工業系列日記

工業系列日記

木育教室の実施

8月20日(木)に大津町生涯学習センターにて木育教室を開催しました。

翔陽高校では毎年夏休みに開催しており、今年で4年目となる取り組みです。

木を使ったおもしろ実験やものづくりを通して、木やものづくりに興味をもってもらいたいと考え、地域貢献にもなるように活動を続けています。

新型コロナ対策として、全員マスク着用、手洗い・消毒、窓や入り口は常時開放などの対策を実施したうえで開催しました。

実験コーナーでは木材でしゃぼん玉を出したり、顕微鏡で木の繊維の世界を見てみたり、興味津々に参加してくれていました。ものづくりでは、筆箱やネックレス、コースター、積み木などを作成し、苦労して完成させた後はとても喜んで持って帰ってくれました。

今回使用した木材は県産材の杉を使いました。木を使うことでまた新たな木が植えられ、育ち、森を元気にします。地球環境を守るという事も木育の大きなねらいです。

3年次建築実習での遮へい板の作製

3年次建築実習(木工実習)での作業風景を紹介します。

新型コロナウイルス感染予防対策として、遮へい板を考案しました。生徒一人につき一個製作予定です。写真は材料を機械で加工している様子です。木材は県産材の杉を使用しています。校内で面談などを行う際に役立てます。

 

  ←完成するとこうなります。

 

建築キャリアアップガイダンス

 1/14(火)に建築を選択した生徒を対象としたキャリアアップガイダンスが行われました。講師は資格予備校の総合資格学院から2名お越しいただき、3年次は卒業後に受検可能となる2級建築士について、2年次は建設業界について講演いただきました。

 3年次の講演は2級建築士を中心とした話でしたが、どの資格試験においても重要になってくる内容でした。どんな業種であっても年齢やキャリアに応じた資格を取得していないと昇進や待遇に大きく影響するという話を聞き、就職や進学はゴールではなくそこから更に勉強してキャリアを積んでいくことの重要性を考える機会になったかと思います。

 また2年次の講演は昨年竣工したSAKURAMACHIといった身近な建物を事例に挙げ、建築物が完成するまでに関わる様々な業種を具体的に紹介してくださいました。具体的な会社名はCMくらいでしか知らなかった生徒らも、これを機会に進学や就職に向けて調べ学習を進め、理想的な進路実現に活用してもらえればと思います。

 

 

建築2年大工技能マイスター実習

 12/12(木)と12/19(木)の2日間に渡り、「ものづくりマイスター」であられる小篠(おざさ)マイスターと一口(いちぐち)マイスターの2名をお招きし、建築大工の技能実習を建築の講座を受講している2年次生が行いました。

 実習は2班の分かれ、小篠マイスターには墨付け(木材を加工する前に印を付ける作業)と継ぎ手の加工法(木材を延長するときに行う作業)を、一口マイスターには規矩(きく)術(L型定規の差し金を用いた大工特有の技術)を教えていただきました。

 生徒達は一流の技を間近で目を輝かせながら見ていました。貴重な体験をさせていただきありがとうございます。

 

 

 

江藤家住宅修理現場見学会にスタッフとして参加しました

 12月8日(日)に「第4回 国指定重要文化財 江藤家住宅 修理現場見学会」がありました。建築の講座を受講している3年次生のうち、総合的な学習の時間で「デュアルシステム」として江藤家住宅で実習させていただいている3人が、スタッフとして参加しました。

 担当したのは、「木組み体験コーナー」と記録(写真、ビデオ)でした。多くの方が見学に来られて重要文化財の修理の様子を見学されましたが、生徒たちも精一杯のおもてなしと記録ができたのではないかと思います。

 その他、大津南小学校の4年生が、クイズコーナー、江藤家の歴史の紙芝居、敷地内の建物や庭のガイドを頑張っていました。

 今後も、大津町にある重要文化財の修理事業を、高校の立場としてしっかり見守り、できることをお手伝いしていきたいと思います。

 

 

よろこび保育園での木育教室

令和元年11月13日(水)と20日(水)に、よろこび保育園で木育教室を開催しました。本校生徒は、工業系列建築3年次生7名と家庭系列3年次生8名の15名で取り組みました。

13日と20日の2日間に渡って、のこぎりを使って杉の角材を切っていき、紙やすりで磨き、「森のつみき」を作りました。クリスマスが近い時期なので、小さなクリスマスツリーとして家に飾ることもできます。

のこぎりを使うことも、紙やすりを使うことも初めての子どもが多かったと思います。これをきっかけに木を好きになってもらったり、ものづくりに興味をもってもらえたりするとうれしいですね。

 

 

 

建築設計競技会で2名が入賞!

 工業系列建築では3年次の総合的な学習の時間に建築設計競技会(コンペ)に向けて作品づくりを行っています。今年は日本工業大学主催のコンペに3名、日本大学主催のコンペに3名、修成建設専門学校主催のコンペに4名(内3名が2年次)にそれぞれ応募しました。それぞれに「ひかりの建築に住む」「温故知新の家」「応援する家」といったテーマが与えられ、テーマに対して様々な提案や議論を重ねていきながら作品を仕上げました。

 結果、日本工業大学と日本大学のコンペでそれぞれ1名ずつ奨励賞を獲得することができ、昨年に引き続き2年連続の入賞となりました。入賞した2名は専門学校へ進学が決まっており、進学先でもコンペに取り組んでもらえればと思います。

  

第33回日本工業大学建築設計競技 審査結果

 

第66回日本大学全国高等学校・建築設計競技会 最終結果 

 

 

高校生向け建設産業ガイダンスに参加しました

 11月12日(火)の午後から熊本市流通情報会館において行われた高校生向け建設産業ガイダンスに参加してきました。本校からは、2年次の生徒で建築の講座を受講している生徒と、造園園芸の講座を受講している生徒48人が行きました。

 先輩技術者による座談会で、「現場の先輩たちは思ったよりやさしい」という言葉が出てきたときは、10月にインターンシップで各企業にて研修してきたばかりだったので、なるほどと頷いていました。

 また、各建設業団体のブースでの説明では、色々な業種の方の具体的な話があり、みんな真剣に聞いていました。

 年が明けると、いよいよ進路決定の年。今回のガイダンスは進路決定のために大変参考になったと思います。関係団体の皆さま、ありがとうございました。

   

木工製品できました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年次の実習の時間に4月から製作してきた木工ベンチがやっと完成しました。翔陽祭(文化祭)が11月10日(日)に一般開放されますが、その時に、材料費程度でお分けしたいと思っています。以下のような日程で行いますので、翔陽祭の時に学校にお出でください。なお、サイズ、デザインは製作者の考えで1台1台違います。また、木工の授業で使用した木材も再利用しております。ご了承ください。

  ・11月10日(日)

     9:30より 整理券発行

    10:30   希望者多数の場合は、この時間に抽選となります

            整理券・材料代と引替にお渡しします

  

高校生向け就職ガイダンスおよび現場見学会(阿蘇地区)

 10月31日(水)工業系列建築の生徒は、熊本県建設業協会阿蘇支部の皆さんの協力をいただき就職ガイダンスおよび現場見学会に参加しました。午前は熊本地震で被災した車帰橋の災害復旧現場の見学、VRを用いた現場体験、午後は、建設業の魅力についての話をうかがいました。

 初めて現場を見学する生徒も多く、建設業の世界に触れることができ、建設業への進路を考えるきっかけにもなったようです。