3月19日(日)
ボランティア部員2人を含む3人の生徒達が、熊本赤十字会館で開催された「RCY体験会」に参加しました。
「RCY」とは“Red Cross Youth”の頭文字をとったもので、青年赤十字奉仕団のことを意味します。高校卒業後、30歳未満の人は誰でも加入することができ、学校や職場の垣根を超えて協力し合いながらボランティア活動に取り組んでいる団体です。
炊き出し体験では、「ハイゼックス」と呼ばれる高密度ポリエチレン袋を用いて1合のご飯を炊く方法を学び、米、鶏肉、刻み野菜、出汁をハイゼックスに入れて炊き込みご飯を作りました。
グループワークでは、災害が起きた後、避難所に避難してきた人々であるという想定のもと、メンバー全員が不満なく食べ物を分けるための話し合いを体験しました。
休憩時間には、私達ボランティア部が日頃から練習している「ハンカチを使った傷の手当」を通して熊本マリスト学園高等学校の生徒さん達と交流しました。
終了後には、災害救助物資保管倉庫の中を見学させて頂きました。災害が起こったときに被災地に届ける「日用品セット」や「安眠セット」、「毛布セット」等を見せていただくとともに、炊き出しに使用する「大釜セット」も見学しました。
また、熊本赤十字会館と同じく国体道路東西線沿いにある熊本県聴覚障がい者情報提供センターも見学させていただきました。
このセンターは、聴覚に障がいのある方々のために、月刊のDVD「みるっく」を制作したり、テレビ番組や映画に字幕を付けて流したり、字幕付きDVDを貸し出したり、「電話リレーサービス」を提供したりしています。
この日は「盲ろう者夢の会」の総会が行われていたこともあって、聴覚障がいのある方々と手話を用いて話すことができ、「ありがとう」等の手話を覚えることができました。