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【建築科】【WCP】感動のフィナーレ!塩釜神社復興プロジェクト、ついに建具完成!

 建築3年生が「Wood Connect Project(WCP)」として取り組んできた「塩釜神社復興プロジェクト」が、本日、ついに感動のクライマックスを迎えました。全4回にわたる「ものづくりマイスター」による最後の実技指導が行われ、生徒たちが伐採体験、設計から製作まで心血を注いできた観音開きの建具が、見事完成しました。

最後の試練は「手加工」での仕上げ

 最終回となる第4回目。プロジェクトの集大成として、生徒たちは建具の最も象徴的な部分である「盛り塩」をイメージした部材の加工に挑みました。これまでの指導で、機械の正確さと効率、そして手加工の難しさと尊さの両方を学んできた生徒たち。この最後の仕上げに、あえて機械を使わず、「手加工」で挑むことを選びました。マイスターの方々が見守る中、これまで学んだ全ての技術を指先に込めて木材と向き合う姿は、初回にプロの「神業」に驚いていた頃とは比べものにならないほど、自信に満ちた「職人」の顔つきでした。そして、見事に寸分の狂いもない美しい部材を完成させ、マイスターへ学びの成果を披露しました。

マイスターから生徒へ、受け継がれる想い

 すべての作業を終えた後、マイスターの皆様から生徒たちへ、技術指導の総括と温かい激励のメッセージが贈られました。技術だけでなく、ものづくりに向き合う姿勢や心の在り方を教えてくださった師からの言葉に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。それに応え、生徒たちも一人ひとりが、このプロジェクトで得た学びや想いを語りました。

「マイスターの指導で、自分の建築技術が格段に向上しました。」 「復興という形で地域貢献できたことが誇りです。」 「ここで得た達成感と自信を胸に、社会に出てからも建築の仕事に励みたいです。」技術の習得、地域貢献への実感、そして未来への決意。生徒たちの力強い言葉は、このプロジェクトが彼らにとって、いかに大きな成長の糧となったかを物語っていました。

想いを乗せて、塩釜神社へ

 完成したこの「世界に一つだけ」の建具は、今後、塩釜神社が改修された後に、御本尊を祀る大切な場所に取り付けられる予定です。生徒たちの技術と、復興への願いが込められた建具が、神社の新たな歴史の一部となります。

 水俣高校建築科では、机上の学びだけでは得られない「本物」の経験を通じて、技術と心を兼ね備えた未来の建築人を育てています。ものづくりに情熱を燃やしたい中学生の皆さん、私たちと一緒に、歴史に残る仕事をしませんか。

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