウイルスによる休校期間に入る前に依頼のあった現地の状況確認ができました。

これまでのシャッターアートとは異なりとても大きな壁面です。

 

制作に当たり3点の問題が浮かびました。

 

1.自転車での移動は30分以上かかるため3限150分で作業を行うとなると準備や後片付けの時間まで含めると作業時間が確保できない。

2.窓の部分があるためデザインも難しい。

3.とても高さがあり危険な高所作業となる。

 

依頼者の方とお話をしていると、窓はつぶし、外壁材は張り替えていただくという事が可能という事でしたので、体育祭の看板画きの要領で校内にて作業を行うことができるのではないかということになりました。

 

3つの問題点が解決できるだけでなく様々な点でメリットが生まれました。

 

 デザインは休校期間中にオンラインで打ち合わせをすすめ妙見祭の絵巻物を使ったものに決定いたしました。

 

学校で作業を行うためにサイディング材を搬入。

 

900mm×3000mmの大きさと20kgの重さがあります。

全部で12枚

 

6月になり学校授業スタート。まずは塗料の定着をよくするために下地にシーラーを塗ります。

 

プロジェクターを使って下描き転写

 

 

直線は巻き尺を使って引きました。

 

白い部分の塗りを開始

 

だんだんと形が見えてきました。

 

スキャンアプリを使って並べてみました。

 

背景の青色を塗り始めました。

 

直線部分にはマスキング

 

神紋も塗り開始。

 

 

 

 

文字の黒塗り開始

 

 

 

文字がみえてきました!

 

 

 

妙見祭ロゴも塗り始めました。

 

 

水性光沢なしのスプレーで光彩処理

 

光彩後の文字黒塗り

 

 

6月18日 背景と文字はほぼ完成です。

 

 

人馬の着色をスタート! 

 

今日は八代市役所の方が取材にいらっしゃいました。

 

弓のゆがみを修整

 

 

馬の色合いなどが難しそうです。

 

6月30日

考査期間中ですが1時間だけ残って作業を。TKU様から取材していただきました!

 

7月9日

 

7月14日

 

7月16日

 

7月30日 1学期の授業が終わってしまいました…。ここからは夏休みを使って完成させます!

 

夏休み期間に生徒たちが少しずつ作業を進め、ようやく完成間近となりました。

 

地元のひこいちテレビ、妙見祭本部からの取材も行われました。

8月23日

ぱっと見は完成なのですが、ここから細かい部分の仕上げにもう一手間かかりそうです。

 

9月1日 ついに流鏑馬壁画が完成しました!

最終日には流鏑馬保存会の方々も直接見に来られ生徒たちにねぎらいのお言葉をいただきました。

またひこいちTV様からも制作、搬出、取り付け、セレモニーと引き続き取材いただく予定ですので八代の方は楽しみにお待ちください。

9月中旬には取り付けも完了し、実物をお披露目できることが楽しみです!

 

9月8日

明日の搬出に向けて作品が汚れたり傷ついたりしないように保護しました。

いよいよ明日の放課後に搬出です!

 

9月9日放課後 搬出作業を行いました!

明日は取り付け作業となります。楽しみです!

 

9月10日 現場にて取り付け作業のお手伝い。

最後の1枚には制作者一覧と2020年の豪雨災害復旧、新型コロナウイルス終息を願ったメッセージを描き込みました。取り付け作業も地元テレビや妙見祭本部から取材いただきました!

取り付け作業を行っていただいた大工さんは八代工業高校の先輩たち!

職人技で短い時間内に取り付けが完了いたしました。

 

9月13日 完成除幕式

たくさんの妙見祭関係者の皆様、地元の方々、多くの報道機関などにもお声かけいただき盛大に除幕式を開いていただきました。

今年は妙見祭の神幸行列は中止ということで、関係者の方々の今回の壁画への想いは強く、たいへん喜んでいただきました。生徒たちも大きな達成感と、たくさんの人に喜んでもらえるものづくりの喜びを感じていました。

 

壁画所在地 郡築一番町255-1